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あれは役立つ、受付のナオンだ。
どんな、影をもってるんだか・・・
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「あの、案件はどうなりました。」と、主任が受付に聞いた。
「あ、あ、今日にも解決するかと・・」 「さすが、君は役に立つな。」と感心する主任だ。
オレが替わったら、代わりに推薦しようか、とも思うほどだ。
汚れ仕事をこなす冒険者はいない。
まあ、メンツもあるからだ。
しかし、汚れ仕事は、解決しなければならない案件が多いのだ。
排水溝にネズミが群れて、とうとう王様ネズミまであらわれた。
こうなると、下人や認非人では無理だ。 それなりのヤツしか駆除ができないからだ。
それで、影の案件となるのだ。
受付は、それなりに影、つまり裏の仕事をヤラせるヤツを持っている。
そのヤバイ仕事を処理できる受付ナオンは出世が早いのである。 役所は対面が大切なところだ。
しかし、解決しなければならない裏の案件も少なくない。
それで、信用おける受付ナオンは取り立てられるのだ。
「君は、なかなかのモンだな、どんなヤツを手に入れたんだ。」 「それは、言えません。」
「そうだな、わかってるが、まあ次期主任の座はきまったようなものだ、失敗しないようにな。」
「ありがとうごさいます。」とほほ笑むナオンである。
つい、ひと月前だ。あヤツが、あたいの前に来て、「なんか仕事はないかな。」と聞いたのだ。
見ると、風采があがらない中年オトコだった。
一見して金が無いと踏んだわ。
そして、「どんな仕事でもいいから、金になるやつを・・」と言うのよ。
あたいは一瞬で、こいつは使えると感じたわ。
そう、うまく使えば、いいなりの影になると・・・ それから、あたいは主任から、やたらと汚れ仕事を廻されたわ。
なぜなら、解決するからだわ。
もちろん、例のアレにやらせたのよ。
それが、意外に使えるヤツだったわ。
ひと月で、あたいは、4件も汚れ案件を解決できたわ。
普通は、1件も解決しないのによ。
あたいは、なかなかのヤツを手に入れたのよ。
それで、他に使われないように、取引をしたのよ。
この町では、あたい以外から仕事は受けないとね、その代わりに、剣やら作業着やら、色々なアドバイスをしたわ。
そうして、あたいは使える影を手に入れたのよ。
絶対に、離さないわよ、なんせ出世の道具なんだから。
汚れ仕事が数件解決したら、主任が取り立ての話が中央から来たわ。
まあ、あたいのおかげなんだけど。(本当は、ヤツのおかげなんだが)それで、席が空くわ。
すると、主任は、あたいに気をつかって(当然だわ。)次席をあたいに推薦するといったわ。
推薦がとれれば、話はマジだわ。
あ、あ、はやくヤツが王様ネズミを狩って、戻ってこないかな・・・
「あ、あ、今日にも解決するかと・・」 「さすが、君は役に立つな。」と感心する主任だ。
オレが替わったら、代わりに推薦しようか、とも思うほどだ。
汚れ仕事をこなす冒険者はいない。
まあ、メンツもあるからだ。
しかし、汚れ仕事は、解決しなければならない案件が多いのだ。
排水溝にネズミが群れて、とうとう王様ネズミまであらわれた。
こうなると、下人や認非人では無理だ。 それなりのヤツしか駆除ができないからだ。
それで、影の案件となるのだ。
受付は、それなりに影、つまり裏の仕事をヤラせるヤツを持っている。
そのヤバイ仕事を処理できる受付ナオンは出世が早いのである。 役所は対面が大切なところだ。
しかし、解決しなければならない裏の案件も少なくない。
それで、信用おける受付ナオンは取り立てられるのだ。
「君は、なかなかのモンだな、どんなヤツを手に入れたんだ。」 「それは、言えません。」
「そうだな、わかってるが、まあ次期主任の座はきまったようなものだ、失敗しないようにな。」
「ありがとうごさいます。」とほほ笑むナオンである。
つい、ひと月前だ。あヤツが、あたいの前に来て、「なんか仕事はないかな。」と聞いたのだ。
見ると、風采があがらない中年オトコだった。
一見して金が無いと踏んだわ。
そして、「どんな仕事でもいいから、金になるやつを・・」と言うのよ。
あたいは一瞬で、こいつは使えると感じたわ。
そう、うまく使えば、いいなりの影になると・・・ それから、あたいは主任から、やたらと汚れ仕事を廻されたわ。
なぜなら、解決するからだわ。
もちろん、例のアレにやらせたのよ。
それが、意外に使えるヤツだったわ。
ひと月で、あたいは、4件も汚れ案件を解決できたわ。
普通は、1件も解決しないのによ。
あたいは、なかなかのヤツを手に入れたのよ。
それで、他に使われないように、取引をしたのよ。
この町では、あたい以外から仕事は受けないとね、その代わりに、剣やら作業着やら、色々なアドバイスをしたわ。
そうして、あたいは使える影を手に入れたのよ。
絶対に、離さないわよ、なんせ出世の道具なんだから。
汚れ仕事が数件解決したら、主任が取り立ての話が中央から来たわ。
まあ、あたいのおかげなんだけど。(本当は、ヤツのおかげなんだが)それで、席が空くわ。
すると、主任は、あたいに気をつかって(当然だわ。)次席をあたいに推薦するといったわ。
推薦がとれれば、話はマジだわ。
あ、あ、はやくヤツが王様ネズミを狩って、戻ってこないかな・・・
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