大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

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シュミットからロンメロへ

どうやって、連絡するか?

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 これまで、シュミットは調べたことをロンメロ将軍に、どう知らせたらいいのか迷っていた。 ロンメロ将軍からの連絡方法は、手土産であり、さしたる不審はいだかれなかった。 しかし、はるかに格下の下士官であるシュミットは情報を、どう伝えるのか迷う。 ゲシュタポの隠しマイクがどこにあるかわからないのだ。 口頭での連絡はノーだ。 手紙の暗号なんてのは、もっての他だ。 ゲシュタポの暗号解析班は侮れない。 日本軍の高速スクランブル通信なら解析不能だが。 ウワサで聞いていたが、シュミットには無理難題である。 独逸帝国が誇る暗号装置も、先の英国遠征で、日本軍の空母に解析されていたらしい。(あくまで、ウワサだ。) なんでも、高速演算装置での解析らしいまでは、独逸帝国でもつかんでいたが、シュミットにはサッパリだ。 ロンメロ将軍はチョコをアルファベットにして、紙に並べて通信文を渡した。 チョコでアルファベットは、古くからあるお菓子であるのだ。 なら、こちらもチョコで文を作ろう、そして会見で、渡せばいいのだ。 ロンメロ将軍は甘いチョコはダメだろう、とシュミットは考え、ビターのほろ苦いチョコで、アルファベットを作らせた。 連隊宿舎のコックにチョコを頼んだ。 「え、子供さんにあげるんですかい。」 コックはOKとの返事だ。 「オレも総帥みたいに、孤児院などを助けたいんだ。」 「そうですかい、現総帥も最近慈善訪問が増えたようですからね。」 なんと、コックはクッキーなどを総帥に頼まれて焼いているんだとか。 ヘー変わったもんだ。 以前の冷徹なシュリーマン総帥とは思えないな。 ドイツ語も英語同様にアルファベットだからカンタンであった。 チョコは、すぐにできあがった。 シュミットは紙に、いままで掴んだ情報をカンタンな文にした、ソ連の連絡員の不穏な行動と飛行機事故での死亡の件である。 試しにチョコを食してみたが、ビターの濃い味で、甘くなく大人のチョコで通用しそうである。 (コックはチョコを総帥本部チョコとして、総帥本部売店で売り出した、これが、後に名物となったのだ。) 数日して、ロンメロ将軍が本部へ連絡がてら来訪である。 帰りに、近衛連隊宿舎へ寄る。 シュミットは紙をチョコを並べて渡した。 ロンメロ将軍は、にが笑いで、チョコを食した。 「おや、このチョコは甘くないな、オレでもイケそうだな。」 「前線の兵士の慰問にも使えるな。」 「オイ、シュミット。」 「ハイ。」 「このチョコを少し包んでオレにくれ。」 シュミットは紙袋に包んで渡した。 ロンメロ将軍は前線基地に帰ると、フランス人のシェフを呼ぶ。 「なんでしょう。」 「この、チョコをもっと大人に合う様にできないか。」 シェフはチョコを食べてみた。 「これは、カカオが多いな、またビターが・・・」 「そうだ、コーヒー豆のカフェインの濃いやつを加えれば。」 「できそうか?」 「しばらく、お待ちを。」 シェフは厨房でコーヒー豆を砕いた。 しばらくして、「将軍、これは如何かな。」とチョコを差し出した。 ロンメロはカケラを食べた。 思わず、「ニガッ、甘さのカケラも無い。」 眼が覚めた。 まてよ! これは、戦場で使える! (カフェインたっぷり飲料と同じだ。) 独逸帝国の無双陸軍、しかし欠点があった。 夜の作戦に弱いのだ。 まあ、陸軍は昼間が主な戦場である。 それで、自然と夜は・・・・であるのだ。 しかし、ウワサで日本軍は夜襲が得意で、陸戦では、奇襲で、それも暗闇での戦闘が得意と聞いていた。 まだ、日本陸軍と当たったことはないが、何れ当たるであろう、用心しすぎることはない。 ロンメロ将軍は、思わぬところから駒が出たのを喜んだのである。 ところで、肝心のシュミットからの情報は? おお、忘れるところであった。 司令部に戻ったロンメロは、「おい、・・・・を呼んでくれ。」とバアサン秘書に(若い女秘書ではロンメロに言い寄るので、バアサン秘書がロンメロ指定なのだ。)・・・・・牛乳瓶の底みたいなメガネのバアサン秘書が電話を取った。 さて、だれが・・・・・
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