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新型 艦上戦闘機だ。
V型12気筒だ。
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空母が実用になった。
アマテラスは500馬力の艦上戦闘機を50機、あと急降下爆撃機を20機搭載できる、予備は各10機だ。
空母があれば飛行機の航続距離はそんなにはいらない。
まあ500キロも行ければいい。
魚雷はあるが、飛行機に搭載はまだ無理だ。
軽い魚雷がなかなか開発にとまどっていた。
それで急降下爆撃機だ。
実際、皇軍の急降下爆撃はほとんど命中したそうだ。 訓練がはんぱないし、飛行機の操縦に関しては白人より日本人が優れているのだ。
しかし、油断はしては、いけない。
新たに艦上戦闘機の開発に予算がついた。
軍艦は高い、維持にも金がかかる、軍艦は先進国も普通に持っている。
しかし実用の空母はまだ日本だけだ。
これは、おおきい、けっしてこの差を埋めさせては、ならない。
飛行軍から飛行機開発会社に新規開発命令だ、飛行軍の左内大将からだ、空母の艦載機が速度約200キロだった。 欧米とそんなに変わらない。
いつ追い抜かれるかわからない、左内大将いわく、欧米が絶対に追いつけない速度にしろ、とまあ勝手な理屈だ。 最低でも時速500キロで武器として機関銃を二丁、空戦で現行の飛行機に負けないことが条件であった。
しかも出来なかったら税金免除を次年度から認めないと財務省と手を組んだのだ。
会社のお歴々は真っ青だ。
いままで税金を免除されてきたから、少ない利益でもまあ儲かった。
それが無くなる。 会社は全員を工場に集めた。
社長が、マイクを持ち、「政府から出来ない無理な仕事がきた。もちろん断われない。出来なければボーナスはなしだ。 オレの給金は返上する。 みな、全員が一丸となりこの件に取り組んで欲しい。」 出来たらの声 社長思わず、ボーナス倍だ。と心にもないことを叫んでしまった。
その日から全員、会社に泊まりこみだ。
寝る間を惜しんで研究開発に汗を流した。
日本人が眼の色変えてがんばりだすと、怖いのだ。
日本人ほど勤勉で怠けず、働く国民はいない、あのユダヤさえ真っ青だ。
話は変わるが、国際結婚でユダヤと日本の組み合わせは、けっこううまくいくそうだ。
お互い怠けることがきらいで、休まず働くからだ。
ユダヤが忌み嫌われたのは、働きお金をもうけるからだ。
フランスやイタリアなど夏はバカンスで休む。
日本人に休みはない、働く、身を粉にして働くのだ。
それが日本人の美徳なのだ。
今のエンジンは優秀だった。 なるべく改造せずに馬力を倍にできないか。
ある、社員がエンジンを二つを一つにすれば、という。
つまり500馬力エンジンをダブルにする、1000馬力だ。 部品は同じで、ピストンやバルブなども同じだ。 ラフ・スケッチから職人が手作りで形にした。
とりあえず、テストだ。 動いた、廻った。
もうダブルだからうるさくて近寄れないほどだ。
ベンチテスト、エンジンのみのテストは成功した。
それならと、機体に無理やり乗せた、前が重たいから後ろを伸ばした。
それでもつりあわないから、座席を二つで、さらに重い防弾燃料タンクを備えた。
なんとかつりあった。
社の試験用飛行場に押し出した。
廻す、走る、速い、もう浮かんだ。
アマテラスは500馬力の艦上戦闘機を50機、あと急降下爆撃機を20機搭載できる、予備は各10機だ。
空母があれば飛行機の航続距離はそんなにはいらない。
まあ500キロも行ければいい。
魚雷はあるが、飛行機に搭載はまだ無理だ。
軽い魚雷がなかなか開発にとまどっていた。
それで急降下爆撃機だ。
実際、皇軍の急降下爆撃はほとんど命中したそうだ。 訓練がはんぱないし、飛行機の操縦に関しては白人より日本人が優れているのだ。
しかし、油断はしては、いけない。
新たに艦上戦闘機の開発に予算がついた。
軍艦は高い、維持にも金がかかる、軍艦は先進国も普通に持っている。
しかし実用の空母はまだ日本だけだ。
これは、おおきい、けっしてこの差を埋めさせては、ならない。
飛行軍から飛行機開発会社に新規開発命令だ、飛行軍の左内大将からだ、空母の艦載機が速度約200キロだった。 欧米とそんなに変わらない。
いつ追い抜かれるかわからない、左内大将いわく、欧米が絶対に追いつけない速度にしろ、とまあ勝手な理屈だ。 最低でも時速500キロで武器として機関銃を二丁、空戦で現行の飛行機に負けないことが条件であった。
しかも出来なかったら税金免除を次年度から認めないと財務省と手を組んだのだ。
会社のお歴々は真っ青だ。
いままで税金を免除されてきたから、少ない利益でもまあ儲かった。
それが無くなる。 会社は全員を工場に集めた。
社長が、マイクを持ち、「政府から出来ない無理な仕事がきた。もちろん断われない。出来なければボーナスはなしだ。 オレの給金は返上する。 みな、全員が一丸となりこの件に取り組んで欲しい。」 出来たらの声 社長思わず、ボーナス倍だ。と心にもないことを叫んでしまった。
その日から全員、会社に泊まりこみだ。
寝る間を惜しんで研究開発に汗を流した。
日本人が眼の色変えてがんばりだすと、怖いのだ。
日本人ほど勤勉で怠けず、働く国民はいない、あのユダヤさえ真っ青だ。
話は変わるが、国際結婚でユダヤと日本の組み合わせは、けっこううまくいくそうだ。
お互い怠けることがきらいで、休まず働くからだ。
ユダヤが忌み嫌われたのは、働きお金をもうけるからだ。
フランスやイタリアなど夏はバカンスで休む。
日本人に休みはない、働く、身を粉にして働くのだ。
それが日本人の美徳なのだ。
今のエンジンは優秀だった。 なるべく改造せずに馬力を倍にできないか。
ある、社員がエンジンを二つを一つにすれば、という。
つまり500馬力エンジンをダブルにする、1000馬力だ。 部品は同じで、ピストンやバルブなども同じだ。 ラフ・スケッチから職人が手作りで形にした。
とりあえず、テストだ。 動いた、廻った。
もうダブルだからうるさくて近寄れないほどだ。
ベンチテスト、エンジンのみのテストは成功した。
それならと、機体に無理やり乗せた、前が重たいから後ろを伸ばした。
それでもつりあわないから、座席を二つで、さらに重い防弾燃料タンクを備えた。
なんとかつりあった。
社の試験用飛行場に押し出した。
廻す、走る、速い、もう浮かんだ。
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