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反省会だ、まただ。
また、反省会かよ?
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討伐隊の指令棟の前に広報掲示札がある。 お代官様の、お達しみたいなものだ。 そこに、定番の反省会の開催が掲示された。 「またかよ。」 ホンダ飛曹は、自らが指揮したものだから、ヤリ玉に上がらないか心配なのだ。 結果として、5人の娘らは救出できた。 それで、いいではないか・・・ それで、終わるほど討伐隊は甘くはないのだ。 日々、これ進歩がなければならない討伐隊だ。 カラオケルームではない、会議室で勤務が終わってから始まる会議だ。 勤務時間ないは、訓練やパトロールで、会議なぞ、やってられんのだ。 そこが、日本人なのだ。 諸外国の国民とは、違うのだ。 働くことは、美徳なのである。 給食の、まかないおばちゃんから守衛まで全員が集合だ。 警備は機械警備に切り替えてある。 「さて、今回の山奥村の娘誘拐事件の件だが、皆 腹蔵なく発言ほしい。」 隊長の挨拶で、続いてホンダ飛曹からの、結果発表だ。 まあ、機密事項は省いてある。 どうして、まかないオバサンまでなのか。 それは、いざの時、まかないオバサンも戦死する可能性があるからだ。 討伐隊は軍事施設である。 爆撃される可能性もあるからだ。 そして、仲間意識を高めるためである。 まだ、レーダーは作られていない時代なのだ。 それで、ホンダ飛曹も、部分的には触れていない箇所もあるのだ。 たとえば、戦闘機の照準器や落下式増槽などだ。 落下式増槽は、飛行距離を飛躍的に伸ばすことに成功した装備だ。 最初に採用は日本軍だ。 それで、奉天から朝鮮まで飛べるようになったのだ。 「今回の事件は、発生が山奥村だ、無線機が届かない。」 「それが、救援要請が遅れた理由だ。」 「しかし、ヤツらが、仲間割れというか、馬賊同士で娘らの奪い合いをしていたのだ、時間がかせげたのだ。」 「ヤツらは、自分さえよければいいからな。」 「関わりたくはないが、仕掛けてくる以上は、奪還せざるを得ない。」 「それで、満州側は、なんと。」 「まあ、山奥村の無線機に関しては技術的な面があるから無理なのだ。」 まだ、中継基地を置く財力はないのだ。 「それに、警備の退役軍人が乗っていなかった。」 「そこは、新たに派遣してもらうことになったが。」 「だが、山奥だぞ。」 「希望する退役軍人がいるかな?」 「そこは、満州政府まかせだ。」 「娘らの感謝の声が聴けるから、希望者は多いと聞くが。」 「オレも、退役したら希望するぞ。」 「まだ、数十年さきだ。」 「そのころには、馬賊がまだ居るかな?」 「イヤ、ヤツらはシナからの要求がある限り、馬賊はなくならんさ。」 「満州では、とおに馬賊は過去の遺物だぞ。」 「そこが、人種の違いだ。」 「ヤツらは、進歩という文化が無いからな。」 「そうだな、両班の街も常人や賤人の家は酷かった。」 「1000年前と変わらんからな。」 「満州国は、ずいぶん変わったぞ。」 街には電車が走り、都市を結ぶ鉄道もあるのだ。 朝鮮半島は、日本が関わらないから、鉄道も電車も無い。 (現在、半島にあるインフラは、ほとんどが過去に日本が造ったものだ。 ハングルから、学校、病院なども) この戦記は、日本が半島に介入していないことが大前提なのだ。 日本国憲法の前文に、記したい。 朝鮮人に、教えない、助けない、、関わらない。 忘れてはならない、言葉だ・・・・・
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