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白金と黒銀が交わる夜2※
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そしてアステルの肩を掴むとそのまま彼女の唇を奪った。最初は触れるだけのキスだった。その唇の柔らかさは想像していたよりもずっと柔らかい。
「ん……」
もっと味わいたいと思い、舌を入れようとするが、アステルは緊張で口を固く閉じていた。無理矢理こじ開けようとはせずに頭を撫でると彼女はゆっくりと力を抜く。その隙を逃さず、シリウスが彼女の口内に侵入を果たすと、アステルの体がビクッと跳ねた。彼は舌を絡ませて、アステルの唾液の甘さを堪能していく。
「んっ……ふぅ……」
彼女は息苦しさを感じながらも必死に応えようとして、シリウスの服を掴む。お互いの体温が混ざり合い、心臓の音が大きくなるにつれて二人の興奮が高まっていった。シリウスのたくましい胸板にアステルの柔らかく、大きな乳房が押し潰され形を変えていき、彼女の口からは熱い吐息が漏れる。
シリウスは我慢できずにアステルをベッドに押し倒した。アステルの長い金髪が広がり、白いシーツの上に散らばる光景はとても美しく見えた。
「綺麗だ」
シリウスはそう言いながら再び唇を重ねていく。今度はアステルの方からも求めてきた。二人は夢中になって互いの唇を求め合う。彼女はシリウスの背中に両腕を回し、彼もまたアステルを強く抱きしめて離さない。
身体を離すとシリウスは右手でアステルの服を脱がしながら、滑らかな白い肌に触れる。彼女の肌は熱く、吸い付くようだ。指先で脇腹や太ももを刺激すればアステルはくすぐったそうに身を捩らせる。
「あっ……シリウス、待って……」
アステルが声を上げるがシリウスは構わずに身につけた衣服全て脱がしていった。やがて全身が露わになり、思わず見惚れてしまう。
エルフ特有の細身ではなく、どちらかといえばと肉付きが良い。特に胸の大きさはエルフの中では規格外だ。彼女は恥ずかしそうに手で胸元を隠して顔を背ける。
「明かりを……消して……」
エルフは細身で薄い胸の方が好まれる為、白豚のような体型に見えると悪く言われ続けたアステルにとって自分の体はコンプレックスになっていた。
更に父親の悪評のせいもあってアステルに浮ついた話は一つもなく、シリウスと出会うまで男と触れ合った事もなかった。その為、誰かに見られるのがとても恥ずかしかったのだ。
じっくりと見れなくなってしまうことをシリウスは勿体ないと思ったが残った理性でアステルの気持ちを尊重しようとすぐにベッド脇にあるランプの火をを消す。暗闇に包まれた中、窓から差し込む月光のおかげでぼんやりとだが、アステルの姿を見ることが出来た。
シリウスは改めてアステルの体を上から下へと眺め、その美しさにため息をつく。彼女は胸を隠すように手を当てているが、その仕草が逆に胸を強調しており、情欲を掻き立てるには十分だった。
彼女の胸から手をどけてその豊満な胸に手を伸ばし、優しく揉んでいくとその大きさがよくわかる。想像以上に素晴らしい胸の感触に感動を覚え、いつまでも触っていたくなった。
「なんて柔らかいんだ……それに……凄い弾力だ……」
胸の柔らかな淡いピンク色の先端を口に含み、舌で転がすとアステルの身体は小刻みに震え、胸への刺激に艶のある声で喘ぐ彼女の声を聞きながらシリウスはもう片方の胸にも手を這わせ、同じように愛撫を続ける。
「あぁ……んっ……」
彼女が無意識に太股を擦り合わせていることに気付き、シリウスが下半身に手を伸ばし秘所に触れるとそこは既に湿っていた。彼がそのまま割れ目にそっと触れるとアステルはビクッと反応した。
「そ、そこは……」
羞恥心からアステルが彼の腕を掴んだが気にせずにシリウスはゆっくりと指先を動かす。アステルは今まで感じたことのない感覚に戸惑いを隠せない。
「あっ、だめ……やめて……」
「大丈夫だ、怖がらなくていい」
シリウスは安心させるようにアステルの頬にキスをしてから耳元で囁いた。するとアステルは少し落ち着いたのか、彼の腕を掴む力が弱まる。今度は人差し指と中指を彼女の膣内へ挿入し、動かし始めるとアステルが小さく悲鳴を上げた。
「んっ……」
「痛いか?」
「ううん、大丈夫……」
アステルが首を横に振るとシリウスは指の動きを早める。最初は異物感があったが徐々に快感に変わり、彼女から蜜が溢れ出し始めた。
「あっ……あん……」
「ここが良いみたいだな……」
シリウスが指を曲げて彼女の敏感な部分を押すとアステルの体が跳ね上がる。
「んん……んっ……」
シリウスの指先がアステルの良いところに触れ、彼女が軽く絶頂を迎えると今度は両足を掴み、左右に広げてその間に体を入れる。
ついに挿入が始まるのかとアステルは緊張していたが、シリウスは何も言わずに足の付け根に顔を近づけた。
アステルは自分の最も恥ずかしい部分を見られてしまい、頬を赤く染めて目を逸らす。そこはもう酷く濡れていて、シリウスがまじまじと見つめるとそこからむせ返るような女の匂いが漂ってきた。やがてアステルの花弁を両手で広げて顔を埋める。
「ひゃっ……!」
アステルは強烈な快楽に襲われ、思わず声を上げる。シリウスはそのまま舌を使ってアステルの花びらを舐め回し、時には強く吸ったりして責め続けた。
「だめっ……そんなところ舐めないでぇ……」
アステルは驚きの声を上げ、彼の頭を押さえて必死に懇願するが、シリウスは構わずに舌を動かす。身を清めているとはいえ、排泄する場所を舌で触れられるのは抵抗がある。アステルが必死に拒もうとするがシリウスは性感帯を刺激して彼女を黙らせた。
「やぁ……あっ……」
シリウスは快楽に耐えようとして彼女の反応を見ながら、膣内に挿入した舌を動かしたり、陰核を吸ったりして解していく。溢れ出る蜜液を音を立てて吸い上げ、アステルはビクビクと体を震わせた。
「アステルの味が濃い……もっと味わいたい……」
甘露のようにアステルの愛液を飲み込み、シリウスは更に激しく責めていく。アステルはその度に声を上げて悶え、絶頂を迎えようとしていた。
「あっ、シリウス……私、だめぇ……ああっ!」
アステルの訴えを聞き、シリウスは更に陰核をちゅうっと音を立てて強く吸い上げる。すると次の瞬間、アステルは背中を大きく仰け反らせ、全身を痙攣させた。
「はぁ、はぁ……」
アステルは荒く呼吸を繰り返しながら脱力している。シリウスが顔を上げると口の周りは彼女の分泌物で汚れていたが、シャツの裾で拭い、着ていたシャツを脱ぎ捨てて半裸になる。
彼女はシリウスの肉体を見て、思わず息を飲んだ。鍛え抜かれた褐色の筋肉質な体には傷跡がいくつもあり、彼の壮絶な過去を感じさせるが、同時に男らしさを感じさせてくれた。怪我を治していた頃しかしっかり見ていなかったが、あれからここまでたくましくなっていたのは想定外だったからだ。
最後にシリウスが苦しくなったズボンを脱いでいくと、そこには天に向かってそそり立つ巨根があった。
間近で初めて見る男性の象徴にアステルはゴクリと唾を飲んだ。それは体格に見合った立派なもので、太い血管が浮き出ている。
今まで男性との経験がなく、間近で実物を見た事がなかったが、これほどまでに大きいものなのかとアステルが驚いているとシリウスは両足を広げ、その間に自身の肉棒を押し当てる。これだけ解したのだから入るだろうと先端が秘所に触れると、アステルはビクッと体を震わせる。
「挿れるぞ……」
「うん……あぁっ!!」
シリウスはアステルの返事を聞くとゆっくりと腰を進めていき、その大きな亀頭が彼女の中へと入っていく。シリウスの肉棒は根元まで入りきらず、途中で止まってしまった。
それでも彼女の狭い膣内は肉棒を締め付け、シリウスは快感に顔を歪めながらアステルの処女膜を破ると血が流れ、シーツに染み込んでいった。
しかし、アステルは苦痛を訴えず、涙を浮かべながらも微笑んで見せる。それに気付いたシリウスは動きを止めて心配そうに尋ねる。
「アステル、すまない……大丈夫か?」
「うん……でも、もう少しゆっくり……」
「ああ……」
シリウスは激しく動かしたい衝動を抑えて彼女の気持ちに応えるようにゆっくりと時間をかけ、中へ押し進み、やがて全てが入りきり、二人は繋がった。
「すごい……全部入った……」
下腹部にある圧迫感にアステルは嬉しさを感じて笑みをこぼす。それを聞いたシリウスも優しく笑うと額から汗が流れ、頬を伝って彼女の頬を落ちていった。そして、シリウスがゆっくりと腰を動かし始めるとアステルは顔をしかめる。
やはりまだ痛いのかと思い、一旦抜こうとしたが彼女は涙目で首を横に振った。ならばどうすれば良いのかわからずに戸惑っているとアステルは彼の頬を撫でる。
「大丈夫……そのまま続けて……」
アステルの言葉にシリウスは戸惑いつつも、言われた通りに再び腰を動かす。最初はゆっくりだったが、次第に激しさを増していき、アステルもそれに合わせて喘ぎ声を上げ始めた。
「いっ、シリウス……シリウス……」
アステルは何度もシリウスの名前を呼び、痛みを堪えて彼を受け止めようとする。その儚げな表情と声色からアステルが自分を受け入れてくれている事にシリウスは気付き、強く抱きしめると腰を振り続けながら愛の言葉を囁いた。
「アステル……好きだ……アステル……」
「私も……シリウスが好き……」
二人はお互いの想いをぶつけ合い、唇を重ねる。お互いの舌を絡ませ合い、唾液を絡ませて愛を確かめ合う。アステルはキスをしながら子宮口を突かれると体が震え、それと同時に膣内が締まる。シリウスはそれに反応してより一層激しく腰を振る。
「あ、ん、んんっ……!」
激しい交わりに二人の結合部から愛液が溢れ出し、それが潤滑油となって滑りが良くなり、奥を突かれるとアステルはその度に痛みと快楽に襲われ、声を上げ、シリウスの首筋に腕を回して抱きついたまま離さない。
「あ、ああっ……」
「うっ……」
限界を迎えたアステルは大きく震わせると絶頂を迎え、シリウスも強い締め付けに刺激を受けて子宮に大量の精液を流し込んだ。
しばらくそのままの状態で余韻に浸っていたが、先に回復したのはシリウスの方で、彼は名残惜しそうに引き抜くと彼女の膣からは自分が出したものが血液と混ざって溢れ出していた。
「んっ……いっぱい出たね……」
アステルはお腹に手を当てて呟くとシリウスは外に出せなかった事に気付き、申し訳なさそうな顔をする。
「すまなかった……」
「ううん、いいの、薬を飲んだし子供は出来ないから」
アステルは気にしていないという風に首を横に振る。「子供」と聞いてシリウスは複雑な心境になった。ほんの一瞬、アステルと子供を本能的に欲してしまったが、すぐにそんな考えを捨て去った。
ただでさえダークエルフの自分は迫害をされているのに更にエルフとダークエルフの混血児がどんな目に遭うのか想像するのは容易だ。だから、自分の子など作らない方がいいのだ。アステルが許してくれたとしても自分にはその資格はない。シリウスはそう思いながらアステルの隣に横になり、彼女を優しく抱き寄せた。
それからシリウスは彼女の温もりを感じながら自分の過去について語り始めた。
「ん……」
もっと味わいたいと思い、舌を入れようとするが、アステルは緊張で口を固く閉じていた。無理矢理こじ開けようとはせずに頭を撫でると彼女はゆっくりと力を抜く。その隙を逃さず、シリウスが彼女の口内に侵入を果たすと、アステルの体がビクッと跳ねた。彼は舌を絡ませて、アステルの唾液の甘さを堪能していく。
「んっ……ふぅ……」
彼女は息苦しさを感じながらも必死に応えようとして、シリウスの服を掴む。お互いの体温が混ざり合い、心臓の音が大きくなるにつれて二人の興奮が高まっていった。シリウスのたくましい胸板にアステルの柔らかく、大きな乳房が押し潰され形を変えていき、彼女の口からは熱い吐息が漏れる。
シリウスは我慢できずにアステルをベッドに押し倒した。アステルの長い金髪が広がり、白いシーツの上に散らばる光景はとても美しく見えた。
「綺麗だ」
シリウスはそう言いながら再び唇を重ねていく。今度はアステルの方からも求めてきた。二人は夢中になって互いの唇を求め合う。彼女はシリウスの背中に両腕を回し、彼もまたアステルを強く抱きしめて離さない。
身体を離すとシリウスは右手でアステルの服を脱がしながら、滑らかな白い肌に触れる。彼女の肌は熱く、吸い付くようだ。指先で脇腹や太ももを刺激すればアステルはくすぐったそうに身を捩らせる。
「あっ……シリウス、待って……」
アステルが声を上げるがシリウスは構わずに身につけた衣服全て脱がしていった。やがて全身が露わになり、思わず見惚れてしまう。
エルフ特有の細身ではなく、どちらかといえばと肉付きが良い。特に胸の大きさはエルフの中では規格外だ。彼女は恥ずかしそうに手で胸元を隠して顔を背ける。
「明かりを……消して……」
エルフは細身で薄い胸の方が好まれる為、白豚のような体型に見えると悪く言われ続けたアステルにとって自分の体はコンプレックスになっていた。
更に父親の悪評のせいもあってアステルに浮ついた話は一つもなく、シリウスと出会うまで男と触れ合った事もなかった。その為、誰かに見られるのがとても恥ずかしかったのだ。
じっくりと見れなくなってしまうことをシリウスは勿体ないと思ったが残った理性でアステルの気持ちを尊重しようとすぐにベッド脇にあるランプの火をを消す。暗闇に包まれた中、窓から差し込む月光のおかげでぼんやりとだが、アステルの姿を見ることが出来た。
シリウスは改めてアステルの体を上から下へと眺め、その美しさにため息をつく。彼女は胸を隠すように手を当てているが、その仕草が逆に胸を強調しており、情欲を掻き立てるには十分だった。
彼女の胸から手をどけてその豊満な胸に手を伸ばし、優しく揉んでいくとその大きさがよくわかる。想像以上に素晴らしい胸の感触に感動を覚え、いつまでも触っていたくなった。
「なんて柔らかいんだ……それに……凄い弾力だ……」
胸の柔らかな淡いピンク色の先端を口に含み、舌で転がすとアステルの身体は小刻みに震え、胸への刺激に艶のある声で喘ぐ彼女の声を聞きながらシリウスはもう片方の胸にも手を這わせ、同じように愛撫を続ける。
「あぁ……んっ……」
彼女が無意識に太股を擦り合わせていることに気付き、シリウスが下半身に手を伸ばし秘所に触れるとそこは既に湿っていた。彼がそのまま割れ目にそっと触れるとアステルはビクッと反応した。
「そ、そこは……」
羞恥心からアステルが彼の腕を掴んだが気にせずにシリウスはゆっくりと指先を動かす。アステルは今まで感じたことのない感覚に戸惑いを隠せない。
「あっ、だめ……やめて……」
「大丈夫だ、怖がらなくていい」
シリウスは安心させるようにアステルの頬にキスをしてから耳元で囁いた。するとアステルは少し落ち着いたのか、彼の腕を掴む力が弱まる。今度は人差し指と中指を彼女の膣内へ挿入し、動かし始めるとアステルが小さく悲鳴を上げた。
「んっ……」
「痛いか?」
「ううん、大丈夫……」
アステルが首を横に振るとシリウスは指の動きを早める。最初は異物感があったが徐々に快感に変わり、彼女から蜜が溢れ出し始めた。
「あっ……あん……」
「ここが良いみたいだな……」
シリウスが指を曲げて彼女の敏感な部分を押すとアステルの体が跳ね上がる。
「んん……んっ……」
シリウスの指先がアステルの良いところに触れ、彼女が軽く絶頂を迎えると今度は両足を掴み、左右に広げてその間に体を入れる。
ついに挿入が始まるのかとアステルは緊張していたが、シリウスは何も言わずに足の付け根に顔を近づけた。
アステルは自分の最も恥ずかしい部分を見られてしまい、頬を赤く染めて目を逸らす。そこはもう酷く濡れていて、シリウスがまじまじと見つめるとそこからむせ返るような女の匂いが漂ってきた。やがてアステルの花弁を両手で広げて顔を埋める。
「ひゃっ……!」
アステルは強烈な快楽に襲われ、思わず声を上げる。シリウスはそのまま舌を使ってアステルの花びらを舐め回し、時には強く吸ったりして責め続けた。
「だめっ……そんなところ舐めないでぇ……」
アステルは驚きの声を上げ、彼の頭を押さえて必死に懇願するが、シリウスは構わずに舌を動かす。身を清めているとはいえ、排泄する場所を舌で触れられるのは抵抗がある。アステルが必死に拒もうとするがシリウスは性感帯を刺激して彼女を黙らせた。
「やぁ……あっ……」
シリウスは快楽に耐えようとして彼女の反応を見ながら、膣内に挿入した舌を動かしたり、陰核を吸ったりして解していく。溢れ出る蜜液を音を立てて吸い上げ、アステルはビクビクと体を震わせた。
「アステルの味が濃い……もっと味わいたい……」
甘露のようにアステルの愛液を飲み込み、シリウスは更に激しく責めていく。アステルはその度に声を上げて悶え、絶頂を迎えようとしていた。
「あっ、シリウス……私、だめぇ……ああっ!」
アステルの訴えを聞き、シリウスは更に陰核をちゅうっと音を立てて強く吸い上げる。すると次の瞬間、アステルは背中を大きく仰け反らせ、全身を痙攣させた。
「はぁ、はぁ……」
アステルは荒く呼吸を繰り返しながら脱力している。シリウスが顔を上げると口の周りは彼女の分泌物で汚れていたが、シャツの裾で拭い、着ていたシャツを脱ぎ捨てて半裸になる。
彼女はシリウスの肉体を見て、思わず息を飲んだ。鍛え抜かれた褐色の筋肉質な体には傷跡がいくつもあり、彼の壮絶な過去を感じさせるが、同時に男らしさを感じさせてくれた。怪我を治していた頃しかしっかり見ていなかったが、あれからここまでたくましくなっていたのは想定外だったからだ。
最後にシリウスが苦しくなったズボンを脱いでいくと、そこには天に向かってそそり立つ巨根があった。
間近で初めて見る男性の象徴にアステルはゴクリと唾を飲んだ。それは体格に見合った立派なもので、太い血管が浮き出ている。
今まで男性との経験がなく、間近で実物を見た事がなかったが、これほどまでに大きいものなのかとアステルが驚いているとシリウスは両足を広げ、その間に自身の肉棒を押し当てる。これだけ解したのだから入るだろうと先端が秘所に触れると、アステルはビクッと体を震わせる。
「挿れるぞ……」
「うん……あぁっ!!」
シリウスはアステルの返事を聞くとゆっくりと腰を進めていき、その大きな亀頭が彼女の中へと入っていく。シリウスの肉棒は根元まで入りきらず、途中で止まってしまった。
それでも彼女の狭い膣内は肉棒を締め付け、シリウスは快感に顔を歪めながらアステルの処女膜を破ると血が流れ、シーツに染み込んでいった。
しかし、アステルは苦痛を訴えず、涙を浮かべながらも微笑んで見せる。それに気付いたシリウスは動きを止めて心配そうに尋ねる。
「アステル、すまない……大丈夫か?」
「うん……でも、もう少しゆっくり……」
「ああ……」
シリウスは激しく動かしたい衝動を抑えて彼女の気持ちに応えるようにゆっくりと時間をかけ、中へ押し進み、やがて全てが入りきり、二人は繋がった。
「すごい……全部入った……」
下腹部にある圧迫感にアステルは嬉しさを感じて笑みをこぼす。それを聞いたシリウスも優しく笑うと額から汗が流れ、頬を伝って彼女の頬を落ちていった。そして、シリウスがゆっくりと腰を動かし始めるとアステルは顔をしかめる。
やはりまだ痛いのかと思い、一旦抜こうとしたが彼女は涙目で首を横に振った。ならばどうすれば良いのかわからずに戸惑っているとアステルは彼の頬を撫でる。
「大丈夫……そのまま続けて……」
アステルの言葉にシリウスは戸惑いつつも、言われた通りに再び腰を動かす。最初はゆっくりだったが、次第に激しさを増していき、アステルもそれに合わせて喘ぎ声を上げ始めた。
「いっ、シリウス……シリウス……」
アステルは何度もシリウスの名前を呼び、痛みを堪えて彼を受け止めようとする。その儚げな表情と声色からアステルが自分を受け入れてくれている事にシリウスは気付き、強く抱きしめると腰を振り続けながら愛の言葉を囁いた。
「アステル……好きだ……アステル……」
「私も……シリウスが好き……」
二人はお互いの想いをぶつけ合い、唇を重ねる。お互いの舌を絡ませ合い、唾液を絡ませて愛を確かめ合う。アステルはキスをしながら子宮口を突かれると体が震え、それと同時に膣内が締まる。シリウスはそれに反応してより一層激しく腰を振る。
「あ、ん、んんっ……!」
激しい交わりに二人の結合部から愛液が溢れ出し、それが潤滑油となって滑りが良くなり、奥を突かれるとアステルはその度に痛みと快楽に襲われ、声を上げ、シリウスの首筋に腕を回して抱きついたまま離さない。
「あ、ああっ……」
「うっ……」
限界を迎えたアステルは大きく震わせると絶頂を迎え、シリウスも強い締め付けに刺激を受けて子宮に大量の精液を流し込んだ。
しばらくそのままの状態で余韻に浸っていたが、先に回復したのはシリウスの方で、彼は名残惜しそうに引き抜くと彼女の膣からは自分が出したものが血液と混ざって溢れ出していた。
「んっ……いっぱい出たね……」
アステルはお腹に手を当てて呟くとシリウスは外に出せなかった事に気付き、申し訳なさそうな顔をする。
「すまなかった……」
「ううん、いいの、薬を飲んだし子供は出来ないから」
アステルは気にしていないという風に首を横に振る。「子供」と聞いてシリウスは複雑な心境になった。ほんの一瞬、アステルと子供を本能的に欲してしまったが、すぐにそんな考えを捨て去った。
ただでさえダークエルフの自分は迫害をされているのに更にエルフとダークエルフの混血児がどんな目に遭うのか想像するのは容易だ。だから、自分の子など作らない方がいいのだ。アステルが許してくれたとしても自分にはその資格はない。シリウスはそう思いながらアステルの隣に横になり、彼女を優しく抱き寄せた。
それからシリウスは彼女の温もりを感じながら自分の過去について語り始めた。
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