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第五章 10月
巻き返しの兆し
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結局なんだかんだで退院日が延び、成島委員長がシャバに戻ってきたのは、十月初めのことだった。
しばらく安静にしているように、と医者からも釘をさされ、夫のみならず息子からも
「サンマークはほどほどに」
と言われたんだ、と笑いながら言ってはいたが、委員長の目はあやしく輝いていた。
「みんなに、大事な報告がある」
委員長は、淡々と告げた。
「今年度末で、サンマーク活動を終了するように学校から、言われました」
紀美から口止めされていたエミリは、どこか残念そうにも見えたが、あえて何も言わなかった。
紀美は知らん顔して、手元に目を落とす。
他の連中は、みな一様に押し黙ったままだった。
ようやく、声を出したのはフジコだった。
「ウソだろ」
委員長はフジコの方を見て、さらに静かな声で続けた。
「私は、続けたいです、とは言わなかったし、言えなかった……続けたいと思っても、自分ちはもう卒業だしね」
それから、ひとりひとりの顔に目をやった。
「ミドリコさんちのうちも、卒業だし。今やってくれている人たちだって、もうサンマークは卒業しても、いいんじゃないかな、って思うんだ。これからは本当に、自分がやりたいこと、やんなきゃいけないことを……」
春日が明後日の方を見ながら委員長を遮った。
「あの、あのですね。ウチは何と言うか、りんくん、色々とお医者さんにかかる必要があるから、どうせ学校に迎えにくることが多いから、サンマークに参加すれば便利かな、と思っただけなんです。来賓駐車場も堂々と使えるし。それに私、やっぱりこういう細かいコト、好きなんですねきっと。うん、特にフジッピとか、時々呼ばれてるような気がね」
おっかぶせるように、フジコが語気荒く続ける。
「ウチは次男の見張りにいるんだから、サンマークなんて関係ねえ。仕方なくいるだけだしね。だから委員長が気にするこた、ないんだって。ざけんなよ。
だいたい、コイツらだってそうだろ?」
ぴしりと指を突きつけられて、エミリのこけし髪がわずかにふわりと舞う。
「エミリだって、娘のことで学校から何度も呼ばれて、居場所もないのでサンマークに参加し始めただけだし、」
次に指された伊藤も、ひきつった顔で一歩跳び下がる。
「伊藤だって、委員長イインチョウって言いながらも実はヤマダ目当てで、来てるんだし」
そんな言い方、酷いです、と真っ赤になって抗議する伊藤に
「ごめんごめん」
たいして誠意もない謝意を示して、フジコは続ける。
「納得できないね、それでも、一生懸命やってたんだよ? 少しでも点数かせいで、子どもらに喜んでもらいたくて、そんでさ……」
フジコは、泣いていた。
「なんで、続けちゃいけないんだよ……ひとりでもやるよ、ウチはさ、でも」
「紀美さんがね」
いきなり、今まで黙っていたミドリコが口を開いた。
その場にまるっきりそぐわない、爽やかな笑顔だった。
「面白いご提案があるのですって。みなさん聞いてみたくありません?」
メンバーの目がいっせいに紀美に向けられた。
紀美は、ごくりとつばを飲んでから、胸を押さえ、口を開いた。
「今日、あの、始まる前に、委員長と副委員長とにお話して、みなさんの承諾もなかったんですが……あの」
助けを求めて、委員長の方を見る。委員長は深くうなずいた。
紀美はひと息にことばにする。
「教頭と、取引をしました」すみません、と頭を下げる。
「教頭……キョートーと取引とな」
春日がすっかり時代がかっている。
「そはいかに」
「今年度末までに二〇万点、財団に送ることができたらとりあえず来年度も作業室を借りられるように、と」
「おおおーーー」周囲がどよめく。
「ついでにエアコンも、貸してもらえるように、と」
「いいねいいねー」フジコも涙目のまま、笑っている。
「ただし」
委員長が怖い目をして、前に一歩乗り出した。いつもの勢いが戻っている。
「集める人たちに、決して無理強いはしないこと。集めるための競争は、ぜったい、させないこと。あと、自分たちも疲れたらすぐ作業をやめること。いいなヤローども」
「へいっ」
思わず、春日がそう答え、さすがのエミリですらぷっと吹き出した。
「あのぉ」
紀美がまた、おずおずと前に出る。
「早速なんですが……これを」
バッグからプラ袋を出して、中身をデスクの上にあける。
ひえええ、なんたるちーや、さんたるちーや、の叫びが廊下にまでこだましかねない勢いで、委員長とミドリコとが同時に「しっ!」と人差し指を口元にかざす。
春日はぴたりと口を閉ざした。
しかし、居並ぶメンバーは、紀美の出したマークの山に目が釘付けとなっていた。
「紀美さん、これどこで?」
伊藤が、初めて金庫破りをした小僧が床に積まれた札束を見るようなギラついた目で、恐ろしげにそう訊ねる。
メンバーの中でも、見た者があまりいない、という『ドーバー生命』のサンマークがそこには数多く、積まれていた。
どれも一枚あたり一〇〇点、と書かれている。ふつうそんな額のサンマークはない。一銭二銭が幅を利かせるなか、それは、異質な輝きを放っている。
「夫の従姉が保険の外交をやっていて……契約者の方にお願いして、契約書のはしっこについているマークを集めて頂いたんです」
委員長のお見舞いから帰ってくる途中、サンマークのしおりにあった企業をひとつひとつ思い起こし、ふと、保険会社の参加があったのに気づいたのだった。
家に帰って聞いてみると、確かに泰介の一家とも仲がよく、近くに住む従姉がそこの外交をやっていたのが判り、泰介がすぐに連絡をしてくれた。
従姉はふたつ返事で了承してくれた。
そして半月ほどで、百点のマークを山ほど持って、訪ねてきたのだった。
契約者はたいがいどこの家庭でも、サンマークを寄付することに喜んで応じてくれたのだそうだ。
「それにさ、会社の人たちに頼んだら、こんなに集まったのよぉ」
鴨池小に寄付します、って宣伝したら、わざわざ会社に持ってきてくれた人もいたのよ、すごいよねぇ、がんばってね、って言われて。
ざっと数えていたらしいミドリコが、
「九〇〇〇点近く、あるわ」
そうつぶやき、周囲のどよめきは更に大きくなった。
「……これなら、イケるかもね」
フジコの言葉に、珍しく伊藤が「ですよねー」と同意する。
うんうん、と委員長はミドリコと顔を見合わせてひとしきりうなずいてから、また皆に
「もうひとつ……お知らせしたいことがあるんだけど、いいかな」
静かに、切り出した。
どうだった? あれ、役に立ったの?
泰介が、珍しくサンマークの話題を先に振ってきた。
「うん」
紀美は、ご飯茶わんを持ったまま、箸も動かさずに彼を見て微笑んだ。
「みんなびっくりしてた。すっごく喜んでたよ。智恵子さんにも御礼言わなきゃ。ほんと、ありがとね」
どたばたと足音が響き、ルイが二階からら駈けおりてきた。
「ママ、教えてくれたサンマークのサイト、調べたよ! おもしろかった! やっぱりこれ、しらべ学習で発表するからね! ちょっと、まとめたの見てくれる?」
うん、ご飯終わったら見せてくれる?
そう言ったはいいが、紀美の箸は止まったままだった。
「おい」
泰介が覗きこむ。
「なんか、また元気ないみたいだけど……だいじょうぶ?」
優しい言い方に、紀美は、つい箸を落とす。
大粒の涙が、次から次へと湧いて出る。
「ママ、どうしたの?」ルイがそばに寄って、小さな手で紀美の肩を抱いた。
「どこか、いたいの?」
やはり心配そうに脇に寄った泰介と、すぐ脇にいたルイのふたりに、紀美は思わずしがみついた。
「な、何なの」
なかなか、言葉にならない。それでも紀美は、ようやく声をふりしぼる。
「委員長がね、しばらく活動を休むって……病気で」
しばらく安静にしているように、と医者からも釘をさされ、夫のみならず息子からも
「サンマークはほどほどに」
と言われたんだ、と笑いながら言ってはいたが、委員長の目はあやしく輝いていた。
「みんなに、大事な報告がある」
委員長は、淡々と告げた。
「今年度末で、サンマーク活動を終了するように学校から、言われました」
紀美から口止めされていたエミリは、どこか残念そうにも見えたが、あえて何も言わなかった。
紀美は知らん顔して、手元に目を落とす。
他の連中は、みな一様に押し黙ったままだった。
ようやく、声を出したのはフジコだった。
「ウソだろ」
委員長はフジコの方を見て、さらに静かな声で続けた。
「私は、続けたいです、とは言わなかったし、言えなかった……続けたいと思っても、自分ちはもう卒業だしね」
それから、ひとりひとりの顔に目をやった。
「ミドリコさんちのうちも、卒業だし。今やってくれている人たちだって、もうサンマークは卒業しても、いいんじゃないかな、って思うんだ。これからは本当に、自分がやりたいこと、やんなきゃいけないことを……」
春日が明後日の方を見ながら委員長を遮った。
「あの、あのですね。ウチは何と言うか、りんくん、色々とお医者さんにかかる必要があるから、どうせ学校に迎えにくることが多いから、サンマークに参加すれば便利かな、と思っただけなんです。来賓駐車場も堂々と使えるし。それに私、やっぱりこういう細かいコト、好きなんですねきっと。うん、特にフジッピとか、時々呼ばれてるような気がね」
おっかぶせるように、フジコが語気荒く続ける。
「ウチは次男の見張りにいるんだから、サンマークなんて関係ねえ。仕方なくいるだけだしね。だから委員長が気にするこた、ないんだって。ざけんなよ。
だいたい、コイツらだってそうだろ?」
ぴしりと指を突きつけられて、エミリのこけし髪がわずかにふわりと舞う。
「エミリだって、娘のことで学校から何度も呼ばれて、居場所もないのでサンマークに参加し始めただけだし、」
次に指された伊藤も、ひきつった顔で一歩跳び下がる。
「伊藤だって、委員長イインチョウって言いながらも実はヤマダ目当てで、来てるんだし」
そんな言い方、酷いです、と真っ赤になって抗議する伊藤に
「ごめんごめん」
たいして誠意もない謝意を示して、フジコは続ける。
「納得できないね、それでも、一生懸命やってたんだよ? 少しでも点数かせいで、子どもらに喜んでもらいたくて、そんでさ……」
フジコは、泣いていた。
「なんで、続けちゃいけないんだよ……ひとりでもやるよ、ウチはさ、でも」
「紀美さんがね」
いきなり、今まで黙っていたミドリコが口を開いた。
その場にまるっきりそぐわない、爽やかな笑顔だった。
「面白いご提案があるのですって。みなさん聞いてみたくありません?」
メンバーの目がいっせいに紀美に向けられた。
紀美は、ごくりとつばを飲んでから、胸を押さえ、口を開いた。
「今日、あの、始まる前に、委員長と副委員長とにお話して、みなさんの承諾もなかったんですが……あの」
助けを求めて、委員長の方を見る。委員長は深くうなずいた。
紀美はひと息にことばにする。
「教頭と、取引をしました」すみません、と頭を下げる。
「教頭……キョートーと取引とな」
春日がすっかり時代がかっている。
「そはいかに」
「今年度末までに二〇万点、財団に送ることができたらとりあえず来年度も作業室を借りられるように、と」
「おおおーーー」周囲がどよめく。
「ついでにエアコンも、貸してもらえるように、と」
「いいねいいねー」フジコも涙目のまま、笑っている。
「ただし」
委員長が怖い目をして、前に一歩乗り出した。いつもの勢いが戻っている。
「集める人たちに、決して無理強いはしないこと。集めるための競争は、ぜったい、させないこと。あと、自分たちも疲れたらすぐ作業をやめること。いいなヤローども」
「へいっ」
思わず、春日がそう答え、さすがのエミリですらぷっと吹き出した。
「あのぉ」
紀美がまた、おずおずと前に出る。
「早速なんですが……これを」
バッグからプラ袋を出して、中身をデスクの上にあける。
ひえええ、なんたるちーや、さんたるちーや、の叫びが廊下にまでこだましかねない勢いで、委員長とミドリコとが同時に「しっ!」と人差し指を口元にかざす。
春日はぴたりと口を閉ざした。
しかし、居並ぶメンバーは、紀美の出したマークの山に目が釘付けとなっていた。
「紀美さん、これどこで?」
伊藤が、初めて金庫破りをした小僧が床に積まれた札束を見るようなギラついた目で、恐ろしげにそう訊ねる。
メンバーの中でも、見た者があまりいない、という『ドーバー生命』のサンマークがそこには数多く、積まれていた。
どれも一枚あたり一〇〇点、と書かれている。ふつうそんな額のサンマークはない。一銭二銭が幅を利かせるなか、それは、異質な輝きを放っている。
「夫の従姉が保険の外交をやっていて……契約者の方にお願いして、契約書のはしっこについているマークを集めて頂いたんです」
委員長のお見舞いから帰ってくる途中、サンマークのしおりにあった企業をひとつひとつ思い起こし、ふと、保険会社の参加があったのに気づいたのだった。
家に帰って聞いてみると、確かに泰介の一家とも仲がよく、近くに住む従姉がそこの外交をやっていたのが判り、泰介がすぐに連絡をしてくれた。
従姉はふたつ返事で了承してくれた。
そして半月ほどで、百点のマークを山ほど持って、訪ねてきたのだった。
契約者はたいがいどこの家庭でも、サンマークを寄付することに喜んで応じてくれたのだそうだ。
「それにさ、会社の人たちに頼んだら、こんなに集まったのよぉ」
鴨池小に寄付します、って宣伝したら、わざわざ会社に持ってきてくれた人もいたのよ、すごいよねぇ、がんばってね、って言われて。
ざっと数えていたらしいミドリコが、
「九〇〇〇点近く、あるわ」
そうつぶやき、周囲のどよめきは更に大きくなった。
「……これなら、イケるかもね」
フジコの言葉に、珍しく伊藤が「ですよねー」と同意する。
うんうん、と委員長はミドリコと顔を見合わせてひとしきりうなずいてから、また皆に
「もうひとつ……お知らせしたいことがあるんだけど、いいかな」
静かに、切り出した。
どうだった? あれ、役に立ったの?
泰介が、珍しくサンマークの話題を先に振ってきた。
「うん」
紀美は、ご飯茶わんを持ったまま、箸も動かさずに彼を見て微笑んだ。
「みんなびっくりしてた。すっごく喜んでたよ。智恵子さんにも御礼言わなきゃ。ほんと、ありがとね」
どたばたと足音が響き、ルイが二階からら駈けおりてきた。
「ママ、教えてくれたサンマークのサイト、調べたよ! おもしろかった! やっぱりこれ、しらべ学習で発表するからね! ちょっと、まとめたの見てくれる?」
うん、ご飯終わったら見せてくれる?
そう言ったはいいが、紀美の箸は止まったままだった。
「おい」
泰介が覗きこむ。
「なんか、また元気ないみたいだけど……だいじょうぶ?」
優しい言い方に、紀美は、つい箸を落とす。
大粒の涙が、次から次へと湧いて出る。
「ママ、どうしたの?」ルイがそばに寄って、小さな手で紀美の肩を抱いた。
「どこか、いたいの?」
やはり心配そうに脇に寄った泰介と、すぐ脇にいたルイのふたりに、紀美は思わずしがみついた。
「な、何なの」
なかなか、言葉にならない。それでも紀美は、ようやく声をふりしぼる。
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