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第一章
倒せゴブリン集団後編
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「あれが狙撃者のアジトね」
茂みに身を潜めて様子を伺うフミカ。私とケーレスもそれに続いて敵の行動を観察する。
そこにはゴブリンが合計で五匹。彼らは前衛に四匹、後方に一匹という陣形を作っていた。
そして、その後方のゴブリンの手には弓と矢が握られていた。
「モンスターという人ならざる存在でありながら、陣形や策を考えることが出来るとは実に興味深い」
彼らの陣形は要である狙撃者を守るように出来ており、前衛は見張りと護衛の両方を務めている。その動きには隙が無いように見えるが。
「予想よりも敵が多いようだけど、どうしましょう」
「勿論、全ての敵を倒す。フミカ、君は左のゴブリンを頼むよ。残りは私が全部引き受けよう」
そう言いながら私は弓と矢筒を取り出して戦闘の準備を始める。
そんな私にフミカは不安そうな顔をして。
「残りって四体よね。そんなの無理よ……!」
私を心配する炎髪の少女の頭に手をぽん、と置いて。
「案ずることはない。危なくなったらすぐに退くさ」
「……本当ね?」
「もちろん、私を信じてくれ」
私の言葉を聞いて一度頷くと、彼女は茂みから飛び出して左のゴブリンめがけて剣を振るった。
彼女の刃からは炎が纏わりついていて、その炎が攻撃の威力を高めている事は明らかだ。
しかしゴブリンはその奇襲に対しても驚きの反応速度で対応していく。
「ふむ、彼女のセンスもなかなかだが、ゴブリンの方が一枚上手らしいな。早めに他のゴブリンを倒す必要があるか」
「えっと……それじゃあボクは君を見守っておくことにするよ」
「ああ任せた」
私もフミカに続いて他のゴブリンに攻撃を仕掛ける。弓を引いて狙いを定めて矢を放つ。
放たれた矢は直線を描き敵の方へと向かう。
だが、その攻撃はゴブリンの攻撃によって弾かれてしまう。
「前よりも強くなっているか、これならば少しは刺激になるかもしれんな」
口元が緩んでいるのも隠さないで、私は再びゴブリンに向けて矢を放った。
その矢は真っ直ぐしかしゴブリンに向かう途中で、風に吹かれて方向を変えてしまう。
そしてそれはゴブリンの横をすり抜けた。そのことに対し敵は挑発するような笑みを浮かべる。
「とは言えやはりモンスターだな。私の本当の目的に気づかないとは」
「グギャアアアア!!」
その時、後方の弓を持ったゴブリンが悲鳴を上げて,がくんとうなだれる。敵の後頭部には先程の矢が刺さっていた。
「私は初めから射撃手を狙っていたからね。さて、残りは三体、どこまで持つか見させてもらおう」
弓と矢を握って私は地面を蹴る。強化された私の肉体は一瞬で敵の至近距離まで近づいて、そのまま弓で敵の剣をはじき飛ばす。
「ギャ!?」
思わぬ攻撃で対処しきれなかったのか動きが止まるゴブリン。その瞬間に矢を相手めがけて勢いよく刺した。
胸に矢が刺さり動けなくなったゴブリンは、ばたりと力無く倒れる。
「後は二匹かフミカの援護にも向かわねばならんからな、早めに倒させてもらおう」
私は身構えるゴブリンに薄い笑みを浮かべてながら近づく。敵は左右二方向から攻撃を放っていくが、それらの攻撃を弓で払い除ける。
そして一人のゴブリンを弓でで殴りつける、敵は逃げようと必死になるが勿論逃がしはしない。
私は足払いをしてゴブリンを転がすと倒れたゴブリンに弓を突き立てた。
残りは一匹、手短に済ました方がいいだろう。
剣で牽制するゴブリンに大した感情も抱かず、慎重に的確に弓で殴っていった。
敵も反撃を試みるがそれは海中で針一本を見つけるのと同義、すべては徒労に終わる。
ゴブリンが反撃で疲れたところで上段から下段に踵落としを炸裂させた。
「悪くない相手だった。侮れんなモンスターというものも」
私は勝つことができたがフミカはどうなのだろうと、赤髪の少女の方へと視線を向ける。
彼女はまだ戦っており、見たところ苦戦しているようだった。
「デスファイヤー!」
彼女は手から魔法陣を浮かべると、そこから炎の塊を打ち込んだ。
ゴブリンはその攻撃を右手で受け止め、握り潰す。後に残ったのは小さな燃えカスのみだ。
「私が代わろう」
「い、いえ。まだ大丈夫よ。それにこのまま終わりたくない」
フミカはそう言ってギュッと剣を握る。それに私は苦笑いを浮かべて。
「困ったものだ。君はもう少し聡明だと思っていたのだがね」
