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第8章『正体』
10話
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地面を強く蹴り、アンドロイドに向かって高く跳び上がった。
そして落ちる瞬間、剣を振り下ろし、アンドロイドの首の付け根を狙う。
タクヤの足が地面に着いた瞬間、すぐ後ろでドォーンッといった大きな音と共にバイクが倒れ、アンドロイドの首がごろりと転がった。
「よっしゃっ! まずは1回っ!」
右手に魔剣を持ち、左手でガッツポーズを作る。しかし――。
「待て」
イズミが真剣な顔で周りを見つめている。何かあったのだろうか?
不思議そうに首を傾げながらイズミを振り返る。
「何? 作戦変更?」
「そうじゃない。周りを見てみろ」
するとイズミは真剣な顔のまま顎で周りを見るよう促した。
「えっ?」
言われた通り周りを見てみると、エンジンの音は鳴っているが、他のアンドロイドもバイクごと止まっていたのだ。電池が切れたおもちゃのように、そのままの状態でピクリとも動かない。
一体どういうことなのか。戦いに夢中になっていて気が付かなかった。
「どうなってんの?」
呆然として思わず魔剣をごとりと地面に下ろしてしまった。
「知るか」
「もしかして、電池が切れたとか……」
「阿呆。だったらあのバイクはどう説明するんだよ」
真剣な顔で考え込んでいるタクヤを、イズミは呆れた顔で眺めた。
「そっか……うーん、でも……うーん」
確かに、と納得した顔をしつつも、再びぶつぶつと独り言を呟きながら考え込む。
そしてふと思いつく。
「じゃあさ、誰かがこいつら操ってて、そいつがこいつら止めたとか!」
人差し指を立てながら、『どうだ』と言わんばかりにイズミをじっと見つめる。
「……遠隔操作か。有り得るかもな……」
顎に手を当てながらイズミがぼそりと呟く。しかし、もし遠隔操作だとしたら一体誰が。再び考え込む。
「なぁ。前に俺たちを襲った人形と、何か関係あんのかな?」
じっと考え込んでいるイズミを見つめながらタクヤが問い掛けた。
「……分からない。ただ、こいつらも人形と言っていいわけだから、何かあるかもな」
イズミは難しい顔をしながら答える。
「そっか……。でもさ、なんで俺たちが狙われなきゃなんないわけ? だってさ、イズミ言ってたじゃん。『今の自分は正体がバレてないはずだ』って」
「まぁな。でも、最近は俺のこと話したりしてるから、絶対にバレてないとは言い切れないな」
「……それって、もしかして、俺のせい?」
淡々と話しているイズミの言葉を聞いて、タクヤは青ざめながらおずおずと尋ねる。
「それはハッキリ言い切れるな」
「うわぁっ!! ごめんなさいっ!」
ちらりとイズミが冷めた目で見ると、タクヤは慌てて手を合わせながら謝った。
「……ったく。お前に会ってから、ろくなことがねぇな」
ふぅっと深く溜め息をつくと、イズミは嫌味をたっぷりと含んだ口調で話し、タクヤを睨み付ける。怒っている訳ではなさそうだが、何も返す言葉がなかった。
「うっ…………」
そして俯きそのまま黙り込む。
「まぁ、今更うだうだ言ってもしょうがねぇ。お前の同行を許可した自分の責任でもあるわけだ」
軽く溜め息をつき、イズミが淡々と話す。
しかし、タクヤは自分のせいでイズミを危険な目に遭わせることになったことが許せなかった。たとえイズミが許してくれたとしても。
そしてタクヤは唇を強く噛み締め顔を上げる。
「いやっ、違うっ! 俺のせいだ……。俺が勝手にイズミについてきたんだし、俺がベラベラと話しちゃったから……。でもっ、俺はイズミのことすっげぇ好きだし、信じてるから、他の人にも分かって欲しかった。そんな……ずっと隠していくなんて、おかしいって思ったからっ」
必死になって話す。自分が許せないし、イズミにもちゃんと怒ってほしい。それでもやはり、イズミを信じたいし隠したくはなかった。
じっと真剣な表情で見つめる。
そんなタクヤを見てイズミはスッとタクヤから目を逸らす。
「別に、もういい……。いつまでも隠してたってしょうがねぇし、それにどうせ……」
そして話の途中でハッとすると、言い掛けたまま黙り込んでしまった。
「えっ? 何?」
黙り込んでしまったイズミをタクヤが心配そうに覗き込む。
「なんでもない」
しかし顔を背け、イズミは無表情に答える。
心配そうな顔のままタクヤはじっとイズミを見つめる。そして問い掛けたのだった。
「なぁ。イズミはなんの目的で旅をしてるんだ?」
今までずっと気になり知りたかった言葉。
「…………」
しかし、イズミは横を向いて黙ったまま口を開こうとはしなかった。
