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ゲーム終盤
情報過多で引きこもれない!①
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「う…………」
回復魔法をかけたアメリアに、そこらにあった毛布を掛けて身体をあたため続けること小一時間。奇跡的にアメリアが意識を取り戻してくれた。
アメリアの意識を戻すことが先か、それとも早馬で誰かを呼びに行くのが先かで、実はナイルと少し揉めた。結局は、女の子ふたりと悪党だけを一緒の小屋に放っておけないとナイルが判断して、アメリアの意識を取り戻す方を優先させて良かったと思う。
余程怖かったのか、意識を取り戻したアメリアは私の顔を見ると抱き付いて大泣きした。事情はよく分からないけど、誰かと一緒に居たところを背後から襲われたそうだ。
誰かって、多分ハルだと思うんだけど……あまりの恐怖で記憶がすっぽり抜け落ちてるみたいで、ここで詮索するのはやめた。
まずはアメリアをきちんと医師に見せるため、ナイルの馬で連れ帰ってもらったんだけど、正直この悪党だらけの小屋にぼっちはキツいかな。
ナイルに心配させないために笑顔を作って見送ったし、悪党三人は悪夢の世界へ堕ちていただいているし、実際に私は強いしで何の問題もないんだけどね。
「あーあ、もっとロマンチックなイベントで来たいよね、湖畔には」
ため息交じりに窓から見える湖を眺め、そのまま縛り上げた悪党の方をチラ見してみた。
うん、揃いもそろって小悪党顔だ。
そう言えば、誰かを使いにやっていると言っていたっけ?
ようやく「四人目」が居たことを思い出し、私はこの場に居て大丈夫なのか急に不安になってきた。私には最悪ウエンディがいるから何とかなるとは思う。うん、なると……
ガチャ。
「アニキ、街までは行ったけど何かおかしかったです。どうもその女の人はクロエという貴族では……あれ!?」
「へ? どちら様?」
ドアを開けた人物は、私を見つけてフリーズした。思わずつられて私もフリーズする。
見慣れない女と、床にぐるぐる巻きにされた挙句、うんうんと謎のうめき声をあげる三人のアニキたち……。そりゃちょっとどころじゃないくらい驚くに違いない。
あんぐりと口を開けたままの男は小柄で、まだ発達しきっていない10代前半の子どもという印象だ。顔は汚れてはいるものの、順調に成長すれば美少年ルート不可避の美しいお顔立ちで、ブラウンピンクの短髪がふわふわと揺れている。
なんかどこかで見たことがあるような……誰だろ?
邂逅からここまで約五秒。目の前の少年が逃げようとしたので、反射的に闇魔法でその場に縛り付ける。
まだ、年端も行かない少年は焦ったように身体を動かそうと揺すっている。ごめん、魔法で縛ってるから動かすのは無理だよ。私も自分の身の安全優先なので、子どもだろうとそうやすやすとは解いてあげられない。
「あなた、何者? この方たちがアニキと言うことなら、子分というところでしょうか? 私に何の用があるのかしら?」
矢継ぎ早に質問しながら、そう言えば首から上の拘束くらい解かないと話すことも出来ない事に気が付いて、顔面の拘束だけ解く。
「さあ、これでお話くらいは出来るでしょう? あなたは何者ですか?」
「お前こそ、何者なんだよー! アニキ達どうしちゃったの? マリーはどうなったの? あの金髪はどこに行ったんだよー?」
「わ・た・く・し・が、質問しているのですけれど……?」
悪役令嬢らしく凄んでみたら、怖すぎたのか小さく「ひん!」と鳴いて少年は黙ってしまった。目には恐怖の色が見え隠れしている。仕方ない、先に少年の質問に答えてあげよう。私、ぜんっぜん怖くなんて無いし、むしろ優しいし、ガイウスなんてむしろこの顔したら喜ぶし?
少年の態度にショックを受けて、頭の中で言い訳しながら質問について答える。
「少年、私の名前はクロエ・スカーレット。あなた方が誘拐しようとした張本人ですわ。
ひとつ、あなた方が誘拐したのはアメリア、私の幼馴染で大事な友人です。
ふたつ、彼女は衰弱していたので家に帰しました。
みっつ、あなたのアニキの皆様方は誘拐犯のため捕まえて縛り上げ、悪夢の世界へ誘わせていただきましたわ。
よっつ、マリーというのはどなたの事か私も存じ上げません。ご納得いただけたかしら?」
指を立てながらひとつひとつ現状を説明する。説明が終わったタイミングで、少年に回答を促す。
「では、次はあなたの番でしてよ? あなたは何者ですか?」
「……う……、オレはネール。お察しの通り、誘拐犯のひとりだよ。アンタの友人を襲っちまったのは申し訳なかった。でもそれは……」
「でも、それは?」
どうやら事情があるようなので、口調を柔らかくしてみる。私はやさしいお姉さんですから。ええ、優しいのよ! 子どもから怖がられるのってショック強いから、もう怯えた目で私を見ないでー!
回復魔法をかけたアメリアに、そこらにあった毛布を掛けて身体をあたため続けること小一時間。奇跡的にアメリアが意識を取り戻してくれた。
アメリアの意識を戻すことが先か、それとも早馬で誰かを呼びに行くのが先かで、実はナイルと少し揉めた。結局は、女の子ふたりと悪党だけを一緒の小屋に放っておけないとナイルが判断して、アメリアの意識を取り戻す方を優先させて良かったと思う。
余程怖かったのか、意識を取り戻したアメリアは私の顔を見ると抱き付いて大泣きした。事情はよく分からないけど、誰かと一緒に居たところを背後から襲われたそうだ。
誰かって、多分ハルだと思うんだけど……あまりの恐怖で記憶がすっぽり抜け落ちてるみたいで、ここで詮索するのはやめた。
まずはアメリアをきちんと医師に見せるため、ナイルの馬で連れ帰ってもらったんだけど、正直この悪党だらけの小屋にぼっちはキツいかな。
ナイルに心配させないために笑顔を作って見送ったし、悪党三人は悪夢の世界へ堕ちていただいているし、実際に私は強いしで何の問題もないんだけどね。
「あーあ、もっとロマンチックなイベントで来たいよね、湖畔には」
ため息交じりに窓から見える湖を眺め、そのまま縛り上げた悪党の方をチラ見してみた。
うん、揃いもそろって小悪党顔だ。
そう言えば、誰かを使いにやっていると言っていたっけ?
ようやく「四人目」が居たことを思い出し、私はこの場に居て大丈夫なのか急に不安になってきた。私には最悪ウエンディがいるから何とかなるとは思う。うん、なると……
ガチャ。
「アニキ、街までは行ったけど何かおかしかったです。どうもその女の人はクロエという貴族では……あれ!?」
「へ? どちら様?」
ドアを開けた人物は、私を見つけてフリーズした。思わずつられて私もフリーズする。
見慣れない女と、床にぐるぐる巻きにされた挙句、うんうんと謎のうめき声をあげる三人のアニキたち……。そりゃちょっとどころじゃないくらい驚くに違いない。
あんぐりと口を開けたままの男は小柄で、まだ発達しきっていない10代前半の子どもという印象だ。顔は汚れてはいるものの、順調に成長すれば美少年ルート不可避の美しいお顔立ちで、ブラウンピンクの短髪がふわふわと揺れている。
なんかどこかで見たことがあるような……誰だろ?
邂逅からここまで約五秒。目の前の少年が逃げようとしたので、反射的に闇魔法でその場に縛り付ける。
まだ、年端も行かない少年は焦ったように身体を動かそうと揺すっている。ごめん、魔法で縛ってるから動かすのは無理だよ。私も自分の身の安全優先なので、子どもだろうとそうやすやすとは解いてあげられない。
「あなた、何者? この方たちがアニキと言うことなら、子分というところでしょうか? 私に何の用があるのかしら?」
矢継ぎ早に質問しながら、そう言えば首から上の拘束くらい解かないと話すことも出来ない事に気が付いて、顔面の拘束だけ解く。
「さあ、これでお話くらいは出来るでしょう? あなたは何者ですか?」
「お前こそ、何者なんだよー! アニキ達どうしちゃったの? マリーはどうなったの? あの金髪はどこに行ったんだよー?」
「わ・た・く・し・が、質問しているのですけれど……?」
悪役令嬢らしく凄んでみたら、怖すぎたのか小さく「ひん!」と鳴いて少年は黙ってしまった。目には恐怖の色が見え隠れしている。仕方ない、先に少年の質問に答えてあげよう。私、ぜんっぜん怖くなんて無いし、むしろ優しいし、ガイウスなんてむしろこの顔したら喜ぶし?
少年の態度にショックを受けて、頭の中で言い訳しながら質問について答える。
「少年、私の名前はクロエ・スカーレット。あなた方が誘拐しようとした張本人ですわ。
ひとつ、あなた方が誘拐したのはアメリア、私の幼馴染で大事な友人です。
ふたつ、彼女は衰弱していたので家に帰しました。
みっつ、あなたのアニキの皆様方は誘拐犯のため捕まえて縛り上げ、悪夢の世界へ誘わせていただきましたわ。
よっつ、マリーというのはどなたの事か私も存じ上げません。ご納得いただけたかしら?」
指を立てながらひとつひとつ現状を説明する。説明が終わったタイミングで、少年に回答を促す。
「では、次はあなたの番でしてよ? あなたは何者ですか?」
「……う……、オレはネール。お察しの通り、誘拐犯のひとりだよ。アンタの友人を襲っちまったのは申し訳なかった。でもそれは……」
「でも、それは?」
どうやら事情があるようなので、口調を柔らかくしてみる。私はやさしいお姉さんですから。ええ、優しいのよ! 子どもから怖がられるのってショック強いから、もう怯えた目で私を見ないでー!
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