80 / 380
在満州米軍
人気の戦車兵だ。
しおりを挟む
軍隊で一般に人気があるのは、まあ空軍か、空軍パイロットは士官以上であるから人気が高い。 なら兵隊志願者に人気はドコがあるだろう。 海軍か、イヤ船が沈めば一連托生だ。 空軍か、イヤ落ちれば一連托生だ。 階級に関係なく沈んだり、墜落したりする。 それに空軍は眼が良くないとダメだ。 海軍は泳げないと、それも何キロも泳ぐのだ。 では、眼も関係なくて泳げなくても良くて、オツムもあまり良くなくてもOKの志願者に人気があるのは、ズバリ戦車兵だ。 米軍戦車兵は、トヨス型を採用してから装甲が抜けないから戦死が無い。 高感度FMステレオラジオでカントリーソングは聴き放題だ。 クーラーで夏も快適、トイレも洗浄トイレ付きのトヨス戦車だ。 シートは体をつつむようなリクライニングだ。 コーヒーも飲み放題なのだ。 米軍は兵隊の福利厚生はうるさいのだ。 かっての大戦では南方の島で蚊やハエ対策まで完備していた。 日本はそんなものは無い。 食われ放題でマラリアにも感染するのだ。 とくに満州派遣米軍の戦車兵は人気があった。 日本に近いから最新の戦車がくる。 清楚で可憐な満州娘も人気だ。 米兵の満州派遣軍は五分の一が満州娘を妻としていた。 まあ日本人に似ているからだが。 米国で日本娘は人気が高い。 控えめで、がまん強く、浮気をしない。 夫を立てるからだ。 現在とは大違いだ。 とくに軍隊では日本娘を娶ることがステイタスであった。 軍隊は出張が多い。 帰ると他の男と浮気で離縁では兵役にも支障がでるのだ。 日本娘は浮気が極端にすくないのだ。 なんと米軍内部でも同盟を機にコンパなどで日本娘を狙っていたのだ。 がんばれ日本男子、このままでは北欧移民のキンパツだらけになるぞ。 だれだ、そのほうがいいヤツは。・・・・・ まあいい。 この前のシナとの紛争ではトヨスDX型の勝利でシナの新型T34が敗退した。 120ミリ滑空砲は無双であった。 シナの戦車は爆散して、粉々になった。 トヨスDX型は凹みもしなかった。 あまりの敗退にソ連クレムリンは、とうとうT40型なるバケモノを造りだした。 重さ60トンで、120ミリカノン砲のバケモノだ。 ソ連はシナにそのT40を試したくて、満州とシナの紛争を影であおった。 シナは今度こそとT40を出した。 どうなるトヨスDX型。 フェンスを倒してT40型がゆっくりと進む。 60トンあるから遅いのだ。 エンジンはモウモウと煙を上げてあえぐが、重いから遅いのだ。 T40は車両価格が高額だ。 いくら独裁政権とはいえ、たくさん買えない。 10両がシナから攻めてきた。 トヨスDX型も10両が相手だ。 米軍はトヨスDX型の耐久をテストする為、あえて10両だしたのだ。 ソ連戦車VS日本戦車の決戦は火蓋が切られた。
0
お気に入りに追加
299
あなたにおすすめの小説
満州国馬賊討伐飛行隊
ゆみすけ
歴史・時代
満州国は、日本が作った対ソ連の干渉となる国であった。 未開の不毛の地であった。 無法の馬賊どもが闊歩する草原が広がる地だ。 そこに、農業開発開墾団が入植してくる。 とうぜん、馬賊と激しい勢力争いとなる。 馬賊は機動性を武器に、なかなか殲滅できなかった。 それで、入植者保護のため満州政府が宗主国である日本国へ馬賊討伐を要請したのである。 それに答えたのが馬賊専門の討伐飛行隊である。
零式輸送機、満州の空を飛ぶ。
ゆみすけ
歴史・時代
ダクラスDC-3輸送機を米国からライセンスを買って製造した大日本帝国。 ソ連の侵攻を防ぐ防壁として建国した満州国。 しかし、南はシナの軍閥が・・・ソ連の脅威は深まるばかりだ。 開拓村も馬賊に襲われて・・・東北出身の開拓団は風前の灯だった・・・
出撃!特殊戦略潜水艦隊
ノデミチ
歴史・時代
海の狩人、潜水艦。
大国アメリカと短期決戦を挑む為に、連合艦隊司令山本五十六の肝入りで創設された秘匿潜水艦。
戦略潜水戦艦 伊号第500型潜水艦〜2隻。
潜水空母 伊号第400型潜水艦〜4隻。
広大な太平洋を舞台に大暴れする連合艦隊の秘密兵器。
一度書いてみたかったIF戦記物。
この機会に挑戦してみます。
西涼女侠伝
水城洋臣
歴史・時代
無敵の剣術を会得した男装の女剣士。立ち塞がるは三国志に名を刻む猛将馬超
舞台は三國志のハイライトとも言える時代、建安年間。曹操に敗れ関中を追われた馬超率いる反乱軍が涼州を襲う。正史に残る涼州動乱を、官位無き在野の侠客たちの視点で描く武侠譚。
役人の娘でありながら剣の道を選んだ男装の麗人・趙英。
家族の仇を追っている騎馬民族の少年・呼狐澹。
ふらりと現れた目的の分からぬ胡散臭い道士・緑風子。
荒野で出会った在野の流れ者たちの視点から描く、錦馬超の実態とは……。
主に正史を参考としていますが、随所で意図的に演義要素も残しており、また武侠小説としてのテイストも強く、一見重そうに見えて雰囲気は割とライトです。
三國志好きな人ならニヤニヤ出来る要素は散らしてますが、世界観説明のノリで注釈も多めなので、知らなくても楽しめるかと思います(多分)
涼州動乱と言えば馬超と王異ですが、ゲームやサブカル系でこの2人が好きな人はご注意。何せ基本正史ベースだもんで、2人とも現代人の感覚としちゃアレでして……。
土方歳三ら、西南戦争に参戦す
山家
歴史・時代
榎本艦隊北上せず。
それによって、戊辰戦争の流れが変わり、五稜郭の戦いは起こらず、土方歳三は戊辰戦争の戦野を生き延びることになった。
生き延びた土方歳三は、北の大地に屯田兵として赴き、明治初期を生き抜く。
また、五稜郭の戦い等で散った他の多くの男達も、史実と違えた人生を送ることになった。
そして、台湾出兵に土方歳三は赴いた後、西南戦争が勃発する。
土方歳三は屯田兵として、そして幕府歩兵隊の末裔といえる海兵隊の一員として、西南戦争に赴く。
そして、北の大地で再生された誠の旗を掲げる土方歳三の周囲には、かつての新選組の仲間、永倉新八、斎藤一、島田魁らが集い、共に戦おうとしており、他にも男達が集っていた。
(「小説家になろう」に投稿している「新選組、西南戦争へ」の加筆修正版です)
日本が危機に?第二次日露戦争
杏
歴史・時代
2023年2月24日ロシアのウクライナ侵攻の開始から一年たった。その日ロシアの極東地域で大きな動きがあった。それはロシア海軍太平洋艦隊が黒海艦隊の援助のために主力を引き連れてウラジオストクを離れた。それと同時に日本とアメリカを牽制する為にロシアは3つの種類の新しい極超音速ミサイルの発射実験を行った。そこで事故が起きた。それはこの事故によって発生した戦争の物語である。ただし3発も間違えた方向に飛ぶのは故意だと思われた。実際には事故だったがそもそも飛ばす場所をセッティングした将校は日本に向けて飛ばすようにセッティングをわざとしていた。これは太平洋艦隊の司令官の命令だ。司令官は黒海艦隊を支援するのが不服でこれを企んだのだ。ただ実際に戦争をするとは考えていなかったし過激な思想を持っていた為普通に海の上を進んでいた。
なろう、カクヨムでも連載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる