無声堂に水すまし

 昭和初期。旧制第四高校では、後に七帝柔道と呼ばれる寝技専門柔道に全てを青春の全てをかけて取り組む男たちがいた。
 四高柔道部の落ちこぼれ、長湯陽三郎は、不敗の主将由布院から、基礎だけを続けるよう命じられた。
 ある日、居残り稽古をしていた陽三郎に、由布院は柔道への己が熱情を語りかける。
 歴史BLロマン短編。
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