13 / 33
13.曇り山の戦い2
しおりを挟む
「ドラゴンの様子は?」
「まだ寝てる。一発かませそうだな」
準備を終えた俺達はドラゴンの住処の近くまで戻って来た。
平らな山頂、瓦礫はあるが足場はそれほど悪くない。ドラゴンのサイズは5メートルくらいか? これでスモールかよ。成体じゃなかったことに感謝しておこう。
「手はず通り、俺が前で戦うぜ」
「私がこっそり回り込んで斬りかかり」
「わたくしが魔法で援護ですわね」
「よし、行くぜっ」
小声で力強く言ってから、俺はドラゴンに向かって駆けだした。
モヒカンマッチョの身体は、鈍重なパワー型に見えてスピードがある。何せ天使だ、破格のステータスだ。ドラゴンよりも早い!
「ぬんっ!」
雄叫びをあげて突撃したいところだが、せっかく相手が就寝中だ。極力声を抑えて、斧をブーメランモードで投擲。
景気よく回転した斧は眠っているドラゴンの左目をきっちりと切り裂いた。
「グオオオオオオオオ!」
辺りの景色が歪むほどの雄叫びが上がった。
「どうやら、目は覚めたみたいだな。片方だけだがな」
戻ってきた斧を手に、俺はドラゴンに不適な笑みを向ける。
当たり前だが、ドラゴンは残った目で怒りに満ちた視線を向けてきた。こえぇ。
「オオオォォ!!」
怒りの咆吼をあげ、俺の方に突っ込んできた。大口開けて食らいつく気か。早いっ!
だが、俺の方がもっと早い。シーニャの援護魔法で素早さが上乗せされてるからな!
「ここに天敵がいないからって油断しすぎだぜ!」
地面を蹴って俺はドラゴンの突撃を回避。当然、潰した左目の方向に回り込む。死角から攻撃してやる。
左側面に回り込み、片足を潰してやろうと思った時だった。
奴の首に。丸い水晶のようなものがあるのが目に入った。
天使の視力は、それが水晶では無く、真っ黒な瞳の竜の眼球であることをはっきりと捉えた。
こいつは、頭以外にも目を持っている。
それに気づいたのと、ドラゴンの左手がこちらに向かって無造作に振られたのは同時だった。
「うおおおおおお!!」
斧を投擲して俺だけ離脱? 間に合わない。なら、斧を叩き込むしかねぇ!
迫る巨大なかぎ爪目掛けて、俺は斧を振り下ろした。
結果、勝負は互角だった。
ドラゴンの指は吹き飛び。俺は手の残った部分にはじき飛ばされる。
「ぐへっ……。へっ、生きてやがる。俺がな」
数メートル吹き飛ばされたが、素早く立ち上がり、怪我を確かめる。生来の頑丈さと防御魔法のおかげで、少し傷ついただけだ。打撃の方は凄く痛かった。
ドラゴンがゆっくりとこちらを向く。指まで切り飛ばされて、怒りは倍増した模様。
逆に俺の方は自分の攻撃力と防御力を確認できて大満足だ。これなら相当持ちこたえられる。
視界を奪えなかったのは誤算だが、十分戦える。
そう思った時だった。
「ん……?」
ドラゴンが大きく息を吸った。
「まさか、ブレスってやつか?」
――ドラゴンのブレスはただの息ではなく、一種の魔法。ダークドラゴンの場合は黒い光のようなものを吐き出しますわ。
シーニャから教わった、そんな知識が脳裏をよぎる。
直後、答え合わせのように、ドラゴンの口から黒い光が放たれた。
「完全にビームじゃねぇかぁあああ!」
俺は慌てて身体をひねって回避に入る。やべぇ、避け切れねぇ!
その時、いきなりドラゴンの頭が爆発した。
爆発は無理矢理、ドラゴンの頭の角度を変えた。
ブレスは俺を大きく外れて空に向かって放たれる。
「魔法。シーニャか!」
返事はなかった。シーニャは物陰から隠れて援護する係だ。ドラゴンに見つかって狙われたらたまらない。
仲間がいて本当によかった。俺は心底そう思った。
そして、ブレスに失敗した今がチャンスだ。頭が上を向いてるから首が丸見えだしな。
「ヒャッハアアアア!」
気合いの雄叫びと共に、俺はドラゴンの首目掛けて斧を投擲した。
狙い違わず、首を切り裂き、斧は戻ってくる。
「チッ。切り落とせねぇか」
思ったよりも傷は浅かった。ドラゴンの首の切り口からどす黒い液体が出て地面を汚したが、すぐ止まってしまった。生命力のあるやつだ。
こうなりゃ、直接頭に斧を叩き込んで、爆炎で始末してやる。
「どうにかして動きを止めてくれ! 直接斧を叩き込む!!」
そう叫び、俺はドラゴンに向かって走る。シーニャとセインが上手くやってくれることを祈りながら。
「とうっ!」
俺目掛けて腕が振るわれたのを見て、空高くジャンプ。高性能な身体って素晴らしい。
調子に乗っていられたのはそれまでだった。
いきなり上半身を持ち上げたドラゴンが、指の無い手を勢いよく振ったのだ。
その打撃は、空中で動けない俺をしっかり捉えていた。
俺は瓦礫の山に叩き付けられた。
「ぐ……いってぇ……」
全身に激痛。血が出てる感覚がある。右手に斧は持ってる。意識もある。
……まだ戦えそうだ。そう思って態勢を立て直し、目の前にドラゴンの顔があることに気づいた。
「マジかよ……」
俺が絶句した時、味方の叫びが聞こえた。
「おおおおお! カーン殿ぉおお!」
ぼやけた視界の向こうに、全身を魔法の光につつみこんだセインが、ドラゴンの背中目掛けて跳躍したのが見えた。
その手に持つのは、剣ではなく、光だ。
セイン・ライクレイの持つ魔法剣は雷の力を秘めていて、持ち主が魔力を込めるほど真の姿に近づいていくという。
「雷を受けるがいいっ!!」
雷が、ドラゴンの背中に直撃した。
「グオォォォオオオオオオオ!!」
雷の轟音とドラゴンの咆吼で、周囲が震える。
俺達の攻撃はこれで終わらない。
痛みに身を歪め、瘴気を振りまくドラゴンの身体を、周囲から生えてきた魔法のロープが取り巻き始めた。
シーニャの魔法だ。少しずつ動きを阻害し、ついにはドラゴンの頭が地に落ちた。
つまり、俺の目の前に。
「カーン様! 長くは持ちませんわ! とどめを!」
「……ああ、もちろんだぜ…………」
痛む身体を無理矢理動かし、魔法で口を閉じられたドラゴンの顔を見据える。
その目は相変わらず、怒りと憎悪に満ちていた。
「わりぃな。妖精の里の近くに住み着いた自分を恨みな」
そう言って、閉じた口目掛けて、全力で斧を振り下ろした。
斧は竜の皮膚と牙を切り裂き、そのまま口の中で止まった。
今、斧は、ドラゴンの口の中にあるわけだ。
俺はドラゴンを吹き飛ばすくらいの爆炎をイメージしながら叫んだ。
「汚物は消毒だああぁああああああ!!」
身体の内側から神具の爆炎を受けたスモール・ダークドラゴンは。全身を爆発四散させて絶命した。
「まだ寝てる。一発かませそうだな」
準備を終えた俺達はドラゴンの住処の近くまで戻って来た。
平らな山頂、瓦礫はあるが足場はそれほど悪くない。ドラゴンのサイズは5メートルくらいか? これでスモールかよ。成体じゃなかったことに感謝しておこう。
「手はず通り、俺が前で戦うぜ」
「私がこっそり回り込んで斬りかかり」
「わたくしが魔法で援護ですわね」
「よし、行くぜっ」
小声で力強く言ってから、俺はドラゴンに向かって駆けだした。
モヒカンマッチョの身体は、鈍重なパワー型に見えてスピードがある。何せ天使だ、破格のステータスだ。ドラゴンよりも早い!
「ぬんっ!」
雄叫びをあげて突撃したいところだが、せっかく相手が就寝中だ。極力声を抑えて、斧をブーメランモードで投擲。
景気よく回転した斧は眠っているドラゴンの左目をきっちりと切り裂いた。
「グオオオオオオオオ!」
辺りの景色が歪むほどの雄叫びが上がった。
「どうやら、目は覚めたみたいだな。片方だけだがな」
戻ってきた斧を手に、俺はドラゴンに不適な笑みを向ける。
当たり前だが、ドラゴンは残った目で怒りに満ちた視線を向けてきた。こえぇ。
「オオオォォ!!」
怒りの咆吼をあげ、俺の方に突っ込んできた。大口開けて食らいつく気か。早いっ!
だが、俺の方がもっと早い。シーニャの援護魔法で素早さが上乗せされてるからな!
「ここに天敵がいないからって油断しすぎだぜ!」
地面を蹴って俺はドラゴンの突撃を回避。当然、潰した左目の方向に回り込む。死角から攻撃してやる。
左側面に回り込み、片足を潰してやろうと思った時だった。
奴の首に。丸い水晶のようなものがあるのが目に入った。
天使の視力は、それが水晶では無く、真っ黒な瞳の竜の眼球であることをはっきりと捉えた。
こいつは、頭以外にも目を持っている。
それに気づいたのと、ドラゴンの左手がこちらに向かって無造作に振られたのは同時だった。
「うおおおおおお!!」
斧を投擲して俺だけ離脱? 間に合わない。なら、斧を叩き込むしかねぇ!
迫る巨大なかぎ爪目掛けて、俺は斧を振り下ろした。
結果、勝負は互角だった。
ドラゴンの指は吹き飛び。俺は手の残った部分にはじき飛ばされる。
「ぐへっ……。へっ、生きてやがる。俺がな」
数メートル吹き飛ばされたが、素早く立ち上がり、怪我を確かめる。生来の頑丈さと防御魔法のおかげで、少し傷ついただけだ。打撃の方は凄く痛かった。
ドラゴンがゆっくりとこちらを向く。指まで切り飛ばされて、怒りは倍増した模様。
逆に俺の方は自分の攻撃力と防御力を確認できて大満足だ。これなら相当持ちこたえられる。
視界を奪えなかったのは誤算だが、十分戦える。
そう思った時だった。
「ん……?」
ドラゴンが大きく息を吸った。
「まさか、ブレスってやつか?」
――ドラゴンのブレスはただの息ではなく、一種の魔法。ダークドラゴンの場合は黒い光のようなものを吐き出しますわ。
シーニャから教わった、そんな知識が脳裏をよぎる。
直後、答え合わせのように、ドラゴンの口から黒い光が放たれた。
「完全にビームじゃねぇかぁあああ!」
俺は慌てて身体をひねって回避に入る。やべぇ、避け切れねぇ!
その時、いきなりドラゴンの頭が爆発した。
爆発は無理矢理、ドラゴンの頭の角度を変えた。
ブレスは俺を大きく外れて空に向かって放たれる。
「魔法。シーニャか!」
返事はなかった。シーニャは物陰から隠れて援護する係だ。ドラゴンに見つかって狙われたらたまらない。
仲間がいて本当によかった。俺は心底そう思った。
そして、ブレスに失敗した今がチャンスだ。頭が上を向いてるから首が丸見えだしな。
「ヒャッハアアアア!」
気合いの雄叫びと共に、俺はドラゴンの首目掛けて斧を投擲した。
狙い違わず、首を切り裂き、斧は戻ってくる。
「チッ。切り落とせねぇか」
思ったよりも傷は浅かった。ドラゴンの首の切り口からどす黒い液体が出て地面を汚したが、すぐ止まってしまった。生命力のあるやつだ。
こうなりゃ、直接頭に斧を叩き込んで、爆炎で始末してやる。
「どうにかして動きを止めてくれ! 直接斧を叩き込む!!」
そう叫び、俺はドラゴンに向かって走る。シーニャとセインが上手くやってくれることを祈りながら。
「とうっ!」
俺目掛けて腕が振るわれたのを見て、空高くジャンプ。高性能な身体って素晴らしい。
調子に乗っていられたのはそれまでだった。
いきなり上半身を持ち上げたドラゴンが、指の無い手を勢いよく振ったのだ。
その打撃は、空中で動けない俺をしっかり捉えていた。
俺は瓦礫の山に叩き付けられた。
「ぐ……いってぇ……」
全身に激痛。血が出てる感覚がある。右手に斧は持ってる。意識もある。
……まだ戦えそうだ。そう思って態勢を立て直し、目の前にドラゴンの顔があることに気づいた。
「マジかよ……」
俺が絶句した時、味方の叫びが聞こえた。
「おおおおお! カーン殿ぉおお!」
ぼやけた視界の向こうに、全身を魔法の光につつみこんだセインが、ドラゴンの背中目掛けて跳躍したのが見えた。
その手に持つのは、剣ではなく、光だ。
セイン・ライクレイの持つ魔法剣は雷の力を秘めていて、持ち主が魔力を込めるほど真の姿に近づいていくという。
「雷を受けるがいいっ!!」
雷が、ドラゴンの背中に直撃した。
「グオォォォオオオオオオオ!!」
雷の轟音とドラゴンの咆吼で、周囲が震える。
俺達の攻撃はこれで終わらない。
痛みに身を歪め、瘴気を振りまくドラゴンの身体を、周囲から生えてきた魔法のロープが取り巻き始めた。
シーニャの魔法だ。少しずつ動きを阻害し、ついにはドラゴンの頭が地に落ちた。
つまり、俺の目の前に。
「カーン様! 長くは持ちませんわ! とどめを!」
「……ああ、もちろんだぜ…………」
痛む身体を無理矢理動かし、魔法で口を閉じられたドラゴンの顔を見据える。
その目は相変わらず、怒りと憎悪に満ちていた。
「わりぃな。妖精の里の近くに住み着いた自分を恨みな」
そう言って、閉じた口目掛けて、全力で斧を振り下ろした。
斧は竜の皮膚と牙を切り裂き、そのまま口の中で止まった。
今、斧は、ドラゴンの口の中にあるわけだ。
俺はドラゴンを吹き飛ばすくらいの爆炎をイメージしながら叫んだ。
「汚物は消毒だああぁああああああ!!」
身体の内側から神具の爆炎を受けたスモール・ダークドラゴンは。全身を爆発四散させて絶命した。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
お馬鹿な聖女に「だから?」と言ってみた
リオール
恋愛
だから?
それは最強の言葉
~~~~~~~~~
※全6話。短いです
※ダークです!ダークな終わりしてます!
筆者がたまに書きたくなるダークなお話なんです。
スカッと爽快ハッピーエンドをお求めの方はごめんなさい。
※勢いで書いたので支離滅裂です。生ぬるい目でスルーして下さい(^-^;
魔法が使えない令嬢は住んでいた小屋が燃えたので家出します
怠惰るウェイブ
ファンタジー
グレイの世界は狭く暗く何よりも灰色だった。
本来なら領主令嬢となるはずの彼女は領主邸で住むことを許されず、ボロ小屋で暮らしていた。
彼女はある日、棚から落ちてきた一冊の本によって人生が変わることになる。
世界が色づき始めた頃、ある事件をきっかけに少女は旅をすることにした。
喋ることのできないグレイは旅を通して自身の世界を色付けていく。
追放された聖女の悠々自適な側室ライフ
白雪の雫
ファンタジー
「聖女ともあろう者が、嫉妬に狂って我が愛しのジュリエッタを虐めるとは!貴様の所業は畜生以外の何者でもない!お前との婚約を破棄した上で国外追放とする!!」
平民でありながらゴーストやレイスだけではなくリッチを一瞬で倒したり、どんな重傷も完治してしまうマルガレーテは、幼い頃に両親と引き離され聖女として教会に引き取られていた。
そんな彼女の魔力に目を付けた女教皇と国王夫妻はマルガレーテを国に縛り付ける為、王太子であるレオナルドの婚約者に据えて、「お妃教育をこなせ」「愚民どもより我等の病を治療しろ」「瘴気を祓え」「不死王を倒せ」という風にマルガレーテをこき使っていた。
そんなある日、レオナルドは居並ぶ貴族達の前で公爵令嬢のジュリエッタ(バスト100cm以上の爆乳・KかLカップ)を妃に迎え、マルガレーテに国外追放という死刑に等しい宣言をしてしまう。
「王太子殿下の仰せに従います」
(やっと・・・アホ共から解放される。私がやっていた事が若作りのヒステリー婆・・・ではなく女教皇と何の力もない修道女共に出来る訳ないのにね~。まぁ、この国がどうなってしまっても私には関係ないからどうでもいいや)
表面は淑女の仮面を被ってレオナルドの宣言を受け入れたマルガレーテは、さっさと国を出て行く。
今までの鬱憤を晴らすかのように、着の身着のままの旅をしているマルガレーテは、故郷である幻惑の樹海へと戻っている途中で【宮女狩り】というものに遭遇してしまい、大国の後宮へと入れられてしまった。
マルガレーテが悠々自適な側室ライフを楽しんでいる頃
聖女がいなくなった王国と教会は滅亡への道を辿っていた。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
エドガーはマルディア王国王都の五爵家の三男坊。幼い頃から神童天才と評されていたが七歳で前世の知識に目覚め、図書館に引き篭もる事に。
そして時は流れて十二歳になったエドガー。祝福の儀にてスキルを得られなかったエドガーは流刑者の村へ追放となるのだった。
【カクヨムにも投稿してます】
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
呪われた子と、家族に捨てられたけど、実は神様に祝福されてます。
光子
ファンタジー
前世、神様の手違いにより、事故で間違って死んでしまった私は、転生した次の世界で、イージーモードで過ごせるように、特別な力を神様に授けられ、生まれ変わった。
ーーー筈が、この世界で、呪われていると差別されている紅い瞳を宿して産まれてきてしまい、まさかの、呪われた子と、家族に虐められるまさかのハードモード人生に…!
8歳で遂に森に捨てられた私ーーキリアは、そこで、同じく、呪われた紅い瞳の魔法使いと出会う。
同じ境遇の紅い瞳の魔法使い達に出会い、優しく暖かな生活を送れるようになったキリアは、紅い瞳の偏見を少しでも良くしたいと思うようになる。
実は神様の祝福である紅の瞳を持って産まれ、更には、神様から特別な力をさずけられたキリアの物語。
恋愛カテゴリーからファンタジーに変更しました。混乱させてしまい、すみません。
自由にゆるーく書いていますので、暖かい目で読んで下さると嬉しいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる