大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

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大陸にはかかわらない

渡航制限

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 入院していた、満州で拉致された夫婦が退院した。 
新聞社がさっそくアポを取る。 
 ラジオ放送局まで詰め掛けた。 
記者会見が開かれた。 
 夫婦は60代の定年しただんなさんと専業主婦の妻だった。 
記者が苦労をねぎらったあと質問した。 
 「大陸はどうだったですか。」 
「広い広大な土地で無限の開放感がありました。」
 「では、また訪れますか。」 
「イヤ、皆さんにご心配をかけました、特に空母の軍人さんには返せない恩ができました。もう日本からでません。」 
 「馬賊は。」と聞くと妻は耐え切れずに泣き出した。 
だんなさん、「すいません、妻はまだ。」と看護婦さんが出てきて二人を連れて行った。 
 会見は早々に終了だ。 
記者連中が「馬賊は禁句といったろう。」と言った記者をこずく。 
 まあしかたがない、会見は後日になった。  
 
 政府観光局は大陸渡航制限をだした。 
満州国は友好国ではあるが、国内は混乱している。 
 シナは無法地帯だ。 
半島はシナよりひどい。 
 ソ連の脅威をどこでうけとめるかだ。 
山田総理は、やはり日本海しかないと確信した。 
 これ以上邦人は殺させない、ための軍隊だ。 
覇権をとなえる軍隊ではない。 
 異国の脅威から守り抜く、国民のための軍隊であった。 
総理は、満州国と条約を結んだ。 
 邦人保護条約だ。 
いつでも軍を邦人救出に動かせる、いちいち許可を申請していては、殺されてしまうからだ。  
 日本の企業などは、インドネシアとかベトナムやフィリピン方面に舵を切った。  
現在、空母は4隻だ。 
 日本海には24時間体制で展開している。 
これにさらに1隻ふやす予算決議を提出した。
 基本国家は、福祉に金を使うと経済が落ちる、なぜなら福祉の対象が生産などしないからだ。 
福祉は聞こえはいいが、学費とか給食費に使ったほうが、外国人の生活保護に浪費するよりいいのだ。 
 パチンコに金を使う生活保護者は多い、もともと働く気なんかない、税金をいくらやつらにつぎ込んでも国益にはならない。 
 所詮、やつらは外国人だ。 
しかし妄想国家は早くから移民制限をもうけた。 
 平和な日本めざして不審船があとをたたない。 
しかし水辺で掃海部隊が活躍して半島の不審者は送り返した。
 経済難民はいれない、が基本だ。
その国が責任を持ち養うのがスジだ。 
 船で送り返した。 
もちろん空母つきだ、受け取らないといえば恫喝しなければならない。 
 日本は日本人のみの国である。 これが基本だった。 
しかし予算にも限りがある。 
 戦車生産の予算も必要だ。 
現政権はない予算をどう出すか、考えあぐねていた。 
 武器を売ってほしいと亜細亜友好国から最近請求がおおい。 
国民は余り武器輸出は賛成しない風潮だが。 金がない、武器を売れば、まあ急場はしのげるだろう。 
 インドネシアからは、駆逐艦などの海防の船が、ベトナムからは、対シナ用の戦車が、銃器はあまり日本製は売れなかった。 
 かんたんな鉄砲など自国で生産ができる。 
やはり、自国で生産できない、船とか機動兵器が要望がおおいのだ。 
 タイからは、潜水艦まで買いたいといってきた。 
実際先の戦前には、タイ王国に小型潜水艦を輸出している。 
 たしか4隻で、1400トンクラスの日本製潜水艦を輸出した。  
であるから武器輸出はなんら問題ない。  
 ただ、機密に関する点は、用心だ。 
実際タイは大東亜戦争で表向きは日本側であったが、裏で欧米とつながっていた。 
 まあ裏切り国だ、日ソ不可侵条約を破ったソ連といい、国際社会はそれが当然なのである。  
だから注意して武器を選定しなければならない。 
 なおタイは、現在もワイロがあたりまえの国だそうだ。
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