満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ

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満州政府の要望

満州軍に飛行隊を

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 満州政府から役人の見学がある。 本郷隊長が説明役だ。 本郷隊長は満州語がペラペラだ。 シナの言葉がすこし変わっているだけだが。 シナ語の方言みたいなのだ。 そして、格納庫や発電器室、無線室を見学する。 満州政府の役人の視察は、結構あった。 そして、感心して帰っていく。 しばらくすると、また見学だ。 とうとう、役人が隊長に、「満州国に飛行隊が・・・」つまり、いままでは遠慮してたんだ。 やはり、飛行隊を造りたいらしい。 だが、飛行機はお高い。 安い買い物ではない。 満州国は開国して歴史も浅い。 税収も多くは無い。 なんせ、鉄虎隊の戦車も増えていない。 装甲車もだ。 つまり、現状維持で手が一杯なのだ。 それに、朝鮮との国境の警備も手薄なのだ。 いまでも、たまに少女のひとさらいはあるのだ。 だが、ごく少数なので、政府も軍の行動にはならなかった。 馬車に警備の退役軍人が配備されてから、馬車は襲われなくなったのだ。 聞くところでは、日本陸軍の退役兵卒で、日本軍の年金で生活しているとか。 満州国の物価が日本より安いから十分らしい。 満州少女らの警備と聞いて、希望者の競争率は高いとか。 服装はモロ、日本軍だ。 銃身を切り詰めた三八式をひざに置いて御者の隣に乗っている。 最初は馬賊がチラホラ襲撃してきたが、全員が瞬殺されてから襲撃は皆無だ。 ヤツラも命は惜しいらしい。 話を戻そう。 「そうですね、飛行機は高いですが、方法はあります。」 「それは。」 「ピンきりだという事です。」 「ふむ、安いものもあると。」 「最新の飛行機は高いし、維持に金がかかります。」 「ふむふむ。」 「しかし、旧式なら、それなりなのです。」 「どれほど。」 「まあ、わかりませんが、聞いて見ます。」 「ぜひとも、お頼みしたい。」 役人は喜んで帰っていった。 本郷隊長は、あきつ丸へ(大連港に偶然いたのだ。)無線で連絡だ。 「あーあー、あきつ丸。」 「こちら、あきつ丸です。」 「97式の旧式の満州国への配備を検討よろしく。」 「あきつ丸、了解。」 つまり、12気筒ではなく、8気筒のサイドバルブのエンジンのヤツだ。 馬力は400馬力で、速度は250キロが最高のヤツだ。 陸軍の格納庫でホコリをカブっているヤツだ。 ぜんぶで、10機ほどあった。 それを、安価に満州国へ渡して、飛行隊が誕生だ。 エンジンも複雑ではない。 自動車エンジンと変わらない。 今の97式の反転エンジンは複雑で、専用工具で、ミクロン単位の整備が必要だ。 しかし、旧式の400馬力エンジンは町工場クラスの整備道具でOKなのだ。 それに、武装の機銃は鉄虎隊の装甲車と同じで、弾が同じだ。 あきつ丸から本郷隊長に返信だ。 とりあえず、3機の97式を運んできたから渡してくれとのことだ。 満州国の役人は喜んで本郷隊長の手を握り振りまくる。 まあ、気持ちはわかるよ。 さて、肝心の操縦者だ。 まだ、満州国人にはいないからだ。 
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