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邦人救出作戦
双発戦闘機の真の力
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暗黒の空を3機の飛行機が飛んでいる。
暗いから音だけが聞える。 まあ翼端灯が小さく見えるが。
海岸線を越えた。 今、高度1万5千だ。 速度は800キロだ。
あと90分ほどで問題の場所だ。 ここで、操縦士がメモ板を確認した。
機内の赤いランプで見る。
作戦は、まず満州国の役人に化けた専門官と満州警察の公安があわせて3人馬賊と取引する。 金は本物だ。
公安も満州の役人に化けた。
そして日本人観光客を満州政府が買い戻す形で話す、馬賊が人質を馬に乗せて、馬のケツを叩く、馬が来る、こちらも金を馬に乗せて馬をだす。
それが馬賊が出した、交換方法だった。
しかし、人質が替え玉、つまり、そのへんの農民だったり、すでに死んでいたりと、馬賊は信用できない。
人質交換の時間に馬賊の本境地を襲い、人質を奪還する、つまり、本当に邦人が帰れば、作戦は中止であった。
満州政府の公安にも、それなりのやつはいる。
その者いわく、信用などするなだ。 とくに馬賊の金壁星は、裏切りでは、有名とのことだった。
まあ五分五分だった。
しかし常に最悪を考えていた現政権は、人質が殺されていた、と考えて報復攻撃の準備までしていた。
まあ当然だ。 著者など己しか信用はしない。
国際外交は報復などあたりまえだ、町内会ではないのだ。
馬賊の本拠地へ、夜間双発戦闘機は飛ぶ。
専門官から連絡が来る時間が近い。 もうすぐ、馬賊の砦だ。 着陸したら、即急襲だ。
時間を与えずに邦人以外、馬賊は殲滅する計画だ。
場所が変わる、 ここは、草原に一本の木が生えている場所だ。
満州政府役人三人が待っていると馬賊がやってきた。
馬賊は10騎だ、後ろに二人のヒトを乗せた馬を引いている。
「約束どうり、金を持ってきた。」 「そうか、なら馬に積んでこちらにその馬を追え。」
「人質は返してくれ。」 「わかっとる、それ。」
と互いに馬が行きかう、と馬賊が金を積んだ馬を捕まえて逃げ出した。
やはりか、馬に乗せてある人質は、その辺の農民だった。 もちろん死体だ。
専門官はあわてて無線を飛ばす。 「山に登れ。」 だ。
人質が無事なら、川を下れ だった。 やはりか、人質が殺されかねない。
月光3機は、エンジンを切って静かに降下した。 三次元レーダーで草原の輪郭が手に取るようだ。
車輪が地面を蹴る。 ブレーキをかける。
月光は双発だから乗員も六人可能だ。 操縦士は機の保全のため残る。
二人分を除いた、(人質の二人の分)内医師が一人で、残り12人が陸戦隊だ。
携帯短機関銃を下手に持ち、砦に近づく。 照明弾を撃つ、なんだ、と馬賊連中がでてくる、機関銃で瞬殺だ。
砦は馬小屋と本やと離れがあった。 馬小屋の馬は殺した、人質交換の奴らに連絡させないためだ。
時間がないから一見、馬賊風なら俊殺した。 離れに座敷牢があった。
見つけた、牢屋の中で邦人が縛られていた。
牢屋内でも縛り置く、なんという、やつらだ。
まだ二人とも息があるように見える。 牢屋の鍵を銃で壊して救出だ。
同行の医師を呼ぶころには、馬賊は全滅だった。 医師が空母まですぐ、と指示した。
担架に乗せる。 月光に二人を運び、陸戦隊は砦に待機、1機が医師も乗せて離陸だ。
隊長が無線で空母へ「オヤドリは二匹と。」と連絡した。
残る2機の陸戦隊は身代金の奪還だ。 砦で、帰る馬賊を待つ。
しばらくするとタイマツを持った、騎馬が10騎帰ってきた。 門を開ける。 馬賊が入ってきた。
短機関銃が吼える。 瞬殺だ。
いままで笑って命ごいする農民らを殺してきたが、今度は有無を言わさずに瞬殺された。 因果応報である。
まあ身代金は回収できた。 日本国民の税金は無駄にはできないから。
なんとか、現政権の顔はたった。
読者の中には惨殺は、どうかと問うヒトもいるだろう、陸戦隊も殺人集団では、ない。
しかし教育団は皆殺しで、日本のオナゴは犯したあと蛮刀で腹を割いて内臓をぶちまけられるのだ。
まだ息があるのにだ。 首を落とされた者もいる。
馬賊には、情け無用が山田総理の考えだ。 降伏などさせない。
強い姿勢が日本人拉致を防ぐ。 お花畑的思考は大陸には通用しない。
