満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ

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さすが、逃げることは世界イチだ。

なんでも1番はいいものニダ。

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 朝鮮馬賊が世界一なのが、逃げる速さだ。 イタリーより速いのだ。 あのヘタレ軍隊より、逃げ足が速いのだ。 ここは、我が国も、見習うべきか?  蜘蛛の子を散らすように逃げる・・・ 機銃掃射から逃げられるのは、朝鮮馬賊のみだな。 そう、弱っちい馬賊は、モーゼル銃を放り投げて逃げるのだ。 武器を捨てて逃げるから、速いのだ。 後先、考えずに逃げるから、速いわな・・・・ 朝鮮戦争で、助けにきた米軍が置き去りになり、韓国軍は逃げたのだ。 米軍の体験記に書いてるのだ。 いつのまにか、韓国軍は居ない。 北朝鮮軍も、いない。 そして、中国共産党軍と米軍との戦いになっていたらしい。 朝鮮は、昔からそうなのだ。 他国を巻き込んで、巻き込まれた国は災難だ。 地球の害悪しかならないヤツらである。 機銃掃射した坂井海曹は、びっくりだ。 「おい、やつら消えてしまったぞ。」 「あ、あ、いつものことだ。」 と倉田飛曹だ。 「腕が鈍ったな、一人も倒せなかったようだ。」 と悔しがる。 「まあ、気にするな、殺せば銃の錆しかならないらない、(一文の価値もない。)偵察して、ヤツらが逃げたか確かめよう。」 「わかった。」  馬がいないから、馬賊は逃げたらしい。 しかし、もったいない話だ。 地面に銃が、たくさん落ちている。 「いないようだな、では校庭に着陸だ。」 「うむ。」 もとより、STOL性能が優れているから、難なく校庭に着陸した。 ペラが止まる。 それを、見て、生徒やセンセイらが、駆け寄る。 97式を囲んで、喜ぶ草原分校の面々だ。 校長兼センセイのオバサンが、坂井海曹に、感謝の言葉だ。 満州言葉で、坂井には理解不能だが。 仕草で、わかるのである。 もう、女高生は97式を囲んで、バンザイの嵐だ。 シナへの貢物になるところだったのだ。 まあ、気持ちはわかる討伐隊員だ。 「燃料をトラックで、討伐隊から運んでもらおう。」 と倉田が学校事務員へ依頼している。 まあ、半日かかるらしい。 「なら、その時間、感謝の会ですね。」  オルガンを囲んで感謝の歌を歌う、満州娘らである。 もう、坂井は、顔を真っ赤に照れていた。 日本海軍の猛者も、女高生には弱いのだ。 そのころ、ようやく救急のトラックが着いて、退役軍人を病院へだ。 彼は、肩や腕を撃たれて、しばらく戻れないだろう。 よく、モーゼル機関銃相手に耐えたものだ。 鉄カブトは傷だらけだった。 「よく、カブトがもちましたね。」 「うむ、鋼鉄以外に合金を重ねてあるからな。」 「そうなんですか。」 「あ、あ、これも討伐隊の戦闘機用の合板技術らしい。」 「ヘー、なるほど。」 わからんが、感心した坂井海曹である。 鋼鉄だけでは重いだけで行軍に差し支えるのだ。 軽くて銃弾を弾く合金の開発が、日本軍の鉄カブトに応用されていた。 まあ、見た目はわからないが・・・  そして、満州娘らは、倉田に気が付いた。 「あれ、ひょっとして、里親さんですか。」  倉田飛曹は40人の満州娘の留学の保証人としての里親だ。 草原分校まで、そのアダ名が聞こえていたようだ。 「あたいも、あたいも。」 女高生らはうるさい。 さすがに、40人で、いっぱいの倉田だ。  困った倉田飛曹は、坂井を見る。 「おまえは、まだ里親は初めてだな。」  「まあ、そうですが。」 「なら、頼むよ。」 「えっ。」 「どうすれば、いいかわかりませんが。」 「まあ、任せておけ。」 こうして、坂井海曹まで、巻き込んだのだ。 こうして、女学生15人の内、希望者の9人が坂井が里親になり、留学することとなった。 めでたし、めでたし・・・・・
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