冒険者の学校。

ゆみすけ

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飛竜の殲滅。

飛竜の島の破壊も。

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 「きたぞ。」と、オレが叫ぶ。 2棟の仮家をめがけて飛竜が降下してくる。 
なかなかの速度だ。 ツキヨミは狙いが定まらずに苦労しているようである。 
ウズメ姫のドロ~ンもである。 
飛竜は、数は200匹くらいか。 「以前より飛竜が多いぞ。」と、驚愕するオレである。 
「いかん、数匹が屋根にとりついたぞ。」と、叫ぶ。 
ウズメ姫がレールガンを撃ってる。 2,3匹が墜落していく。 
ルイザがオレに何か叫んでいる。 
「なんだ。」と・・ルイザが後ろを何度も示す。 
「うわっ~っ。」と、オレとツキヨミの乗ったドロ~ンが・・・
 いつの間にか近づいた飛竜の1匹がクチバシで攻撃を仕掛けてきたのだ。 
「しまった。」と、あわてて散弾銃を撃ちまくるオレだ。 
もちろん、散弾銃は2発しか連続では撃てない。 
「カチッ。」と、から撃ちする。 
あわてて、銃の弾込めのオレである。 油断だ、失敗だ。 背後の守りがうかつだった。 
しかし、飛竜も知恵があるようだ。 まあ、肉として、うまいピチピチの若いオナゴを好んで喰らうのだ。 
オレの油断である。 だが、ドロ~ンは飛竜のクチバシ攻撃は、なんとか耐えてくれた。
 風防にヒビが2,3本入っただけだ。
 なんとか、散弾銃で防げたようである。 
飛竜は翼の長さが12メートルくらいだ。 まあ、零戦と同じ大きさと思えばいいのだ。 
火竜や地竜の方が大きいくらいだ。 そこは、空を飛ぶからだろう。 
そして、討伐は日が沈むまで続いたのだ。
 
 そして、数十人のヒトエサが犠牲になった。生き残りは28人であった。 
なんとか、半分以上は生き残れた計算だ。 
「しかし、飛竜の数が減らないわね。」と、ルイザが疑問である。
 数えたら、飛竜の死骸は112匹分あった。 
「まさか、飛竜は、あの島以外も・・」と、恐ろしいことを想像するルイザだ。 
「これは、やはり島への核爆弾投下しかない。」と、断言するオレだ。 
「あのう、ユミスケ。」「なんだ。」「カクってなに?」と、ルイザである。
 ウズメ姫やツキヨミは、あっち向いてホイである。 
オレの体内のナノ・マシンから、「ユミスケよ、そちは米軍ではないから、カクカクと核を連呼しないこと。」と、アマテラス様が苦言だ。 
自国へ2発も核爆弾を米軍から落とされたアマテラス神である。 
恨み、1000年では足りない。 
まあ、食料危機の最終戦争は日本の圧勝だったが・・・
 欧州や米国の高速計算機は自国の民と争い始めたのだ。
 ところが、日本の計算機は日本人と争うどころか、融合したのである。
 内部紛争の諸外国を数日で従えたのである。 
なんせ、計算機を支配すれば、勝ちであるからだ。
 自国の科学者とその国の計算機が争うスキをついて、アマテラス計算機は世界を支配してしまったのである。 
しかし、日本はシラス国である。 ウシハク国ではないのだ。 
その、シラス国の考えが各国の計算機の賛同を得たのである。 
なんせ、建国して2700年だ。 独裁政権は長くて100年くらいだ。
 計算機でも、それくらいは計算できるのだ。 ・・・
「ルイザ、核とは爆弾のことだ。」「そう、火薬で爆発させるのね。」「そうだ。」と、ごまかすオレである。 「ルイザのいう、飛竜の島の再調査が必要と思うんだが。」と、提案するオレである。 
「他に、島があるやもしれないからな。」と、いうと。
 皆がうんざりした顔である。 
誰も、好きこのんでヒトが喰われるとこなんか見たくないからだ。 
「ウズメ姫、もうイチ度、武器の降下コンテナを調べに行きたいが。」と、提案する。 
「まだ、使えそうな武器があるやもしれないからな。」と、オレがいうと。 ツキヨミが、「あたいと、行きましょう。」である。 
なんか、複雑な表情のウズメ姫だが、しぶしぶ、認めたのである。
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