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『シルヴィクッキング』スタート!
しおりを挟むまぁ、とりあえず最初に材料の確認。お菓子作りは準備をしっかり、一つ一つが基本。
そして次はババロアの材料。ババロアに必要なのは卵黄、グラニュー糖、牛乳、ゼラチン、生クリーム。この中であるかがわからないのはゼラチンのみ。でも白玉粉があった今、絶対あると確信してる。いでよ、ゼラチン!!あった!
ってことでババロアも作れますね。さっきのは苺のババロア……またピンク……
なんかピンクが嫌いになってしまいそう。あんなに綺麗な色なのに……
でもまぁ、せっかく苺もあることだし、ここは普通のババロアと苺のババロアを作ってみましょう。
それでは、『シルヴィクッキング』スタート!
まずは卵を割って、卵白と卵黄にわけわけ♪卵白を白っぽくなるまでまぜまぜ♪砂糖を1/3入れて、とりあえずひたすら混ぜろーーー、また砂糖を入れて、混ぜろーーー、最後の砂糖を入れて、混ぜろーーー!!!角が立ったらおしまいさ♪
続いて、粉物の登場!お茶さーん、粉糖さーん、アーモンドさーん、3人仲良くお入りくださいーい。そしたらヘラで優しく優しくまぜ混ぜして完成です。
絞り袋でいい具合に絞ったらそのまま1時間ほど放置。表面を乾燥させますよ。
その間に中に挟む今回はバタークリームにしようかな。作って作って。ちょっと休憩したらマカロンもいい感じ♪
オーブンに入れて、ピエ、周りのんにょんにょが出来てきたら完成。粗熱をとったらバタークリームを挟んで完成。
同じ工程で作ったココアのマカロンも完成。こっちはガナッシュを挟んで出来上がり♪
あまり作らないから覚えてるか不安だったけどちゃんと出来てよかった。
一緒に作ったコックたちもその様子に興味深々でした。
だからみんなそれぞれ一つずつ試食!
んーーーー、やっぱり私はこの中のしんなりが好きになれない…でもまぁ、ヒロインマカロンよりは100倍くらい美味しいはず!
「お嬢様、これおいしいです。初めて食べるけど、見た目も可愛いし、お茶うけにいいですね」
「そうね。色もこれ以外にもたくさん作れるから1色ずつ詰め合わせた物を入れたらお土産にも喜ばれそうね。」
コックが興奮冷めやらぬ様子で二つ目を食べていると調理場の入口から
「シルヴィちゃん、なんだかものすごくいいにおいがするんだけどもしかしてできた?」
お母様が入ってきます。
公爵夫人ともあろう方が調理場に入ってくるなんて……とほかの家では怒られてしまいそうですが、我が家では私が作っていると割かしお母様も見ていることが多いので見慣れた光景ですね。
「お母様、すごいタイミングですね。ちょうどできたところです。今回作ったのはお茶とココアのマカロンです。どうぞ」
お皿に二つ乗せてお母様に差し出します。
それを見ただけで目を輝かせています。
「頂いたのはピンクだったけど緑と茶色でもとっても可愛いわね。それにさっきのより分厚いわ。そしてつやつやしてる。とっても美味しそう。キャロル、悪いんだけどエドも呼んできてもらえる?あぁ見えてあの子シルヴィちゃんのお菓子私だけ食べちゃうと拗ねちゃうのよね」
「畏まりました。行ってまいります」
なんだかキャロルに悪い気もするけど、キャロルはさっき食べてたし、連れてきてもらいましょう。
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