16 / 198
第4章『タクヤの目的』
4話※閲覧注意
しおりを挟む
2人は部屋へ戻ると、タクヤは椅子に、イズミはベッドにそれぞれ腰掛ける。
「あのさ、俺、やっぱ話しておこうと思ってさ。イズミは必要ないって言うけど、ずっと一緒に旅すんのに何も知らないなんておかしいじゃん。だからさ、俺のこと、ちゃんと話そうと思って」
最初に口を開いたのはタクヤだった。イズミは無表情に黙っている。
タクヤは深く息を吐くと、イズミの反応を待つことなく話し始めた。
「……俺さ、生まれたのはここよりずっとずっと東の方にある小さい村でさ。今日会ったあの女の子、ルカっていうんだけど。あの子の村みたいにすっごく小さくって、住んでる人も少なかったから、同じように術者がいなくて。でも、あの子んとこと同じで目立ってなかったのか、魔物も全然現れたりしてなかったんだよね。でもやっぱ、大人達はいっつもびくびくしてて。俺はガキだったからそんなこと全然気にしてなくて。俺の村も自然がいっぱいあったから、木に登って虫取ったり、川行って魚取ったりしててさ」
「野生児……」
「誰が野生児だっ!」
今まで黙って聞いていたイズミがぼそりと言うのを、タクヤは顔を真っ赤にして怒りながらもそのまま話し続けた。
「……ったく、茶々入れんなよな。……それで、俺が10歳の時、俺は1人で隣の町まで遊びに行ったんだけど。ちょうどその少し前に川で遊んでた時に、俺と同じくらいのやつが遊びに来ててさ。そん時に友達になって、今度は自分の町まで遊びに来いって言われてて。それで俺だけ隣の町に遊びに行ってたんだ。朝から行って、夕方前には帰ろうと思ってて。……俺さ、幼馴染みの女の子がいたんだ。町に遊びに行く前の日に、その子に花で作った指輪をあげたんだ。彼女、すっげぇ嬉しそうにしてて。でもやっぱり、ちゃんとした指輪をあげたくて、町でおもちゃの指輪を買ってきたんだ。彼女にすぐ渡したくて、どんな顔するだろうって、すっげぇわくわくしながら村まで走って帰った」
昔を思い出しながら、少しだけ穏やかな表情で話すタクヤを、イズミは複雑な表情で見つめていた。
「村に着いたのは夕方より少し前、まだ明るい時間だった。村の前に川があって、橋を渡ってちょっと歩くと俺の村なんだけど。橋を渡る前、何か変な臭いがしてきて。今まで嗅いだことのないような……何とも言えない、鼻につくような臭い。ちょうど、あの村で嗅いだような……」
そこまで聞いて、イズミの脳裏を嫌な光景がよぎっていた。
「なんだろうって思いながら橋渡ってたら、急に背筋がゾクッとして。なんか家に帰るのが怖かった。それがなんなのか分からなかった。でも、歩いてるうちに臭いとその悪寒がだんだん強くなっていって。……村が見えてきたんだけど、もうそこは俺が住んでた村なんかじゃなかった。家とか全部、無茶苦茶に壊されてて、木も全部折れたり裂けたりしてて。地面とか家の残骸とかにすっごい血が飛び散ってて。赤っていうよりどす黒い感じ。あの村と同じだった……。人はみんな……もう形もなくって……。手首とか足とか、顔が半分だけあったりとか……。その中に俺の友達とか近所のおばちゃんの顔とかもあって……」
タクヤは当時を思い出しながら苦しそうに話し続けている。
「倒れそうになりながらも、父さんと母さんのこと呼びながら家があった方に走ってった。俺の家も当然壊されてて。家の前まで行ったら、そこに見覚えのある花が落ちてた。小さい指と一緒に……。絶叫して、夢中で走ってた。でも、途中で何かに足が引っ掛かって転んだんだ。振り返って足元を見たら、父さんの頭だった……」
そこまで話すと、タクヤは自分の体を両手で抱き締めるようにして俯いてしまった。体が小刻みに震えている。
イズミも黙って見ているだけで、声を掛けようとはしなかった。
あの村でタクヤの様子がおかしかった時、なんとなく想像はついていたのだが、これで漸くはっきりと理解できた。
