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遺跡の再調査。
ランクルの回収。
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3回目の遺跡調査だ。 もう、慣れたモノだ。
今回は線香と蝋燭と花を持参した。 遺体を発見があるからだ。
せめて、供養はしてやらねば。 同じ人間でもあるからだ。
以前のトイレの遺体も埋葬するつもりで、スコップ持参である。
三日の旅だが、難なく進めたのだ。 野獣が住めない無毛の地だからだ。
森や川がないからである。 調べれば、それなりの生物はいるかもしれないが、オレは学者ではない。
難なく、遺跡まで到着だ。
「フーボー、ランプを下げてついてきてくれ。」と指示だ。
閉じてあるトビラは異常はなかったようだ。
奥のドアを開ける。 廊下がある。 トイレを過ぎて、一番奥のドアを開ける。
「ギィィィ~ッ。」とイヤな音だ。
フーボーは、もう少しでランプを落とすところだった。
ドアの後ろにある、明かりのスイッチをパチンと入れたが、反応はなかった。
動力は無いようだ。 まあ、500年は経ってるからだろう。
誰かが椅子に座っている。 後ろからでは、ヒトとわかるだけだ。 髪は黒色だ。
服は作業服様である。 椅子は机に向かっているようだ。
500年だ、生きてるわけはないのだが。
恐る恐る、近づいた。 「うわ~っ。」と、フーボーがランプを落とした。
毛髪のガイコツである。 ランプはハリケーンランプだ。
普通のヤツではない。 フーボーがあわてて拾った。
オレは手を合わせて、ナミアムダブツだ。
供養は調査の後だ。
それから、数人の骸骨があった。 何があったか不明だが、殺されたようではないのが慰めだ。
まだ、武器は見つかっていない。
「まてよ、日本は武器の規制が強かったような・・」と、だんだん思い出してきたのだ。
警察や軍隊以外は一部の狩猟者以外は銃なぞ禁止だったはずだ。
ここは、どう見ても、警察や軍隊の施設ではない。
結局、オレとフーボーは武器を見つけることはできなかったのだ。
しかし、手ぶらでは、帰れないしな。
「そうだ、ランクルがあった、あれをライラへのみやげにしょう。」
「フーボーは馬車で、ついてきてくれ。」と、指示だ。
そして、遺骸を集めて、埋葬である。
骸骨をさらしておくわけにはいかないのだ。
そこは、フーボーが嫌がったが、無理に手伝わせたのだ。
死者への礼は欠いてはいけない。 線香と蝋燭をたて、花を添えた。 数は14柱ほどであった。
とても、14個も穴は掘れない。
それで、深さは浅いが我慢してもらう。
墓石は用意できないので、手ごろな石を置いておいた。
名前も不明だ、石だけである。 目的は果たせなかったが、街へ帰ることとした。
ただ、日誌のようなモノがあったので、街へ帰ったら調べてみるつもりでもって持って帰ることとしたのだ。
もちろん、日本語で書いてある。
やはり、紙媒体は残るモノだ。
これが、磁気やデジタル素材では、判読不能だろう。
しかし、よくアマテラス様は計算機らしいが、よく記録が消えないモノである。
どんな記憶媒体か・・まあ、教えてはくれないだろうな(オレの体内のナノマシンが沈黙だからである。)・・・・
今回は線香と蝋燭と花を持参した。 遺体を発見があるからだ。
せめて、供養はしてやらねば。 同じ人間でもあるからだ。
以前のトイレの遺体も埋葬するつもりで、スコップ持参である。
三日の旅だが、難なく進めたのだ。 野獣が住めない無毛の地だからだ。
森や川がないからである。 調べれば、それなりの生物はいるかもしれないが、オレは学者ではない。
難なく、遺跡まで到着だ。
「フーボー、ランプを下げてついてきてくれ。」と指示だ。
閉じてあるトビラは異常はなかったようだ。
奥のドアを開ける。 廊下がある。 トイレを過ぎて、一番奥のドアを開ける。
「ギィィィ~ッ。」とイヤな音だ。
フーボーは、もう少しでランプを落とすところだった。
ドアの後ろにある、明かりのスイッチをパチンと入れたが、反応はなかった。
動力は無いようだ。 まあ、500年は経ってるからだろう。
誰かが椅子に座っている。 後ろからでは、ヒトとわかるだけだ。 髪は黒色だ。
服は作業服様である。 椅子は机に向かっているようだ。
500年だ、生きてるわけはないのだが。
恐る恐る、近づいた。 「うわ~っ。」と、フーボーがランプを落とした。
毛髪のガイコツである。 ランプはハリケーンランプだ。
普通のヤツではない。 フーボーがあわてて拾った。
オレは手を合わせて、ナミアムダブツだ。
供養は調査の後だ。
それから、数人の骸骨があった。 何があったか不明だが、殺されたようではないのが慰めだ。
まだ、武器は見つかっていない。
「まてよ、日本は武器の規制が強かったような・・」と、だんだん思い出してきたのだ。
警察や軍隊以外は一部の狩猟者以外は銃なぞ禁止だったはずだ。
ここは、どう見ても、警察や軍隊の施設ではない。
結局、オレとフーボーは武器を見つけることはできなかったのだ。
しかし、手ぶらでは、帰れないしな。
「そうだ、ランクルがあった、あれをライラへのみやげにしょう。」
「フーボーは馬車で、ついてきてくれ。」と、指示だ。
そして、遺骸を集めて、埋葬である。
骸骨をさらしておくわけにはいかないのだ。
そこは、フーボーが嫌がったが、無理に手伝わせたのだ。
死者への礼は欠いてはいけない。 線香と蝋燭をたて、花を添えた。 数は14柱ほどであった。
とても、14個も穴は掘れない。
それで、深さは浅いが我慢してもらう。
墓石は用意できないので、手ごろな石を置いておいた。
名前も不明だ、石だけである。 目的は果たせなかったが、街へ帰ることとした。
ただ、日誌のようなモノがあったので、街へ帰ったら調べてみるつもりでもって持って帰ることとしたのだ。
もちろん、日本語で書いてある。
やはり、紙媒体は残るモノだ。
これが、磁気やデジタル素材では、判読不能だろう。
しかし、よくアマテラス様は計算機らしいが、よく記録が消えないモノである。
どんな記憶媒体か・・まあ、教えてはくれないだろうな(オレの体内のナノマシンが沈黙だからである。)・・・・
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