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第12章『誘う森』
11話
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何事もなかったかのような静寂が続く。
足音がふたり分聞こえるだけだ。
ぴんと張り詰めた空気の中、我慢の限界とばかりにタクヤが口を開いた。
「あんたさぁ、なんでこの森にいたんだ? あんたも雨宿りか?」
先を歩く男は振り返ることなく、
「答える義理はない」
とだけ話し、そのまま先を進んでいく。
「……ちぇっ。なんなんだよ」
むすっと口を尖らせ、前を歩く男の背中を見つめる。
再び静寂が続く。
暗い森の中、先程見た光もなく目が慣れてきているとはいえ、気分が悪くなりそうだった。
「皆どこ行っちゃったんかなぁ……」
ぼそりと呟いたタクヤの言葉に、男は振り返り立ち止まった。
「お前……独りじゃないのか?」
驚いたような表情の男にタクヤは自分も足を止めると首を傾げる。
「なんで?」
「いや……」
男は何か言おうとしたのだが、開いた口を閉ざし、再び歩き出した。
「なんだよ?」
タクヤは慌てて男を追い掛ける。
「おいって」
男に追い付くと、ぐいっと左腕を掴んだ。
「触るなっ」
ふいに腕を掴まれ、男は驚いてタクヤの手を振り払う。
そんなに嫌がらなくても、と思いながら口を尖らせ、タクヤは男の少し後ろを歩く。
「……お前の仲間とやらは何人いるんだ?」
後ろを歩くタクヤをちらりとだけ見ると、男は歩きながらぼそりと話す。
「えっ? 人数?……えっと、俺を合わせて4人だけど」
むすっと口を尖らせていたタクヤは男が話し掛けてきたことに驚き、ハッとして顔を上げる。
そして首を傾げながら男の問いに答えた。
「……あと3人いるのか」
「なぁ、さっきも聞いたけど、なんでそんなこと聞くんだよ」
ぼそりと呟くように話した男を訝しげに見る。
「お前、勇者だろ?」
ぴたりと足を止め振り返ると、じっとタクヤを見つめる。
「そうだけど。だからなんだよ?」
タクヤも足を止めると、なんとなく男の言葉にむっとする。
その様子に男は不思議そうに首を傾げる。
「別に深い意味はない。ただ、勇者っていったら普通は独りでいるもんだろ」
「そうか? 別にいいじゃん、何人いたって」
「まぁいい。……お前の仲間はどんな奴らなんだ?」
溜め息を付くと、男は再びタクヤをじっと見て尋ねる。
「どんな?……いい奴らだよ。……たぶん」
訊かれた質問にタクヤはきょとんとしたが、すぐに目が泳ぐ。
正直、カイとリョウのことはまだよく分かっていない。
悪い人間とは思っていないが。
「は? たぶんってなんだ?」
その様子と答えに男は訝しげにタクヤを見る。
「別に深い意味はないよ」
先程男が答えた言葉をタクヤも同じように使う。
「……あ、そう」
なんなんだ、と深く溜め息を付くと、男は再び歩き始めた。
「あっ、ちょっとっ」
タクヤも慌てて男を追う。
☆☆☆
ふたりは黙々としばらく歩いていたのだが、一瞬何か、景色が変わったような気がした。
「あれ? 今、何か……」
首を傾げ、タクヤはその場に立ち止まる。
「…………」
男も何か気が付いたようだ。
足を止めると、訝しげな顔で周りを見回している。
何か、聞こえたような気がした。
「あれ?」
同時にある気配を感じた。
(あっ!)
ドクンと大きく鼓動が高鳴る。
自分でも気付かぬうちにタクヤは走り出していた。
感じる何かを求めるように。
「おいっ!」
男が慌ててタクヤを追う。
「おいっ、どうした? なんだ?」
走りながら先を走るタクヤへと大声で問う。
タクヤからの返事はない。
何かを見つけたかのように真っ直ぐ走っている。
男はそのまま何も言うことなくタクヤの後に続いた。
暗い森が続いている。
どこまでも続いているかのような暗闇。
何も変わらない。
目が慣れてきているとはいえ、ほんの少し先までしか見えていない。
その先など、見えるはずもない。
木の葉が頬を掠め、ピッとタクヤの頬に一筋の赤い線ができる。
気が付いていないのか、感じていないのか。
タクヤは真っ直ぐその先を見つめ、走り続けていた。
突然、何かが弾けたような音と共に、目の前が眩しくて目が開けられない程の光に包まれた。
「うわっ!」
「っ!」
タクヤと男は足を止め、手で目を覆った。
キーンっと耳鳴りのような感覚に襲われる。
ゆっくりと光が弱まる中、細く開かれた目に、一番に思った人を見た気がしてタクヤは手を伸ばした。
「イズミっ!」
☆☆☆
「え?」
完全に光が消えた瞬間、ぼんやりと薄暗い森の中に見えた景色。
会いたかった人を見た気がした。
いや、気のせいなんかじゃない。
「イズミっ!」
もう一度、叫んでタクヤは走り出した。
振り返ったその顔は――間違いなくイズミだった。
「イズミーっ!」
大きく手を広げ、その腕の中にイズミを抱きしめ……られなかった。
寒気を感じたイズミが瞬時に避けていたのだ。
「あれ?」
腕が交差したまま首を傾げるタクヤ。
「……『あれ?』じゃねぇよ、バカかお前はっ」
聞き慣れた鬱陶しそうな声と共に頭を叩かれる。
「へ?」
ぽかんと口を開けたまま見つめる。
不機嫌に眉間に皺を寄せ、腰に手を当てているイズミがいた。
ゆっくりとその周りを見ると、驚いた顔をしているリョウ、にこりと笑みを浮かべているカイが見えた。
「おっ、おおっ!」
だんだん頭がはっきりとしてくる。
「タクヤっ!」
ぎゅっとリョウがタクヤの背中に腕を回し、抱きついてきた。
「もうっ、どこ行ってたんだよっ! すっごい心配したんだよっ!」
ちょっと涙目になっているリョウはタクヤを見上げキッと睨む。
「えっ、俺どこにも行ってないぞ? 皆こそどこ行ってたんだよっ」
リョウの頭を撫でるとタクヤはリョウ、カイ、イズミと順番に見る。
「ふむ……何か結界のようなものができていたんだろう。さっきの音といい、光といい」
腕組みをしてカイは何か考えながら答える。
「え? お前らも?……あれ、なんだったんだ?」
自分と同じ状況になっていたのかとタクヤは首を傾げる。
「さぁ? ただ、結界内にいたのは貴方の方みたいだけど? いや……あなた方と言った方が?」
そう言ってカイはタクヤの後ろをちらりと見る。
「あっ」
思い出したようにタクヤが後ろを振り返ろうとした瞬間――。
ガッと肩を掴まれそのまま横へ押しやられた。
「いってぇなぁっ」
タクヤはむっとしてその相手を睨むが、睨まれた男はそのまま真っ直ぐ歩いていく。
「なんて綺麗な人なんだ……」
男はイズミの前まで行くと、ぎゅっとイズミの右手を取った。
「はっ?」
「ぬわっ!?」
イズミとタクヤは同時に驚き、声を上げる。
「おいっ! イズミに触んなっ!」
タクヤが顔を真っ赤にし、怒鳴って男に詰め寄ろうとした。
しかしそれよりも先にイズミが男の手を振り払っていた。
「俺に触るな」
嫌そうな顔で自分の左手で右手をぎゅっと掴み、イズミは男を睨み付ける。
「声も素敵だ……」
男は全く動じることなく頬を赤らめながら、ぼんやりとイズミを見つめている。
「だからっ、イズミに近寄るなってばっ!」
タクヤはイズミと男の間に割って入ると、イズミを背にして両手を広げる。
つい最近見たような光景である。
リョウはぽかんとそのやり取りを眺めていた。
その隣でカイはいつものように微笑んでいる。
「君、名前はなんていうんだ? 俺はアキラ。よろしくっ!」
男はアキラと名乗ると、タクヤの顔を右手でぐいっと横へ押しやり前に出る。
その拍子にタクヤは横へとよろけてしまう。
「っ!」
アキラが再び近付き、イズミはハッとして後退る。
「人の話を聞けーっ!」
再びふたりの間に割って入り、アキラに向かって怒鳴るタクヤ。
「なんか……大変なことになっちゃったね。カイ兄」
「そうだね。でも面白そうじゃないか?」
3人の様子を心配そうに眺め、カイを見上げるリョウ。
にこりと楽しそうに笑顔を見せるカイ。
漸くイズミに会えたというのに、一難去ってまた一難とはこういうことなのだろうか。
足音がふたり分聞こえるだけだ。
ぴんと張り詰めた空気の中、我慢の限界とばかりにタクヤが口を開いた。
「あんたさぁ、なんでこの森にいたんだ? あんたも雨宿りか?」
先を歩く男は振り返ることなく、
「答える義理はない」
とだけ話し、そのまま先を進んでいく。
「……ちぇっ。なんなんだよ」
むすっと口を尖らせ、前を歩く男の背中を見つめる。
再び静寂が続く。
暗い森の中、先程見た光もなく目が慣れてきているとはいえ、気分が悪くなりそうだった。
「皆どこ行っちゃったんかなぁ……」
ぼそりと呟いたタクヤの言葉に、男は振り返り立ち止まった。
「お前……独りじゃないのか?」
驚いたような表情の男にタクヤは自分も足を止めると首を傾げる。
「なんで?」
「いや……」
男は何か言おうとしたのだが、開いた口を閉ざし、再び歩き出した。
「なんだよ?」
タクヤは慌てて男を追い掛ける。
「おいって」
男に追い付くと、ぐいっと左腕を掴んだ。
「触るなっ」
ふいに腕を掴まれ、男は驚いてタクヤの手を振り払う。
そんなに嫌がらなくても、と思いながら口を尖らせ、タクヤは男の少し後ろを歩く。
「……お前の仲間とやらは何人いるんだ?」
後ろを歩くタクヤをちらりとだけ見ると、男は歩きながらぼそりと話す。
「えっ? 人数?……えっと、俺を合わせて4人だけど」
むすっと口を尖らせていたタクヤは男が話し掛けてきたことに驚き、ハッとして顔を上げる。
そして首を傾げながら男の問いに答えた。
「……あと3人いるのか」
「なぁ、さっきも聞いたけど、なんでそんなこと聞くんだよ」
ぼそりと呟くように話した男を訝しげに見る。
「お前、勇者だろ?」
ぴたりと足を止め振り返ると、じっとタクヤを見つめる。
「そうだけど。だからなんだよ?」
タクヤも足を止めると、なんとなく男の言葉にむっとする。
その様子に男は不思議そうに首を傾げる。
「別に深い意味はない。ただ、勇者っていったら普通は独りでいるもんだろ」
「そうか? 別にいいじゃん、何人いたって」
「まぁいい。……お前の仲間はどんな奴らなんだ?」
溜め息を付くと、男は再びタクヤをじっと見て尋ねる。
「どんな?……いい奴らだよ。……たぶん」
訊かれた質問にタクヤはきょとんとしたが、すぐに目が泳ぐ。
正直、カイとリョウのことはまだよく分かっていない。
悪い人間とは思っていないが。
「は? たぶんってなんだ?」
その様子と答えに男は訝しげにタクヤを見る。
「別に深い意味はないよ」
先程男が答えた言葉をタクヤも同じように使う。
「……あ、そう」
なんなんだ、と深く溜め息を付くと、男は再び歩き始めた。
「あっ、ちょっとっ」
タクヤも慌てて男を追う。
☆☆☆
ふたりは黙々としばらく歩いていたのだが、一瞬何か、景色が変わったような気がした。
「あれ? 今、何か……」
首を傾げ、タクヤはその場に立ち止まる。
「…………」
男も何か気が付いたようだ。
足を止めると、訝しげな顔で周りを見回している。
何か、聞こえたような気がした。
「あれ?」
同時にある気配を感じた。
(あっ!)