「……話したくないならいいけど。俺、いっつもイズミに助けてもらってばっかだから、俺に何かできることがあればって思ってさ」
もちろんイズミの『旅の目的』は知りたい。しかし、今はただイズミの役に立ちたい、それだけであった。
「……別にいい。お前は自分のことだけ考えてろ。俺のことは気にしなくていい」
「でもっ」
「気にするな」
「…………」
自分を拒否されたようでタクヤは辛くて泣きそうになっていた。しかし、どうすればいいのかが分からない。
「イズミ……あのさ、俺っ――」
なんとかしてイズミに分かってもらいたい、そう思ってもう一度口を開いた時だった。
今までピクリとも動かなかったアンドロイドが動き出し、ふたりはハッとして周りを見回した。
しかし、アンドロイドはふたりに攻撃してくることなく、転がっている2体のアンドロイドを掴み、そのまま町の方へとバイクを走らせた。
「えっ? どうなってんの?」
去って行くアンドロイドをタクヤは唖然としながら眺める。
しかし、その横でイズミは複雑な表情を浮かべ、じっと町の方を見つめていた。
「イズミ?」
ふとイズミの様子に気が付いたタクヤが不思議そうに見つめる。
「っ!」
その時、突然イズミが何かに気付き、ハッとした表情をした。
「何? どうしたんだ?」
タクヤはイズミと町とを交互に見ながら何があったのかと慌て始めた。アンドロイドが戻ってくる様子はない。今度は一体何があるというのか。
「誰か来る……」
「え?」
ぼそりと答えたイズミの言葉で、タクヤは町の方をじっと目を凝らし見つめる。
まだ遠いが、確かに町の方から誰かが歩いてくるのが見えた。
「人が?」
訝しげな表情でその人物をじっと見つめる。
たった今、アンドロイドが去ったばかりの方角から人が来るというのはおかしい。只の人間とは考えにくかった。先程見た時は人の気配は一切なかったはずだ。そして今も、人の気配を感じることはできない……。
「あれも、人形?」
「分からない……。でも、血の臭いがする……」
不思議そうな顔で眺めているタクヤの横で、イズミは険しい表情でこちらへ向かってくる人物をじっと見ながらぼそりと答えた。
「イズミのが野生的じゃん」
「ちょっと黙れっ」
なんとなくふざけて話した言葉に、すぐにきつい口調で怒鳴られてしまった。イズミのいつになく厳しい口調に、タクヤは口を尖らせながらもしゅんと落ち込む。
「様子がおかしい」
「えっ?」
俯き落ち込んでいると、イズミがぼそりと話す。
その声でタクヤは顔を上げ、もう一度こちらへ来る人物をじっと見つめた。
まだ遠くてはっきりとは分からないが、何か剣のようなものを右手に持ち、ゆらゆらと横に揺れるようにしてこちらへと歩いてくる。
「女の子?」
じっと見つめていたタクヤがぼそりと呟いた。
「……何か、嫌な感じがするな」
イズミは眉間に皺を寄せながら、真剣な表情で話す。
「何が?」
きょとんとした顔でイズミを見る。
「よく分からないが、人のような気はする……。ただ、生きてる感じがしない。それにあのマイナス的なエネルギー……」
「エネルギー?」
「怒り、憎しみ、悲しみ……。そういった負の感情の塊みたいな」
「う~ん……。生きてないけど、感情はある。……幽霊とか?」
腕を組み考え込むが、タクヤは思いついた自分の考えにゾッとする。
「……なんだお前、勇者のくせに幽霊が怖いのか?」
青ざめた顔をしているタクヤを見て、イズミが呆れた顔で見上げる。
「そ、そんなことないよっ。べ、別に怖くなんかないっ」
タクヤは慌てて反論するが、どこかぎこちなく目が泳いでいた。
「嘘つくな。バレバレなんだよ……っ!」
イズミは相変わらず呆れた顔でタクヤを見上げていたが、急にハッとした顔で再びこちらへ向かってくる人物を見た。何かに気が付いたようだ。
「どうかしたのか?」
タクヤが心配そうに覗き込む。
「……あれは……」
驚いたような表情のイズミの顔が段々青ざめていく。
「どうしたんだっ?」
今までに見たことのないイズミの動揺振りに、タクヤは慌ててイズミとこちらに向かってきている人物とを交互に見る。そして気が付いた。
「えっ?……」
段々はっきりと見えてくるその顔に、タクヤは『まさか』といった表情を浮かべる。
長い黒髪を靡かせ、細い銀色の剣を右手に持ち、衣服には血のような赤黒いものがべっとりとついている。
そして感情のない、まるで仮面のような表情をしたその顔は――。
「ユキノさんっ!」
そして落ちる瞬間、剣を振り下ろし、アンドロイドの首の付け根を狙う。
タクヤの足が地面に着いた瞬間、すぐ後ろでドォーンッといった大きな音と共にバイクが倒れ、アンドロイドの首がごろりと転がった。
「よっしゃっ! まずは1回っ!」
右手に魔剣を持ち、左手でガッツポーズを作る。しかし――。
「待て」
イズミが真剣な顔で周りを見つめている。何かあったのだろうか?
不思議そうに首を傾げながらイズミを振り返る。
「何? 作戦変更?」
「そうじゃない。周りを見てみろ」
するとイズミは真剣な顔のまま顎で周りを見るよう促した。
「えっ?」
言われた通り周りを見てみると、エンジンの音は鳴っているが、他のアンドロイドもバイクごと止まっていたのだ。電池が切れたおもちゃのように、そのままの状態でピクリとも動かない。
一体どういうことなのか。戦いに夢中になっていて気が付かなかった。
「どうなってんの?」
呆然として思わず魔剣をごとりと地面に下ろしてしまった。
「知るか」
「もしかして、電池が切れたとか……」
「阿呆。だったらあのバイクはどう説明するんだよ」
真剣な顔で考え込んでいるタクヤを、イズミは呆れた顔で眺めた。
「そっか……うーん、でも……うーん」
確かに、と納得した顔をしつつも、再びぶつぶつと独り言を呟きながら考え込む。
そしてふと思いつく。
「じゃあさ、誰かがこいつら操ってて、そいつがこいつら止めたとか!」
人差し指を立てながら、『どうだ』と言わんばかりにイズミをじっと見つめる。
「……遠隔操作か。有り得るかもな……」
顎に手を当てながらイズミがぼそりと呟く。しかし、もし遠隔操作だとしたら一体誰が。再び考え込む。
「なぁ。前に俺たちを襲った人形と、何か関係あんのかな?」
じっと考え込んでいるイズミを見つめながらタクヤが問い掛けた。
「……分からない。ただ、こいつらも人形と言っていいわけだから、何かあるかもな」
イズミは難しい顔をしながら答える。
「そっか……。でもさ、なんで俺たちが狙われなきゃなんないわけ? だってさ、イズミ言ってたじゃん。『今の自分は正体がバレてないはずだ』って」
「まぁな。でも、最近は俺のこと話したりしてるから、絶対にバレてないとは言い切れないな」
「……それって、もしかして、俺のせい?」
淡々と話しているイズミの言葉を聞いて、タクヤは青ざめながらおずおずと尋ねる。
「それはハッキリ言い切れるな」
「うわぁっ!! ごめんなさいっ!」
ちらりとイズミが冷めた目で見ると、タクヤは慌てて手を合わせながら謝った。
「……ったく。お前に会ってから、ろくなことがねぇな」
ふぅっと深く溜め息をつくと、イズミは嫌味をたっぷりと含んだ口調で話し、タクヤを睨み付ける。怒っている訳ではなさそうだが、何も返す言葉がなかった。
「うっ…………」
そして俯きそのまま黙り込む。
「まぁ、今更うだうだ言ってもしょうがねぇ。お前の同行を許可した自分の責任でもあるわけだ」
軽く溜め息をつき、イズミが淡々と話す。
しかし、タクヤは自分のせいでイズミを危険な目に遭わせることになったことが許せなかった。たとえイズミが許してくれたとしても。
そしてタクヤは唇を強く噛み締め顔を上げる。
「いやっ、違うっ! 俺のせいだ……。俺が勝手にイズミについてきたんだし、俺がベラベラと話しちゃったから……。でもっ、俺はイズミのことすっげぇ好きだし、信じてるから、他の人にも分かって欲しかった。そんな……ずっと隠していくなんて、おかしいって思ったからっ」
必死になって話す。自分が許せないし、イズミにもちゃんと怒ってほしい。それでもやはり、イズミを信じたいし隠したくはなかった。
じっと真剣な表情で見つめる。
そんなタクヤを見てイズミはスッとタクヤから目を逸らす。
「別に、もういい……。いつまでも隠してたってしょうがねぇし、それにどうせ……」
そして話の途中でハッとすると、言い掛けたまま黙り込んでしまった。
「えっ? 何?」
黙り込んでしまったイズミをタクヤが心配そうに覗き込む。
「なんでもない」
しかし顔を背け、イズミは無表情に答える。
心配そうな顔のままタクヤはじっとイズミを見つめる。そして問い掛けたのだった。
「なぁ。イズミはなんの目的で旅をしてるんだ?」
今までずっと気になり知りたかった言葉。
「…………」
しかし、イズミは横を向いて黙ったまま口を開こうとはしなかった。
「……話したくないならいいけど。俺、いっつもイズミに助けてもらってばっかだから、俺に何かできることがあればって思ってさ」
もちろんイズミの『旅の目的』は知りたい。しかし、今はただイズミの役に立ちたい、それだけであった。
「……別にいい。お前は自分のことだけ考えてろ。俺のことは気にしなくていい」
「でもっ」
「気にするな」
「…………」
自分を拒否されたようでタクヤは辛くて泣きそうになっていた。しかし、どうすればいいのかが分からない。
「イズミ……あのさ、俺っ――」
なんとかしてイズミに分かってもらいたい、そう思ってもう一度口を開いた時だった。
今までピクリとも動かなかったアンドロイドが動き出し、ふたりはハッとして周りを見回した。
しかし、アンドロイドはふたりに攻撃してくることなく、転がっている2体のアンドロイドを掴み、そのまま町の方へとバイクを走らせた。
「えっ? どうなってんの?」
去って行くアンドロイドをタクヤは唖然としながら眺める。
しかし、その横でイズミは複雑な表情を浮かべ、じっと町の方を見つめていた。
「イズミ?」
ふとイズミの様子に気が付いたタクヤが不思議そうに見つめる。
「っ!」
その時、突然イズミが何かに気付き、ハッとした表情をした。
「何? どうしたんだ?」
タクヤはイズミと町とを交互に見ながら何があったのかと慌て始めた。アンドロイドが戻ってくる様子はない。今度は一体何があるというのか。
「誰か来る……」
「え?」
ぼそりと答えたイズミの言葉で、タクヤは町の方をじっと目を凝らし見つめる。
まだ遠いが、確かに町の方から誰かが歩いてくるのが見えた。
「人が?」
訝しげな表情でその人物をじっと見つめる。
たった今、アンドロイドが去ったばかりの方角から人が来るというのはおかしい。只の人間とは考えにくかった。先程見た時は人の気配は一切なかったはずだ。そして今も、人の気配を感じることはできない……。
「あれも、人形?」
「分からない……。でも、血の臭いがする……」
不思議そうな顔で眺めているタクヤの横で、イズミは険しい表情でこちらへ向かってくる人物をじっと見ながらぼそりと答えた。
「イズミのが野生的じゃん」
「ちょっと黙れっ」
なんとなくふざけて話した言葉に、すぐにきつい口調で怒鳴られてしまった。イズミのいつになく厳しい口調に、タクヤは口を尖らせながらもしゅんと落ち込む。
「様子がおかしい」
「えっ?」
俯き落ち込んでいると、イズミがぼそりと話す。
その声でタクヤは顔を上げ、もう一度こちらへ来る人物をじっと見つめた。
まだ遠くてはっきりとは分からないが、何か剣のようなものを右手に持ち、ゆらゆらと横に揺れるようにしてこちらへと歩いてくる。
「女の子?」
じっと見つめていたタクヤがぼそりと呟いた。
「……何か、嫌な感じがするな」
イズミは眉間に皺を寄せながら、真剣な表情で話す。
「何が?」
きょとんとした顔でイズミを見る。
「よく分からないが、人のような気はする……。ただ、生きてる感じがしない。それにあのマイナス的なエネルギー……」
「エネルギー?」
「怒り、憎しみ、悲しみ……。そういった負の感情の塊みたいな」
「う~ん……。生きてないけど、感情はある。……幽霊とか?」
腕を組み考え込むが、タクヤは思いついた自分の考えにゾッとする。
「……なんだお前、勇者のくせに幽霊が怖いのか?」
青ざめた顔をしているタクヤを見て、イズミが呆れた顔で見上げる。
「そ、そんなことないよっ。べ、別に怖くなんかないっ」
タクヤは慌てて反論するが、どこかぎこちなく目が泳いでいた。
「嘘つくな。バレバレなんだよ……っ!」
イズミは相変わらず呆れた顔でタクヤを見上げていたが、急にハッとした顔で再びこちらへ向かってくる人物を見た。何かに気が付いたようだ。
「どうかしたのか?」
タクヤが心配そうに覗き込む。
「……あれは……」
驚いたような表情のイズミの顔が段々青ざめていく。
「どうしたんだっ?」
今までに見たことのないイズミの動揺振りに、タクヤは慌ててイズミとこちらに向かってきている人物とを交互に見る。そして気が付いた。
「えっ?……」
段々はっきりと見えてくるその顔に、タクヤは『まさか』といった表情を浮かべる。
長い黒髪を靡かせ、細い銀色の剣を右手に持ち、衣服には血のような赤黒いものがべっとりとついている。
そして感情のない、まるで仮面のような表情をしたその顔は――。
「ユキノさんっ!」
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