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第10章『お前は誰だ』
10話(第1部 完)
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夕方近くになって漸く人が住んでいる村に辿り着き、ふたりはほっとしながら宿を取った。
そして部屋に入った途端、疲れが出たのか、タクヤはベッドへと倒れ込むようにしてうつ伏せになってしまった。
「おい」
荷物を置き、イズミはもう一方のベッドに腰掛けるとタクヤに向かって声を掛ける。
しかしタクヤからの反応はなかった。
そのまま眠ってしまったのだろうかと首を傾げる。
「…………」
眠ってしまったと思われるタクヤを見つめ、イズミは大きく溜め息を付いた。
そしてふと考えていた。
(結局こいつを巻き込むことになっちまったな……。その前に離れるつもりが、俺の方が離れられなくなってしまった……)
何度も考えていたことではあった。離れるべきだと。
しかし、いつの間にか自分にとって、タクヤがなくてはならない存在へと大きく変わってしまっていたことを、イズミは心の中で後悔していた。
「まさか、俺がこのバカを好きになるなんてな……。一生の不覚かもしれん」
再び大きく溜め息を付いた。
すると突然、今まで眠っていたはずのタクヤがむくりと体を起こした。
「っ!?」
ぎょっとしたイズミは慌てて両手で自分の口を押える。
今押さえたところで無意味ではあったのだが、それを考える余裕すらなかった。
「腹減った……」
「は?」
今までになく激しく動いている心臓の音を感じていたイズミだったが、ぼんやりとしながら呟いたタクヤの言葉に思わず脱力してしまった。
「なぁ、腹減らない? 昼も食ってねぇじゃん。ちょっと早いけど飯食いに行かね?」
相変わらずぼんやりとしているが、タクヤは自分の腹を押さえながらイズミをじっと見つめた。
すると、なんとも言えないタイミングでタクヤのお腹がぐぅっと鳴ったのだった。
「はぁ?」
先程の緊張感は一体なんだったんだと、呆れた顔でイズミはタクヤを見つめ返した。
「腹減ったよ……」
しかし恥ずかしさよりも空腹に耐えられなかったのか、タクヤはなんとも情けない顔でぐっと腹を押さえながらイズミに訴えかけるように上目遣いで見ている。
「ったく、分かったよ。まったくお前は食いもんばっかだな……」
再び溜め息を付くと、イズミは仕方なさそうにベッドから立ち上がる。
「あー腹減ったなぁ……肉食いてぇ、肉っ」
タクヤもベッドから下りると、伸びをしながら突然大きな独り言を喋り出した。
「うるせぇな。お前はいつも肉ばっか」
ドアを開けながら、先程よりも更に呆れた顔でイズミが振り返る。
「そんなことねぇよっ。ラーメンも好きだし、チャーハンも好きでしょ。餃子と……焼売も好きっ。あとビールっ」
慌ててドアへと駆け寄ると、すっかり目の覚めたタクヤはむすっと口を尖らせながらも嬉しそうに答えていた。
「お前、中華ばっか」
「うるさいっ。中華好きなんだもん。いいじゃんかっ。イズミだって魚とか豆腐とかばっかじゃん。そんなだから痩せてんだよ」
歩きながら呆れた顔でイズミに突っ込まれ、タクヤは頬を膨らませながら反論する。
「うるせぇ。俺は酒に合えばなんでもいいんだよ。お前こそ肉とか油っこいものばっか食って、ビールとか飲んでるからでかくなるんだよ」
ムッとした表情をすると、今度はイズミがタクヤに反論する。
「ちょっとっ! なんかまるで俺がデブみたいじゃんっ!」
「その通りだろ? 俺から見たら十分デブだ」
「デブじゃねぇよっ! 標準以下だしっ。イズミがガリなんだよっ」
「あぁっ?」
立ち止まるとふたりはお互いを睨み合う。
「もうっ、俺がでかいのは背だけだよ」
また喧嘩になるのは嫌だと、タクヤはむすっとしながら口を尖らせ横を向いてしまった。
「はぁ……お前、また背伸びたんじゃね?」
大きく溜め息を付き、イズミはちらりとタクヤを見上げた。
「嘘っ? ほんとっ?」
するとタクヤは嬉しそうに振り返り、声を上げる。
今まで特に気にしていなかったのだが、カオルが自分よりも背が高いことがタクヤの中でコンプレックスになっていた。
「お前、足でかいから、まだ伸びるんじゃね?」
「そうかな? やったねっ。絶対カオルに追いついてやるっ」
急に元気が出てきたのか、タクヤは目を輝かせながら胸の辺りでぎゅっと拳を作る。
「バカの大足……」
そんなタクヤを呆れた顔で眺めながらイズミはぼそりと呟いた。
しかし、タクヤの頭の中はカオルに追いつくことでいっぱいになっており、イズミの言葉は全く耳に届いてはいなかった。
☆☆☆
夜の10時過ぎ。
色々と重なり疲れも出た為、ふたりは早めにベッドへと入っていた。
「イズミ、起きてる?」
電気を消して少しした頃、タクヤはベッドに入ったままイズミに声を掛けた。
「寝てる」
布団を頭までかぶったまま、面倒臭そうな声が返ってきた。
「嘘付けっ! 起きてんじゃんっ」
がばっと上体を起こし、ムッとした顔でタクヤはイズミの方を見ながら怒鳴り付けた。
「うるせぇな。なんだよ」
起きることなく、イズミは更に不機嫌そうに返事をする。
「あのさ、そっち行ってもいい?」
怒っていたのを忘れたかのように、タクヤはイズミの機嫌を伺うように尋ねた。
「はぁ? 何言ってんだよ」
イズミはベッドに入ったまま体をタクヤの方に向ける。そして顔だけ覗かせた。
不機嫌なのは変わらないのか、眉間には皺が寄っている。
「んー。ちょっと話がしたい。近い方が話しやすいじゃん」
タクヤはベッドの上に胡坐をかき、訴えるような目でイズミを見つめる。
「知るか。俺は眠い。話なら明日にしろ」
しかしイズミはそう言ってまた向こう側を向いてしまった。
「何だよぉ。いいじゃんか。じゃあさ、一緒に寝ていい?」
「ダメ」
タクヤは口を尖らせ文句を言うが、やはりまたさらりと返されてしまった。
「もうっ。イズミ冷たいっ。俺のこと好きって言ったくせにっ。俺はイズミにくっついてたいっ」
「はぁ? アホか。まったく、好きだなんて言うんじゃなかったな。……そうか、俺、本当はお前のこと好きな訳じゃないんだな。だから嫌なんだ。うん、納得」
「納得するなぁーっ! なんだよっ、あんなに泣きながら俺に抱きついてきたのはどこの誰だよっ!」
淡々と話すイズミにタクヤは顔を真っ赤にしながら怒鳴り付ける。
「うるせぇな。……ったく、隣で寝ていいから静かにしろ」
イズミは向こうを向いたまま鬱陶しそうに話す。
「やったぁっ」
そしてタクヤは嬉しそうに声を上げながら万歳すると、ベッドから下りる。
「……あのまま死んじゃえば良かったのにな……」
「何か言った?」
ぼそりと呟いたイズミの言葉を、ちゃんと聞いていなかったタクヤはベッドを移動しながら首を傾げる。
「別に」
「なぁ、イズミ。話を戻すようで悪いけどさ、今日会ったあの男、前に俺たちを襲った人形と何か関係あんのかな?」
さらりと答えるイズミをそれ以上追求することなくタクヤは話を始めた。
「話なら明日にしろって言っただろ」
イズミは背を向けたまま、なんとも鬱陶しそうに答える。
「だって気になるんだもん」
「はぁ……あの男も、カオルが言っていた組織と関係あるかもな。でももう、あの顔なんてどうでもいい。……どうせ、アスカじゃないんだ……」
口を尖らすタクヤを振り返ることはなくイズミは溜め息を付き、タクヤの問いに答える。
しかし口調は段々悲しげなものになっていった。
「イズミ……俺にはイズミの痛みは分からない。でも、少しでも楽にさせてやりたい。俺にできることならなんでもする。だからさ、なんでも言ってくれよな」
ぎゅっと目元に力を入れると、タクヤはイズミを後ろから強く抱き締め、辛そうに話し掛けた。
「別にお前が気にすることじゃない。だから何かする必要もないし、前にも言ったが、お前はそのままでいい。……まぁ、うるせぇし、なんか納得いかない気もするが、今の俺にはお前が必要らしい。だから、そばにいてくれればそれでいい。それだけで俺は救われてんだから」
ふぅっと深く溜め息を付くと、イズミは嫌がることなくタクヤの腕をぎゅっと掴み、ぼそぼそと答える。
「分かった……。起こしちゃってごめん。……おやすみ」
意外そうな顔で驚くが、すぐに嬉しそうに笑い、タクヤはイズミを抱き締めたまま目を閉じる。
「……あぁ」
そしてイズミもまた、タクヤの腕を掴んだまま目を閉じた。
そして部屋に入った途端、疲れが出たのか、タクヤはベッドへと倒れ込むようにしてうつ伏せになってしまった。
「おい」
荷物を置き、イズミはもう一方のベッドに腰掛けるとタクヤに向かって声を掛ける。
しかしタクヤからの反応はなかった。
そのまま眠ってしまったのだろうかと首を傾げる。
「…………」
眠ってしまったと思われるタクヤを見つめ、イズミは大きく溜め息を付いた。
そしてふと考えていた。
(結局こいつを巻き込むことになっちまったな……。その前に離れるつもりが、俺の方が離れられなくなってしまった……)
何度も考えていたことではあった。離れるべきだと。
しかし、いつの間にか自分にとって、タクヤがなくてはならない存在へと大きく変わってしまっていたことを、イズミは心の中で後悔していた。
「まさか、俺がこのバカを好きになるなんてな……。一生の不覚かもしれん」
再び大きく溜め息を付いた。
すると突然、今まで眠っていたはずのタクヤがむくりと体を起こした。
「っ!?」
ぎょっとしたイズミは慌てて両手で自分の口を押える。
今押さえたところで無意味ではあったのだが、それを考える余裕すらなかった。
「腹減った……」
「は?」
今までになく激しく動いている心臓の音を感じていたイズミだったが、ぼんやりとしながら呟いたタクヤの言葉に思わず脱力してしまった。
「なぁ、腹減らない? 昼も食ってねぇじゃん。ちょっと早いけど飯食いに行かね?」
相変わらずぼんやりとしているが、タクヤは自分の腹を押さえながらイズミをじっと見つめた。
すると、なんとも言えないタイミングでタクヤのお腹がぐぅっと鳴ったのだった。
「はぁ?」
先程の緊張感は一体なんだったんだと、呆れた顔でイズミはタクヤを見つめ返した。
「腹減ったよ……」
しかし恥ずかしさよりも空腹に耐えられなかったのか、タクヤはなんとも情けない顔でぐっと腹を押さえながらイズミに訴えかけるように上目遣いで見ている。
「ったく、分かったよ。まったくお前は食いもんばっかだな……」
再び溜め息を付くと、イズミは仕方なさそうにベッドから立ち上がる。
「あー腹減ったなぁ……肉食いてぇ、肉っ」
タクヤもベッドから下りると、伸びをしながら突然大きな独り言を喋り出した。
「うるせぇな。お前はいつも肉ばっか」
ドアを開けながら、先程よりも更に呆れた顔でイズミが振り返る。
「そんなことねぇよっ。ラーメンも好きだし、チャーハンも好きでしょ。餃子と……焼売も好きっ。あとビールっ」
慌ててドアへと駆け寄ると、すっかり目の覚めたタクヤはむすっと口を尖らせながらも嬉しそうに答えていた。
「お前、中華ばっか」
「うるさいっ。中華好きなんだもん。いいじゃんかっ。イズミだって魚とか豆腐とかばっかじゃん。そんなだから痩せてんだよ」
歩きながら呆れた顔でイズミに突っ込まれ、タクヤは頬を膨らませながら反論する。
「うるせぇ。俺は酒に合えばなんでもいいんだよ。お前こそ肉とか油っこいものばっか食って、ビールとか飲んでるからでかくなるんだよ」
ムッとした表情をすると、今度はイズミがタクヤに反論する。
「ちょっとっ! なんかまるで俺がデブみたいじゃんっ!」
「その通りだろ? 俺から見たら十分デブだ」
「デブじゃねぇよっ! 標準以下だしっ。イズミがガリなんだよっ」
「あぁっ?」
立ち止まるとふたりはお互いを睨み合う。
「もうっ、俺がでかいのは背だけだよ」
また喧嘩になるのは嫌だと、タクヤはむすっとしながら口を尖らせ横を向いてしまった。
「はぁ……お前、また背伸びたんじゃね?」
大きく溜め息を付き、イズミはちらりとタクヤを見上げた。
「嘘っ? ほんとっ?」
するとタクヤは嬉しそうに振り返り、声を上げる。
今まで特に気にしていなかったのだが、カオルが自分よりも背が高いことがタクヤの中でコンプレックスになっていた。
「お前、足でかいから、まだ伸びるんじゃね?」
「そうかな? やったねっ。絶対カオルに追いついてやるっ」
急に元気が出てきたのか、タクヤは目を輝かせながら胸の辺りでぎゅっと拳を作る。
「バカの大足……」
そんなタクヤを呆れた顔で眺めながらイズミはぼそりと呟いた。
しかし、タクヤの頭の中はカオルに追いつくことでいっぱいになっており、イズミの言葉は全く耳に届いてはいなかった。
☆☆☆
夜の10時過ぎ。
色々と重なり疲れも出た為、ふたりは早めにベッドへと入っていた。
「イズミ、起きてる?」
電気を消して少しした頃、タクヤはベッドに入ったままイズミに声を掛けた。
「寝てる」
布団を頭までかぶったまま、面倒臭そうな声が返ってきた。
「嘘付けっ! 起きてんじゃんっ」
がばっと上体を起こし、ムッとした顔でタクヤはイズミの方を見ながら怒鳴り付けた。
「うるせぇな。なんだよ」
起きることなく、イズミは更に不機嫌そうに返事をする。
「あのさ、そっち行ってもいい?」
怒っていたのを忘れたかのように、タクヤはイズミの機嫌を伺うように尋ねた。
「はぁ? 何言ってんだよ」
イズミはベッドに入ったまま体をタクヤの方に向ける。そして顔だけ覗かせた。
不機嫌なのは変わらないのか、眉間には皺が寄っている。
「んー。ちょっと話がしたい。近い方が話しやすいじゃん」
タクヤはベッドの上に胡坐をかき、訴えるような目でイズミを見つめる。
「知るか。俺は眠い。話なら明日にしろ」
しかしイズミはそう言ってまた向こう側を向いてしまった。
「何だよぉ。いいじゃんか。じゃあさ、一緒に寝ていい?」
「ダメ」
タクヤは口を尖らせ文句を言うが、やはりまたさらりと返されてしまった。
「もうっ。イズミ冷たいっ。俺のこと好きって言ったくせにっ。俺はイズミにくっついてたいっ」
「はぁ? アホか。まったく、好きだなんて言うんじゃなかったな。……そうか、俺、本当はお前のこと好きな訳じゃないんだな。だから嫌なんだ。うん、納得」
「納得するなぁーっ! なんだよっ、あんなに泣きながら俺に抱きついてきたのはどこの誰だよっ!」
淡々と話すイズミにタクヤは顔を真っ赤にしながら怒鳴り付ける。
「うるせぇな。……ったく、隣で寝ていいから静かにしろ」
イズミは向こうを向いたまま鬱陶しそうに話す。
「やったぁっ」
そしてタクヤは嬉しそうに声を上げながら万歳すると、ベッドから下りる。
「……あのまま死んじゃえば良かったのにな……」
「何か言った?」
ぼそりと呟いたイズミの言葉を、ちゃんと聞いていなかったタクヤはベッドを移動しながら首を傾げる。
「別に」
「なぁ、イズミ。話を戻すようで悪いけどさ、今日会ったあの男、前に俺たちを襲った人形と何か関係あんのかな?」
さらりと答えるイズミをそれ以上追求することなくタクヤは話を始めた。
「話なら明日にしろって言っただろ」
イズミは背を向けたまま、なんとも鬱陶しそうに答える。
「だって気になるんだもん」
「はぁ……あの男も、カオルが言っていた組織と関係あるかもな。でももう、あの顔なんてどうでもいい。……どうせ、アスカじゃないんだ……」
口を尖らすタクヤを振り返ることはなくイズミは溜め息を付き、タクヤの問いに答える。
しかし口調は段々悲しげなものになっていった。
「イズミ……俺にはイズミの痛みは分からない。でも、少しでも楽にさせてやりたい。俺にできることならなんでもする。だからさ、なんでも言ってくれよな」
ぎゅっと目元に力を入れると、タクヤはイズミを後ろから強く抱き締め、辛そうに話し掛けた。
「別にお前が気にすることじゃない。だから何かする必要もないし、前にも言ったが、お前はそのままでいい。……まぁ、うるせぇし、なんか納得いかない気もするが、今の俺にはお前が必要らしい。だから、そばにいてくれればそれでいい。それだけで俺は救われてんだから」
ふぅっと深く溜め息を付くと、イズミは嫌がることなくタクヤの腕をぎゅっと掴み、ぼそぼそと答える。
「分かった……。起こしちゃってごめん。……おやすみ」
意外そうな顔で驚くが、すぐに嬉しそうに笑い、タクヤはイズミを抱き締めたまま目を閉じる。
「……あぁ」
そしてイズミもまた、タクヤの腕を掴んだまま目を閉じた。
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