満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ

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再度の半島の進攻

懲りないヤツラだ。

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 「おい、大将軍様への貢物は用意できたか。」 「それが、献女は、まだ揃いません。」 「どれだけ、そろえたのだ。」 「8人ほどでげす。」 「うむ、20人は必要なのだ。」 「いちおう、8人でも見てみよう。」 両班(朝鮮貴族)は座敷牢をのぞく。 「うううむ、全員処女だろうな。」 「そりゃもう、まちがいごぜえません。」 「うむ、まあ、まあ、だ。」 「これでも、かなり苦労したでげす。」 「わかっておる、満州から略奪できれば、・・・」 「それは、前回に失敗してえらいめ(ヒドイ)にあいましたが。」 「うむ、満州軍はたいしたことは無いが。」 「満州蛮族の裏には日本のヤツラが。」 「あの、戦闘機さえ、なんとかできれば。」 両班は、はたと気がついた。 「そうだ、満州蛮族(朝鮮は満州をバカにして、そう呼ぶ。)の村の無線機を、先に破壊するのだ。」 「そうか、連絡できねえ。」 「どうやるかだが。」 両班は考える。 顔は、まあ まあ パット見 違いは無い。 良く似ている、朝鮮は眼が釣りあがっていて、あごが張ってるくらいだ。 満州蛮族のも、よく似たやつはいる。 両班は、無線機の場所が村の真ん中なことに気がついた。 知らぬ顔で、村の真ん中までは、とても行けない。 では、どうすれば。 献女が出来なければ、替わりに黄金を要求されるのだ。 朝鮮の貨幣はシナからの輸入だ。 それで、高額の貨幣は流通していない。 また、紙の貨幣はない。 ニセ札が反乱して、経済がバラバラになってから紙幣は使わない。 なんせ、約束とか信頼の概念がない国、朝鮮半島である。 だから、平気で裏切る。 韓流ドラマは裏切りの繰り返しだ。 集めた献女の8人も、税が払えなかった農民から取り立てたオナゴである。 しかし、貢物を受け取りに使いが来る前に(朝鮮は馬車が無い、それでシナから馬車で受け取りにくるのだ。)なんとか、あと10人ほど集めなければならない。 「ところで、満州蛮族が最近は学校なる所にオナゴを通わせているとか。」 「ヘイ、なんでも生活の仕方を教えるとかで、娘を通わせているそうで。」 「それだ。」 両班はいう。 村に学校はない。 近くの、大きな村にある。 そこへ、何里も歩いてオナゴが通うらしい。 だが、それは、村から馬車でいくのだ。 警備の村人が乗ってる。 両班は、「なら、その馬車を調べるのじゃ。」 「はやく、せい。」 「は、はー。」 両班の部下は、さらに手下に下命する。 「いいか、馬車の通り道や乗るオナゴの人数を調べて来い。」 「わかりやした。」 部下は、満州国境(なんにもない、ただの谷だ。)を越えて、満州国へ入る。 なんか立て札があったが、字が読めないから素通りだ。 さて、部下は村の道に張り付いた。 朝がきた、おおきなアクビをしていたら馬車が村からでてくる。 なんか黄色い声が聞える。 そうか、あれだ。 部下は身を隠した。 そうとも知らずにパカパカと馬車は進む。 キャアキャアと、どう聞いてもオナゴの声だ、それも若いオナゴだ。 ヨダレが出るのを、拭き拭き部下は、すばやく馬車のオナゴの数を調べた。 片手の指が全部折れた。 そうか5人だな。 部下は、ホクホク顔で報告に帰るのであった。 
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