満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ

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朝鮮馬賊のトラップ。

疑う以上に、疑うことだ。

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 ホンダ飛曹(今回の作戦の指揮者。)に倉田飛曹が、「ところで、座敷牢にトラップはなかったろうな?」 「そうだ、そこだ。」 気づいたホンダは無線機のマイクを握る。 「救出班へ。」 「こちら救出班どうぞ。」 「座敷牢に仕掛けはないか注意されたし。」 「いまから、座敷牢を開けるところだが、わかった。」 なんとか、間に合ったか・・・ なんせ、相手は朝鮮馬賊だ、他の朝鮮馬賊と奪い合いだ。 なら、当然、座敷牢に仕掛けをするにちがいないのだ。 なぜなら、朝鮮のコトワザに、ヒトにやるならドブに放れとあるのだ。 ヤツらは、他人の不幸が蜜の味なのだ。 他人の不幸を喜ぶ民族なのだ。 日本の震災などで、ヤツらは日帝に神罰だ、と喜んだものだ。 そういう民族なのだ。 だから、献女の奪い合いだから、奪われるなら爆破してしまえ、の考えだ。 娘らの命なぞ毛ほども思っていないのだ。 そこが、半島の根本的考え方だ。 「こちら、救出班、指揮班どうぞ。」 「こちら、指揮班だ、どうぞ。」 「あぶないところだ、座敷牢の床下に爆薬だ。」 「それで、解除は?」 「いま、爆弾専門員が潜っている。」 「そうか、娘らは。」 「まだ、牢の中だが、元気そうだ。」 「爆弾班から指揮班?」 「こちら、指揮班だ。」 「爆薬と仕掛けがわかったが、座敷牢のドビラを開けると爆発する仕掛けが解除できない。」 「無理するな。」 「わかった、ではトビラ以外の救出を考える。」 無線通信が終わる。 そのころ、馬賊同士の戦闘に優劣がつきだした。 朝鮮は形勢が悪くなると、武器を放り出して逃げるのが早い。 現実の朝鮮戦争でも、韓国軍の逃げ足の速さは世界一だ。 それも、米軍から渡された最新の機関銃なぞを放り出して逃げるのだ。 それを、シナや北が拾い、使ったのだ。 それは、米軍のレポートなどから本当の話であるのだ。 日本軍の当時のマニュアルにも、朝鮮人の兵には二人の日本人の兵が見張れとある。 天皇陛下の紋章付きの武器を放かって逃げられては堪らないからだ。 形勢が悪くなった馬賊は、シナ様から渡されたモーゼル銃でも、放り投げて逃げ出した。 「どうやら、馬賊が勝負がついたようだ。」 ホンダ飛曹は、「まだ、座敷牢は対処できないか?」 無線係が、「まだ、出来ていません。」 「わかった、では、馬賊掃討作戦を開始するぞ。」 「おう。」 突撃銃の組と迫撃砲の組と二手にわかれた。 背後から迫撃砲の雨を降らせるのだ。 「いいか、隊長からは殲滅指令が出ている、馬賊殲滅だ。」 隊員は、配置についた。 他の馬賊に勝った、馬賊は意気揚々と屋敷に戻ってきつつある。 「おい、おかしいぞ、見張りがおらんぞ。」 「ヤツらは、どこで遊んでるんだ、まさか生娘に手をつけたんじゃあ?」 「まさか?」 と、まだ日本軍の討伐隊に気づいていないようだ。 「よし、殲滅はじめ。」 ホンダ飛曹の合図だ。 とたんに、銃撃は始まる、次々と倒れる馬賊だ。 いままで好き放題、生きてきた報いがきたのだ。 「ドウーンン。」 地面に砲撃が炸裂する。 「うわ、砲撃だ。」 馬賊連中は、次々と逃げ出した。 もう、蜘蛛の子を散らすようだ。 モーゼル銃を他って、逃げ出した。 さすがに、逃げ足は速い朝鮮馬賊だ・・・・
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