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現在位置の特定
海の中で、今どこ
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ここは、海軍工廠だ。 休憩室で二人の技官がコーヒーでだべっていた。
「佐藤よ、実は大日本航空機の試作飛行機の実験を見学したんだが、おもしろいものがあった。」
「秋口よ、どんなやつだ。」
「ん、四角い箱にコマが2個入っている。 コマは廻ると自身でバランスを取る。」
「そうだな、傾いても起きる。」
「それを応用してバランス調整の機械を作ったのさ。」
「それは、いいアイデアだ。海中では、バランスが取りにくい、それに、もっと応用がきくぞ。」
「なんにつかうんだ。」「現在地の特定さ。」
「そうか、さっそく大日本航空機に掛け間いだ。」
二人は海軍工廠の名前をフルに使い、大日本航空機から製作技術などを取り寄せた。
箱は、そのまま機械として使えるくらいまで熟成されていた。
日本の職人は、凝りに凝るから、すごいものが出来るのだ。
試しに潜水艦に取り付けた、まず浮かび上がり場所を特定して潜航した。
まあかなり動いた。
その間、ジャイロボックスからの数値が記録された。
そして、最初の地点に戻る数値を潜水艦の方向舵と水平舵に送った。
数値的には、最初の地点のはずだ。
「浮上、ベント開け。」艦長が指令した。 浮かびあがった。
艦橋に出る。 さっそく天測だ。
観測員が「誤差30メートル。」 「ウソだろ、再確認だ。」
観測員「私は絶対の自身があります。」と譲らない。
再確認しても、なんど確認しても、最初の地点からの誤差は30メートルだった。
その日からそのジャイロボックスは名前がイマドコと銘名された。
日本潜水艦には、機密が多い。 その一番がイマドコだ。 (まあジャイロ自体は魚雷などにすでに使われていたが、技術の他の分野への応用だ。
根本がわかっても、ノウハウなど研究で明らかにされるが、現場では、ちがってくるのだ。
使える兵器が肝心なところだ。
数値は大きいが実際、役にたたないガランドウの兵器は多いのだ。)
話が戻ります、大日本航空機が垂直離着陸可能な機械の実験成功は飛行軍と海軍が飛びついた。
飛行甲板が要らない、ようは、すべての艦船に搭載可能なのだ。
まあ欠点は、速度がでない、ことだ。
しかし、海の上で空中にほぼ停止できることは、大きい。
敵潜水艦を探せるからだ。
ロープで上から水中に聴音器を下ろして音を聞けば機械のエンジン音も気にならない。
空母の最高の脅威は敵潜水艦だ。
さきの大戦では、実際米軍の空母を日本潜水艦は少なからず撃沈しているのだ。
さっそく空母機動部隊の駆逐艦の後部に離着陸用の甲板が設けられた。
あとは、操縦士とヘリの整備員を乗せれば完成だ。
もちろん格納庫は、いる。
潮風からヘリを守らねばならない。
だんだん、機動部隊が強力な抑止力を準備できつつあった。
常に進歩がある、それが、覇権国家に対抗できる力となるのである。
「佐藤よ、実は大日本航空機の試作飛行機の実験を見学したんだが、おもしろいものがあった。」
「秋口よ、どんなやつだ。」
「ん、四角い箱にコマが2個入っている。 コマは廻ると自身でバランスを取る。」
「そうだな、傾いても起きる。」
「それを応用してバランス調整の機械を作ったのさ。」
「それは、いいアイデアだ。海中では、バランスが取りにくい、それに、もっと応用がきくぞ。」
「なんにつかうんだ。」「現在地の特定さ。」
「そうか、さっそく大日本航空機に掛け間いだ。」
二人は海軍工廠の名前をフルに使い、大日本航空機から製作技術などを取り寄せた。
箱は、そのまま機械として使えるくらいまで熟成されていた。
日本の職人は、凝りに凝るから、すごいものが出来るのだ。
試しに潜水艦に取り付けた、まず浮かび上がり場所を特定して潜航した。
まあかなり動いた。
その間、ジャイロボックスからの数値が記録された。
そして、最初の地点に戻る数値を潜水艦の方向舵と水平舵に送った。
数値的には、最初の地点のはずだ。
「浮上、ベント開け。」艦長が指令した。 浮かびあがった。
艦橋に出る。 さっそく天測だ。
観測員が「誤差30メートル。」 「ウソだろ、再確認だ。」
観測員「私は絶対の自身があります。」と譲らない。
再確認しても、なんど確認しても、最初の地点からの誤差は30メートルだった。
その日からそのジャイロボックスは名前がイマドコと銘名された。
日本潜水艦には、機密が多い。 その一番がイマドコだ。 (まあジャイロ自体は魚雷などにすでに使われていたが、技術の他の分野への応用だ。
根本がわかっても、ノウハウなど研究で明らかにされるが、現場では、ちがってくるのだ。
使える兵器が肝心なところだ。
数値は大きいが実際、役にたたないガランドウの兵器は多いのだ。)
話が戻ります、大日本航空機が垂直離着陸可能な機械の実験成功は飛行軍と海軍が飛びついた。
飛行甲板が要らない、ようは、すべての艦船に搭載可能なのだ。
まあ欠点は、速度がでない、ことだ。
しかし、海の上で空中にほぼ停止できることは、大きい。
敵潜水艦を探せるからだ。
ロープで上から水中に聴音器を下ろして音を聞けば機械のエンジン音も気にならない。
空母の最高の脅威は敵潜水艦だ。
さきの大戦では、実際米軍の空母を日本潜水艦は少なからず撃沈しているのだ。
さっそく空母機動部隊の駆逐艦の後部に離着陸用の甲板が設けられた。
あとは、操縦士とヘリの整備員を乗せれば完成だ。
もちろん格納庫は、いる。
潮風からヘリを守らねばならない。
だんだん、機動部隊が強力な抑止力を準備できつつあった。
常に進歩がある、それが、覇権国家に対抗できる力となるのである。
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