満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ

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さらわれた生娘!

5人もの生娘が・・・

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 ここは、山奥村だ。 山々で、無線が届かない。 それで、村には無線機が無い。 しかし、今の今まで朝鮮馬賊に狙われたことはなかった。 さすがに、この山奥までは狙わないとの油断が村にはあったのだ。 それで、通学馬車の警備は無かったのだ。 御者も武器は持っていない。 山奥の道だから、馬車も小型で、馬は1頭だけだ。 まあ、通学する生娘も5人しかいないからだが・・・ 山奥の生娘だから、垢抜けてはいない、モロの山奥女である。 しかし、生娘には違いは無いのだ。 新品のナオンなのだ。 まあ、外観が都会ではないだけである。 磨けば、変わらないのだ。 原石が新品かが問題なのだ。 生娘には価値があるのである。 それも、満州娘ならブランドなのだ。 半島の爆連女とは違うのだ。 犬のスピッツのごとく泣き喚くから、オナゴらしさは皆無なのだ。 シナ様いわく、ひとりの満州生娘は、半島の生娘10人分の価値があるそうだ。 それだけ、シナ様は半島女にはノーを突き付けているのである。 だから、自らの手下の半島人をこき使って、満州生娘を手に入れようと躍起になっているのである。 「今回は、うまく行きそうだな。」 「え、え、いままで狙ったことのない山奥村を狙うそうです。」 「まあ、期待しておるぞ。」 「そうだ、生娘1人に金10貫を進呈だな。」 「それは、まことで。」 「うむ、まかせておけ、最近は満州生娘の価値がウナギ登りなのだ。」 「なんせ、一度味わうと、天上の味だとか。」 「それは、まことで?」 「そうよ、まさに満州生娘は天女と同じ味だとか。」 「それほど・・・」 「だから、5人でも50貫の金と交換するのだ。」 「お、お、50貫ですか。」 「そうだ、5人なら、さらに上乗せして、計60貫としようぞ。」 「ハハーっ。」 半島の両班は、高額な生娘の価値に顔がカネだ・・・ 「いいか、絶対に成功するのだ、成功したら生娘ひとりに1貫、5人なら5貫をさげわたすぞよ。」 手下は金1貫と聞いて喜ぶ。 (しかし、両班貴族が9貫も横取りしているとは夢にも思わないのだ。) 金1貫あれば、一生遊んで暮らせるのだ。 手下は、真剣に作戦を考えた。 なんとしても、5人の生娘を拉致するのだ。 そして、明るい老後を過ごすのだ。 まあ、勝手な半島的な考えの手下であった・・・ そして、半島北部の両班の街から手下と、その配下の15人あまりの馬賊が満州国の山奥村を目指して進んだ。 狙うは山奥村の通学馬車だ。 狙う場所は、平地になりつつある空き地を選んで、隠れる馬賊連中だ。 5丁のモーゼル拳銃も用意万端だ。 道に切った木材を通せんぼに倒した。 「もうすぐ、馬車が来る頃合いだ。」 馬の音が聞こえる。 なんにも知らない、山奥村の通学馬車が角を曲がってきた。 「あ、なんだ、道を塞いでるぞ。」 御者が叫んだ。 馬賊が前と馬車の後ろに挟むように出てきた。 「うわーっ、馬賊がでたー。」 御者は逃げ出した。 馬賊は御者を拳銃で撃ち殺した。 助けを呼ばれると思ったからだ。 「キャーッ。」 黄色い声がコダマする。 いるぞ、いるぞ生娘の黄色い声だ。 「出てこい、命までは盗らねえ。」 頭目が叫ぶ。 5人の生娘は、馬賊に捕らえられた。 どうなる、満州生娘、どうする討伐隊、どう助けるんだ・・・・・
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