「……その後、どうしてたのか記憶がないんだけど、気が付いたら夜になってた……。なぁイズミ、おかしいと思わないか?」
再び話し始めたかと思うと、突然イズミに質問を投げかけた。
「…………どういうことなんだ? お前の村は魔物に襲われたんじゃないのか?」
イズミは暫く考え、そして、タクヤの言わんとすることを悟った。
「そうなんだ。おかしいだろ? 魔物は普通、昼間には現れないのに、村を襲った魔物が現れたのは朝から俺が村に戻る前、まだ明るい時間だったんだ。……そういや、あの村の魔物もそうだったよな。あ、でも、あれはルカが操ってたからか。だいたい、魔物は何で夜しか現れないんだ?」
タクヤは独り言のように話す。
「まぁいいや。それで――」
イズミの返事を待つことなく、再び話を始めた。
「それで、夜になって、もしかしたらまた魔物が襲ってくるかもって思ったけど、俺にはどうすることもできなくて。そこから逃げることもできなくて、ずっと座り込んでた。ぼーっと月を眺めてたら、急に誰かに覗き込まれた。……若い男の人で、風体を見てすぐに『勇者』だって思った。」
そこまで話すと再び深く息を吐く。一気に話したせいで少し疲れたようだった。
自分から話すと言ったものの、昔を思い出して精神的にも疲れたのだ。
イズミを見ると、その表情からは何の感情も読み取ることはできなかった。
自分の話を聞いて何を思っているのか……そんなことを考えた。
「ちょっと何か飲み物買ってくるよ。確か1階に自販機があったはずだから。イズミも何か飲む?」
椅子から立ち上がり、イズミを見る。
「……コーヒー。ホットでな」
相変わらず表情を変えずに一言だけ答える。
「分かった。ちょっと待ってて」
タクヤはそう言うと勢いよく部屋を出て行った。
部屋に残されたイズミは、タクヤが出て行ったのを確認すると漸く息を吐き出す。体の中の空気が全て出てしまったかと思うくらいに深く――。
タクヤの話を聞いている間、イズミも息を詰まらせていたのだ。
黙って聞きながら色々なことを考え、そして思い出していた。
出会った時から、真っ直ぐな瞳で何の迷いもないようなタクヤだったが、タクヤも胸を抉られるような過去を持っていたのだ。
しかし、自分とは逆の立場である。
タクヤはそのことを本当に何とも思っていないのか。
自分の村が襲われ、大事な人達が殺されて。
直接タクヤの村には関係していないとは言っても、遠い昔に理由があったにせよ、自分は取り返しのつかないことをしているのだ。
普通なら忌み嫌われても当然だというのに――。
(……それなのにアイツは俺を好きだと言う。なぜだ……)
イズミにはタクヤの気持ちが理解できないでいた。
こんな自分を好きだと言ってくるタクヤの気持ちが。
心の中で何かモヤモヤとしていたのだが、イズミは首を振り、そのことを打ち消そうとしていた。気付くわけにはいかなかったのだ。
雨の降る音が聞こえてきた。
先程まで月が出ていたのに、まるで空が代わりに泣き出したかのようだった。
「あのさ、俺、やっぱ話しておこうと思ってさ。イズミは必要ないって言うけど、ずっと一緒に旅すんのに何も知らないなんておかしいじゃん。だからさ、俺のこと、ちゃんと話そうと思って」
最初に口を開いたのはタクヤだった。イズミは無表情に黙っている。
タクヤは深く息を吐くと、イズミの反応を待つことなく話し始めた。
「……俺さ、生まれたのはここよりずっとずっと東の方にある小さい村でさ。今日会ったあの女の子、ルカっていうんだけど。あの子の村みたいにすっごく小さくって、住んでる人も少なかったから、同じように術者がいなくて。でも、あの子んとこと同じで目立ってなかったのか、魔物も全然現れたりしてなかったんだよね。でもやっぱ、大人達はいっつもびくびくしてて。俺はガキだったからそんなこと全然気にしてなくて。俺の村も自然がいっぱいあったから、木に登って虫取ったり、川行って魚取ったりしててさ」
