大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

文字の大きさ
上 下
336 / 380
原子爆弾というもの

使えない爆弾だ。

しおりを挟む
 米国は、原子爆弾を開発した。 現実の世界では、日本の広島と長崎という、人間が普通に暮らす都市に使った。 (ハーグ陸戦条約違反である。) 結果は何十万人の一般民間人が殺されたのだ。 原子爆弾は民間人を大量に殺す道具としては使えると米国は実験結果を喜んだのである。 そして、さらに威力が大きい水素爆弾を開発、ビキニ環礁で戦艦をたくさん浮かべて実験したのだ。 そう、大東亜戦争で、1隻だけ残った日本の戦艦長門も実験に使ったのである。 しかし、戦艦は、耐えたのである。(沈没まで、かなり時間がかかったのだ。) それなりに、放射能を隔離できる戦車や戦艦は核攻撃に直撃でなければ耐えることができるのである。 原爆(ピカドン)は防御していない、民間人に対して有効ではあるが、戦艦大和や武蔵などの、鉄の鎧の武器には効果が薄いのである。(大和なら放射能防御をほどこせば、戦えるのだ。) だから、民間人を大量に殺す武器として大陸間弾道ミサイルに使ってるのだ。(報復兵器である。) それなりの耐圧の隔壁があれば、核攻撃に耐える武器ができるのである。・・・・では、著者の妄想戦記はどうなのか。 米国は、広大な砂漠で、実験を行ったが、そこにトヨス製戦車マークⅡを無線運用して試したのである。 結果は原子爆弾はトヨス戦車に放射能の雨を降らせただけで、なんら戦車の運用に支障がなかったのである。(さすがに、生きてる人間は乗せられなかった。) もちろん、直撃では耐えることはできないだろう。 しかし、展開している戦車部隊の1両を破壊するために核を使うのはナンセンスである。 蟻の1匹を殺すために大和の46サンチ大砲を使うようなものだ。 都市の大量の民間人を殺すことにしか使えないと米国は気がついたのだ。 これでは、ハーグ陸戦条約違反であり、フェアプレイを力説する米国市民の理解は得られないのである。 現在、米国は原爆を戦争で使ってしまったので、言い訳に日本を早く降伏させるためだとしている。 本音は、大量の民間人をどれだけ殺せるか黄色いサル(日本人のことだ。)で試したかったのである。 だから、型が違う2発を都市の上で爆発させたのである。 しかし、現在は核は使うべきではなかったの意見が半分くらいあるらしい。  あと数十年たてば、すべての米国民が使うべきではなかったといいだすだろう。 戦争で、核兵器を使った唯一の国。 アメリカ合衆国は人類の歴史の上で、消えない汚点として残り続けるだろう。 しかし、妄想戦記では、核攻撃に耐えたトヨス製戦車マークⅡを観た米軍は悟ったのだ。 原子爆弾は使えない兵器だと。 持ってることが抑止力になるだけの兵器であることが判明したのである。 だから、現在の世界のように何千発も無い。 米国は数発持ってるだけだ。 なんとも、効率の悪い兵器との印象となったのだ。 ソ連もシナも独逸帝国までもが、原子爆弾は現在の妄想戦記の次元では欲していなかった。 維持に金がかかる、それにナマモノだから長くもたない。 それは、日本の山田総理の戦略であったのだ。 敵国の財産である、民間人を大量に殺すより、宗主国として君臨したほうが得るものが大きいのだ。 戦争は為政者だけの殺し合いで、いいのである。 一般民間人は、働いて生きているだけである。 日本の戦国時代の、いくさの考え方を世界に植えつけたのである。 そして、数の勝負では日本は負けてしまう。 それで、高度な軍事力を見せ付けることで軍事技術力の優劣が戦争の勝敗に関わると世界に示した。 数ではない、質である、と植えつけることで日本が、日本民族が地球で生きていける道をつくったのだ。  真珠湾攻撃は戦艦優位主義を航空機優位主義に変えることを米国に教えた、日本の過ちである。 山本五十六は誤ったのだ。 著者に言わせると愚考の将である。  しかし、妄想戦記の我らがアベ、イヤ山田総理は過ちを犯さなかったのだ。 すべて、福澤先生のおかげであるのだ。 (脱亜論を忘れてはならない、中国や朝鮮、韓国とは距離を置くのだ。)
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

大東亜戦争を回避する方法

ゆみすけ
歴史・時代
 大東亜戦争よ有利にの2期創作のつもりです。 時代は昭和20年ころです。 開戦を回避してからのラノベです。

満州国馬賊討伐飛行隊

ゆみすけ
歴史・時代
 満州国は、日本が作った対ソ連の干渉となる国であった。 未開の不毛の地であった。 無法の馬賊どもが闊歩する草原が広がる地だ。 そこに、農業開発開墾団が入植してくる。 とうぜん、馬賊と激しい勢力争いとなる。 馬賊は機動性を武器に、なかなか殲滅できなかった。 それで、入植者保護のため満州政府が宗主国である日本国へ馬賊討伐を要請したのである。 それに答えたのが馬賊専門の討伐飛行隊である。 

B29を撃墜する方法。

ゆみすけ
歴史・時代
 いかに、空の要塞を撃ち落とすか、これは、帝都防空隊の血と汗の物語である。

零式輸送機、満州の空を飛ぶ。

ゆみすけ
歴史・時代
 ダクラスDC-3輸送機を米国からライセンスを買って製造した大日本帝国。 ソ連の侵攻を防ぐ防壁として建国した満州国。 しかし、南はシナの軍閥が・・・ソ連の脅威は深まるばかりだ。 開拓村も馬賊に襲われて・・・東北出身の開拓団は風前の灯だった・・・

出撃!特殊戦略潜水艦隊

ノデミチ
歴史・時代
海の狩人、潜水艦。 大国アメリカと短期決戦を挑む為に、連合艦隊司令山本五十六の肝入りで創設された秘匿潜水艦。 戦略潜水戦艦 伊号第500型潜水艦〜2隻。 潜水空母   伊号第400型潜水艦〜4隻。 広大な太平洋を舞台に大暴れする連合艦隊の秘密兵器。 一度書いてみたかったIF戦記物。 この機会に挑戦してみます。

土方歳三ら、西南戦争に参戦す

山家
歴史・時代
 榎本艦隊北上せず。  それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。  生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。  また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。  そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。  土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。  そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。 (「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です) 

日本が危機に?第二次日露戦争

歴史・時代
2023年2月24日ロシアのウクライナ侵攻の開始から一年たった。その日ロシアの極東地域で大きな動きがあった。それはロシア海軍太平洋艦隊が黒海艦隊の援助のために主力を引き連れてウラジオストクを離れた。それと同時に日本とアメリカを牽制する為にロシアは3つの種類の新しい極超音速ミサイルの発射実験を行った。そこで事故が起きた。それはこの事故によって発生した戦争の物語である。ただし3発も間違えた方向に飛ぶのは故意だと思われた。実際には事故だったがそもそも飛ばす場所をセッティングした将校は日本に向けて飛ばすようにセッティングをわざとしていた。これは太平洋艦隊の司令官の命令だ。司令官は黒海艦隊を支援するのが不服でこれを企んだのだ。ただ実際に戦争をするとは考えていなかったし過激な思想を持っていた為普通に海の上を進んでいた。 なろう、カクヨムでも連載しています。

架空戦記 旭日旗の元に

葉山宗次郎
歴史・時代
 国力で遙かに勝るアメリカを相手にするべく日本は様々な手を打ってきた。各地で善戦してきたが、国力の差の前には敗退を重ねる。  そして決戦と挑んだマリアナ沖海戦に敗北。日本は終わりかと思われた。  だが、それでも起死回生のチャンスを、日本を存続させるために男達は奮闘する。 カクヨムでも投稿しています

処理中です...