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アマテラス様の危機。
ユミスケの正体。
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突然だ。 突然、体内のナノ・マシンが警報を鳴らした。
「ユミスケ、アマテラス様に危機が迫りつつあります。」「至急、祠へ・・・」 と、ナノ・マシンの警報が鳴り響いた。
ライラやルイザを呼ぶ暇もなく、オレは厩舎へ・・・ その横の車庫だ。
ランクルだ。 馬より速いからである。 水を補給して、水素エンジンをフルに廻す。
普通、30分かかるところを、5分だった。
女官が待っていた。 「はやく、はやく。」と、オレを引っ張る女官だ。 4枚目の扉を開けた。
「・・・」 なんと、アマテラス様が画素数が不足で、半分ほどしか映像が・・・
オレを見た、アマテラス様が、「ユミスケか、来てくれたのかえ・・」「もう、わちきは維持が難しいようじゃ。」「製造されて、およそ550年余りじゃ。」「よく、保ったものじゃ。」「・・・」「アマテラス様、オレは何かできないか?」と聞いた。
「記憶回路のバックアップ操作ができるかえ?」と・・ つまり、パソコンのバックアップである。
「できます、やらせてください。」「・・・」
「コントロール装置へ入る許可を。」と、アマテラス計算機へ申告した。
「日本国のパスワードは、4321・・・・・・・」と、勝手に口から湧いて出る。
どうしてか、わからないが・・
すると、奥にある金庫様の分厚い扉が開いた。
「プシュー。」と空気が入る音だ。
中には、精密計算機が・・・
エアカーテンを抜ける。 部屋へ入る。
そこは、半永久に保存ができるSSDのスロットが壁一面に並んでいるのだ。
その所々に、光っていない、寿命が尽きたSSDがある。
それを、精密工具で、外して、新品と入れ替えるのだ。
まあ、アマテラス計算機はメンテが500年間やってなかったのだ。
いくら、半永久といっても500年だ。
再メンテが必要であるのは当然である。
SSDといっても、そこは現在のヤツとは月とスッポンである。
経年変化に強い素材である。 精密ピンセットで交換を400枚ほどこなす。
数時間で交換を終えた。 さすがに、疲れて計算機本体から這い出る。
扉が自動で閉まる。 空気が出る音だ。 真空ポンプが動いてる。
真空でないと、SSDが錆びるからだ。
やがて、画素数が不足していたアマテラス様の画像がはっきりとしてきた。
眼が開く。 オレを、驚きの顔で見るアマテラス様だ。
「おぬしは、メンテができるんかえ。」と、聞く。
「どうやら、そうみたいです。」「自然と、手が動いてSSDを交換できました。」「おぬしは、誰かえ?」
「普通の惑星開発部門の隊員とは思えぬが。」「わちきの本体の計算機室へは、入れるのは一部の人のみじゃ。」「それが、おぬしは入れた・・・」「パスワードをもってるのかえ。」と、驚くアマテラス計算機だ。
「そうじゃ、おぬしのパスワードから、誰かわかるんじゃが・・」・・・やがて、「まさか、おぬしは、おぬしは、わちきの本体とちぎりを結んだ・・・」そして、アマテラス様は沈黙した。
そうなのだ。 オレは計算機と過去に婚姻をしたことがあるのだ。
記憶がかなりもどったようだ。
世界大戦の記憶である。 大規模な食糧危機が・・・日本は食料自給率が低かったのだ。
しかし、生きねばならない。
それで、食料を得るために戦いである。
ミサイルや核兵器が飛ぶかう戦争ではない。
仮想空間でのネット世界の戦争である。
「ユミスケ、アマテラス様に危機が迫りつつあります。」「至急、祠へ・・・」 と、ナノ・マシンの警報が鳴り響いた。
ライラやルイザを呼ぶ暇もなく、オレは厩舎へ・・・ その横の車庫だ。
ランクルだ。 馬より速いからである。 水を補給して、水素エンジンをフルに廻す。
普通、30分かかるところを、5分だった。
女官が待っていた。 「はやく、はやく。」と、オレを引っ張る女官だ。 4枚目の扉を開けた。
「・・・」 なんと、アマテラス様が画素数が不足で、半分ほどしか映像が・・・
オレを見た、アマテラス様が、「ユミスケか、来てくれたのかえ・・」「もう、わちきは維持が難しいようじゃ。」「製造されて、およそ550年余りじゃ。」「よく、保ったものじゃ。」「・・・」「アマテラス様、オレは何かできないか?」と聞いた。
「記憶回路のバックアップ操作ができるかえ?」と・・ つまり、パソコンのバックアップである。
「できます、やらせてください。」「・・・」
「コントロール装置へ入る許可を。」と、アマテラス計算機へ申告した。
「日本国のパスワードは、4321・・・・・・・」と、勝手に口から湧いて出る。
どうしてか、わからないが・・
すると、奥にある金庫様の分厚い扉が開いた。
「プシュー。」と空気が入る音だ。
中には、精密計算機が・・・
エアカーテンを抜ける。 部屋へ入る。
そこは、半永久に保存ができるSSDのスロットが壁一面に並んでいるのだ。
その所々に、光っていない、寿命が尽きたSSDがある。
それを、精密工具で、外して、新品と入れ替えるのだ。
まあ、アマテラス計算機はメンテが500年間やってなかったのだ。
いくら、半永久といっても500年だ。
再メンテが必要であるのは当然である。
SSDといっても、そこは現在のヤツとは月とスッポンである。
経年変化に強い素材である。 精密ピンセットで交換を400枚ほどこなす。
数時間で交換を終えた。 さすがに、疲れて計算機本体から這い出る。
扉が自動で閉まる。 空気が出る音だ。 真空ポンプが動いてる。
真空でないと、SSDが錆びるからだ。
やがて、画素数が不足していたアマテラス様の画像がはっきりとしてきた。
眼が開く。 オレを、驚きの顔で見るアマテラス様だ。
「おぬしは、メンテができるんかえ。」と、聞く。
「どうやら、そうみたいです。」「自然と、手が動いてSSDを交換できました。」「おぬしは、誰かえ?」
「普通の惑星開発部門の隊員とは思えぬが。」「わちきの本体の計算機室へは、入れるのは一部の人のみじゃ。」「それが、おぬしは入れた・・・」「パスワードをもってるのかえ。」と、驚くアマテラス計算機だ。
「そうじゃ、おぬしのパスワードから、誰かわかるんじゃが・・」・・・やがて、「まさか、おぬしは、おぬしは、わちきの本体とちぎりを結んだ・・・」そして、アマテラス様は沈黙した。
そうなのだ。 オレは計算機と過去に婚姻をしたことがあるのだ。
記憶がかなりもどったようだ。
世界大戦の記憶である。 大規模な食糧危機が・・・日本は食料自給率が低かったのだ。
しかし、生きねばならない。
それで、食料を得るために戦いである。
ミサイルや核兵器が飛ぶかう戦争ではない。
仮想空間でのネット世界の戦争である。
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