95 / 264
十三章 鍵の行方
5
しおりを挟む
俺はそいつに気圧される様に視線を横へ逸らして、「……いや、」と正直に返す。
俺の脳裏に、ずっと昔のダルクの顔が思い浮かぶ。
屈託のない笑み。
何でか顔の上半分は影になっちまっててまったく思い出せないんだが……。
あのダルクが、王の暗殺を──人を殺そうとしただなんて、まったく信じられなかった。
ただの鍛治職人だったダルクやじーさんが王を暗殺しようとする理由も、思いつかない。
ジュードだって、根拠なんてもんがあったかどうかどうかも分からねぇって言ってたしな。
けど逆に、俺やジュードの考え──二人が無実だったってのが正しいと仮定してみると、こいつにも大きな疑問が残った。
なんで一般人のただの鍛治職人を、反逆者に仕立てる必要があったのか。
しかも処刑したじーさんはともかく、逃げたダルクを大々的に追わなかったのは何故なのか。
大々的に追った方が、世間に『あいつは反逆者だ』ってアピールしやすいと思うんだけどな。
どっちにしてもよく分からねぇ部分が多い。
俺の煮え切らない答えに、ミーシャがそっと静かに一つうなづいて……そうして切なそうな表情で遠くを見据えた。
俺はその間に耐えられず、よっこいしょっと腰を上げた。
「……ま、そいつももう昔の話だ。
ダルクはもういねぇし、そいつを追ってるやつもいねぇ。
ジュードには、ダルクが飛行船を作ってた事は言ってあるけど、そいつの詳しい事は話してねぇんだ。
たぶん、遊覧用のフツーの飛行船を作ってた、くらいに思ってんじゃねぇかな。
まぁもし仮にダルクの飛行船をちゃんと知ったとしてもだぜ、あいつじゃ空には飛ばせねぇだろ。
エンジンかける鍵もどっか行っちまって分かんねぇしさ。
今の状態じゃ、俺やヘイデンにだって飛ばせねぇよ。
それにあいつ、お前の言う事はちゃんと聞くみたいだし、勝手なマネはしねぇだろ?
何も心配する事ねぇよ」
最後はへらっと笑ってミーシャに手を差し伸べる。
と、ミーシャがその手を取って立ち上がった。
「……うん」
ほんのちょっとだけ微笑んで、ミーシャが返事する。
そうしてふと気がついた様に「鍵がないの?」と俺の言葉を反復してきた。
「う~ん。
ダルクのやつ、どっかに失くしちまったみてぇなんだよな。
遺品整理の時にも出てこなかったらしくてさ。
ヘイデンもゴルドーも鍵の在り処は知らねぇらしい。
ま、ヘイデンには鍵は探しといてやるって言われてんだ。
あいつ、俺やダルクと違っていい加減な事は言わねぇし、たぶんどっか心当たりがあるんだよ」
言うと、ミーシャがほんの少し何かを考えてるみてぇに「……そう、」と気のない返事をする。
俺は気にせず続けた。
「とにかく行こーぜ。
ヘイデンのやつ、時間にうるせぇからさ」
笑いかけながら言うと、
「~そうね」
ミーシャがふんわりと優しく微笑んだ。
まだちょっと元気はねぇが、俺が以前心配した程じゃあないみたいだ。
俺はそいつにほっとして「そーいや今日カフェでさ、」とまったく違う話──ゴルドー、ラビーン、クアンの三トリオ(な~んて言ったらゴルドーが激怒するか)の話をし始めながらミーシャと二人、歩き始めた。
犬カバも俺の横をてくてくと歩いてく。
ミーシャが優しい笑顔で微笑みながら俺のくだらねぇ話に耳を傾けてくれる。
柔らかな午後の日の光が、辺りを照らしていた──。
◆◆◆◆◆