ドクンと大きく鼓動が高鳴る。
自分でも気付かぬうちにタクヤは走り出していた。
感じる何かを求めるように。
「おいっ!」
男が慌ててタクヤを追う。
「おいっ、どうした? なんだ?」
走りながら先を走るタクヤへと大声で問う。
タクヤからの返事はない。
何かを見つけたかのように真っ直ぐ走っている。
男はそのまま何も言うことなくタクヤの後に続いた。
暗い森が続いている。
どこまでも続いているかのような暗闇。
何も変わらない。
目が慣れてきているとはいえ、ほんの少し先までしか見えていない。
その先など、見えるはずもない。
木の葉が頬を掠め、ピッとタクヤの頬に一筋の赤い線ができる。
気が付いていないのか、感じていないのか。
タクヤは真っ直ぐその先を見つめ、走り続けていた。
突然、何かが弾けたような音と共に、目の前が眩しくて目が開けられない程の光に包まれた。
「うわっ!」
「っ!」
タクヤと男は足を止め、手で目を覆った。
キーンっと耳鳴りのような感覚に襲われる。
ゆっくりと光が弱まる中、細く開かれた目に、一番に思った人を見た気がしてタクヤは手を伸ばした。
「イズミっ!」
☆☆☆
「え?」
完全に光が消えた瞬間、ぼんやりと薄暗い森の中に見えた景色。
会いたかった人を見た気がした。
いや、気のせいなんかじゃない。
「イズミっ!」
もう一度、叫んでタクヤは走り出した。
振り返ったその顔は――間違いなくイズミだった。
「イズミーっ!」
大きく手を広げ、その腕の中にイズミを抱きしめ……られなかった。
寒気を感じたイズミが瞬時に避けていたのだ。
「あれ?」
腕が交差したまま首を傾げるタクヤ。
「……『あれ?』じゃねぇよ、バカかお前はっ」
聞き慣れた鬱陶しそうな声と共に頭を叩かれる。
「へ?」
ぽかんと口を開けたまま見つめる。
不機嫌に眉間に皺を寄せ、腰に手を当てているイズミがいた。
ゆっくりとその周りを見ると、驚いた顔をしているリョウ、にこりと笑みを浮かべているカイが見えた。
「おっ、おおっ!」
だんだん頭がはっきりとしてくる。
「タクヤっ!」
ぎゅっとリョウがタクヤの背中に腕を回し、抱きついてきた。
「もうっ、どこ行ってたんだよっ! すっごい心配したんだよっ!」
ちょっと涙目になっているリョウはタクヤを見上げキッと睨む。
「えっ、俺どこにも行ってないぞ? 皆こそどこ行ってたんだよっ」
リョウの頭を撫でるとタクヤはリョウ、カイ、イズミと順番に見る。
「ふむ……何か結界のようなものができていたんだろう。さっきの音といい、光といい」
腕組みをしてカイは何か考えながら答える。
「え? お前らも?……あれ、なんだったんだ?」
自分と同じ状況になっていたのかとタクヤは首を傾げる。
「さぁ? ただ、結界内にいたのは貴方の方みたいだけど? いや……あなた方と言った方が?」
そう言ってカイはタクヤの後ろをちらりと見る。
「あっ」
思い出したようにタクヤが後ろを振り返ろうとした瞬間――。
ガッと肩を掴まれそのまま横へ押しやられた。
「いってぇなぁっ」
タクヤはむっとしてその相手を睨むが、睨まれた男はそのまま真っ直ぐ歩いていく。
「なんて綺麗な人なんだ……」
男はイズミの前まで行くと、ぎゅっとイズミの右手を取った。
「はっ?」
「ぬわっ!?」
イズミとタクヤは同時に驚き、声を上げる。
「おいっ! イズミに触んなっ!」
タクヤが顔を真っ赤にし、怒鳴って男に詰め寄ろうとした。
しかしそれよりも先にイズミが男の手を振り払っていた。
「俺に触るな」
嫌そうな顔で自分の左手で右手をぎゅっと掴み、イズミは男を睨み付ける。
「声も素敵だ……」
男は全く動じることなく頬を赤らめながら、ぼんやりとイズミを見つめている。
「だからっ、イズミに近寄るなってばっ!」
タクヤはイズミと男の間に割って入ると、イズミを背にして両手を広げる。
つい最近見たような光景である。
リョウはぽかんとそのやり取りを眺めていた。
その隣でカイはいつものように微笑んでいる。
「君、名前はなんていうんだ? 俺はアキラ。よろしくっ!」
男はアキラと名乗ると、タクヤの顔を右手でぐいっと横へ押しやり前に出る。
その拍子にタクヤは横へとよろけてしまう。
「っ!」
アキラが再び近付き、イズミはハッとして後退る。
「人の話を聞けーっ!」
再びふたりの間に割って入り、アキラに向かって怒鳴るタクヤ。
「なんか……大変なことになっちゃったね。カイ兄」
「そうだね。でも面白そうじゃないか?」
3人の様子を心配そうに眺め、カイを見上げるリョウ。
にこりと楽しそうに笑顔を見せるカイ。
漸くイズミに会えたというのに、一難去ってまた一難とはこういうことなのだろうか。
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