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母親視点
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私が娘と一緒に過ごしてきた日々がまるで夢のように思える。
夫を亡くしてから、私たち二人はお互い支え合いながら暮らしてきた。どんな困難があっても娘がいることで私は乗り越えてきた。
そして娘が高校に入学する前の春、娘が大学受験に合格したという嬉しい報告をしてくれた。あの日、私は娘のために外食の約束をしていた。
約束の日。気づけば全てが突然変わった。頭の中は混乱していて、どうしてこんなことが起こったのか理解できない。
けれど、横に娘がいることだけが心の支えだった。何が起こっているのか分からないけれど、少なくとも娘と一緒にいることで安心ができた。
その場所はお城の中にある謁見の間。高い天井に豪華な内装、まるでおとぎ話の中に迷い込んだかのような世界が広がっていた。王様や騎士、メイド服を着た人々が忙しそうに動き回っている。何もかもが別世界そのもので、ただただ驚くばかり。
そして、娘は聖女として召喚されたことを知り、世界を浄化する役目を果たすよう頼まれた。私にはどうしていいのか分からなかった。こんなこと、どうして娘が担わなければならないのかと心の中で繰り返し思った。
だけど、娘がどんなに辛い状況でも私は必ず支えると決めていた。あの時、私は娘のそばにいることで少しでも安心を与えてあげられたらと。
娘が修行を重ねる日々が続く中、私はただその姿を見守るしかできなかった。城の人々は私に何も求めず、私の存在は娘の側にいることだけが役割だと言ってくれた。私ができることはただ、娘が少しでも楽に過ごせるようにそばにいてあげることだけ。
何も力を持たない私はただ無力さを感じていた。娘が聖女としての役目を果たすためにどれだけ辛い修行を続けているのかを見ていることしかできない自分が時折とても悲しく感じられた。私は何もしていない。ただ、毎日を黙って過ごし、娘に笑顔を見せることが私の唯一の支え。
時折、城の中で誰かと話をすることもあったけれど、私の存在はあくまで「聖女の母親」としての立場だけで、それ以上でも以下でもなかった。城の人々は娘に全てを託し、私はそのオマケのような存在。娘に対する愛情と誇りは計り知れないけれど、その中に満ちる虚しさが、私をどうしようもなく孤独にさせた。
ある日、娘が出発する日が来た。浄化の旅に出るというのだ。私たちは何度も言葉を交わし、私の心の中では不安が渦巻いていた。それでも、娘が無事に帰ってくることを信じて送り出すしかなかった。
その日は私にとっても特別な日だった。娘のために何もできない自分に、少し寂しさを感じながらも、娘にできるだけの愛情を注いで送り出した。
◆
私は次第にエリオットさんと接することが多くなった。最初、彼は聖騎士としての厳格な姿勢を持っていたので私は少し怖い人だと思っていた。
冷静で知的な雰囲気、そしてその無駄のない力強さから、最初はどうしても近寄りがたい印象を受けていた。でも、彼が娘に接する姿を見るうちにその考えはすぐに変わった。
エリオットさんは娘が何か困っているとすぐに気づき、助けてくれる。最初は硬い表情をしていたけれど娘のために尽力している姿を見ると次第にその温かい一面が見えてくるの。
どんなに忙しくても娘が悩んでいる時には必ず寄り添ってアドバイスをくれるし、時には笑顔を見せてくれることもあった。それに彼は非常に気さくで少し照れくさそうに笑う姿が意外にも可愛らしい。
エリオットさんは見た目も格好良かった。身長は高く、体格もしっかりとしていて、無駄に筋肉を鍛えているわけではなく、どこか優雅な印象さえ与える。長めに整えられた金髪は光沢を放ち、切れ長の深い青い瞳が静かに私たちを見つめる。
その瞳は知的でどこか優しさを感じさせるものがあった。そして、赤地に金色の刺繍が施された騎士服に輝く銀色の剣を差している彼はまるで物語から出てきたような英雄そのもので周囲の女性たちが彼に夢中になるのも無理はない。でも、彼は女性が苦手だと言っていて、婚約者もいないという話を聞いたときには、少し驚いけど。
守護騎士として、彼は娘の傍にいつもいてくれる。強さと優しさを併せ持ち、何かあれば娘を守るために全力を尽くしてくれる彼に、私はますます感謝の気持ちを抱くようになった。彼がいてくれることで、私は娘のことを心から安心して任せられると感じていた。
◆
娘が旅に出てから数日が過ぎた。一日が長く感じ、心の中に不安が広がるばかり。娘が無事でいることを願いながらも彼女がどんな困難に直面しているのか、どれほど苦しんでいるのか、考えただけで胸が締め付けられる思いがした。
私が今、娘を支えることができる唯一の方法は無事を祈り続けることだけ。それがどれだけ苦しいことか言葉では表せなかった。
それに城の中では私の役割が次第に薄れていくのを感じている。聖女様の母として娘がいない今、私にできることは何もないと感じるようになった。
最初はせめて娘のために何か手伝おうとしたが城の人々は私に「聖女様のお母様にはそんなことをさせられません」とやんわり断り続けられる。それは理解はできたが私は何もせずにただ城の中で静かに過ごすだけの日々が心の中で少しずつ空虚さを生んでいた。
私が何もできない、ただの存在になったような気がして時折孤独感に押しつぶされそうになった。かつては亡くなった夫と娘と一緒に過ごした日々が今は遠く感じられ、胸の中に焦りを感じられる。
そんなある日、私はふとエリオットさんと顔を合わせた。エリオットさんはいつもの冷静さを崩すことなく私に微笑みかけてくれる。その笑顔は私の心をほんの少しだけ軽くしてくれる。
「どうしても不安で、私は何もできなくて、ただ待っているしかなくて」
「貴女の心配も無理はありません。聖女様は強い方です。きっと無事に帰ってきますよ」
その言葉に少し安心する気持ちが湧き上がると同時にエリオットさんの優しさが心に染みた。彼の声にはどこか頼りがいがあり、その静かな強さに私は少しだけ癒されるのを感じた。
「ありがとうございます。エリオットさん」
「貴女が笑顔でいてくださることが聖女様にもきっと力になると思います」
エリオットさんはほんの少しだけ微笑んで、その後、少し照れくさそうに顔をそむけた。
その言葉がどこか心に響く。彼の言う通り、私が弱音を吐いてばかりいても娘の力にはならない。私は強くなければならない、そして娘を信じて待ち続けるべきだと改めて心に誓った。
それからというもの私とエリオットさんは以前にも増して自然に会話を交わすようになる。最初は娘の話が中心だったが次第にエリオットさんがどんな人なのか少しずつ知ることができるようになった。
彼が持つ冷静さと優しさ、その静かな強さに、私はいつの間にか心を引かれていた。彼が娘に対してどれほど真摯で優しいか、見ているだけで感じ取れる。
そんなある日、私たちはふと目を合わせて、沈黙が流れた。そのとき、私は気づいてしまった。エリオットさんが私に対して特別な感情を持っていること。そして、私もまた、彼に対して何か特別な感情を抱いていることに気づいた。
彼の目を見つめると、その瞳の中に少しだけ違った光が宿っているのを感じた。それは、私が感じていたものと同じようなものだった。
エリオットさんがゆっくりと口を開いた。その声は、普段の冷静な声とは少し違ってどこか柔らかさを帯びていて
「私は貴女が思う以上に、貴女のことを大切に思っています」
彼の言葉に私の心の中で何かが弾けたような気がした。彼の存在が私には何もかもが刺激的だったことに気づく。平凡な夫との日々を思い出すとエリオットさんはまるで新しい世界から出てきたような鮮烈さを持っていた。
その感情が正しいのかどうかはわからなかった。でも、私は確かにエリオットさんに心惹かれていた。
夫を亡くしてから、私たち二人はお互い支え合いながら暮らしてきた。どんな困難があっても娘がいることで私は乗り越えてきた。
そして娘が高校に入学する前の春、娘が大学受験に合格したという嬉しい報告をしてくれた。あの日、私は娘のために外食の約束をしていた。
約束の日。気づけば全てが突然変わった。頭の中は混乱していて、どうしてこんなことが起こったのか理解できない。
けれど、横に娘がいることだけが心の支えだった。何が起こっているのか分からないけれど、少なくとも娘と一緒にいることで安心ができた。
その場所はお城の中にある謁見の間。高い天井に豪華な内装、まるでおとぎ話の中に迷い込んだかのような世界が広がっていた。王様や騎士、メイド服を着た人々が忙しそうに動き回っている。何もかもが別世界そのもので、ただただ驚くばかり。
そして、娘は聖女として召喚されたことを知り、世界を浄化する役目を果たすよう頼まれた。私にはどうしていいのか分からなかった。こんなこと、どうして娘が担わなければならないのかと心の中で繰り返し思った。
だけど、娘がどんなに辛い状況でも私は必ず支えると決めていた。あの時、私は娘のそばにいることで少しでも安心を与えてあげられたらと。
娘が修行を重ねる日々が続く中、私はただその姿を見守るしかできなかった。城の人々は私に何も求めず、私の存在は娘の側にいることだけが役割だと言ってくれた。私ができることはただ、娘が少しでも楽に過ごせるようにそばにいてあげることだけ。
何も力を持たない私はただ無力さを感じていた。娘が聖女としての役目を果たすためにどれだけ辛い修行を続けているのかを見ていることしかできない自分が時折とても悲しく感じられた。私は何もしていない。ただ、毎日を黙って過ごし、娘に笑顔を見せることが私の唯一の支え。
時折、城の中で誰かと話をすることもあったけれど、私の存在はあくまで「聖女の母親」としての立場だけで、それ以上でも以下でもなかった。城の人々は娘に全てを託し、私はそのオマケのような存在。娘に対する愛情と誇りは計り知れないけれど、その中に満ちる虚しさが、私をどうしようもなく孤独にさせた。
ある日、娘が出発する日が来た。浄化の旅に出るというのだ。私たちは何度も言葉を交わし、私の心の中では不安が渦巻いていた。それでも、娘が無事に帰ってくることを信じて送り出すしかなかった。
その日は私にとっても特別な日だった。娘のために何もできない自分に、少し寂しさを感じながらも、娘にできるだけの愛情を注いで送り出した。
◆
私は次第にエリオットさんと接することが多くなった。最初、彼は聖騎士としての厳格な姿勢を持っていたので私は少し怖い人だと思っていた。
冷静で知的な雰囲気、そしてその無駄のない力強さから、最初はどうしても近寄りがたい印象を受けていた。でも、彼が娘に接する姿を見るうちにその考えはすぐに変わった。
エリオットさんは娘が何か困っているとすぐに気づき、助けてくれる。最初は硬い表情をしていたけれど娘のために尽力している姿を見ると次第にその温かい一面が見えてくるの。
どんなに忙しくても娘が悩んでいる時には必ず寄り添ってアドバイスをくれるし、時には笑顔を見せてくれることもあった。それに彼は非常に気さくで少し照れくさそうに笑う姿が意外にも可愛らしい。
エリオットさんは見た目も格好良かった。身長は高く、体格もしっかりとしていて、無駄に筋肉を鍛えているわけではなく、どこか優雅な印象さえ与える。長めに整えられた金髪は光沢を放ち、切れ長の深い青い瞳が静かに私たちを見つめる。
その瞳は知的でどこか優しさを感じさせるものがあった。そして、赤地に金色の刺繍が施された騎士服に輝く銀色の剣を差している彼はまるで物語から出てきたような英雄そのもので周囲の女性たちが彼に夢中になるのも無理はない。でも、彼は女性が苦手だと言っていて、婚約者もいないという話を聞いたときには、少し驚いけど。
守護騎士として、彼は娘の傍にいつもいてくれる。強さと優しさを併せ持ち、何かあれば娘を守るために全力を尽くしてくれる彼に、私はますます感謝の気持ちを抱くようになった。彼がいてくれることで、私は娘のことを心から安心して任せられると感じていた。
◆
娘が旅に出てから数日が過ぎた。一日が長く感じ、心の中に不安が広がるばかり。娘が無事でいることを願いながらも彼女がどんな困難に直面しているのか、どれほど苦しんでいるのか、考えただけで胸が締め付けられる思いがした。
私が今、娘を支えることができる唯一の方法は無事を祈り続けることだけ。それがどれだけ苦しいことか言葉では表せなかった。
それに城の中では私の役割が次第に薄れていくのを感じている。聖女様の母として娘がいない今、私にできることは何もないと感じるようになった。
最初はせめて娘のために何か手伝おうとしたが城の人々は私に「聖女様のお母様にはそんなことをさせられません」とやんわり断り続けられる。それは理解はできたが私は何もせずにただ城の中で静かに過ごすだけの日々が心の中で少しずつ空虚さを生んでいた。
私が何もできない、ただの存在になったような気がして時折孤独感に押しつぶされそうになった。かつては亡くなった夫と娘と一緒に過ごした日々が今は遠く感じられ、胸の中に焦りを感じられる。
そんなある日、私はふとエリオットさんと顔を合わせた。エリオットさんはいつもの冷静さを崩すことなく私に微笑みかけてくれる。その笑顔は私の心をほんの少しだけ軽くしてくれる。
「どうしても不安で、私は何もできなくて、ただ待っているしかなくて」
「貴女の心配も無理はありません。聖女様は強い方です。きっと無事に帰ってきますよ」
その言葉に少し安心する気持ちが湧き上がると同時にエリオットさんの優しさが心に染みた。彼の声にはどこか頼りがいがあり、その静かな強さに私は少しだけ癒されるのを感じた。
「ありがとうございます。エリオットさん」
「貴女が笑顔でいてくださることが聖女様にもきっと力になると思います」
エリオットさんはほんの少しだけ微笑んで、その後、少し照れくさそうに顔をそむけた。
その言葉がどこか心に響く。彼の言う通り、私が弱音を吐いてばかりいても娘の力にはならない。私は強くなければならない、そして娘を信じて待ち続けるべきだと改めて心に誓った。
それからというもの私とエリオットさんは以前にも増して自然に会話を交わすようになる。最初は娘の話が中心だったが次第にエリオットさんがどんな人なのか少しずつ知ることができるようになった。
彼が持つ冷静さと優しさ、その静かな強さに、私はいつの間にか心を引かれていた。彼が娘に対してどれほど真摯で優しいか、見ているだけで感じ取れる。
そんなある日、私たちはふと目を合わせて、沈黙が流れた。そのとき、私は気づいてしまった。エリオットさんが私に対して特別な感情を持っていること。そして、私もまた、彼に対して何か特別な感情を抱いていることに気づいた。
彼の目を見つめると、その瞳の中に少しだけ違った光が宿っているのを感じた。それは、私が感じていたものと同じようなものだった。
エリオットさんがゆっくりと口を開いた。その声は、普段の冷静な声とは少し違ってどこか柔らかさを帯びていて
「私は貴女が思う以上に、貴女のことを大切に思っています」
彼の言葉に私の心の中で何かが弾けたような気がした。彼の存在が私には何もかもが刺激的だったことに気づく。平凡な夫との日々を思い出すとエリオットさんはまるで新しい世界から出てきたような鮮烈さを持っていた。
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