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ユミスケの出撃だ。
討伐依頼がくる。 依頼者は・・
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フーボーが学校の職員室へ、オレを訪ねてきた。 つまり、アッシー君である。 ライラからの至急の呼び出しだ。 (またかよ、と・・・)
久しぶりに、リオンの街の役所へ顔を出す。
「やっと、来たのね。」「待たせないでよ。」と、なぜかプンプンのライラだ。
やけに、焦ってるようだ。 「緊急の案件なのよ、フーボーが言わなかった?」 「いつもの、ことだからと、すまない。」と、謝罪だ。
「いいこと、この依頼はアマテラス様からのモノよ。」と、ライラだ。
なんと、最高神の女神様からである。 遅れたら・・・最悪、首チョンだ。
「ねえ、だいじょうぶ?」と、ウズメ姫がオレの中で・・・
「それで、話は?」「え、え、まだ間に合うかもしれないわね。」「なら、安心だ。」
チラっと、ライラが上から目線でオレを見る。 下腹も膨らんできたライラである。
オレに対する態度がキツイのである。
母は強いのだ。
そして、ランクルでアマテラス様の祠へ急ぐ。 さすが、ランクルだ。 15分で到着だ。
女官が出迎える。 扉は開いていた。 これは、いかん急がねば・・・あわてて、走る。 そこは、女神様をお待たせはできないからだ。
「遅れまして、すんません。」と、即 土下座のオレだ。 「うむ、ごくろうじゃ。」と、アマテラス様だ。 ふう、なんとか間に合ったな・・・
「わちきが、後ろ盾の治癒魔法女子から助けてとの手紙じゃ。」と、オレに手紙を見せる。
「わかったじゃろう。」と、アマテラス様だ。 これは、いかん、ご立腹なのだ。
最悪、オレは消し炭になりかねん。
「そく、対処いたしますです。」と、叫んで、手紙を受け取り逃げ出したのだ。 うかうかしてると、お怒りが・・・炸裂する。
女官から、詳しい話を聞く。 治癒魔法女子の派遣された場所や救助の案件をである。 どうやら、派遣されたのは辺境の寒村で、助産婦もいないし、栄養がある食事もままならぬらしいのだ。 お腹の子が、流産なら・・・アマテラス様からは、怖くて聞けないのだ。
後ろ盾になった子女に、もしものことがあれば、最高神の女神としての立場が・・・地に堕ちかねない・・・
これを、解決しなければ、オレの命はないだろう。 オレの中のウズメ姫は空気を読んで沈黙である。
それくらいの、マジでやばい案件なのだ。 ここは、対戦車砲では、やはり戦車しかない。 確実に魔物を討伐せねばならんのだ。
あの武器庫の戦車を取りに行きがてら、寒村へむかえば・・・・
3000馬力の水素エンジン装備の日本製三八式戦車に、オレは自身の命を賭けることとしたのだ。
フーボーも当然、連れていくのだ。(ランクルをリオンの車庫へ返さなくてはならないからだ。)
久しぶりに、リオンの街の役所へ顔を出す。
「やっと、来たのね。」「待たせないでよ。」と、なぜかプンプンのライラだ。
やけに、焦ってるようだ。 「緊急の案件なのよ、フーボーが言わなかった?」 「いつもの、ことだからと、すまない。」と、謝罪だ。
「いいこと、この依頼はアマテラス様からのモノよ。」と、ライラだ。
なんと、最高神の女神様からである。 遅れたら・・・最悪、首チョンだ。
「ねえ、だいじょうぶ?」と、ウズメ姫がオレの中で・・・
「それで、話は?」「え、え、まだ間に合うかもしれないわね。」「なら、安心だ。」
チラっと、ライラが上から目線でオレを見る。 下腹も膨らんできたライラである。
オレに対する態度がキツイのである。
母は強いのだ。
そして、ランクルでアマテラス様の祠へ急ぐ。 さすが、ランクルだ。 15分で到着だ。
女官が出迎える。 扉は開いていた。 これは、いかん急がねば・・・あわてて、走る。 そこは、女神様をお待たせはできないからだ。
「遅れまして、すんません。」と、即 土下座のオレだ。 「うむ、ごくろうじゃ。」と、アマテラス様だ。 ふう、なんとか間に合ったな・・・
「わちきが、後ろ盾の治癒魔法女子から助けてとの手紙じゃ。」と、オレに手紙を見せる。
「わかったじゃろう。」と、アマテラス様だ。 これは、いかん、ご立腹なのだ。
最悪、オレは消し炭になりかねん。
「そく、対処いたしますです。」と、叫んで、手紙を受け取り逃げ出したのだ。 うかうかしてると、お怒りが・・・炸裂する。
女官から、詳しい話を聞く。 治癒魔法女子の派遣された場所や救助の案件をである。 どうやら、派遣されたのは辺境の寒村で、助産婦もいないし、栄養がある食事もままならぬらしいのだ。 お腹の子が、流産なら・・・アマテラス様からは、怖くて聞けないのだ。
後ろ盾になった子女に、もしものことがあれば、最高神の女神としての立場が・・・地に堕ちかねない・・・
これを、解決しなければ、オレの命はないだろう。 オレの中のウズメ姫は空気を読んで沈黙である。
それくらいの、マジでやばい案件なのだ。 ここは、対戦車砲では、やはり戦車しかない。 確実に魔物を討伐せねばならんのだ。
あの武器庫の戦車を取りに行きがてら、寒村へむかえば・・・・
3000馬力の水素エンジン装備の日本製三八式戦車に、オレは自身の命を賭けることとしたのだ。
フーボーも当然、連れていくのだ。(ランクルをリオンの車庫へ返さなくてはならないからだ。)
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