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反抗期編
空っぽになるまで※
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シリウスは部屋着に着替えると、ベッドの上で横になった。この部屋は一応、アステルの部屋だが、彼女はいつも娘の部屋で共に寝ている。そのため、この部屋で寝るのはほとんどシリウスだけだった。
ほんのりとアステルの匂いが漂う部屋に一人きりだと妙な気分になる。しかし、今日は……いや、今後は自分から彼女を誘わないと決めたのだ。今までが再会できた喜びからずっと求めすぎていたのだ。負担をかけたくない。アステルは性欲処理の道具では断じてない。彼女から誘われるまでは何もしないでおこう、そんなことを考えているとノックが響いた。
◆
「一緒に……あ、疲れているなら寝てていいから……」
「…………」
今、目の前にいるアステルは先ほどまで来ていた露出の少ないネグリジェではなく、ベビードールを着ている。黒い生地で、透けており、胸元が大きく開いて谷間が見えて、扇情的だ。アステルは無言のままじっと見つめてくる。その瞳の奥には熱を帯びていて、頬も紅潮しているように見え、理性があっけなく崩れ去る音が聞こえた。
ベッドの上に乗ると、アステルを押し倒してその上に覆い被さり、そのまま唇を重ねる。舌を絡ませて唾液を交換するような深いキスをし、息継ぎの合間に漏れる吐息がとても官能的で興奮を煽られる。
アステルの胸に手を伸ばし、ゆっくりと揉み始めると彼女はぴくりと反応をした。柔らかで、弾力のある感触を堪能しながら耳を甘噛みすると彼女は身を捩らせる。
「んっ……や……」
執拗に責め立てると彼女の口から甘い声が溢れ出る。くにくにと薄い生地の上から乳首を摘むと、アステルは小さく喘いだ。その様子に気をよくしたシリウスは更に耳を軽く噛んだり、首筋に吸い付いたりして愛撫を続けた
「っ、あ……っ」
「気持ちいいのか?」
「……いじわる……」
アステルは顔を赤く染めて目を逸らす。その仕草に嗜虐心がくすぐられ、もっと苛めたくなってしまう。足を優しく撫で、キスをし、舌で舐める。太腿の付け根の際どい部分を指でなぞると下着越しでもわかる程にそこは湿っていた。そこを重点的に擦って刺激を与えれば次第に布地が濃く染まっていく。
「ん……ぅ……ぁ」
「珍しいな、こんな下着」
今日は見たことのない黒いレースのショーツを履いている。アステルはこういったものを身につけることはほとんどない。シリウスが指摘をすると、アステルはさらに恥ずかしそうに視線を泳がせた。
「だって、シリウスがこういうの好きかと思って……ん……っ」
ショーツの上から舌で割れ目を刺激すると、アステルは身体を大きく震わせた。質の良い布生地なので、舌の感覚がダイレクトに伝わってきて堪らない。
シリウスはしばらく、アステルの反応を楽しみながら、丁寧に愛撫を続ける。そうしているうちに、アステルの秘所からは蜜が溢れ出してショーツには大きなシミができていた。
「あっ………ふあぁ………」
今度はクロッチの部分を避けて直接そこに口付ける。そして、陰核に吸い付くとアステルは悲鳴のような甲高い声で喘ぎ、シリウスはそのまま舌を使って敏感な部分を刺激し続ける。
「はぁん……は……っ……だめっ……」
膣内は熱くうねっており、シリウスのものを受け入れる準備が出来ているようだった。しかし、彼はすぐに挿入せずに舌先で肉芽を転がしたり、押し潰したりする。
「やぁ……頭……おかしくなる……」
アステルは何度も繰り返し襲ってくる快感に頭がぼうっとしてくる。しかし、彼は愛撫をやめようとはせず、執拗に攻め立て続け、太ももで頭を挟まれても構わず愛撫を続けられ、アステルは限界を迎えようとしていた。
「んっ……んん……」
シリウスは仕上げとばかりに強く吸い上げると、アステルは一際大きく仰け反った。達してしまったようで、全身から力が抜け、荒い呼吸を繰り返している。
シリウスはようやく顔を上げると、蕩けた表情を浮かべるアステルと目が合い、身体全体を熱が駆け巡るのを感じた。
「アステル……」
アステルのショーツを脱がすと、ぐしょ濡れになっているそこが露わになる。彼のものも痛いくらいに張り詰めており、早く挿れたい衝動に襲われる。
「……きて……」
彼女は顔を赤くし、自分の足を抱えるようにして、両手でヒクつくピンク色秘部を広げて見せる。物欲しそうな様子でシリウスを求められ、思わず生唾を飲み込んだ。反則だろう、と。
アステルの痴態を目の当たりにすると、残された理性など簡単に吹き飛んでしまった。
「あっ、あぁっ……」
アステルの中に自身を埋め込むと、中がうねる様に絡みついおり、いつもよりも熱い気がする。それは彼女が興奮しているせいなのか、それともシリウスが昂っているのか……
「アステルの中、熱い……」
「あっ……んっ……ぁ……」
ゆっくりと抽送を繰り返すと、アステルは甘い声を上げ続け、快楽に溺れたようにとろんとした瞳で見つめてくる。
「こんなに咥え込んで……絡みついてきてる……アステルは淫乱だな……」
「ちがっ……んんっ……」
シリウスはわざと羞恥心を煽るような言葉を口にすると、アステルはいやいやと首を横に振って否定をする。しかしその態度とは裏腹に、彼女のそこはきゅっと締まり、シリウスを離さないと言わんばかりの動きをしている。
「違わない……ほら、また締め付けてきた……俺の………そんなにいいのか?」
「……うん、シリウスの……気持ちいい……」
支配欲が満たされていくと視線を胸元に向けると、白い肌の上で黒いベビードールが映える。そのコントラストが何とも言えず新鮮で、更に興奮が高まる。
シリウスはアステルの両胸に手を伸ばすとその柔らかさを堪能するように揉み始める。指先が沈み込み形を変える度に、布越しに乳首がぴんっと勃起し、それを摘んで軽く引っ張ると、膣内がきゅっと収縮した。
「ああっ……」
アステルは背を仰け反らせ、びくびくと震えながら絶頂を迎えたようだ。しかし、シリウスはまだ果てておらず、再び腰を動かし始める。
「ご、めんね……私だけ……」
「気にするな」
アステルが申し訳なさそうに謝ると両足を抱え上げられ、より深く繋がるような体勢を取ると、そのまま激しく突き上げた。
「ああッ!だめぇ……イったばっかりだからぁ……」
「止まらないんだ」
達したばかりの敏感になった身体には強すぎる刺激だったようで、アステルはいやらしく乱れながら喘いでいる。結合部から溢れ出た愛液が泡立ち、シーツに大きな染みを作っていた。
「あんっ……あっ……」
子宮口を突かれるたびに目の前がチカチカして、意識が飛びそうになる。それでも、もっと欲しいと貪欲なまでに求めてしまうのは、彼を愛しているからだ。
「んぁっ……シリウス……」
「アステル……出すぞ」
「ん……出してっ……」
シリウスの動きが激しくなり、奥まで打ち付けられると、アステルはぎゅっと目を瞑り、三度目の絶頂を迎えると同時に中に熱いものが注がれていった。
「あぁっ、あっ……ん……っ」
たっぷりと注ぎ込まれながらも萎えずに硬さを保ったままのそれにまだ足りないと言われているようで、奥をぐりぐりと押し付けられる感覚に身体が小さく跳ねる。
「はぁ……はっ……」
胸を揺らしながら呼吸を整えているアステルを見下ろし、ベビードールをずり下げて乳房を解放すると、ピンク色の突起が外気に触れ、ツンと上を向いていた。
「あんっ……」
シリウスはその先端を口に含むと舌先で転がし始め、アステルはビクビクと肩を震わせる。敏感な中を犯されながら同時に胸も弄られ、また快感に飲まれてしまいそうだ。
「あっ、いいの……空っぽになるまで、して……」
アステルが気を失うか、シリウスの溜まっていた性欲が発散されるまでこの行為は続くのだ。アステルは抵抗する事なく身を委ね。お互いを求め合った。
ほんのりとアステルの匂いが漂う部屋に一人きりだと妙な気分になる。しかし、今日は……いや、今後は自分から彼女を誘わないと決めたのだ。今までが再会できた喜びからずっと求めすぎていたのだ。負担をかけたくない。アステルは性欲処理の道具では断じてない。彼女から誘われるまでは何もしないでおこう、そんなことを考えているとノックが響いた。
◆
「一緒に……あ、疲れているなら寝てていいから……」
「…………」
今、目の前にいるアステルは先ほどまで来ていた露出の少ないネグリジェではなく、ベビードールを着ている。黒い生地で、透けており、胸元が大きく開いて谷間が見えて、扇情的だ。アステルは無言のままじっと見つめてくる。その瞳の奥には熱を帯びていて、頬も紅潮しているように見え、理性があっけなく崩れ去る音が聞こえた。
ベッドの上に乗ると、アステルを押し倒してその上に覆い被さり、そのまま唇を重ねる。舌を絡ませて唾液を交換するような深いキスをし、息継ぎの合間に漏れる吐息がとても官能的で興奮を煽られる。
アステルの胸に手を伸ばし、ゆっくりと揉み始めると彼女はぴくりと反応をした。柔らかで、弾力のある感触を堪能しながら耳を甘噛みすると彼女は身を捩らせる。
「んっ……や……」
執拗に責め立てると彼女の口から甘い声が溢れ出る。くにくにと薄い生地の上から乳首を摘むと、アステルは小さく喘いだ。その様子に気をよくしたシリウスは更に耳を軽く噛んだり、首筋に吸い付いたりして愛撫を続けた
「っ、あ……っ」
「気持ちいいのか?」
「……いじわる……」
アステルは顔を赤く染めて目を逸らす。その仕草に嗜虐心がくすぐられ、もっと苛めたくなってしまう。足を優しく撫で、キスをし、舌で舐める。太腿の付け根の際どい部分を指でなぞると下着越しでもわかる程にそこは湿っていた。そこを重点的に擦って刺激を与えれば次第に布地が濃く染まっていく。
「ん……ぅ……ぁ」
「珍しいな、こんな下着」
今日は見たことのない黒いレースのショーツを履いている。アステルはこういったものを身につけることはほとんどない。シリウスが指摘をすると、アステルはさらに恥ずかしそうに視線を泳がせた。
「だって、シリウスがこういうの好きかと思って……ん……っ」
ショーツの上から舌で割れ目を刺激すると、アステルは身体を大きく震わせた。質の良い布生地なので、舌の感覚がダイレクトに伝わってきて堪らない。
シリウスはしばらく、アステルの反応を楽しみながら、丁寧に愛撫を続ける。そうしているうちに、アステルの秘所からは蜜が溢れ出してショーツには大きなシミができていた。
「あっ………ふあぁ………」
今度はクロッチの部分を避けて直接そこに口付ける。そして、陰核に吸い付くとアステルは悲鳴のような甲高い声で喘ぎ、シリウスはそのまま舌を使って敏感な部分を刺激し続ける。
「はぁん……は……っ……だめっ……」
膣内は熱くうねっており、シリウスのものを受け入れる準備が出来ているようだった。しかし、彼はすぐに挿入せずに舌先で肉芽を転がしたり、押し潰したりする。
「やぁ……頭……おかしくなる……」
アステルは何度も繰り返し襲ってくる快感に頭がぼうっとしてくる。しかし、彼は愛撫をやめようとはせず、執拗に攻め立て続け、太ももで頭を挟まれても構わず愛撫を続けられ、アステルは限界を迎えようとしていた。
「んっ……んん……」
シリウスは仕上げとばかりに強く吸い上げると、アステルは一際大きく仰け反った。達してしまったようで、全身から力が抜け、荒い呼吸を繰り返している。
シリウスはようやく顔を上げると、蕩けた表情を浮かべるアステルと目が合い、身体全体を熱が駆け巡るのを感じた。
「アステル……」
アステルのショーツを脱がすと、ぐしょ濡れになっているそこが露わになる。彼のものも痛いくらいに張り詰めており、早く挿れたい衝動に襲われる。
「……きて……」
彼女は顔を赤くし、自分の足を抱えるようにして、両手でヒクつくピンク色秘部を広げて見せる。物欲しそうな様子でシリウスを求められ、思わず生唾を飲み込んだ。反則だろう、と。
アステルの痴態を目の当たりにすると、残された理性など簡単に吹き飛んでしまった。
「あっ、あぁっ……」
アステルの中に自身を埋め込むと、中がうねる様に絡みついおり、いつもよりも熱い気がする。それは彼女が興奮しているせいなのか、それともシリウスが昂っているのか……
「アステルの中、熱い……」
「あっ……んっ……ぁ……」
ゆっくりと抽送を繰り返すと、アステルは甘い声を上げ続け、快楽に溺れたようにとろんとした瞳で見つめてくる。
「こんなに咥え込んで……絡みついてきてる……アステルは淫乱だな……」
「ちがっ……んんっ……」
シリウスはわざと羞恥心を煽るような言葉を口にすると、アステルはいやいやと首を横に振って否定をする。しかしその態度とは裏腹に、彼女のそこはきゅっと締まり、シリウスを離さないと言わんばかりの動きをしている。
「違わない……ほら、また締め付けてきた……俺の………そんなにいいのか?」
「……うん、シリウスの……気持ちいい……」
支配欲が満たされていくと視線を胸元に向けると、白い肌の上で黒いベビードールが映える。そのコントラストが何とも言えず新鮮で、更に興奮が高まる。
シリウスはアステルの両胸に手を伸ばすとその柔らかさを堪能するように揉み始める。指先が沈み込み形を変える度に、布越しに乳首がぴんっと勃起し、それを摘んで軽く引っ張ると、膣内がきゅっと収縮した。
「ああっ……」
アステルは背を仰け反らせ、びくびくと震えながら絶頂を迎えたようだ。しかし、シリウスはまだ果てておらず、再び腰を動かし始める。
「ご、めんね……私だけ……」
「気にするな」
アステルが申し訳なさそうに謝ると両足を抱え上げられ、より深く繋がるような体勢を取ると、そのまま激しく突き上げた。
「ああッ!だめぇ……イったばっかりだからぁ……」
「止まらないんだ」
達したばかりの敏感になった身体には強すぎる刺激だったようで、アステルはいやらしく乱れながら喘いでいる。結合部から溢れ出た愛液が泡立ち、シーツに大きな染みを作っていた。
「あんっ……あっ……」
子宮口を突かれるたびに目の前がチカチカして、意識が飛びそうになる。それでも、もっと欲しいと貪欲なまでに求めてしまうのは、彼を愛しているからだ。
「んぁっ……シリウス……」
「アステル……出すぞ」
「ん……出してっ……」
シリウスの動きが激しくなり、奥まで打ち付けられると、アステルはぎゅっと目を瞑り、三度目の絶頂を迎えると同時に中に熱いものが注がれていった。
「あぁっ、あっ……ん……っ」
たっぷりと注ぎ込まれながらも萎えずに硬さを保ったままのそれにまだ足りないと言われているようで、奥をぐりぐりと押し付けられる感覚に身体が小さく跳ねる。
「はぁ……はっ……」
胸を揺らしながら呼吸を整えているアステルを見下ろし、ベビードールをずり下げて乳房を解放すると、ピンク色の突起が外気に触れ、ツンと上を向いていた。
「あんっ……」
シリウスはその先端を口に含むと舌先で転がし始め、アステルはビクビクと肩を震わせる。敏感な中を犯されながら同時に胸も弄られ、また快感に飲まれてしまいそうだ。
「あっ、いいの……空っぽになるまで、して……」
アステルが気を失うか、シリウスの溜まっていた性欲が発散されるまでこの行為は続くのだ。アステルは抵抗する事なく身を委ね。お互いを求め合った。
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