大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

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突入前にやること

遠慮しては、己が殺られる。

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 ここは、占拠された空港だ。 
深夜にA国の兵士が空港から離れたところで花火を上げた。 
 単に音だけの花火だ。 
ここのところ、毎日繰り返している。 
 テロリスト達は、またA国の示威攻撃かとうんざりした様子だ。  
これは、日本政府からの要請だった。 
 A国が日本にヘリでの救出を以来したとき日本政府が要請したのだ。 
A国も何もやらなかったわけではない。 
 しかし飛行機は失敗した。 
テロのゲリラ達の人数は不明だ。 
 おそらく人質よりゲリラが多くないと何日ももたない。 
最低でも機関銃と手投げ弾か簡単な爆弾はありそうだ。 
 ヘリで近づくには音が影響する。 
まあヘリはパタパタと五月蠅いからだ。 
 軍が入るのがわかってしまう。 で、花火だ。 まあ擬音でのごまかしだ。 
ヘリ3機は空港のターミナルビルの屋上に降下した。 
 残りは、ビルの周りに降下した。  
日本のヘリは、あの双発戦闘機の月光の三次元レーダーの改良型を当然搭載している。 
 以前よりコンパクトだ。 
テレビ技術により繊細な画像だ。 
 しかも2画面で立体で見られるから距離がつかみやすい。 
日本の技術工廠では、さらにコンパクトにしてヘルメット内蔵型を試作中らしいが、このヘリはまだだ。 
 無言で短機関銃を下手でもち次々にロープをつたい飛び降りる。  
ヘリは着地はしない。 
 救出部隊を運ぶのが役目だ。 
すぐに空母へ帰還する、応援がいるかもしれないからだ。
 第3陣まで用意してある。 
彼らは、携帯の暗視装置を持ち、暗闇を音もなく進む。 
 灯りだ。 
ゲリラが4人ばかり煙草を吸いながら駄弁っていた。 
 手で身振りで合図する、サイレンサーのついた短機関銃がプスプスと4回ザワメク。 
ゲリラは旅立った。 
 確認する、息があると再度プスだ。 
確実に殺る。 
 捕虜は足手間問いであるから取らない。 
ゲリラあいてに手加減などしない。 
 A国から入手した図面で作戦どうり進んでいく。 
20人の民間人を殺したゲリラだ、1人も生かすな、が命令だった。 
 ゲリラにはハーグ陸戦条約は適応されない。 
スパイと同じ運命だ。 
 現場で射殺で問題ない。
だから欧米では、軍が出てきて、テロ犯は殺す。 
 ここは、平和な日本では無い。 
紛争地帯である。 
 とにかく時間が勝負だ。 
的確に部屋をつぶして人質を確保しなければ、人質が殺されてしまう。 
 最悪、悲観したゲリラが爆弾で人質と自爆もありえる。  
ビルのあらゆる所から救援隊は突入した。 
 ドアにゲリラが銃を持ってたっている。 
おそらく人質の部屋だ。 
 問答無用でゲリラを殺す、1秒と掛かっていない。 
ドアを蹴破る。 
 いた、10人いた。
無線で「10人確保。」 
 それから部屋をつぎつぎ解放した。 
計82人確保だ。 
 そのころには、ゲリラが集団でバリケードを築いて、双方の銃撃戦となった。  
無線が入る、「こちら揚陸舟艇だ、ビルの裏まできた。」 
 「こちらヘリ班だ、ゲリラと銃撃中だ。」 
「ではゲリラの後ろから行くから了解してくれ。」 
 「ヘリ班了解だ。」 
そしてゲリラ達が全滅して作戦は終わった。 
 揚陸用舟艇(ラック)は陸上を悪路なら時速50キロ、海上のうねり3メートルを15ノットで進める。  
乗員は20人まで乗せられる。 
 で人質は舟艇で空母まで搬送した。 
怪我人も多い、またヤラれたオナゴがほとんどだった。 
 皆、泣き喚く、オナゴは酷い、もう半狂乱だ。 
張り詰めていた糸が救出で切れたのだ。  
 オナゴは婦人隊員が確保してオナゴで集めて搬送した。 
有無を言わせずに強制で搬送した。 
 でないと人質がとんでもないことをやらかすからだ。 
いきなり自殺しようとする人質も多いのだ。 
 心が落ち着くまで空母の温泉にでも浸かっていただく。 
なおオナゴはすぐに強制堕胎をした。 
 時間がおくれれば堕胎ができなくなる。 
ゲリラの子などいらないから。 (日本も終戦時にほとんどの引き上げ者の女がシナ人やロシア人に強姦されてたので、強制で堕胎した。 だから日本民族がまだ守られたのだ。) 
 宗教など関係なく手術した。 
B国は何もいわなかった。 いや言えなかった。 
 かなり遠方の日本から、わずか5日で空母が来たのだ。 
普通の船なら半月から1ヶ月だ。 
 どれだけの速度なのか、まさか飛んできたのか。 
空母が飛ぶのか、日本の空母は空中戦艦か、とまことしやかに語られた。 
 日本政府の見解は、「話し合いでの行動なら、日本は手をださない、しかし民間人に手をだしたら日本が相手になるだろう。」 
 ある記者が質問する、「では、地球の反対側まで救助の空母が来るんですか。」 「日本の船に乗るならそうです。」 
 A国は救援依頼と同時に安保の締結を要請してきて、すでに締結していた。 
日本国は同盟国に手をだす国は日本の機動部隊が対処します。 
 とうとうこの日がきた。 
白人社会に強烈な打撃が飛んだ。 
 A国は白人国家であったが、今回の件で亜細亜友好国入りを果たした。 
オトタチバナが救出したA国国民を送り届けるころには、人質は落ち着いて普通の人に戻っていた。 
 やはり温泉が効いた。 
オトタチバナの温泉は特に災害用に吟味して作ってある。 
 空母内だが、岩の露天風呂だ。 
本物の空がみえるのだ。 
 まあエレベーターをズラすのだが。 
なんとお土産屋まであるのだ、オトタチバナ饅頭は10ケ入りで800円とお値打ちだ。 
 港に着いたが、降りないとダダをこねるA国民が多かった。 
欧米に日本の出先である国ができた。 
 これは、大きな成果であった。 
軍事機密をのぞいてA国に技術指導が行なわれた。 
 一番の話題はテレビだった。 
現在、日本のテレビ技術工廠では、カラー放送の実用化試験の段階だ。 
 A国は亜細亜ではなかったが、亜細亜の仲間になった。 
そして終わらない、わが世の春だ。 
 植民地政策にあくまでこだわる欧米に日本の方法を教えるいい機会になった。
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