馬賊全滅は日本政府から救助隊への絶対命令であったのだ。
暗いから音だけが聞える。 まあ翼端灯が小さく見えるが。
海岸線を越えた。 今、高度1万5千だ。 速度は800キロだ。
あと90分ほどで問題の場所だ。 ここで、操縦士がメモ板を確認した。
機内の赤いランプで見る。
作戦は、まず満州国の役人に化けた専門官と満州警察の公安があわせて3人馬賊と取引する。 金は本物だ。
公安も満州の役人に化けた。
そして日本人観光客を満州政府が買い戻す形で話す、馬賊が人質を馬に乗せて、馬のケツを叩く、馬が来る、こちらも金を馬に乗せて馬をだす。
それが馬賊が出した、交換方法だった。
しかし、人質が替え玉、つまり、そのへんの農民だったり、すでに死んでいたりと、馬賊は信用できない。
人質交換の時間に馬賊の本境地を襲い、人質を奪還する、つまり、本当に邦人が帰れば、作戦は中止であった。
満州政府の公安にも、それなりのやつはいる。
その者いわく、信用などするなだ。 とくに馬賊の金壁星は、裏切りでは、有名とのことだった。
まあ五分五分だった。
しかし常に最悪を考えていた現政権は、人質が殺されていた、と考えて報復攻撃の準備までしていた。
まあ当然だ。 著者など己しか信用はしない。
国際外交は報復などあたりまえだ、町内会ではないのだ。
馬賊の本拠地へ、夜間双発戦闘機は飛ぶ。
専門官から連絡が来る時間が近い。 もうすぐ、馬賊の砦だ。 着陸したら、即急襲だ。
時間を与えずに邦人以外、馬賊は殲滅する計画だ。
場所が変わる、 ここは、草原に一本の木が生えている場所だ。
満州政府役人三人が待っていると馬賊がやってきた。
馬賊は10騎だ、後ろに二人のヒトを乗せた馬を引いている。
「約束どうり、金を持ってきた。」 「そうか、なら馬に積んでこちらにその馬を追え。」
「人質は返してくれ。」 「わかっとる、それ。」
と互いに馬が行きかう、と馬賊が金を積んだ馬を捕まえて逃げ出した。
やはりか、馬に乗せてある人質は、その辺の農民だった。 もちろん死体だ。
専門官はあわてて無線を飛ばす。 「山に登れ。」 だ。
人質が無事なら、川を下れ だった。 やはりか、人質が殺されかねない。
月光3機は、エンジンを切って静かに降下した。 三次元レーダーで草原の輪郭が手に取るようだ。
車輪が地面を蹴る。 ブレーキをかける。
月光は双発だから乗員も六人可能だ。 操縦士は機の保全のため残る。
二人分を除いた、(人質の二人の分)内医師が一人で、残り12人が陸戦隊だ。
携帯短機関銃を下手に持ち、砦に近づく。 照明弾を撃つ、なんだ、と馬賊連中がでてくる、機関銃で瞬殺だ。
砦は馬小屋と本やと離れがあった。 馬小屋の馬は殺した、人質交換の奴らに連絡させないためだ。
時間がないから一見、馬賊風なら俊殺した。 離れに座敷牢があった。
見つけた、牢屋の中で邦人が縛られていた。
牢屋内でも縛り置く、なんという、やつらだ。
まだ二人とも息があるように見える。 牢屋の鍵を銃で壊して救出だ。
同行の医師を呼ぶころには、馬賊は全滅だった。 医師が空母まですぐ、と指示した。
担架に乗せる。 月光に二人を運び、陸戦隊は砦に待機、1機が医師も乗せて離陸だ。
隊長が無線で空母へ「オヤドリは二匹と。」と連絡した。
残る2機の陸戦隊は身代金の奪還だ。 砦で、帰る馬賊を待つ。
しばらくするとタイマツを持った、騎馬が10騎帰ってきた。 門を開ける。 馬賊が入ってきた。
短機関銃が吼える。 瞬殺だ。
いままで笑って命ごいする農民らを殺してきたが、今度は有無を言わさずに瞬殺された。 因果応報である。
まあ身代金は回収できた。 日本国民の税金は無駄にはできないから。
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読者の中には惨殺は、どうかと問うヒトもいるだろう、陸戦隊も殺人集団では、ない。
しかし教育団は皆殺しで、日本のオナゴは犯したあと蛮刀で腹を割いて内臓をぶちまけられるのだ。
まだ息があるのにだ。 首を落とされた者もいる。
馬賊には、情け無用が山田総理の考えだ。 降伏などさせない。
強い姿勢が日本人拉致を防ぐ。 お花畑的思考は大陸には通用しない。
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