ヘイデンの屋敷の前では、執事のじーさんが先んじて俺たちの到着を待っていてくれていた。
ミーシャと犬カバは先に応接間の方へ通され、俺はというと、じーさんの計らいで別室に通され、用意された『リッシュ』用の服に着替える間を設けられた。
たぶん服はじーさんが用意してくれたんだろう。
シンプルながらもわりとシャンとして見える白のカッターシャツに、黒のズボン。
この後飛行船の整備をしに行く予定だって知ってるからか、見た目の割には動きやすい。
「シャツもズボンも、安物でございますから思い切り汚して頂いて構いません」
とはじーさんの言葉だが……たぶんこれ、俺がいう『安物』とは大分値が違うぜ……。
ヘイデン家はわりと金持ちだから……それなりにいいモンを『安物』なんて言うんだろう。
なんて俺の心を読み取ったのか、じーさんが朗らかに微笑んでみせた。
「大丈夫ですよ。
ヘイデン様もよく飛行船の整備などをして服を汚して帰られる事がありますが、この私に落とせない汚れなどありません。
ですのでどうか、お気になさらず好きなだけ飛行船の整備に没頭していらして下さい」
じーさんが自信を持って言うのに──俺はこっちも笑ってみせた。
「分かった。
そうさせてもらうよ」
じーさんがこうまで言うんだから、たぶん本当に落とせねぇ汚れなんか今までになかったんだろう。
そーいやヘイデンの服にシミやシワがついてるイメージはないしな。
俺はじーさんの計らいと思いやりに感謝しながらも、目の前の鏡の中の自分と目が合って、思わずそいつに笑ってみせた。
うん、中々どーしてちゃんとキマってんじゃねぇか。
やっぱ見慣れた『リッシュ』の姿は安心するなぁ。
しみじみ思いながらも俺は執事のじーさんの案内でヘイデンやミーシャ、それに恐らくはもうなんかうまいモンを馳走になっているだろう犬カバの待つ、いつもの応接間へ入る。
──と。
先に座って待っていたミーシャが、ちょっと困った様に俺を見る。
ちらっと俺の目の端に、ミーシャの足元でやっぱりうまそうにピチャピチャとミルクを舐める犬カバの姿も見えた。
まぁ、そこまではいいんだけど。
俺はそいつの存在に気がついて、思わずギクリと身を竦ませる。
ミーシャの向かいの席──いつもの席に掛けたヘイデンが、怒った様に俺を見やっていた。
……いや、実際には目は見えてねぇはずなんだけど……確かに俺を“見た”。
だが、何も言わねぇ。
………。
な~んかこれ、良くねぇ予感がするぞ。
そ~いや俺、ギャンブルで勝った金で借金返済した事、まだヘイデンのやつには言ってなかったんだよな……。
だけど話自体は、ゴルドーからかシエナからか、とにかくどっちかからは聞いてるだろう。
「あ、のさ、ヘイデン……。
実はちょ~っと色々ありまして、一億ハーツの借金は汗水垂らして働く前にギャンブルで稼いだ金で返せる事になってさ……。
でもあの、まだあんたから飛行船を買い取る分の金が足りてないんで、そいつは今度こそ、一生懸命働いて稼ぐつもりだから……」
取り繕う様に言いかける──と、
「馬鹿者」
バッサリと、低く怒りを交えた声で、たったの一言で返される。
「貴様という男は──。
この頃は少しは変わったと思っていたが、どうやら俺の思い違いだった様だな。
俺にあれだけの大口を叩いておきながら一週間と経たず約束を破り、『今度こそ一生懸命働いて稼ぐ』だと?
一体どの口が言うのだ。
調子が良すぎるとは思わないのか!」
最後はピシャリと声を荒げて、ヘイデンが言う。
俺はそいつに思わず頭を垂れて、
「……はい、仰る通りです。すみません」
ガックリしながらヘイデンに謝る。
──まったく、返す言葉もねぇ。
ミーシャにシエナにヘイデン。
三人もの人間にまったく同じ事で怒られちまってさ。
しかも完全に俺が悪いって自分でも分かりきってんだから……ほんと、言い訳のしようもねぇよ。
ガックリとうなだれた俺の方を、ミーシャが気の毒そうに見つめるのが分かる。
その足元にいた犬カバも、ほんのちょっとは空気を呼んだのか、いつのまにかミルクから顔を上げ、俺と怒れるヘイデンの顔を代わる代わる見る。
そうして、
「クヒ」
ヘイデンへ向かって何故か犬カバが一言発する。
と、ヘイデンが眉間にシワを寄せたままゆっくりと片眉を上げる。
俺にも犬カバの言葉の意味は分からなかったが……何となく、『もーその辺で許してやってくれ』とでも言った様な気がした。
完全に気のせいかもしんねぇけど。
ミーシャが犬カバの声に後押しされた様に「あの、ヘイデンさん……」と、こちらもヘイデンへ向かって声をかけた。
俺の脳裏に、ずっと昔のダルクの顔が思い浮かぶ。
屈託のない笑み。
何でか顔の上半分は影になっちまっててまったく思い出せないんだが……。
あのダルクが、王の暗殺を──人を殺そうとしただなんて、まったく信じられなかった。
ただの鍛治職人だったダルクやじーさんが王を暗殺しようとする理由も、思いつかない。
ジュードだって、根拠なんてもんがあったかどうかどうかも分からねぇって言ってたしな。
けど逆に、俺やジュードの考え──二人が無実だったってのが正しいと仮定してみると、こいつにも大きな疑問が残った。
なんで一般人のただの鍛治職人を、反逆者に仕立てる必要があったのか。
しかも処刑したじーさんはともかく、逃げたダルクを大々的に追わなかったのは何故なのか。
大々的に追った方が、世間に『あいつは反逆者だ』ってアピールしやすいと思うんだけどな。
どっちにしてもよく分からねぇ部分が多い。
俺の煮え切らない答えに、ミーシャがそっと静かに一つうなづいて……そうして切なそうな表情で遠くを見据えた。
俺はその間に耐えられず、よっこいしょっと腰を上げた。
「……ま、そいつももう昔の話だ。
ダルクはもういねぇし、そいつを追ってるやつもいねぇ。
ジュードには、ダルクが飛行船を作ってた事は言ってあるけど、そいつの詳しい事は話してねぇんだ。
たぶん、遊覧用のフツーの飛行船を作ってた、くらいに思ってんじゃねぇかな。
まぁもし仮にダルクの飛行船をちゃんと知ったとしてもだぜ、あいつじゃ空には飛ばせねぇだろ。
エンジンかける鍵もどっか行っちまって分かんねぇしさ。
今の状態じゃ、俺やヘイデンにだって飛ばせねぇよ。
それにあいつ、お前の言う事はちゃんと聞くみたいだし、勝手なマネはしねぇだろ?
何も心配する事ねぇよ」
最後はへらっと笑ってミーシャに手を差し伸べる。
と、ミーシャがその手を取って立ち上がった。
「……うん」
ほんのちょっとだけ微笑んで、ミーシャが返事する。
そうしてふと気がついた様に「鍵がないの?」と俺の言葉を反復してきた。
「う~ん。
ダルクのやつ、どっかに失くしちまったみてぇなんだよな。
遺品整理の時にも出てこなかったらしくてさ。
ヘイデンもゴルドーも鍵の在り処は知らねぇらしい。
ま、ヘイデンには鍵は探しといてやるって言われてんだ。
あいつ、俺やダルクと違っていい加減な事は言わねぇし、たぶんどっか心当たりがあるんだよ」
言うと、ミーシャがほんの少し何かを考えてるみてぇに「……そう、」と気のない返事をする。
俺は気にせず続けた。
「とにかく行こーぜ。
ヘイデンのやつ、時間にうるせぇからさ」
笑いかけながら言うと、
「~そうね」
ミーシャがふんわりと優しく微笑んだ。
まだちょっと元気はねぇが、俺が以前心配した程じゃあないみたいだ。
俺はそいつにほっとして「そーいや今日カフェでさ、」とまったく違う話──ゴルドー、ラビーン、クアンの三トリオ(な~んて言ったらゴルドーが激怒するか)の話をし始めながらミーシャと二人、歩き始めた。
犬カバも俺の横をてくてくと歩いてく。
ミーシャが優しい笑顔で微笑みながら俺のくだらねぇ話に耳を傾けてくれる。
柔らかな午後の日の光が、辺りを照らしていた──。
◆◆◆◆◆
ヘイデンの屋敷の前では、執事のじーさんが先んじて俺たちの到着を待っていてくれていた。
ミーシャと犬カバは先に応接間の方へ通され、俺はというと、じーさんの計らいで別室に通され、用意された『リッシュ』用の服に着替える間を設けられた。
たぶん服はじーさんが用意してくれたんだろう。
シンプルながらもわりとシャンとして見える白のカッターシャツに、黒のズボン。
この後飛行船の整備をしに行く予定だって知ってるからか、見た目の割には動きやすい。
「シャツもズボンも、安物でございますから思い切り汚して頂いて構いません」
とはじーさんの言葉だが……たぶんこれ、俺がいう『安物』とは大分値が違うぜ……。
ヘイデン家はわりと金持ちだから……それなりにいいモンを『安物』なんて言うんだろう。
なんて俺の心を読み取ったのか、じーさんが朗らかに微笑んでみせた。
「大丈夫ですよ。
ヘイデン様もよく飛行船の整備などをして服を汚して帰られる事がありますが、この私に落とせない汚れなどありません。
ですのでどうか、お気になさらず好きなだけ飛行船の整備に没頭していらして下さい」
じーさんが自信を持って言うのに──俺はこっちも笑ってみせた。
「分かった。
そうさせてもらうよ」
じーさんがこうまで言うんだから、たぶん本当に落とせねぇ汚れなんか今までになかったんだろう。
そーいやヘイデンの服にシミやシワがついてるイメージはないしな。
俺はじーさんの計らいと思いやりに感謝しながらも、目の前の鏡の中の自分と目が合って、思わずそいつに笑ってみせた。
うん、中々どーしてちゃんとキマってんじゃねぇか。
やっぱ見慣れた『リッシュ』の姿は安心するなぁ。
しみじみ思いながらも俺は執事のじーさんの案内でヘイデンやミーシャ、それに恐らくはもうなんかうまいモンを馳走になっているだろう犬カバの待つ、いつもの応接間へ入る。
──と。
先に座って待っていたミーシャが、ちょっと困った様に俺を見る。
ちらっと俺の目の端に、ミーシャの足元でやっぱりうまそうにピチャピチャとミルクを舐める犬カバの姿も見えた。
まぁ、そこまではいいんだけど。
俺はそいつの存在に気がついて、思わずギクリと身を竦ませる。
ミーシャの向かいの席──いつもの席に掛けたヘイデンが、怒った様に俺を見やっていた。
……いや、実際には目は見えてねぇはずなんだけど……確かに俺を“見た”。
だが、何も言わねぇ。
………。
な~んかこれ、良くねぇ予感がするぞ。
そ~いや俺、ギャンブルで勝った金で借金返済した事、まだヘイデンのやつには言ってなかったんだよな……。
だけど話自体は、ゴルドーからかシエナからか、とにかくどっちかからは聞いてるだろう。
「あ、のさ、ヘイデン……。
実はちょ~っと色々ありまして、一億ハーツの借金は汗水垂らして働く前にギャンブルで稼いだ金で返せる事になってさ……。
でもあの、まだあんたから飛行船を買い取る分の金が足りてないんで、そいつは今度こそ、一生懸命働いて稼ぐつもりだから……」
取り繕う様に言いかける──と、
「馬鹿者」
バッサリと、低く怒りを交えた声で、たったの一言で返される。
「貴様という男は──。
この頃は少しは変わったと思っていたが、どうやら俺の思い違いだった様だな。
俺にあれだけの大口を叩いておきながら一週間と経たず約束を破り、『今度こそ一生懸命働いて稼ぐ』だと?
一体どの口が言うのだ。
調子が良すぎるとは思わないのか!」
最後はピシャリと声を荒げて、ヘイデンが言う。
俺はそいつに思わず頭を垂れて、
「……はい、仰る通りです。すみません」
ガックリしながらヘイデンに謝る。
──まったく、返す言葉もねぇ。
ミーシャにシエナにヘイデン。
三人もの人間にまったく同じ事で怒られちまってさ。
しかも完全に俺が悪いって自分でも分かりきってんだから……ほんと、言い訳のしようもねぇよ。
ガックリとうなだれた俺の方を、ミーシャが気の毒そうに見つめるのが分かる。
その足元にいた犬カバも、ほんのちょっとは空気を呼んだのか、いつのまにかミルクから顔を上げ、俺と怒れるヘイデンの顔を代わる代わる見る。
そうして、
「クヒ」
ヘイデンへ向かって何故か犬カバが一言発する。
と、ヘイデンが眉間にシワを寄せたままゆっくりと片眉を上げる。
俺にも犬カバの言葉の意味は分からなかったが……何となく、『もーその辺で許してやってくれ』とでも言った様な気がした。
完全に気のせいかもしんねぇけど。
ミーシャが犬カバの声に後押しされた様に「あの、ヘイデンさん……」と、こちらもヘイデンへ向かって声をかけた。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説


元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。

無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる