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翌日、私は気合いを入れてパソコンを起動する。
撮影したスマホの画像をパソコンに取り込んで、内容をテキスト入力していく。
原稿のテキスト入力は、自分の中のイメージを膨らませながら内容を理解していく作業も同時に出来るので、私にはかなり重要な作業だ。
無駄なことは考えず黙々と作業しながら、かつ冷静に分析できアイデアも出る。
どんな料理なのか、イメージできない物や分からない物は、手帳にメモで残してあるので一緒にテキストに起こしていく。
テキストで文字を起こすことが大事なので、メモはスマホに取らないのがマイルールだ。
リーフ亭のメニューに対する大きな問題点は、今のところふたつ。
ひとつは、乱雑に並んだカウンター上部にしかないメニュー表。
何が何か分からない状態では、お客様が注文しにくい。
もうひとつは、テーブルにメニュー表がないこと。
グランドメニューがあるにもかかわらず、メニュー表が無いのは勿体ないと思う。
わざわざカウンターを見て注文すると、お客様同士の会話が途切れてしまうし、早く決めないといけない焦りが出てしまう。
一緒にメニューを見ながら注文した方が、ゆっくり注文できるし、お客様同士の距離も近付く。
それから、値段が分からないから注文がしにくいというのもある。
よく見ると小さく書いてはあるけれど、このサイズは遠くの席からほとんど認識できない。
お金持ちのお客様ばかりとは限らなそうなので、やっぱり値段は分かった方が良いと思う。
提案したいことはまだまだ沢山あるけど、1日で改善するにはこのふたつをまずやったほうがいい。
数が多いわけではないメニューのテキスト起こしは、すぐに終わった。
まずはメニューを<軽食><お食事><デザート><アルコール><酒以外のドリンク>にざっくりカテゴリごとに分ける。
分けた後は、そのメニューを価格が安い順番に並べ替える。
値段がバラバラしていると分かりにくくなってしまうので、並んでいるものはソートすることが大事だ。
「本当は、メニューに写真を掲載したいけど・・・贅沢は言えないよね。」
今ある情報だけで作るしかないので、まずは文字だけの分かりやすいメニュー表をデザインする。
素材集から良い感じの飾り罫を選んで配置し、リーフ亭のイメージからレンガの素材を配置してモダンなイメージの仕上がりを目指す。
フォントは、夜の暗い店内でも読みやすいように固すぎないゴシック系の書体を選ぶ。
作業時間3時間ほどでメニュー表のイメージが出来上がった。
「うん、良い感じ!でもやっぱり写真は欲しいなあ。素材から適当に配置してあとで貰うのもありかな。」
早速、写真を探してもう一案デザインを仕上げる。
せっかくなので、さっき作ったモダンなデザインとは違う写真が目立つデザインに仕上げる。
これはこれでお店のイメージに合うと思う。
デザイン案を2種類作って約5時間。
あとは店内のメニューの並び替えの提案と、デザインのコンセプト、今後やった方がいい事をまとめた「企画書」という名のご提案書を作り上げ、1日が終わった。
撮影したスマホの画像をパソコンに取り込んで、内容をテキスト入力していく。
原稿のテキスト入力は、自分の中のイメージを膨らませながら内容を理解していく作業も同時に出来るので、私にはかなり重要な作業だ。
無駄なことは考えず黙々と作業しながら、かつ冷静に分析できアイデアも出る。
どんな料理なのか、イメージできない物や分からない物は、手帳にメモで残してあるので一緒にテキストに起こしていく。
テキストで文字を起こすことが大事なので、メモはスマホに取らないのがマイルールだ。
リーフ亭のメニューに対する大きな問題点は、今のところふたつ。
ひとつは、乱雑に並んだカウンター上部にしかないメニュー表。
何が何か分からない状態では、お客様が注文しにくい。
もうひとつは、テーブルにメニュー表がないこと。
グランドメニューがあるにもかかわらず、メニュー表が無いのは勿体ないと思う。
わざわざカウンターを見て注文すると、お客様同士の会話が途切れてしまうし、早く決めないといけない焦りが出てしまう。
一緒にメニューを見ながら注文した方が、ゆっくり注文できるし、お客様同士の距離も近付く。
それから、値段が分からないから注文がしにくいというのもある。
よく見ると小さく書いてはあるけれど、このサイズは遠くの席からほとんど認識できない。
お金持ちのお客様ばかりとは限らなそうなので、やっぱり値段は分かった方が良いと思う。
提案したいことはまだまだ沢山あるけど、1日で改善するにはこのふたつをまずやったほうがいい。
数が多いわけではないメニューのテキスト起こしは、すぐに終わった。
まずはメニューを<軽食><お食事><デザート><アルコール><酒以外のドリンク>にざっくりカテゴリごとに分ける。
分けた後は、そのメニューを価格が安い順番に並べ替える。
値段がバラバラしていると分かりにくくなってしまうので、並んでいるものはソートすることが大事だ。
「本当は、メニューに写真を掲載したいけど・・・贅沢は言えないよね。」
今ある情報だけで作るしかないので、まずは文字だけの分かりやすいメニュー表をデザインする。
素材集から良い感じの飾り罫を選んで配置し、リーフ亭のイメージからレンガの素材を配置してモダンなイメージの仕上がりを目指す。
フォントは、夜の暗い店内でも読みやすいように固すぎないゴシック系の書体を選ぶ。
作業時間3時間ほどでメニュー表のイメージが出来上がった。
「うん、良い感じ!でもやっぱり写真は欲しいなあ。素材から適当に配置してあとで貰うのもありかな。」
早速、写真を探してもう一案デザインを仕上げる。
せっかくなので、さっき作ったモダンなデザインとは違う写真が目立つデザインに仕上げる。
これはこれでお店のイメージに合うと思う。
デザイン案を2種類作って約5時間。
あとは店内のメニューの並び替えの提案と、デザインのコンセプト、今後やった方がいい事をまとめた「企画書」という名のご提案書を作り上げ、1日が終わった。
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