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地ならしをする、アマテラス様。
ルイザに諭す、アマテラス様である。
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やがて、アエリアとオレとエリーゼが神の祠を女官の見送りで、王都へ・・・ そして、ライラとルイザが残っていた。
アマテラス様が、「ライラ、ルイザよ、今回の処分は不服であろう。」「・・・」二人は平伏しているだけだ。 「だが、これも世の理(ことわり)じゃ。」「不満であろうが、これは貸しとおもってくりゃれ。」
「王都にはアエリアが残るのじゃ。」「そして、この地はライラの地であるのじゃ。」
「そして、あやつは戻ってくるのじゃ。」「正妻はアエリアじゃが、実際に夫婦で暮らすのはライラじゃからな。」 ライラは、驚きの顔でアマテラス様を見る。
アエリアは公爵家を継がねばならないからだ。(ユミスケの子を孕んだのだ、もう王家には嫁げない。)
「それに、ルイザ、そちには無理難題を押し付けたが、そちしか頼めないからじゃ。」
それを聞いて、大泣きのルイザだ。 アマテラス神は、地ならしも得意なようだ。
そして、涙にくれながら祠を後にする二人だった。
「そういえばライラ様、火竜の首は?」と、ルイザがいう。
正直、もう火竜の首なぞ、どうでもいいライラであったが・・・
「そうですね、いまから王都まで。」と、ルイザ。「とても、そんな気にならないわ。」と、ライラだ。
「では、フーボーに火竜の首は王室へ献上して、戻るように伝えましょうか。」「え、え、そうしてよ。」と、疲れた顔のライラであった。
それは、ユミスケもである。 王都へは、アエリアと同行したが即、リオンの街へカムバックだ。
そして、結局ライラの前で土下座のユミスケだ。
「許してくれ、ライラ。」と、額を地面にこすりつける。 ここで、即許すほどライラも善人ではない。
ネチネチ虐めるのだ。 ユミスケの頭へ足を乗せてである。
「あんた、わかってるわね。」だ。
「ルイザは、首を差し出したほどよ。」「あんたは、何を差し出すの?」と、イジメるのだ。
「でも、ライラとしかヤレないはずだと思って油断したんだ。」と、痛いところを突くユミスケだ。
「チッ。」と舌打ちしたライラだ。
「あたい以外とはヤラないのは嘘だったの。」と攻めるのである。
「ライラ様、おなかの子に触りますので。」と、ルイザが助け舟だ。
これで、ルイザはユミスケに優位に建てるのだ。 そして、その場は、収まったのである。
なぜなら、アマテラス神が念を押したからである。・・・
そして、こちらはアエリアと、エリーゼの二人だ。
「エリーゼ、見てよ、魔法が魔法が、あたいにも魔法が。」と、空間魔法の水魔法を連発するアエリアだ。
手の先から、水球が、ダダダダと流れ出るのだ。
治癒魔法はエリーゼもだが、空間魔法は無理だ。
王都でも、空間魔法はアエリアだけだろう。
なぜ、そこまでアマテラス様が肩入れしたのか・・「やはり、日本人の子を孕んだからだわ。」と、思うエリーゼだ。 やがて、「喉が渇いたわ。」と、水をがぶ飲みするアエリアである。
そして、「そうだわ、あたいが正妻として神様に認められたことを、お父様に進言しなければ。」と、言い出すアエリアだ。
「待ってください、アエリア様、ユミスケが同行しなければ意味がありません。」「あ、あ、そうね。」
「エリーゼ、ユミスケを連れてきてよ。」と、カンタンに言うが。
ライラとルイザは、エリーゼにとって仇と同様だ。
「アエリア様、それは出来ませんわ。」と、さすがに断るエリーゼだ。
ルイザと会えば、死闘となりそうだ。
「フーボーが、まだ王都に居ますから。」「そうね、フーボーに連れてこさせるわ。」と、どこにいてもアッシー君のフーボーである。
アマテラス様が、「ライラ、ルイザよ、今回の処分は不服であろう。」「・・・」二人は平伏しているだけだ。 「だが、これも世の理(ことわり)じゃ。」「不満であろうが、これは貸しとおもってくりゃれ。」
「王都にはアエリアが残るのじゃ。」「そして、この地はライラの地であるのじゃ。」
「そして、あやつは戻ってくるのじゃ。」「正妻はアエリアじゃが、実際に夫婦で暮らすのはライラじゃからな。」 ライラは、驚きの顔でアマテラス様を見る。
アエリアは公爵家を継がねばならないからだ。(ユミスケの子を孕んだのだ、もう王家には嫁げない。)
「それに、ルイザ、そちには無理難題を押し付けたが、そちしか頼めないからじゃ。」
それを聞いて、大泣きのルイザだ。 アマテラス神は、地ならしも得意なようだ。
そして、涙にくれながら祠を後にする二人だった。
「そういえばライラ様、火竜の首は?」と、ルイザがいう。
正直、もう火竜の首なぞ、どうでもいいライラであったが・・・
「そうですね、いまから王都まで。」と、ルイザ。「とても、そんな気にならないわ。」と、ライラだ。
「では、フーボーに火竜の首は王室へ献上して、戻るように伝えましょうか。」「え、え、そうしてよ。」と、疲れた顔のライラであった。
それは、ユミスケもである。 王都へは、アエリアと同行したが即、リオンの街へカムバックだ。
そして、結局ライラの前で土下座のユミスケだ。
「許してくれ、ライラ。」と、額を地面にこすりつける。 ここで、即許すほどライラも善人ではない。
ネチネチ虐めるのだ。 ユミスケの頭へ足を乗せてである。
「あんた、わかってるわね。」だ。
「ルイザは、首を差し出したほどよ。」「あんたは、何を差し出すの?」と、イジメるのだ。
「でも、ライラとしかヤレないはずだと思って油断したんだ。」と、痛いところを突くユミスケだ。
「チッ。」と舌打ちしたライラだ。
「あたい以外とはヤラないのは嘘だったの。」と攻めるのである。
「ライラ様、おなかの子に触りますので。」と、ルイザが助け舟だ。
これで、ルイザはユミスケに優位に建てるのだ。 そして、その場は、収まったのである。
なぜなら、アマテラス神が念を押したからである。・・・
そして、こちらはアエリアと、エリーゼの二人だ。
「エリーゼ、見てよ、魔法が魔法が、あたいにも魔法が。」と、空間魔法の水魔法を連発するアエリアだ。
手の先から、水球が、ダダダダと流れ出るのだ。
治癒魔法はエリーゼもだが、空間魔法は無理だ。
王都でも、空間魔法はアエリアだけだろう。
なぜ、そこまでアマテラス様が肩入れしたのか・・「やはり、日本人の子を孕んだからだわ。」と、思うエリーゼだ。 やがて、「喉が渇いたわ。」と、水をがぶ飲みするアエリアである。
そして、「そうだわ、あたいが正妻として神様に認められたことを、お父様に進言しなければ。」と、言い出すアエリアだ。
「待ってください、アエリア様、ユミスケが同行しなければ意味がありません。」「あ、あ、そうね。」
「エリーゼ、ユミスケを連れてきてよ。」と、カンタンに言うが。
ライラとルイザは、エリーゼにとって仇と同様だ。
「アエリア様、それは出来ませんわ。」と、さすがに断るエリーゼだ。
ルイザと会えば、死闘となりそうだ。
「フーボーが、まだ王都に居ますから。」「そうね、フーボーに連れてこさせるわ。」と、どこにいてもアッシー君のフーボーである。
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