大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

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4発ジェットの開発

太平洋ノンストップ

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 ここは大日本航空機開発だ、ジェットエンジンを日本飛行機開発に先を越された。 しかし、滑走路がいらないヘリで飛行機開発に王手を掛けた。 しかし日本飛行機開発にVTOLで巻き返された。 会社は窮地に立たされた。 このままでは、また遅れることとなる。 政府の仕事が取れないと、お金が稼げない。 飛行機は高額だ、民間では、たかが知れている。 やはり政府の仕事を取ってナンボなのだ。 大日本航空機の山野所長は(出世して研究所長だ。)は考える。 大日本航空機には双発戦闘機の月光があった。 日本飛行機開発は、今のところ単発が主だ。 戦闘機は身軽でないと、で単発が多いのだ。 月光は例外であった。 双発で身軽な戦闘機は設計が難しいのだ。 軽く、しかし頑丈に作らねば双発エンジンが機体に載らないのだ。 また月光は人を複数乗せられるのだ。 それで、馬賊から人質を助ける作戦ができたのだ。 なんせ最大6人が搭乗できる。 これは、大きい特徴であった。 最新空母でも月光の6人乗りは外せない。 山野はヒラメいた。 そうだ、太平洋横断を飛行機でやるのだ。 それも客を乗せてだ。 船で半月以上かかるのを24時間でやれそうだ。 これで、政府の仕事を得られる。 会社存続の勝負にでた山野所長である。 双発の飛行機では、実績がある。 それを4発にすればいいだけだ。 まず、考えたのは月光を2機つないだタンデムの飛行機を作る。 まあ、これはカンタンにできた。 できあいの月光を翼をつなげば完成だ。 それで、4発機の調子を見たのだ。 まあ4発機の運用ノウハウなどを得るためだ。 車輪も1個では無理だ。 それで2個のダブルタイヤにした。 機首の車輪も小さいがダブルだ。 車輪ブレーキも多いからバランスが取れない。 それで、ポンポンと断続的にブレーキを掛けてブレーキバランスが取れるように工夫した。 これは、スリップ防止になることも判明したのだ。 ABSブレーキは航空機から発展した。(これを、トヨスが見逃さないのだ。)  出来そうだと判断されて、会社からGOサインだ。 ナマズのようなでかい胴体ができた。 双発の4倍の体積だ。 この胴体を作るにあたり、波板合板が開発された。 波板を薄い板で挟んで強力な合板を軽く作るのだ。 これにはトヨスの対T34装甲のノウハウがトヨスからもたらされた。 替わりにABSブレーキをトヨスに渡したのだ。 そして出来た胴体をでかい水槽に沈める。 胴体に空気を入れて胴体に圧をかける。 水圧テストだ。 高度が高いと気圧が下がる。 つまり空気が薄くなる。 それでは乗客が耐えられない。 酸素マスクは一般乗客には無理だ。 で、機体に平地なみの気圧を掛けるのだ。 そのテストだ。 金属疲労に耐えて空気が漏れなければ合格だ。 これにトヨス対T34装甲を応用した機体のジュラルミン板は耐えた。 試験は合格だ。 乗客は34人乗りで、搭乗員は4名の(内2名は接待係りだ。) 旅客機が完成だ。 エンジンは月光のエンジンに3連ターボをつけた2000馬力が4発だ。 まだジェットエンジンではない。 まず、レシプロエンジンで調子を見ることとしたのだ。 あくまで、安全第一の試験飛行だ。 失敗したら、先がないのだ。 
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