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ライラ、感動する。
これが、究極魔法なのね!
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そして、古代遺跡の車庫で、ひとつの発見があったのだ。
「これは、発電機かな?」 「発電機ってなんですか?」とフーボーが聞いた。
「まあ、説明が・・」「わかりました。」と、何も言わないフーボーだ。
四角い金属の箱だ。 コンセントが4個ついてるから、発電機かと思ったのだ。
上には水を入れるタンクだ。 そして、ボタンが3個ついてる。
日本語の説明が・・・かすれて読めないが・・
車庫としてなら、発電機があっても不思議では無いのだ。
「これで、ライラが喜ぶだろう。」と、遺跡まで往復する成果は十分あったのだ。
盗賊や野獣の襲撃もなく、無事に街の門をくぐったのである。
往復10日の旅だった。 「フーボーありがとう、」「またお願いするからね。」と、激励する。
割り増し給金をライラからもらって、ご機嫌なフーボーだった。
旅の疲れもあり、トイレは翌日のライラへのお披露目となる。
まずは、ライラの屋敷への取り付けだ。
この世界にも陶器はある。 それで、タイルはあるのだ。
そして、トイレは水廻りだから、タイル張りである。
穴が開いていて、そこからウンチが落ちるのだ。 そして、大きなカメに溜まる。
ここで、オレは失敗したことを知る。 そう、浄化槽か下水処理施設が必要なことをだ。
忘れていたのである。 便座だけでは、ダメなことをである。
水洗では、カメがあっというまに一杯だ。 毎日、カメから汲みださなければならない。
それも、オシッコまじりのウンチをである。
この街では、下人や認非人の仕事だ。(下人とは、街の住民であるが、最下層の身分のヒトだ、認非人は軽犯罪者である。)警察も検察や刑ムショも無いが、上に謀反を起こしたり、ヒトを殺したり、盗賊は罪人となる。
そして、当主が罪上を決定するのだ。 まあ、気に入らないヤツなら、首を刎ねることもできる。
それほど、貴族や当主は権力があるのだ。
逆らえば、しまいには王都の軍隊まで話が及ぶのだ。
ライラは、「では、トイレのカメの汲み取りは、毎日やらせましょう。」と、平然というのだ。
まあ、オレは不幸な下人に同情はするが気持ちだけだ。
汲み取り1回で金になるからだ。
ケモノの解体やトイレの始末など、ヒトが嫌がる仕事をして、金をもらってるのである。
そういうヒトも必要なのである。
ちなみに、ヒトを殺すと首刎ねだ。 もちろん、過失もそうだ。
過失という考えがないし、時効もないのだ。
そして、刑法は、カンタンな規則だけだ。
まあ、ライラが機嫌が悪いと、ケチな罪でも首チョンである。 そこは、オレは知らんふりである。
オレは、世直し大明神ではないからである。
黄門様でも、正義の味方でもない。 単なるオッサンなのだ。
かわいそうに思っても、思うだけである。
なぜなら、オレは神様ではないし、貴族様でも、まして王都の王様でもないからだ。
そうだ、洗浄トイレの話だった。
なんとか、トイレに備えることが、できた。 発電機は水を1リットルで、1日動く。
それも、静穏設計で静かなモノである。 そして、スイッチを入れた。
「さあ、これで使えるよ。」と、ボタンの説明をする。
そこは、互いにナメナメしてる仲である。 ビデの説明もできたのだ。
そして、メイドにカメの汲み取りの確認を依頼した。 そして、汲み取りが終わる。
カメは空である。 洗浄トイレのホースへ水タンクをつないだ。 (このトイレは洗浄水はタンク式ではなく、瞬間湯沸かし式で、最新のヤツだ。
「いいよ、ライラ。」と、いうが。 「そうですね、お花を摘んでみても。」と、おもむろに、ご入室である。
もちろん、オシッコが流れる音は流水音で消される。
ウンチがブリッと出る音も消されるのだ。
そこは、日本製の洗浄トイレである。 さあ、感想は・・・・
「これは、発電機かな?」 「発電機ってなんですか?」とフーボーが聞いた。
「まあ、説明が・・」「わかりました。」と、何も言わないフーボーだ。
四角い金属の箱だ。 コンセントが4個ついてるから、発電機かと思ったのだ。
上には水を入れるタンクだ。 そして、ボタンが3個ついてる。
日本語の説明が・・・かすれて読めないが・・
車庫としてなら、発電機があっても不思議では無いのだ。
「これで、ライラが喜ぶだろう。」と、遺跡まで往復する成果は十分あったのだ。
盗賊や野獣の襲撃もなく、無事に街の門をくぐったのである。
往復10日の旅だった。 「フーボーありがとう、」「またお願いするからね。」と、激励する。
割り増し給金をライラからもらって、ご機嫌なフーボーだった。
旅の疲れもあり、トイレは翌日のライラへのお披露目となる。
まずは、ライラの屋敷への取り付けだ。
この世界にも陶器はある。 それで、タイルはあるのだ。
そして、トイレは水廻りだから、タイル張りである。
穴が開いていて、そこからウンチが落ちるのだ。 そして、大きなカメに溜まる。
ここで、オレは失敗したことを知る。 そう、浄化槽か下水処理施設が必要なことをだ。
忘れていたのである。 便座だけでは、ダメなことをである。
水洗では、カメがあっというまに一杯だ。 毎日、カメから汲みださなければならない。
それも、オシッコまじりのウンチをである。
この街では、下人や認非人の仕事だ。(下人とは、街の住民であるが、最下層の身分のヒトだ、認非人は軽犯罪者である。)警察も検察や刑ムショも無いが、上に謀反を起こしたり、ヒトを殺したり、盗賊は罪人となる。
そして、当主が罪上を決定するのだ。 まあ、気に入らないヤツなら、首を刎ねることもできる。
それほど、貴族や当主は権力があるのだ。
逆らえば、しまいには王都の軍隊まで話が及ぶのだ。
ライラは、「では、トイレのカメの汲み取りは、毎日やらせましょう。」と、平然というのだ。
まあ、オレは不幸な下人に同情はするが気持ちだけだ。
汲み取り1回で金になるからだ。
ケモノの解体やトイレの始末など、ヒトが嫌がる仕事をして、金をもらってるのである。
そういうヒトも必要なのである。
ちなみに、ヒトを殺すと首刎ねだ。 もちろん、過失もそうだ。
過失という考えがないし、時効もないのだ。
そして、刑法は、カンタンな規則だけだ。
まあ、ライラが機嫌が悪いと、ケチな罪でも首チョンである。 そこは、オレは知らんふりである。
オレは、世直し大明神ではないからである。
黄門様でも、正義の味方でもない。 単なるオッサンなのだ。
かわいそうに思っても、思うだけである。
なぜなら、オレは神様ではないし、貴族様でも、まして王都の王様でもないからだ。
そうだ、洗浄トイレの話だった。
なんとか、トイレに備えることが、できた。 発電機は水を1リットルで、1日動く。
それも、静穏設計で静かなモノである。 そして、スイッチを入れた。
「さあ、これで使えるよ。」と、ボタンの説明をする。
そこは、互いにナメナメしてる仲である。 ビデの説明もできたのだ。
そして、メイドにカメの汲み取りの確認を依頼した。 そして、汲み取りが終わる。
カメは空である。 洗浄トイレのホースへ水タンクをつないだ。 (このトイレは洗浄水はタンク式ではなく、瞬間湯沸かし式で、最新のヤツだ。
「いいよ、ライラ。」と、いうが。 「そうですね、お花を摘んでみても。」と、おもむろに、ご入室である。
もちろん、オシッコが流れる音は流水音で消される。
ウンチがブリッと出る音も消されるのだ。
そこは、日本製の洗浄トイレである。 さあ、感想は・・・・
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