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地竜との違い。
火を吹くか、吹かないか。
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オレは、ルイザに、「地竜と、どこが違うんだ?」と、聞いた。
「そうですね、火を吹くか、吹かないかですか。」と、単純な答えだ。
それくらいなら、オレでもわかるが・・
「大きさは、どうなんだ。」「足跡は同じくらいの大きさだそうですわ。」と、いい加減な返事だ。
「火を吐くらしいが、どこまで届くんだ。」とも聞いた。
「そこまでは、知りませんわ。」と、返事するルイザだ。
そして、「ユミスケさん、ライラ様をお守りください。」とも言った。
「当然だ、オレの子を孕んでいるからな。」と、返事した。
しかし、火を吐く生物がいるだろうか・・・ まあ、この魔法の世界は地球の常識は通用しない。
マジで、ゴジラが生息してるのかも・・・
「そうだ、玉鋼を造るための炉の枠があったな。」と、オレは名案を思いついたのだ。
「あの、土色の穴の開いてる板ですか。」とルイザだ。
穴はフイゴで風を送る穴である。
「火が火炎なら、アレで防げるはずだ。」玉鋼の鋳造に耐える壁だ。
マジな火炎でも防げるはずだ。
いまは、ソレに賭けるしかない。
フーボーがやっと目を覚ました。
「こい、フーボー、作戦があるんだ。」「おお、そうですか、なら死なずに済みそうですね。」
「いや、死ぬのは火竜だ。」と、オレは叫んで建設機械の車庫まで走る。
作戦は、こうだ。 建設機械の運転席を防火壁でガードする。
そして、見えにくいが、壁の穴から火竜を機械の鉄のツメで押さえ込む。
そして、火竜の首を刈るのだ。
いや、引きちぎるのだ。 地竜の首を引きちぎるようにだ。
建設機械をだして、玉鋼の工房まで動かした。
そこで、フーボーと二人で運転席に防火壁を取り付けた。
ルイザが、「ユミスケ、時間がありません、街の門まで・・」と叫ぶ。
ルイザに、「ライラは・・」と言うと。
「多分、役所の地下に隠れていると思いますわ。」と、いうのだ。
地下室があったんだ。 「内緒ですわ。」と、口にフタだ。
「フーボーは、オレの援護だ。」と、いつもの指示だ。
つまり、背後で待機である。
「ランクルは使えるな。」「え、え、すこしは。」
「馬は役に立たないから、ランクルを使え。」と指示である。
火竜では、馬は泡を吹いて逃げるだけだからだ。
フーボーはオレの指示を正確に守るから、使えるのである。
「そうだ、学校の生徒は避難が・・」「私がやっておきますわ。」と、ルイザだ。
「おお、助かる。」「え、え、役所の地下室に避難させますわ。」
「頼む。」「え、え。」 地下室が秘密だと、言いながら生徒は避難させる、ルイザには助かったのだ。
医院の先生は救護班の用意をしていた。
火傷の治療が治癒魔法でできるか心配だが・・・
「フーボー、オレがヤラれたら逃げていいからな。」「了解です。」と、フーボーだ。
了解なんて言葉どこで覚えたんだ。
「門の外で、火竜を待ち伏せるからな。」「フーボーはランクルで待機だ。」と指示を出した。
「キュ、キュル、キュル。」と、履帯の音を響かせて、街の門から街外へ出た。
穴から付近を見てるが、さすがに見にくいのだ。
しかし、灰になりたくはないから、我慢だ。
そうだ、偵察用のラジコンドロ~ンが備えてあるはずだったな。
コントローラーを出す。 ボタンを押した。
建設機械の後部から4枚プロペラのドロ~ンが飛び立っていく。
ドロ~ンからの画像が計器盤の真ん中に出る。
「街を上から見ると、こうなんか。」てっ、そんな暇はないのだ。
「確か、方向的には、こっちだったな。」と、聞いていた方角へ飛ばす。
「あれか・・」 空に向けて火炎が噴出してるところが見える。
「そうですね、火を吹くか、吹かないかですか。」と、単純な答えだ。
それくらいなら、オレでもわかるが・・
「大きさは、どうなんだ。」「足跡は同じくらいの大きさだそうですわ。」と、いい加減な返事だ。
「火を吐くらしいが、どこまで届くんだ。」とも聞いた。
「そこまでは、知りませんわ。」と、返事するルイザだ。
そして、「ユミスケさん、ライラ様をお守りください。」とも言った。
「当然だ、オレの子を孕んでいるからな。」と、返事した。
しかし、火を吐く生物がいるだろうか・・・ まあ、この魔法の世界は地球の常識は通用しない。
マジで、ゴジラが生息してるのかも・・・
「そうだ、玉鋼を造るための炉の枠があったな。」と、オレは名案を思いついたのだ。
「あの、土色の穴の開いてる板ですか。」とルイザだ。
穴はフイゴで風を送る穴である。
「火が火炎なら、アレで防げるはずだ。」玉鋼の鋳造に耐える壁だ。
マジな火炎でも防げるはずだ。
いまは、ソレに賭けるしかない。
フーボーがやっと目を覚ました。
「こい、フーボー、作戦があるんだ。」「おお、そうですか、なら死なずに済みそうですね。」
「いや、死ぬのは火竜だ。」と、オレは叫んで建設機械の車庫まで走る。
作戦は、こうだ。 建設機械の運転席を防火壁でガードする。
そして、見えにくいが、壁の穴から火竜を機械の鉄のツメで押さえ込む。
そして、火竜の首を刈るのだ。
いや、引きちぎるのだ。 地竜の首を引きちぎるようにだ。
建設機械をだして、玉鋼の工房まで動かした。
そこで、フーボーと二人で運転席に防火壁を取り付けた。
ルイザが、「ユミスケ、時間がありません、街の門まで・・」と叫ぶ。
ルイザに、「ライラは・・」と言うと。
「多分、役所の地下に隠れていると思いますわ。」と、いうのだ。
地下室があったんだ。 「内緒ですわ。」と、口にフタだ。
「フーボーは、オレの援護だ。」と、いつもの指示だ。
つまり、背後で待機である。
「ランクルは使えるな。」「え、え、すこしは。」
「馬は役に立たないから、ランクルを使え。」と指示である。
火竜では、馬は泡を吹いて逃げるだけだからだ。
フーボーはオレの指示を正確に守るから、使えるのである。
「そうだ、学校の生徒は避難が・・」「私がやっておきますわ。」と、ルイザだ。
「おお、助かる。」「え、え、役所の地下室に避難させますわ。」
「頼む。」「え、え。」 地下室が秘密だと、言いながら生徒は避難させる、ルイザには助かったのだ。
医院の先生は救護班の用意をしていた。
火傷の治療が治癒魔法でできるか心配だが・・・
「フーボー、オレがヤラれたら逃げていいからな。」「了解です。」と、フーボーだ。
了解なんて言葉どこで覚えたんだ。
「門の外で、火竜を待ち伏せるからな。」「フーボーはランクルで待機だ。」と指示を出した。
「キュ、キュル、キュル。」と、履帯の音を響かせて、街の門から街外へ出た。
穴から付近を見てるが、さすがに見にくいのだ。
しかし、灰になりたくはないから、我慢だ。
そうだ、偵察用のラジコンドロ~ンが備えてあるはずだったな。
コントローラーを出す。 ボタンを押した。
建設機械の後部から4枚プロペラのドロ~ンが飛び立っていく。
ドロ~ンからの画像が計器盤の真ん中に出る。
「街を上から見ると、こうなんか。」てっ、そんな暇はないのだ。
「確か、方向的には、こっちだったな。」と、聞いていた方角へ飛ばす。
「あれか・・」 空に向けて火炎が噴出してるところが見える。
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