「あら、ごめんなさいね。負けず嫌いで」
ゴブリンと鍔迫り合いになりながら苦しそうに呟くフミカ。
そんな彼女を見ながら私は顎に手を当てて思考を巡らせる。フミカには悪いが戦況は芳しくない。
おそらくそれは彼女も薄々ではあるがわかっているに違いなかった。
「プライドの高い女だ。だが嫌いではない」
彼女の瞳には動きには迷いがない。洗練された動きはダンスのようで見ていて引き込まれるものがある。
そんなフミカを見て私は口元が緩むのを感じながら。
「フミカ! 戦闘は身体を使うものだ。そして身体の中には頭も含まれる。言っている意味がわかるかね?」
「そんなこと分かってはいるけれど……くっ!」
鍔迫り合いに力で負けて後方へと飛ばされる。それでもフミカは諦めることなく立ち上がる。
「君のスキル、この地形。それらを組み合わせれば解は見えてくるさ」
「……そういうこと」
私の言葉の意味を理解したのか、フミカは悪戯っぽく笑うと魔法陣から炎の塊を複数回撃ち込む。
「ギャギャ?」
しかしそれはゴブリンのはるか上方へと通り過ぎてしまった。
だがその光景を見て私はフミカの勝利を確信した。
「グギギ!」
ゴブリンが彼女に向かって再度、攻撃を仕掛けようとしてその瞬間。
敵の背後からビキリ、と何かが折れるような音が聞こえた。
敵は何事かと背後を振り向こうとして、それよりも早く大木が倒れてゴブリンはその下敷きになる。
「ガアアアア!」
木が重くてどかせないのか手をばたばたと動かすゴブリンに彼女は近づいて剣を振り下ろした。
「や、やっと倒せたわ」
ゴブリンに留目を刺してぐったりとその場に座るフミカに私は近づいて。
「自分のスキルを使い木を燃やして倒す。いい戦いだったよ」
「貴方のアドバイスのおかげよ。私の実力じゃあ……」
それ以上何かを口にする前に私は頭を撫でて彼女の言葉を止めた。
「君は何か勘違いしている。人に頼るのもそしてアドバイスを有効活用するのも実力の内に入るのだよ」
「それは……そうかもしれないけれど」
「君はもう少し人に頼った方がいい。でないと自分が危険な目にあってしまうよ。分かったね?」
それにある程度は納得したのか頷いて、私はそんな彼女に手を差し出すと。
「さ、レイジ達が心配だ。早く迎えにいこうじゃないか」
「そうね、今は休んでいる場合じゃないものね」
そう言ってフミカは私の手を取った。
茂みに身を潜めて様子を伺うフミカ。私とケーレスもそれに続いて敵の行動を観察する。
そこにはゴブリンが合計で五匹。彼らは前衛に四匹、後方に一匹という陣形を作っていた。
そして、その後方のゴブリンの手には弓と矢が握られていた。
「モンスターという人ならざる存在でありながら、陣形や策を考えることが出来るとは実に興味深い」
彼らの陣形は要である狙撃者を守るように出来ており、前衛は見張りと護衛の両方を務めている。その動きには隙が無いように見えるが。
「予想よりも敵が多いようだけど、どうしましょう」
「勿論、全ての敵を倒す。フミカ、君は左のゴブリンを頼むよ。残りは私が全部引き受けよう」
そう言いながら私は弓と矢筒を取り出して戦闘の準備を始める。
そんな私にフミカは不安そうな顔をして。
「残りって四体よね。そんなの無理よ……!」
私を心配する炎髪の少女の頭に手をぽん、と置いて。
「案ずることはない。危なくなったらすぐに退くさ」
「……本当ね?」
「もちろん、私を信じてくれ」
私の言葉を聞いて一度頷くと、彼女は茂みから飛び出して左のゴブリンめがけて剣を振るった。
彼女の刃からは炎が纏わりついていて、その炎が攻撃の威力を高めている事は明らかだ。
しかしゴブリンはその奇襲に対しても驚きの反応速度で対応していく。
「ふむ、彼女のセンスもなかなかだが、ゴブリンの方が一枚上手らしいな。早めに他のゴブリンを倒す必要があるか」
「えっと……それじゃあボクは君を見守っておくことにするよ」
「ああ任せた」
私もフミカに続いて他のゴブリンに攻撃を仕掛ける。弓を引いて狙いを定めて矢を放つ。
放たれた矢は直線を描き敵の方へと向かう。
だが、その攻撃はゴブリンの攻撃によって弾かれてしまう。
「前よりも強くなっているか、これならば少しは刺激になるかもしれんな」
口元が緩んでいるのも隠さないで、私は再びゴブリンに向けて矢を放った。
その矢は真っ直ぐしかしゴブリンに向かう途中で、風に吹かれて方向を変えてしまう。
そしてそれはゴブリンの横をすり抜けた。そのことに対し敵は挑発するような笑みを浮かべる。
「とは言えやはりモンスターだな。私の本当の目的に気づかないとは」
「グギャアアアア!!」
その時、後方の弓を持ったゴブリンが悲鳴を上げて,がくんとうなだれる。敵の後頭部には先程の矢が刺さっていた。
「私は初めから射撃手を狙っていたからね。さて、残りは三体、どこまで持つか見させてもらおう」
弓と矢を握って私は地面を蹴る。強化された私の肉体は一瞬で敵の至近距離まで近づいて、そのまま弓で敵の剣をはじき飛ばす。
「ギャ!?」
思わぬ攻撃で対処しきれなかったのか動きが止まるゴブリン。その瞬間に矢を相手めがけて勢いよく刺した。
胸に矢が刺さり動けなくなったゴブリンは、ばたりと力無く倒れる。
「後は二匹かフミカの援護にも向かわねばならんからな、早めに倒させてもらおう」
私は身構えるゴブリンに薄い笑みを浮かべてながら近づく。敵は左右二方向から攻撃を放っていくが、それらの攻撃を弓で払い除ける。
そして一人のゴブリンを弓でで殴りつける、敵は逃げようと必死になるが勿論逃がしはしない。
私は足払いをしてゴブリンを転がすと倒れたゴブリンに弓を突き立てた。
残りは一匹、手短に済ました方がいいだろう。
剣で牽制するゴブリンに大した感情も抱かず、慎重に的確に弓で殴っていった。
敵も反撃を試みるがそれは海中で針一本を見つけるのと同義、すべては徒労に終わる。
ゴブリンが反撃で疲れたところで上段から下段に踵落としを炸裂させた。
「悪くない相手だった。侮れんなモンスターというものも」
私は勝つことができたがフミカはどうなのだろうと、赤髪の少女の方へと視線を向ける。
彼女はまだ戦っており、見たところ苦戦しているようだった。
「デスファイヤー!」
彼女は手から魔法陣を浮かべると、そこから炎の塊を打ち込んだ。
ゴブリンはその攻撃を右手で受け止め、握り潰す。後に残ったのは小さな燃えカスのみだ。
「私が代わろう」
「い、いえ。まだ大丈夫よ。それにこのまま終わりたくない」
フミカはそう言ってギュッと剣を握る。それに私は苦笑いを浮かべて。
「困ったものだ。君はもう少し聡明だと思っていたのだがね」
「あら、ごめんなさいね。負けず嫌いで」
ゴブリンと鍔迫り合いになりながら苦しそうに呟くフミカ。
そんな彼女を見ながら私は顎に手を当てて思考を巡らせる。フミカには悪いが戦況は芳しくない。
おそらくそれは彼女も薄々ではあるがわかっているに違いなかった。
「プライドの高い女だ。だが嫌いではない」
彼女の瞳には動きには迷いがない。洗練された動きはダンスのようで見ていて引き込まれるものがある。
そんなフミカを見て私は口元が緩むのを感じながら。
「フミカ! 戦闘は身体を使うものだ。そして身体の中には頭も含まれる。言っている意味がわかるかね?」
「そんなこと分かってはいるけれど……くっ!」
鍔迫り合いに力で負けて後方へと飛ばされる。それでもフミカは諦めることなく立ち上がる。
「君のスキル、この地形。それらを組み合わせれば解は見えてくるさ」
「……そういうこと」
私の言葉の意味を理解したのか、フミカは悪戯っぽく笑うと魔法陣から炎の塊を複数回撃ち込む。
「ギャギャ?」
しかしそれはゴブリンのはるか上方へと通り過ぎてしまった。
だがその光景を見て私はフミカの勝利を確信した。
「グギギ!」
ゴブリンが彼女に向かって再度、攻撃を仕掛けようとしてその瞬間。
敵の背後からビキリ、と何かが折れるような音が聞こえた。
敵は何事かと背後を振り向こうとして、それよりも早く大木が倒れてゴブリンはその下敷きになる。
「ガアアアア!」
木が重くてどかせないのか手をばたばたと動かすゴブリンに彼女は近づいて剣を振り下ろした。
「や、やっと倒せたわ」
ゴブリンに留目を刺してぐったりとその場に座るフミカに私は近づいて。
「自分のスキルを使い木を燃やして倒す。いい戦いだったよ」
「貴方のアドバイスのおかげよ。私の実力じゃあ……」
それ以上何かを口にする前に私は頭を撫でて彼女の言葉を止めた。
「君は何か勘違いしている。人に頼るのもそしてアドバイスを有効活用するのも実力の内に入るのだよ」
「それは……そうかもしれないけれど」
「君はもう少し人に頼った方がいい。でないと自分が危険な目にあってしまうよ。分かったね?」
それにある程度は納得したのか頷いて、私はそんな彼女に手を差し出すと。
「さ、レイジ達が心配だ。早く迎えにいこうじゃないか」
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