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カモ撃ちならぬ、飛竜撃ちだ。
75口径レールガンの威力。
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「ところで、主砲は?」と、ウズメ姫へ聞く。 「それなら、75ミリ口径のレールガンよ。」と、回答が。
「75ミリ砲ではないのか。」と、素人の質問を。
「火薬の大砲は過去の遺物よ。」と、ごもっともな意見だ。
「超電導コイルの完成で、レールガンが主砲よ。」らしい。
「75ミリは、コイルの直径ね。」と、ウズメ姫だ。
「それほど、砲撃音はしないから、撃ってみる?」と、カンタンに聞くウズメ姫である。
「あの絶壁の上に木があるでしょ。」「あ、あ、1本生えてるヤツか。」「あれを、狙うわ。」と、オレの中のウズメ姫が砲身のリモコン操作である。 ステック棒を操作して、画面に映る標的の木に将星をあわせる。
「いくわよ。」と、声が・・・「シュパーン。」と、小さな音だ。 画面の標的の木は、木っ端微塵である。
一瞬で粉々である。 オレは声もでなかった。 なぜなら、オレは軍人ではないから、本格的なレールガンの砲撃を見るのは初めてなのだ。
「これが、マジなレールガンか・・」では、あのドロ~ンのヤツは何だったんだ。
「そうね、まあ玩具ね。」と、ウズメだ。
「そうだ、砲弾は、あるか?」「数は?」と、ウズメ姫へ・・・
「安心してよ、そこはそこよ。」と、自信たっぷりのウズメ姫であるのだ。
「それに、熱があまり発生しないから、連射しても砲身が曲がらないのよ。」と、ウズメの砲術はマジなようだ。
大砲の砲身には寿命があるのだ。 短いヤツは300発くらいでダメになる砲身もある。
「レールガンは、そうね3000発でも行けるわ。」と、すごい数だのだ。
「これは、話半分に聞いてほしいんだけど。」と、ウズメが。 「完全に浮いてる砲弾のレールガンの話を聞いたことがあるわ。」と、「それなら、無限に撃てそうだな。」と、オレだ。
「これは、まだ完全には浮いてないから、3000発ごとに点検が必要だわ。」と、加える。
「ところで、弾数は?」と、聞いたら、「そうね、300発は積んできたわ。」「足りるかな。」と、オレが・・・
「弾は鉛のカタマリだわ。」と、ウズメ姫だ。 どうやら、爆薬を封じた鉛のカタマリらしい。
「生物用の砲弾よ、鉛だから生物内で爆発するのよ、これが対戦車だとタングステン鋼の徹甲弾だわ。」と、相手の装甲に応じて交換できるのは、既存の戦車砲と同じである。
「そろそろよ、いいわね。」と、オレにウズメが喝を入れる。
「あ、あ、いつでもコイ。」と、射撃管制リモコンを持つオレである。
これでも、ゲームでは鳴らしたこともあるオレである。
眼の前の、そびえたつ断崖へ砲身が動く。 準備完了だ。
「75ミリ砲ではないのか。」と、素人の質問を。
「火薬の大砲は過去の遺物よ。」と、ごもっともな意見だ。
「超電導コイルの完成で、レールガンが主砲よ。」らしい。
「75ミリは、コイルの直径ね。」と、ウズメ姫だ。
「それほど、砲撃音はしないから、撃ってみる?」と、カンタンに聞くウズメ姫である。
「あの絶壁の上に木があるでしょ。」「あ、あ、1本生えてるヤツか。」「あれを、狙うわ。」と、オレの中のウズメ姫が砲身のリモコン操作である。 ステック棒を操作して、画面に映る標的の木に将星をあわせる。
「いくわよ。」と、声が・・・「シュパーン。」と、小さな音だ。 画面の標的の木は、木っ端微塵である。
一瞬で粉々である。 オレは声もでなかった。 なぜなら、オレは軍人ではないから、本格的なレールガンの砲撃を見るのは初めてなのだ。
「これが、マジなレールガンか・・」では、あのドロ~ンのヤツは何だったんだ。
「そうね、まあ玩具ね。」と、ウズメだ。
「そうだ、砲弾は、あるか?」「数は?」と、ウズメ姫へ・・・
「安心してよ、そこはそこよ。」と、自信たっぷりのウズメ姫であるのだ。
「それに、熱があまり発生しないから、連射しても砲身が曲がらないのよ。」と、ウズメの砲術はマジなようだ。
大砲の砲身には寿命があるのだ。 短いヤツは300発くらいでダメになる砲身もある。
「レールガンは、そうね3000発でも行けるわ。」と、すごい数だのだ。
「これは、話半分に聞いてほしいんだけど。」と、ウズメが。 「完全に浮いてる砲弾のレールガンの話を聞いたことがあるわ。」と、「それなら、無限に撃てそうだな。」と、オレだ。
「これは、まだ完全には浮いてないから、3000発ごとに点検が必要だわ。」と、加える。
「ところで、弾数は?」と、聞いたら、「そうね、300発は積んできたわ。」「足りるかな。」と、オレが・・・
「弾は鉛のカタマリだわ。」と、ウズメ姫だ。 どうやら、爆薬を封じた鉛のカタマリらしい。
「生物用の砲弾よ、鉛だから生物内で爆発するのよ、これが対戦車だとタングステン鋼の徹甲弾だわ。」と、相手の装甲に応じて交換できるのは、既存の戦車砲と同じである。
「そろそろよ、いいわね。」と、オレにウズメが喝を入れる。
「あ、あ、いつでもコイ。」と、射撃管制リモコンを持つオレである。
これでも、ゲームでは鳴らしたこともあるオレである。
眼の前の、そびえたつ断崖へ砲身が動く。 準備完了だ。
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