1 / 4
ある日の公園にて
あかるいいろ
しおりを挟む
明るい色、暗い色、楽しい色、寂しい色、自分の色、誰かの色、混ざりあった色...
この世界はたくさんの色で溢れてる。
彼女は思ったことや伝えたいことを言葉で表すのが苦手だ。
だから、そういう時は色で表す。
そんな、彼女の名前は彩。
私の友達である。
今日は彼女と公園へ散歩に来ている。
「ほら、あそこに"あかるいいろ"がある。」
彼女の指さす方を見てみると、砂場で遊ぶ3人の子供たちの姿があった。
「あの子供たちね。どんな色?詳しく聞かせて。」
私が聞くと彼女は語り出す。
「あの右端の子は"あかいいろ"。
左端の子は"みどりいろ"。
真ん中の子は"あおいいろ"。」
ふむ、なるほど。
確かにそうだ。
右端の男の子は、他の子達よりも1番大きな山を作っており、元気が良さそうだ。
真ん中の男の子は、右端の子に自分の作った山を壊されて泣きべそをかいている。
左端の女の子は、泣き虫な男の子を慰める為に、自らの作ったお城で一緒に遊ぼうと誘っている。
彼女の言った「あかるいいろ」とは、きっと、光の三原色である、赤、青、緑の3色を混ぜ合わせると白になることから、あの3人はそれぞれ全く別の色を持っているが、混ざりあって光のような「あかるいいろ」になる。
つまり、喧嘩してもいつかはまた当たり前のように会えるような仲のいい子供たち。
と言いたいのだろう。
この世界はたくさんの色で溢れてる。
彼女は思ったことや伝えたいことを言葉で表すのが苦手だ。
だから、そういう時は色で表す。
そんな、彼女の名前は彩。
私の友達である。
今日は彼女と公園へ散歩に来ている。
「ほら、あそこに"あかるいいろ"がある。」
彼女の指さす方を見てみると、砂場で遊ぶ3人の子供たちの姿があった。
「あの子供たちね。どんな色?詳しく聞かせて。」
私が聞くと彼女は語り出す。
「あの右端の子は"あかいいろ"。
左端の子は"みどりいろ"。
真ん中の子は"あおいいろ"。」
ふむ、なるほど。
確かにそうだ。
右端の男の子は、他の子達よりも1番大きな山を作っており、元気が良さそうだ。
真ん中の男の子は、右端の子に自分の作った山を壊されて泣きべそをかいている。
左端の女の子は、泣き虫な男の子を慰める為に、自らの作ったお城で一緒に遊ぼうと誘っている。
彼女の言った「あかるいいろ」とは、きっと、光の三原色である、赤、青、緑の3色を混ぜ合わせると白になることから、あの3人はそれぞれ全く別の色を持っているが、混ざりあって光のような「あかるいいろ」になる。
つまり、喧嘩してもいつかはまた当たり前のように会えるような仲のいい子供たち。
と言いたいのだろう。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
【完結】王太子妃の初恋
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
カテリーナは王太子妃。しかし、政略のための結婚でアレクサンドル王太子からは嫌われている。
王太子が側妃を娶ったため、カテリーナはお役御免とばかりに王宮の外れにある森の中の宮殿に追いやられてしまう。
しかし、カテリーナはちょうど良かったと思っていた。婚約者時代からの激務で目が悪くなっていて、これ以上は公務も社交も難しいと考えていたからだ。
そんなカテリーナが湖畔で一人の男に出会い、恋をするまでとその後。
★ざまぁはありません。
全話予約投稿済。
携帯投稿のため誤字脱字多くて申し訳ありません。
報告ありがとうございます。
あの日、さようならと言って微笑んだ彼女を僕は一生忘れることはないだろう
まるまる⭐️
恋愛
僕に向かって微笑みながら「さようなら」と告げた彼女は、そのままゆっくりと自身の体重を後ろへと移動し、バルコニーから落ちていった‥
*****
僕と彼女は幼い頃からの婚約者だった。
僕は彼女がずっと、僕を支えるために努力してくれていたのを知っていたのに‥
【完結】亡き冷遇妃がのこしたもの〜王の後悔〜
なか
恋愛
「セレリナ妃が、自死されました」
静寂をかき消す、衛兵の報告。
瞬間、周囲の視線がたった一人に注がれる。
コリウス王国の国王––レオン・コリウス。
彼は正妃セレリナの死を告げる報告に、ただ一言呟く。
「構わん」……と。
周囲から突き刺さるような睨みを受けても、彼は気にしない。
これは……彼が望んだ結末であるからだ。
しかし彼は知らない。
この日を境にセレリナが残したものを知り、後悔に苛まれていくことを。
王妃セレリナ。
彼女に消えて欲しかったのは……
いったい誰か?
◇◇◇
序盤はシリアスです。
楽しんでいただけるとうれしいです。
友人の結婚式で友人兄嫁がスピーチしてくれたのだけど修羅場だった
海林檎
恋愛
え·····こんな時代錯誤の家まだあったんだ····?
友人の家はまさに嫁は義実家の家政婦と言った風潮の生きた化石でガチで引いた上での修羅場展開になった話を書きます·····(((((´°ω°`*))))))
「おまえを愛することはない!」と言ってやったのに、なぜ無視するんだ!
七辻ゆゆ
ファンタジー
俺を見ない、俺の言葉を聞かない、そして触れられない。すり抜ける……なぜだ?
俺はいったい、どうなっているんだ。
真実の愛を取り戻したいだけなのに。
愛想を尽かした女と尽かされた男
火野村志紀
恋愛
※全16話となります。
「そうですか。今まであなたに尽くしていた私は側妃扱いで、急に湧いて出てきた彼女が正妃だと? どうぞ、お好きになさって。その代わり私も好きにしますので」
お馬鹿な聖女に「だから?」と言ってみた
リオール
恋愛
だから?
それは最強の言葉
~~~~~~~~~
※全6話。短いです
※ダークです!ダークな終わりしてます!
筆者がたまに書きたくなるダークなお話なんです。
スカッと爽快ハッピーエンドをお求めの方はごめんなさい。
※勢いで書いたので支離滅裂です。生ぬるい目でスルーして下さい(^-^;
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる