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ロディのその後…②
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「あら、あなたがロディちゃん?私はダニーよ。この店の店長をしているの。今日からよろしくね」
「な、、こ、この店はなんだ…?」
「あら、聞いてなかった?男性が男性を好きになったり、女性のように着飾りたい男性が集まるお店なのよ。今はまだ開店前だから誰もいないけど、開店したらすごくにぎわうわよ。だからロディちゃんも早くお仕事覚えてね♥」
「な、なんだその店は…そんな店、き、聞いたことがない。ぼ、僕はいやだ…こんな店でなんて、、は、働きたくない…」
そう言って、後ろに後ずさりする。逃げようと思ったんだ。この変な店からそれなのに僕の後ろには僕を連れてきた男たちが立っていて
「さっき言った通りもし逃げ出せば慰謝料は加算され、見つけ出され、死ぬまで働くことになるだけだ。おまえはここ以外で働くことを許されていない!」
そ、そんな…こんな変な店でしか働けないだなんて…
それに男が男を好きだって…そんな店いたくないだろう…僕は女性が好きなんだ!ピーチルのような僕を正当に評価してくれる女性が好きなのに
それから僕はこの店で働かされるようになった。まず皿洗いを覚えさせられ、店の掃除を覚えさせられる。たったこれだけなのに一人でやって、大丈夫だと言われるまで1か月かかった。それができるようになると飲み物の作り方を教わった。30種類以上の飲み物があるので何度も間違えた。そして間違うたびにダニーに頬にキスをされるんだ。客に出してしまって間違っているのがわかったら客に唇にキスをされてしまう。そして1日ミスなくできるとダニーから唇にご褒美だとキスが与えられる…
飲み物ができるようになったら料理を覚えさせられる。同じようにミスするといろんな人からキスされ、ミスせず一日過ごしてもダニーからのご褒美が待っている。
でもなにが一番いやかって、この店ではずっとドレスを着ていないといけないんだ。膝丈までのドレスを着て、大股開きに座ることは許されない。まるで女性のように脚を閉じて、女性のように歩幅を狭くして歩かないといけない…
なんで…どうしてこんなことになったんだ!僕は侯爵になる予定だったんだ…
侯爵…それなのに……
あぁ…今日もダニーから一日のご褒美のキスがもらえる……
「な、、こ、この店はなんだ…?」
「あら、聞いてなかった?男性が男性を好きになったり、女性のように着飾りたい男性が集まるお店なのよ。今はまだ開店前だから誰もいないけど、開店したらすごくにぎわうわよ。だからロディちゃんも早くお仕事覚えてね♥」
「な、なんだその店は…そんな店、き、聞いたことがない。ぼ、僕はいやだ…こんな店でなんて、、は、働きたくない…」
そう言って、後ろに後ずさりする。逃げようと思ったんだ。この変な店からそれなのに僕の後ろには僕を連れてきた男たちが立っていて
「さっき言った通りもし逃げ出せば慰謝料は加算され、見つけ出され、死ぬまで働くことになるだけだ。おまえはここ以外で働くことを許されていない!」
そ、そんな…こんな変な店でしか働けないだなんて…
それに男が男を好きだって…そんな店いたくないだろう…僕は女性が好きなんだ!ピーチルのような僕を正当に評価してくれる女性が好きなのに
それから僕はこの店で働かされるようになった。まず皿洗いを覚えさせられ、店の掃除を覚えさせられる。たったこれだけなのに一人でやって、大丈夫だと言われるまで1か月かかった。それができるようになると飲み物の作り方を教わった。30種類以上の飲み物があるので何度も間違えた。そして間違うたびにダニーに頬にキスをされるんだ。客に出してしまって間違っているのがわかったら客に唇にキスをされてしまう。そして1日ミスなくできるとダニーから唇にご褒美だとキスが与えられる…
飲み物ができるようになったら料理を覚えさせられる。同じようにミスするといろんな人からキスされ、ミスせず一日過ごしてもダニーからのご褒美が待っている。
でもなにが一番いやかって、この店ではずっとドレスを着ていないといけないんだ。膝丈までのドレスを着て、大股開きに座ることは許されない。まるで女性のように脚を閉じて、女性のように歩幅を狭くして歩かないといけない…
なんで…どうしてこんなことになったんだ!僕は侯爵になる予定だったんだ…
侯爵…それなのに……
あぁ…今日もダニーから一日のご褒美のキスがもらえる……
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