冒険者の学校。

ゆみすけ

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爆薬の発見。

真空パック保存の火薬。

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 「では、行ってくる。」と、オレとツキヨミで武器のコンテナへ出発である。 
ドロ~ンを操縦するツキヨミである。 
「ユミスケ。」と、ツキヨミが機内で前を見たままいう。
「うれしかったわ。」「なにが?」 「姉さんへ頭を下げてくれたわ。」「あれで、姉さんは、ユミスケをあきらめたわ。」いつの間にか、さん付けがない呼び方だ。 
「これで、アマテラス様からの役目が果たせるわ。」と、ツキヨミがいうのだ。 
「ヤクメ?」と、聞くと。 「それは、いづれですわ。」と、ごまかすツキヨミだ。 
「見えてきましたわ。」と、ドロ~ンを着陸させるツキヨミだ。 
武器コンテナは以前と変わりないようである。 
自衛防衛装置が働いてるからである。 数匹の地竜の死骸があるからである。(もう、骨である。)
 
 指の指紋認証で扉を開ける。 
「火薬か爆薬をさがすんだよ。」と、オレがいう。 
ユキヨミは、「確か、このドアと聞いてますが。」と、ドアを開けるボタンを押すツキヨミだ。 
「プシューーー。」と、空気が入る音が聞こえる。 
ドアは自動ではなく、ツキヨミが、「よっこらしょ。」と、開けるのだ。 
なんか、宇宙船の外部ハッチのようである。 
「ここに、爆薬が真空パック保存されてると聞いてますが。」と、ツキヨミだ。 
中は棚があり、冷凍食品みたいに爆薬がおいてあった。 
「爆薬はプラスチックだな?」と、聞くオレである。 
「え、え、粘土みたいですが、プラ爆薬ですわ。」と、ツキヨミだ。 
「これが、起爆装置ですわ。」と、単三電池様の起爆装置を示す。 
「ここに、時間の目盛りがありますから。」と、加える。 
「そうか、遅延信管にもなるんだな。」「そうですわ。」 
「そして、これが時限起爆装置ですわ。」と、単一電池様の装置を示す。 
「ほう、これは使えそうだな。」と、オレだ。 
「これで、飛竜の島も粉砕してやるぞ。」と、意気込むオレである。 
「使えるか試す必要がありますわ。」と、ツキヨミだ。 
なんせ、500年の月日が過ぎてるからである。 
「よし、王都へ帰る途中で試そう。」と、遅延信管をつけたプラ爆薬を造る。 
「大きさは、どのくらいが。」と、聞くと。 「おにぎり大なら、飛竜は飛散しますわ。」と、威力をいうツキヨミである。 
つまり、TOWミサイルの威力と同じくらいのようだ。 戦車を、1撃で破壊できそうだ。 
「なら、バケツ1杯なら、ヤレそうだな。」と、聞いてみる。 
「そうですね、あの飛竜の島なら消えるでしょうね。」と、破壊力を示すツキヨミである。 
「あそこの岩山で試してみましょう。」と、ツキヨミが手榴弾サイズの遅延信管をつけた爆薬を投げた。 
そして、「伏せて。」と、叫ぶ。
 あわてて伏せるオレである。 数秒して、「ドウウンンン。」と、爆発音と地響きである。 
砂がパラパラと降ってくる。 威力絶大である。 
オレもツキヨミも爆発の破片砂で半分ほど埋まったのである。 
「なんと、500年でも使えるぞ。」と、驚くオレである。 
さすが、日本製の爆薬である。 遅延信管も問題なく作動するようである。 
「これで、飛竜の島は消し去ってヤルからな。」と、決意を新たにするツキヨミとユミスケであった・・・・
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