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やはり、杖がないと・・・
電撃が・・まっすぐ飛ばないわ。
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「チャラマンダー。」と、叫んだユリコだ。 さすが、叫ぶと発音は幼児語だな・・・・
はずれたようだ。 隣の岩山が・・・・ 「ごめんなちゃい。」と、うなだれるユリコだ。
オレは、かわいい娘に、なんていう仕打ちをしたのだ。 謝罪と反省を・・・
「いや、惜しい、もう少しだった。」と、なぐさめる。
「とうさん、杖が欲ちぃわ。」と、仲間の幼女らも持つ杖を見る。
でも、すぐに渡しては、ありがたみに・・・
アリスが姉さんぶって、「あたいも、すぐにはもらえなかったわ。」と、上から目線だ。
リンダなぞ、20センチ径の宝玉を見せびらかすかのように振る。
クララは、ニャリ顔だ。 いかん、イジメだ。 姉妹間の序列が決まりつつあるようだ。
オナゴという生き物は、序列を無意識に造る生物である。
はるか古代の猿山の猿のころからの風習である。
将来的には15人ほどになる、攻撃魔法少女を束ねていかねばならないのだ。
ここは、ユリコに耐えてもらわねば、オレがシャシャリでることはできない。
ウズメ姫に助けてもらおうかな・・・ウズメ姫へ外観が替わる。
「明日、女神様のところで、手に入れますわ。」「それまで、いい子にね。」「うん。」
やはり、保母教育はオナゴに限るようである。
「ウズメ姫。」「なによ。」「明日、手に入るのか。」「え、え、予約は入れてあるわ。」 さすがだ。
ウズメ姫を金庫番にしたことは、正解だったようだ。
コンスタントに討伐をこなしたこともあるんだが・・・借財は増えていないからだ。
やはり、金銭はオナゴに管理させるのが正解なのだ。 オレなら、ある程度溜まると油断してしまうからだ。
嫁にするなら、財布の紐を締めるオナゴにするべきなのである。
ユリコと二人で神の祠へ・・・
「お待ちしておりましたわ。」と、メガネ組の女官が出迎える。
「ユリコ様の杖は出来上がっておりまする。」と、女官だ。
見ると、女官が袋へ入れた杖をかかえている。
「新型の杖になりまして、ございまする。」と、袋から出す、女官だ。
「新型は、身長に合わせて、杖の長さが変化いたします。」と、説明する。
まあ、幼女だ。 すぐに背が伸びるだろう。 なかなか、財布にやさしい杖だな。
「これは、旭日模様のようだが。」と、宝玉を見る。
「そうですわ、宝玉の中に太陽を封じ込めました。」「それで、どの方向からでも旭日模様が見えますわ。」と・・・
「まぶしくないな。」「え、え、周りの光度に反応して照度を変化させてますわ。」
「これは、他の娘らが黙っていないかな・・・」
「なんなら、ご用意できますが。」と、女官が・・・
また、借財が・・・・もはや天文学的金額の借金が・・・・・
だめだ、ユリコに女官が渡してる・・・・
「ウズメ姫、また女官のワナに・・・」「・・・・・」「ウズメ姫っ。」 都合が悪くなると出てこないのだ。
くそっ、これでは生涯、アマテラス様の飼い犬だな。
「これは、杖を腰へ下げられるベルトですわ。」と、女官が・・・
「これは、サービスですわ。」と、メガネ女官がベルトをユリコの腰へ・・・
そして、短くした杖をスコンと差し込んだ。 ピッタリだ。 すごく似合ってるのだ。
これは、オ〇ガ・ユリコなのか・・・・ツインテールだし。
破壊力がハンパないな。
こうして、気分がルンルンのユリコを伴って、幼女らの元へ・・・
そして、杖部分を交換して、ベルトまで・・・いままで、持って歩いていたから、短くしてベルトへ・・・そして、ベルトの杖を抜くと、それに合わせて長くなるのだ。 アリスは斜め下へ下げる。 クララはまっすぐだな。 横に向けるのはリンダだな。 ユリコは腰から刀を抜く感じである。
「ユリコ、あの岩山が標的だな。」「いけるか。」「いけまちゅ。」
「チャラマンダ。」と、電撃が飛んだ。
「ん、岩山が崩れないぞ。」と、双眼鏡で覗いた・・・穴が開いてる。 空が穴から見えるからだ。
それも、まん丸の穴である。 ユリコは電撃を操作できるようかも・・・
「では、岩山を粉々にできるか。」「チャラマンダー。」と、叫ぶユリコだ。
穴が開いてた岩山が、半分ほど瓦礫となり崩れていく。 やがて、「ゴ、ゴ、ゴゴゴゴ。」と、岩石が崩壊する音が響いた。
オレは、小石を拾って、「これを、飛ばすから、撃てるか。」と、ユリコへ。 うなずくユリコだ。
思いっきり投げたのだ。 まあ、そこそこ飛んでいくが、「パリン。」と、電撃で粉々だ。
「パパ、あたいも。」と、リンダだ。
「よし、いくぞぅ。」と、小石を投げた。 「バリン。」と、でかい音で小石が粉塵である。
こうなると、4人への標的の小石を・・・疲れるオレである。
もう、中年だ。 それに、運動オンチの引きこもり中年のオレなのだ。
まだ、夕刻には時間があるが・・・そろそろ引き揚げである。
ドロ~ン5機編隊で、リオンの街へ飛ぶ。 冒険者の校舎の一部へ、幼女専門の保育女官へ4名の娘をあずける。
やっと、オレの時間である。
しかし、そうならなかったのだ。 ウズメ姫へ、そしてオレは見てるだけのオレへ・・・
つまり、これからがウズメ姫の時間のようなのだ。
そして、やっとオレが・・・「あんた、帰ったわよ。」と、ルイザが抱き付いた。
そうなのだ、ルイザが学校から帰宅したのだ。 ルイザのお、お、オッパイが口をふさいで息ができない・・・
乳母のオッパイは乳牛並みなのだ。 乳ビンタが・・・
ところで、オレの個人的な時間は・・・あるわけが無いのだった。
はずれたようだ。 隣の岩山が・・・・ 「ごめんなちゃい。」と、うなだれるユリコだ。
オレは、かわいい娘に、なんていう仕打ちをしたのだ。 謝罪と反省を・・・
「いや、惜しい、もう少しだった。」と、なぐさめる。
「とうさん、杖が欲ちぃわ。」と、仲間の幼女らも持つ杖を見る。
でも、すぐに渡しては、ありがたみに・・・
アリスが姉さんぶって、「あたいも、すぐにはもらえなかったわ。」と、上から目線だ。
リンダなぞ、20センチ径の宝玉を見せびらかすかのように振る。
クララは、ニャリ顔だ。 いかん、イジメだ。 姉妹間の序列が決まりつつあるようだ。
オナゴという生き物は、序列を無意識に造る生物である。
はるか古代の猿山の猿のころからの風習である。
将来的には15人ほどになる、攻撃魔法少女を束ねていかねばならないのだ。
ここは、ユリコに耐えてもらわねば、オレがシャシャリでることはできない。
ウズメ姫に助けてもらおうかな・・・ウズメ姫へ外観が替わる。
「明日、女神様のところで、手に入れますわ。」「それまで、いい子にね。」「うん。」
やはり、保母教育はオナゴに限るようである。
「ウズメ姫。」「なによ。」「明日、手に入るのか。」「え、え、予約は入れてあるわ。」 さすがだ。
ウズメ姫を金庫番にしたことは、正解だったようだ。
コンスタントに討伐をこなしたこともあるんだが・・・借財は増えていないからだ。
やはり、金銭はオナゴに管理させるのが正解なのだ。 オレなら、ある程度溜まると油断してしまうからだ。
嫁にするなら、財布の紐を締めるオナゴにするべきなのである。
ユリコと二人で神の祠へ・・・
「お待ちしておりましたわ。」と、メガネ組の女官が出迎える。
「ユリコ様の杖は出来上がっておりまする。」と、女官だ。
見ると、女官が袋へ入れた杖をかかえている。
「新型の杖になりまして、ございまする。」と、袋から出す、女官だ。
「新型は、身長に合わせて、杖の長さが変化いたします。」と、説明する。
まあ、幼女だ。 すぐに背が伸びるだろう。 なかなか、財布にやさしい杖だな。
「これは、旭日模様のようだが。」と、宝玉を見る。
「そうですわ、宝玉の中に太陽を封じ込めました。」「それで、どの方向からでも旭日模様が見えますわ。」と・・・
「まぶしくないな。」「え、え、周りの光度に反応して照度を変化させてますわ。」
「これは、他の娘らが黙っていないかな・・・」
「なんなら、ご用意できますが。」と、女官が・・・
また、借財が・・・・もはや天文学的金額の借金が・・・・・
だめだ、ユリコに女官が渡してる・・・・
「ウズメ姫、また女官のワナに・・・」「・・・・・」「ウズメ姫っ。」 都合が悪くなると出てこないのだ。
くそっ、これでは生涯、アマテラス様の飼い犬だな。
「これは、杖を腰へ下げられるベルトですわ。」と、女官が・・・
「これは、サービスですわ。」と、メガネ女官がベルトをユリコの腰へ・・・
そして、短くした杖をスコンと差し込んだ。 ピッタリだ。 すごく似合ってるのだ。
これは、オ〇ガ・ユリコなのか・・・・ツインテールだし。
破壊力がハンパないな。
こうして、気分がルンルンのユリコを伴って、幼女らの元へ・・・
そして、杖部分を交換して、ベルトまで・・・いままで、持って歩いていたから、短くしてベルトへ・・・そして、ベルトの杖を抜くと、それに合わせて長くなるのだ。 アリスは斜め下へ下げる。 クララはまっすぐだな。 横に向けるのはリンダだな。 ユリコは腰から刀を抜く感じである。
「ユリコ、あの岩山が標的だな。」「いけるか。」「いけまちゅ。」
「チャラマンダ。」と、電撃が飛んだ。
「ん、岩山が崩れないぞ。」と、双眼鏡で覗いた・・・穴が開いてる。 空が穴から見えるからだ。
それも、まん丸の穴である。 ユリコは電撃を操作できるようかも・・・
「では、岩山を粉々にできるか。」「チャラマンダー。」と、叫ぶユリコだ。
穴が開いてた岩山が、半分ほど瓦礫となり崩れていく。 やがて、「ゴ、ゴ、ゴゴゴゴ。」と、岩石が崩壊する音が響いた。
オレは、小石を拾って、「これを、飛ばすから、撃てるか。」と、ユリコへ。 うなずくユリコだ。
思いっきり投げたのだ。 まあ、そこそこ飛んでいくが、「パリン。」と、電撃で粉々だ。
「パパ、あたいも。」と、リンダだ。
「よし、いくぞぅ。」と、小石を投げた。 「バリン。」と、でかい音で小石が粉塵である。
こうなると、4人への標的の小石を・・・疲れるオレである。
もう、中年だ。 それに、運動オンチの引きこもり中年のオレなのだ。
まだ、夕刻には時間があるが・・・そろそろ引き揚げである。
ドロ~ン5機編隊で、リオンの街へ飛ぶ。 冒険者の校舎の一部へ、幼女専門の保育女官へ4名の娘をあずける。
やっと、オレの時間である。
しかし、そうならなかったのだ。 ウズメ姫へ、そしてオレは見てるだけのオレへ・・・
つまり、これからがウズメ姫の時間のようなのだ。
そして、やっとオレが・・・「あんた、帰ったわよ。」と、ルイザが抱き付いた。
そうなのだ、ルイザが学校から帰宅したのだ。 ルイザのお、お、オッパイが口をふさいで息ができない・・・
乳母のオッパイは乳牛並みなのだ。 乳ビンタが・・・
ところで、オレの個人的な時間は・・・あるわけが無いのだった。
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