大東亜戦争を有利に

艦観式

間に合った

　四年に一度、海軍は全艦艇を並べて海の軍事パレードをする。　
もちろん、防衛の最低限は離島などに残すが。　それは、海軍の日ごろの鍛錬を国民に披露する場だ。　
税金を無駄には使ってません、と言い訳する場でもある。　
軍事パレードというと。　ああだ、こうだ、と米軍製の現、日本国憲法の９条をいいだす反日国民がいるが、まあどうでもいい。　
　パレードを見れば大体の錬度がわかるものだ。　陸自のパレードもそうだ。　単に行進しているだけじゃないか、と思うのは素人考えだ。　
軍隊の訓練で、毎日やること、それは行進の訓練だ。　一糸乱れず行進することは、むつかしい。　
一人が乱れれば、すごく目立つ。　スポーツの大会での入場行進がいい例だ。　
　選手団がバラバラで歩いていれば、まあ敗軍の逃避にしか見えない。　
まあ共産圏のパレードは裏の粛清が怖いからが垣間見えるが。　
軍隊は、皆同じが大事だ、平均的な能力が全員が高いと無敵だろう。
　
　日本海軍正規空母が三隻そろった。　艦観式には、各国の軍隊を始め大使などを招待する。　
それぞれの国が恥じない艦隊を日本に差し向けた。　欧米諸国も来訪した。　
　船だから、何ヶ月も前に母港を出る。　完成した、正規空母は、アメノウズメが４万トンで、コノハナサクヤは、６万トンである。　
　外見はアマテラスとそう変化はない。　全長がすこし長いくらいだ。　
ようは、搭載する戦闘機が重いのだ。　船は燃料やその他もろもろの荷物を積んで制限搭載量を決める。　
重たいと沈んでしまう、特亜三国のフェリーのように傾いて自ら沈んでしまうのだ。　
空母の艦底にはバラストタンクがあり、艦載機の重さを調節している。　
ハヤブサの新型機は旧機の倍くらい重たい。　
　またコノハナサクヤは傾かないように、外見からは、あまりわからないが双胴船だ。　
魚雷に片舷をやられても平坦な飛行甲板を保つ。　
またコノハナサクヤは、飛行甲板が２５０キロ爆弾に耐える構造だ。　
普通の飛行甲板様だが、チタン合金とセラミックの高耐圧構造で作ってある。　
だから、甲板が重いからタンデム船だ。
　
　今回は、アマテラスが一般公募の見物人を満載して航行する。　
新造空母は、軍秘が多いから、細かく見せたくは無い。　
　しかし正規空母から爆弾満載の戦闘機が飛び立つ様を見た、亜細亜友好国の歓喜と欧米軍人らの、あんぐり開いた口が印象的だ。　
　戦闘機にも爆撃機にも偵察機にもハヤブサは使えた。　
日本の正規空母はスキージャンプ台方式は使わない、なぜか、設計者いわく　かっこよくない　外見が大切だ。　とのことだ。　
　まった平らな飛行甲板がいいのだ。　チャイナのなんちゃって空母の、かっこわるいこと。　
ああは、なりたくはない。　かっこうがいいは、強い抑止力だ。