大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

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作戦の実行

いつやるのだ。

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 作戦は立案された。 これに細かい打ち合わせをくわえる。 あとは、満州国境紛争を待つばかりだ。 このところ定期的に紛争が勃発してるのだ。 独逸帝国とシナとの同盟で独逸戦車が入るようになったシナが強気なのだ。  うわさでは、また新型戦車を独逸帝国からウラン鉱石と交換したらしい。 半島の北は鉱脈があるのだ。 何両入れたかは、まだ把握できていない。 シナに潜らせたスパイも信用できないからだ。 10両の報告もあれば30両だ、とのウワサまであるのだ。  その新型も果たしてマークⅡで対処できるのかわからないのだ。 トヨスでは、溶解弾にくわえて、タングステン鋼の砲弾を試作して満州の米軍に試供品として配ったらしいが、実力はわからない。 前回の独逸のトラ戦車は厚さ10センチの鋼鉄で装甲を作ったが、欠点が多かった。 まず、機動性が悪い、橋が重くて渡れない。 沼地で沈んでしまう。 ようは、走れる場所を確認する必要があるのだ。 それは、独逸帝国でも理解していた。 しかし国民性が怪物を造りだしたのだ。 先の大戦では、マウスという、100トンの装甲30センチの怪物を作っている。 トヨスの技師いわく、厚ければいいもんでも無い、らしい。 硬くて粘りがある装甲がいいらしい。 硬さは超硬セラミックでまかない、粘りはチタン合金でまかなう。  これに企業秘密の繊維を織り交ぜた層をサンドするのだ。 その装甲は、厚さ30センチの鋼鉄と同等の対弾丸特性があるのだ。  最初のトヨスの対T34装甲は空母での評判がよく、 これを薄くして飛行機の搭乗員防護壁として使おうと大日本航空機製造が試験するほどだ。  まあ装甲の話はそこまでで、またシナと満州で国境紛争だ。 今度はシナの兵が行方不明になり、それを満州側の謀略だと決めつけて、シナがイチャモンを言ってきたのだ。 これに満州側は、そんなもの知らん、と突っぱねる。 上げた手が下ろせないシナが、国境を新型戦車で越えたのだ。 トラ戦車ではなく、今度は竜戦車らしい。 見たところ、トラより一回りでかい、独逸帝国も戦車では、負けないのだろうか。 対するはトヨスマークⅡだ。 砲弾が溶解弾とタングステン弾を用意していた。 で、互いに対峙する。 まあ、見合って見合ってだ。 米軍は通常弾で様子見をする、まあ跳ね返される。 しかしシナは以前のように調子に乗って攻めてこない。 すこしは、学習できるらしい。 シナの竜戦車が撃つ。 マークⅡは弾丸を跳ね返した。 まあ互角だ。  シナの戦車の後ろで控えているシナ兵が拡声器で満州兵を罵倒しだした。 すると米軍戦車の後ろで隠れていた満州兵が罵倒されての返答を拡声器で返す。 まあ、言葉での戦争だ。 いつものシナと満州の罵倒合戦が始まる。 とても、ここに記載できない罵倒ことばだ。 放送禁止用語の羅列だ。 一人のシナ兵が出てきてお尻ぺんぺんをする。 まあ満州兵をバカにした動作だ。 満州側も負けられない、互いによくもまあヒトをバカにする言葉がシナ語にあるのかと思うほどだ。 満州もシナ語と、ほとんど変わらないから理解できるのだ。 そうして、国境紛争は長期化する。 これを待っていたのが海の上の日本軍だ。 さあ、どうなるのか。
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