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十章 決意
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「この間──ヘイデンさん、私に問われましたよね。
もしも私が王位を取り戻そうと思った時、リッシュの飛行船を使わない手はないとなった時──私はどうするつもりなのか、と。
シエナさんにも少し話をしましたが……私はあの時、それにきちんと答える事が出来なかった。
あの時はその答えから──考える事から、逃げる様にただリッシュの元を離れようとしたけれど……。
それも、どうしても出来ませんでした。
リッシュや犬カバとの生活は今の私にとって、かけがえのないものになっていたんです」
息をつく様に、ミーシャはありのままを言う。
ヘイデンもシエナもただ黙したままそんなミーシャの言葉を聞いていた。
ミーシャは一つ間を置いて、再び口を開いた。
「あれから色々な事があって……ヘイデンさんに言われた事、自分の事、サランディールの事もたくさん考えて……。
リッシュともちゃんと話をして、それでようやく心が決まりました。
今日お二人をお呼びしたのは、その答えを──私の決意を、聞いて頂きたかったからです」
ヘイデンがいつも通りの淡々とした様子でミーシャを見つめる。
そうして、
「──では、聞かせてもらおうか」
言ってくる。
ミーシャは真っ直ぐヘイデンの顔を見つめ、先を続けた。
「──私は──もし今後私にそんな日がきたとしても、サランディールの為にリッシュやその飛行船を巻き込む様な事は、決してしません。
ミーシャという名のサランディールの王女は、一年前の内乱の最中に死にました。
今の私はダルクさんの名を借りた、ただの冒険者です。
サランディールとは何の関係もないこの土地で──ただの一人の冒険者として、ギルドの仕事をしながらリッシュの元にいたい。
リッシュの側で、リッシュが飛行船にかける夢を叶える所を見たい。
その為の手伝いがしたい。
リッシュの笑顔を、隣で笑って見たいから──。
ダルクさんの思い出が詰まった大切な飛行船をサランディールの為に使わせる事は、絶対にしません。
それが私の答えです」
「ミーシャ……」
シエナが言って、言葉を詰まらせる。
ヘイデンは──目を閉じたまま、ただミーシャを見つめた。
そうして固く、口を開く。
「その言葉を、誰が信じられる?
ミーシャ姫、あなたも王族の生まれなら、十分身に染みて分かっているはずだ。
口だけなら、誰にでも何とでも言える。
ずっとサランディールに尽くしてきたはずのあなたの国の宰相が、ある日突然君主を裏切り、殺す事が出来た様に」
「──ヘイデン!!」
ガタンッと激しく椅子を引き、その場に立ち上がり、シエナがヘイデンをギッとした目で睨めつける。
ヘイデンの物言いに我慢がならなかった為だが──押し留めたのは、当のヘイデン本人だった。
片手を軽く上げただけ。
それだけの動作でシエナを押し留め、シエナの動きにも声にも動じず、ただミーシャの方を見つめる。
──いや、本当はその双眼は閉じられ目も見えていないのだが──ミーシャにもシエナにも、その視線の行方はよく分かった。
ミーシャはそっと目を閉じて──そうして再び目を開け、ヘイデンを真っ直ぐに見返し口を開く。
「確かに──その通りなのかもしれません。
口だけの約束なら、誰にでも出来る。
でも──今の私に出来るのもまた、それだけなんです。
信じて欲しいとは言いません。
疑いの目で見て頂いていても構いません。
でも私は──この気持ちに、嘘をつく事が出来ない」
散々悩んで、迷って。
自分の思いに嘘をついてリッシュの元を離れようとしたけれど、どうしたって出来なかった。
リッシュがいて犬カバがいて。
一緒に笑ったり怒ったりびっくりしたり。
そんな、何でもない日々を、これまで通りに過ごしていきたいだけなのだ。
ヘイデンがミーシャの方を見据えたまま、口を閉ざす。
その数秒が──ミーシャにとってはとてつもなく長い時間の様に感じた。
数秒の沈黙の後、ヘイデンはようやく口を開く。
「──人の心は移ろいやすい。
様々な者の思惑、立場、私情がからむ時 人は──どこまでも非情に、冷酷になれる。
あなたも、」
言って、ヘイデンがミーシャを真正面から見据える。
形の良い眉が、歪んでいた。
「今はそういう気持ちであったとしても、いずれ心が変わる事があるかもしれない。
現にサランディールの元宰相は、今は『総帥』として自国で好き勝手に権力を振るっていると聞いている。
国土は荒れ、民は飢え始めている。
今はまだ困窮するとまではいっていない様だが──遠からず、そういう日が来るだろう。
あなたはそれら全てに背を向け生きていく事が、本当に出来るのか?
厳しい事を言う様だが──あなたの言っている事はそういう事だ」
ヘイデンが言うのに……ミーシャはそっと目を伏せた。
その噂はミーシャも聞き知っていた。
今回の事を考えた時、一番に頭に浮かんだ事だ。
民が一番大変な時に、一番逃げてはいけない人物が隣国で何不自由なく楽しく暮らす。
それで本当にいいのだろうか、と。
ヘイデンの問いに即座に答えられなかった自分がリッシュの元にいていいのかという疑問と同じくらいに──それはミーシャにとって難問だった。
ミーシャは散々考えて、ようやく出した答えを、言う。
「──私は……正直に言うと、サランディールの民を見捨てる事は、出来ないと思います」
ありのままを正直に言うと、ヘイデンの眉が不満気につり上がった。
けれどミーシャは臆する事なく先を続ける。
「ですが何があったとしてもリッシュやリッシュの飛行船を、巻き込む事は決してしないと誓います。
リッシュは優しいから……きっと、話せば私を助けようとしてくれるかもしれない。
だからその時は──何も告げず、 一人で行動しようと思っています。
ちゃんと全てを解決して、自分でも納得出来ると思えてからここへ戻ってきます。
私の一番の望みは、リッシュが笑顔でいる事だから──。
それでは、いけませんか?」
ミーシャがそっと静かに問いかけると──ヘイデンが呆れ返って物も言えないとばかりの溜息をつく。
シエナとミーシャが口を閉ざしたまま見守る中──ヘイデンは言う。
「──安い望みだな。
それに、楽観的すぎる。
あなた一人の力で出来る事などたかだかしれている。
仮にあなたが納得いくまでサランディールで事態の収拾に努め上げたとしても、ここへ帰ってくる頃にはリッシュもあなたも老人になっているかもしれないぞ」
呆れた様に、言ってくる。
シエナが眉を寄せ、ヘイデンへ口を開きかける。
そのシエナの声が出る一息前に……ヘイデンは「──だが、」と言葉を続けた。
そうして、苦笑する。
それはどこか優しい、温かみを持った苦笑だった。
シエナが思わず目をパチクリさせてそれを見つめる中、ヘイデンは言う。
「あなたの話はよく分かった。
──今はあなたを、信じることにしよう」
言ってくる。
ミーシャはそれに──こちらも驚いて、思わず目を瞬いた。
あまりに意外だった為だが……シエナとミーシャ、二人の驚きの視線を受けて、ヘイデンが少し気を悪くした様に口を曲げる。
「──何だ」
仏頂面で、言ってくる。
「ご、ごめんなさい。
まさか、そんな風に言って頂けるとは思っていなかったので……」
「そうだよ。
今の話の流れはミーシャの言葉を片っ端から全部否定する感じだったじゃないか。
あんた、なんで急にミーシャの事を信じてあげる気になったんだい?」
ミーシャとシエナがそれぞれ言うのに、ヘイデンがますます気を悪くした様に眉を寄せた。
「俺は後に禍根を残さない為に疑問や意見を言ったに過ぎん。
ミーシャ殿の言葉を全て否定する為に話を聞いていた覚えはない」
キッパリと、ヘイデンがシエナに返す。
相当心外だったのだろう、ムッとしている上に一人称がいつの間にか『俺』になっている。
「あ、ああ、そうかい?」
シエナがたじろぐ様にそれに応えるのに、ヘイデンは気分を害したままの様子で先を続ける。
「……ミーシャ殿にリッシュの半分くらいの小狡さがあれば……俺なんぞを呼び出してこうしてわざわざ自分の決意を語って聞かせる必要などなかっただろう。
リッシュの元にいたいのなら、俺の事など知らん顔して暮らしていれば良かったものを、わざわざ律儀に俺の問いに答えようと言うのだからな。
元々きちんと公平な目で見るつもりだった。
それに、話を聞いていれば彼女がどれだけ真剣に様々な事柄を考えたか、よく分かる。
そこまで考えて、リッシュをサランディールの事情に巻き込むというのならともかく、そうするつもりはないと言うのだ、信じてみてもバチは当たらないだろう」
もしも私が王位を取り戻そうと思った時、リッシュの飛行船を使わない手はないとなった時──私はどうするつもりなのか、と。
シエナさんにも少し話をしましたが……私はあの時、それにきちんと答える事が出来なかった。
あの時はその答えから──考える事から、逃げる様にただリッシュの元を離れようとしたけれど……。
それも、どうしても出来ませんでした。
リッシュや犬カバとの生活は今の私にとって、かけがえのないものになっていたんです」
息をつく様に、ミーシャはありのままを言う。
ヘイデンもシエナもただ黙したままそんなミーシャの言葉を聞いていた。
ミーシャは一つ間を置いて、再び口を開いた。
「あれから色々な事があって……ヘイデンさんに言われた事、自分の事、サランディールの事もたくさん考えて……。
リッシュともちゃんと話をして、それでようやく心が決まりました。
今日お二人をお呼びしたのは、その答えを──私の決意を、聞いて頂きたかったからです」
ヘイデンがいつも通りの淡々とした様子でミーシャを見つめる。
そうして、
「──では、聞かせてもらおうか」
言ってくる。
ミーシャは真っ直ぐヘイデンの顔を見つめ、先を続けた。
「──私は──もし今後私にそんな日がきたとしても、サランディールの為にリッシュやその飛行船を巻き込む様な事は、決してしません。
ミーシャという名のサランディールの王女は、一年前の内乱の最中に死にました。
今の私はダルクさんの名を借りた、ただの冒険者です。
サランディールとは何の関係もないこの土地で──ただの一人の冒険者として、ギルドの仕事をしながらリッシュの元にいたい。
リッシュの側で、リッシュが飛行船にかける夢を叶える所を見たい。
その為の手伝いがしたい。
リッシュの笑顔を、隣で笑って見たいから──。
ダルクさんの思い出が詰まった大切な飛行船をサランディールの為に使わせる事は、絶対にしません。
それが私の答えです」
「ミーシャ……」
シエナが言って、言葉を詰まらせる。
ヘイデンは──目を閉じたまま、ただミーシャを見つめた。
そうして固く、口を開く。
「その言葉を、誰が信じられる?
ミーシャ姫、あなたも王族の生まれなら、十分身に染みて分かっているはずだ。
口だけなら、誰にでも何とでも言える。
ずっとサランディールに尽くしてきたはずのあなたの国の宰相が、ある日突然君主を裏切り、殺す事が出来た様に」
「──ヘイデン!!」
ガタンッと激しく椅子を引き、その場に立ち上がり、シエナがヘイデンをギッとした目で睨めつける。
ヘイデンの物言いに我慢がならなかった為だが──押し留めたのは、当のヘイデン本人だった。
片手を軽く上げただけ。
それだけの動作でシエナを押し留め、シエナの動きにも声にも動じず、ただミーシャの方を見つめる。
──いや、本当はその双眼は閉じられ目も見えていないのだが──ミーシャにもシエナにも、その視線の行方はよく分かった。
ミーシャはそっと目を閉じて──そうして再び目を開け、ヘイデンを真っ直ぐに見返し口を開く。
「確かに──その通りなのかもしれません。
口だけの約束なら、誰にでも出来る。
でも──今の私に出来るのもまた、それだけなんです。
信じて欲しいとは言いません。
疑いの目で見て頂いていても構いません。
でも私は──この気持ちに、嘘をつく事が出来ない」
散々悩んで、迷って。
自分の思いに嘘をついてリッシュの元を離れようとしたけれど、どうしたって出来なかった。
リッシュがいて犬カバがいて。
一緒に笑ったり怒ったりびっくりしたり。
そんな、何でもない日々を、これまで通りに過ごしていきたいだけなのだ。
ヘイデンがミーシャの方を見据えたまま、口を閉ざす。
その数秒が──ミーシャにとってはとてつもなく長い時間の様に感じた。
数秒の沈黙の後、ヘイデンはようやく口を開く。
「──人の心は移ろいやすい。
様々な者の思惑、立場、私情がからむ時 人は──どこまでも非情に、冷酷になれる。
あなたも、」
言って、ヘイデンがミーシャを真正面から見据える。
形の良い眉が、歪んでいた。
「今はそういう気持ちであったとしても、いずれ心が変わる事があるかもしれない。
現にサランディールの元宰相は、今は『総帥』として自国で好き勝手に権力を振るっていると聞いている。
国土は荒れ、民は飢え始めている。
今はまだ困窮するとまではいっていない様だが──遠からず、そういう日が来るだろう。
あなたはそれら全てに背を向け生きていく事が、本当に出来るのか?
