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米国の判断
大統領暗殺か?
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タケミカズチの米国訪問は米国社会に大きな波紋を広げた。 米国の戦闘機は金属製の機体が完成するかしないか、の程度であった。 もちろんペラで、ヘリは夢の段階であった。 戦時ではない、兵器の開発はゆっくりだ。 そこに最新の空母タケミカズチだ。 一般公開は盛況であった。 飛行甲板から電磁カタパルトで発進するジェット機に腰を抜かす米国空軍連中を始め、ヘリからVTOL機まで、日本軍は公開したのだ。 大統領はヘリに乗りたがるから試乗させたら、もうご機嫌だ。 ホワイトハウスに欲しいとまでいった。 米国空軍の複葉の艦上戦闘機がデモフライトでタケミカズチに着艦した。 パイロットは感動で泣いていた。 米国史上、最初に空母の着艦を成功したパイロットだ。 タケミカズチ艦長から記念に楯が送られた。 米国社会は日本との同盟をほぼ歓迎してるように総理には見えた。 NAAR経済圏に米国が入れば、NAARUとなる。 ナーラからナルーだ。 総理は大統領とタケミカズチから、リムジンでパレードし貿易センターで同盟締結の予定だった。 リムジンはオープンカーだ。 総理は日本を出るとき用心のためといわれて、防弾チョッキを上着の下に着ていた。 空母艦内で総理はいやな予感から大統領に防弾チョッキを見せて、着用させてみて、それをそのままプレゼントしたのだ。 この事実は二人、つまり総理と大統領しか知らなかった。 防弾チョッキは米国では、まだ実用化されていない。 日本でも一部しか知らされていなかった。 その機密を総理は大統領に着せたのだ。 チタンの板が何枚も合わさり、体の動きに合わせて形を変える優れものだ。 なんせ米国は銃の社会だ。 用心を、しすぎることは無い。 リムジンのオープンカーで総理は大統領と警備の隊列に囲まれて貿易センターまでパレードした。 沿道は歓迎のニューヨーカーでいっぱいだ。 ブロードウエイの突き当たりの辺でドキューン・ドキューンと銃声が二発だ。 大統領は後ろから撃たれて倒れる。 総理は銃声を聞いて身を伏せた。 シークレットサービスが周りを固めた。 医療の心得のあるシークレットサービスが大統領に駆け寄る。 周りは大混乱だ。 パレードは中止だ。 ヘリが空母から現場に降りてきた。 大統領を収容して空母の治療室へ運んだ。 空母の治療室は最新の日本の医療技術が備えられている。 人口心肺から、ソナーの技術応用の超音波検査までこなす。 それで、急遽・空母からのヘリ出動だ。 ホワイトハウスは米国の体面より大統領の命を重んじたのだ。 それが米国の正義でもあるのだ。 総理は米国と組むことは決して間違いではないと確信したのだ。 銃弾はライフルで9ミリの戦闘用であり、普通の防弾チョッキでは、とても守りきれなかった。 しかし、コダワリの日本人が作る防弾チョッキは生半可ではない。 本来なら即死であった大統領を守りきった。 心臓まで数ミリで銃弾を止める防御力であった。 チタン板は穴が開いていたが、銃弾の威力をかなり減らしたのだ。 大統領は数日で退院できた。 9ミリの戦闘用銃弾から身を守る防弾チョッキはホワイトハウスに衝撃を持って紹介された。 まあ戦闘機の9ミリ機銃と同等の威力を止めたのだ。 普通の鉄カブトなど比較にならない。 己の命を守ってくれた日本の技術に、大統領は日本との安保を含んだ同盟を締結したのだ。 それと同時に軍事技術の極秘以外の米国開放の約束もされた。 米国に空母艦隊まとめての輸出が交わされたのだ。 米国は複葉機がいきなりファルコン(ハヤブサの1500PS)になった。 馬賊討伐隊は夢物語ではなくなったのだ。 マンディ君は、将来ファルコン操縦者になることが夢になったのだ。
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