冒険者の学校。

ゆみすけ

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ユリコ、失禁す・・・

オシッコが漏れた・・・

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 「イヤ~ン。」と、逃げ回るユリコとリンダだ。 ユリコとリンダは戦列の端っこだ。 つまり、左右のどちらがが開いてるのだ。 そこを、飛竜がつけ込んだのだ。 
 「いかん。」と、あわてるが、オレも体は一つだ。 どちらかを助けなければならない。 ユリコを、ダメだ。 リンダが拗ねる。 リンダを、ではユリコが・・・どちらも、オレの娘なのだ。
 飛竜は、大きさがゼロ戦くらいだ。 翼の幅が12メートル、体長が9メートルくらいだ。 身長が90センチの幼女には怪物にしか見えないのである。 
 「どうするの。」と、ウズメ姫が・・・「アリスはユリコへ、クララはリンダへサラマンダーの連射で飛竜を仕留めろ。」と、指示をだす。 
 同時に、杖からサラマンダーの機関銃撃ちで、幼女の周りの飛竜を撃墜する。
ヒトマル式の戦車砲ではないので、なかなか墜ちないが・・・ そこは、飛竜討伐の経験が生きるのだ。 
 連続3発の集中射撃で、飛竜のウロコを1発目で打ち抜き。 2発目で脂肪を貫いて、3発目で内臓を撃ち抜くのだ。 音は同時に聞こえるが、3連射なのである。 この技は、幼女では無理なのである。
 
 逃げ回っていたユリコは、体がうずうずと・・・あ、あ、チビッたな。 ここは、素知らぬ顔で、洗浄クリーン魔法で、オシッコの臭いを消して、乾燥魔法でパンツを瞬時に乾かしたのだ。 
 そう、これで、ユリコはオレにカシひとつなのである。
もちろん、なんも言わないが・・・そこは、それなのだ。
 オナゴは尿道が短いから、漏らしても仕方がないのだ。 理解者である、オレなのだ。
リンダは? リンダもかい・・・ 仕方がない、こっそりと処理を・・・さすがに、リンダも飛竜に追いかけられるのは初めてなのだ。
 口には出せないが、これからも暗黙の了解で、それなりに配慮しないといけないようだ。

 「撤退だ。」と、幼女らへ指示を出す。 そこは、緊急離脱である。 
飛竜の飛ぶ速度なぞ、せいぜい100キロくらいだ。 超電導エンジンのドロ~ンだから、なんなく撤退できる。
 まあ、早い話が逃げ出したのである。 
飛竜が完全に視界から消えるところまで飛ぶ。 
 しかし、ここで各機が速度の差がありすぎるのだ。 
一番早いのが、流星号だ。 なんせ、マッハ30まで出るからだ。 次がビートルだ。 なんせ、ロケットエンジンだからだ。 (ビートルは空気取り入れ口が無い。)
 そして、次は紫電改とマスタングだから、まあ同じくらいかな。 一番遅いのがキント雲のオレである。
いけない、これではいけない。 もうすぐ、5人目が・・・そうだ、ドロ~ンの統一である。
 全員が同じ機体で、違いは番号でいけそうだ。 
それで、幼女らへ対案したのだ。 日本は話し合いの国だ。 それで、オレも幼女らと話し合いである。
 「パパは、どうしたいん。」と、アリスだ。 「あたいは、マスタングがいいわ。」と、クララだ。 
リンダは、「流星号がピカイチよ。」だ。 ユリコは、「とうさんが決めてよ。」と、うううう、ぅ、かわいいヤツだ。 やはり、ユリコが一番だな・・・・
 「あんた、差別はいけないわ。」と、ウズメ姫が・・・
「わかった、外観は個性を尊重しよう。」「え、え。」「それが、いいわ。」
 「それで、エンジンを統一して、全員の速度の差をなくしたいのだ。」と、ここで問題である。
速度制限をどうするかだ。 
 「オレに、考えがある。」「緊急脱出できる速度を限界とするんだ。」 つまり、幼女が機体外へ投げ出されても体が無事な速度とするのである。   
 
 そして、ドロ~ンへ緊急脱出の射出座席を装備することとなる。
ジェツト戦闘機と同等か、それ以上に安全な座席が装備されたのだ。 これから、年齢で成長もあるから、座席は年齢で引き継ぐこととなるだろう。 
 でないと、開発費の元が取れないからである。 
そして、訓練である。 そう、緊急脱出訓練をしなければ装置が使えないからである。
 事故でドロ~ンを捨てて飛び出す訓練である。
座席にはサバイバルキットが入っている。 簡易テントから数日間の食糧などである。
 それで、実際に荒野で脱出して、救助隊が到着するまで、生き延びる訓練をやるのだ。
まずは、全員から、最後はひとりで訓練を・・・そうしてから、飛竜の討伐のリベンジであるのだ。
 荒野で穴を掘り、野糞ができるようになるまで訓練である。 
幼女に、野糞はハードルが高いが・・・見て聞くだけでは、ダメなのだ。 
 サバイバルは、体験して初めて身につくものなのだ。
かわいい娘には旅をさせよ、とも言うのだ。
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