厳しい事を言う様だが──あなたの言っている事はそういう事だ」
ヘイデンが言うのに……ミーシャはそっと目を伏せた。
その噂はミーシャも聞き知っていた。
今回の事を考えた時、一番に頭に浮かんだ事だ。
民が一番大変な時に、一番逃げてはいけない人物が隣国で何不自由なく楽しく暮らす。
それで本当にいいのだろうか、と。
ヘイデンの問いに即座に答えられなかった自分がリッシュの元にいていいのかという疑問と同じくらいに──それはミーシャにとって難問だった。
ミーシャは散々考えて、ようやく出した答えを、言う。
「──私は……正直に言うと、サランディールの民を見捨てる事は、出来ないと思います」
ありのままを正直に言うと、ヘイデンの眉が不満気につり上がった。
けれどミーシャは臆する事なく先を続ける。
「ですが何があったとしてもリッシュやリッシュの飛行船を、巻き込む事は決してしないと誓います。
リッシュは優しいから……きっと、話せば私を助けようとしてくれるかもしれない。
だからその時は──何も告げず、 一人で行動しようと思っています。
ちゃんと全てを解決して、自分でも納得出来ると思えてからここへ戻ってきます。
私の一番の望みは、リッシュが笑顔でいる事だから──。
それでは、いけませんか?」
ミーシャがそっと静かに問いかけると──ヘイデンが呆れ返って物も言えないとばかりの溜息をつく。
シエナとミーシャが口を閉ざしたまま見守る中──ヘイデンは言う。
「──安い望みだな。
それに、楽観的すぎる。
あなた一人の力で出来る事などたかだかしれている。
仮にあなたが納得いくまでサランディールで事態の収拾に努め上げたとしても、ここへ帰ってくる頃にはリッシュもあなたも老人になっているかもしれないぞ」
呆れた様に、言ってくる。
シエナが眉を寄せ、ヘイデンへ口を開きかける。
そのシエナの声が出る一息前に……ヘイデンは「──だが、」と言葉を続けた。
そうして、苦笑する。
それはどこか優しい、温かみを持った苦笑だった。
シエナが思わず目をパチクリさせてそれを見つめる中、ヘイデンは言う。
「あなたの話はよく分かった。
──今はあなたを、信じることにしよう」
言ってくる。
ミーシャはそれに──こちらも驚いて、思わず目を瞬いた。
あまりに意外だった為だが……シエナとミーシャ、二人の驚きの視線を受けて、ヘイデンが少し気を悪くした様に口を曲げる。
「──何だ」
仏頂面で、言ってくる。
「ご、ごめんなさい。
まさか、そんな風に言って頂けるとは思っていなかったので……」
「そうだよ。
今の話の流れはミーシャの言葉を片っ端から全部否定する感じだったじゃないか。
あんた、なんで急にミーシャの事を信じてあげる気になったんだい?」
ミーシャとシエナがそれぞれ言うのに、ヘイデンがますます気を悪くした様に眉を寄せた。
「俺は後に禍根を残さない為に疑問や意見を言ったに過ぎん。
ミーシャ殿の言葉を全て否定する為に話を聞いていた覚えはない」
キッパリと、ヘイデンがシエナに返す。
相当心外だったのだろう、ムッとしている上に一人称がいつの間にか『俺』になっている。
「あ、ああ、そうかい?」
シエナがたじろぐ様にそれに応えるのに、ヘイデンは気分を害したままの様子で先を続ける。
「……ミーシャ殿にリッシュの半分くらいの小狡さがあれば……俺なんぞを呼び出してこうしてわざわざ自分の決意を語って聞かせる必要などなかっただろう。
リッシュの元にいたいのなら、俺の事など知らん顔して暮らしていれば良かったものを、わざわざ律儀に俺の問いに答えようと言うのだからな。
元々きちんと公平な目で見るつもりだった。
それに、話を聞いていれば彼女がどれだけ真剣に様々な事柄を考えたか、よく分かる。
そこまで考えて、リッシュをサランディールの事情に巻き込むというのならともかく、そうするつもりはないと言うのだ、信じてみてもバチは当たらないだろう」
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