「野生児……」
「誰が野生児だっ!」
今まで黙って聞いていたイズミがぼそりと言うのを、タクヤは顔を真っ赤にして怒りながらもそのまま話し続けた。
「……ったく、茶々入れんなよな。……それで、俺が10歳の時、俺は1人で隣の町まで遊びに行ったんだけど。ちょうどその少し前に川で遊んでた時に、俺と同じくらいのやつが遊びに来ててさ。そん時に友達になって、今度は自分の町まで遊びに来いって言われてて。それで俺だけ隣の町に遊びに行ってたんだ。朝から行って、夕方前には帰ろうと思ってて。……俺さ、幼馴染みの女の子がいたんだ。町に遊びに行く前の日に、その子に花で作った指輪をあげたんだ。彼女、すっげぇ嬉しそうにしてて。でもやっぱり、ちゃんとした指輪をあげたくて、町でおもちゃの指輪を買ってきたんだ。彼女にすぐ渡したくて、どんな顔するだろうって、すっげぇわくわくしながら村まで走って帰った」
昔を思い出しながら、少しだけ穏やかな表情で話すタクヤを、イズミは複雑な表情で見つめていた。
「村に着いたのは夕方より少し前、まだ明るい時間だった。村の前に川があって、橋を渡ってちょっと歩くと俺の村なんだけど。橋を渡る前、何か変な臭いがしてきて。今まで嗅いだことのないような……何とも言えない、鼻につくような臭い。ちょうど、あの村で嗅いだような……」
そこまで聞いて、イズミの脳裏を嫌な光景がよぎっていた。
「なんだろうって思いながら橋渡ってたら、急に背筋がゾクッとして。なんか家に帰るのが怖かった。それがなんなのか分からなかった。でも、歩いてるうちに臭いとその悪寒がだんだん強くなっていって。……村が見えてきたんだけど、もうそこは俺が住んでた村なんかじゃなかった。家とか全部、無茶苦茶に壊されてて、木も全部折れたり裂けたりしてて。地面とか家の残骸とかにすっごい血が飛び散ってて。赤っていうよりどす黒い感じ。あの村と同じだった……。人はみんな……もう形もなくって……。手首とか足とか、顔が半分だけあったりとか……。その中に俺の友達とか近所のおばちゃんの顔とかもあって……」
タクヤは当時を思い出しながら苦しそうに話し続けている。
「倒れそうになりながらも、父さんと母さんのこと呼びながら家があった方に走ってった。俺の家も当然壊されてて。家の前まで行ったら、そこに見覚えのある花が落ちてた。小さい指と一緒に……。絶叫して、夢中で走ってた。でも、途中で何かに足が引っ掛かって転んだんだ。振り返って足元を見たら、父さんの頭だった……」
そこまで話すと、タクヤは自分の体を両手で抱き締めるようにして俯いてしまった。体が小刻みに震えている。
イズミも黙って見ているだけで、声を掛けようとはしなかった。
あの村でタクヤの様子がおかしかった時、なんとなく想像はついていたのだが、これで漸くはっきりと理解できた。
「……その後、どうしてたのか記憶がないんだけど、気が付いたら夜になってた……。なぁイズミ、おかしいと思わないか?」
再び話し始めたかと思うと、突然イズミに質問を投げかけた。
「…………どういうことなんだ? お前の村は魔物に襲われたんじゃないのか?」
イズミは暫く考え、そして、タクヤの言わんとすることを悟った。
「そうなんだ。おかしいだろ? 魔物は普通、昼間には現れないのに、村を襲った魔物が現れたのは朝から俺が村に戻る前、まだ明るい時間だったんだ。……そういや、あの村の魔物もそうだったよな。あ、でも、あれはルカが操ってたからか。だいたい、魔物は何で夜しか現れないんだ?」
タクヤは独り言のように話す。
「まぁいいや。それで――」
イズミの返事を待つことなく、再び話を始めた。
「それで、夜になって、もしかしたらまた魔物が襲ってくるかもって思ったけど、俺にはどうすることもできなくて。そこから逃げることもできなくて、ずっと座り込んでた。ぼーっと月を眺めてたら、急に誰かに覗き込まれた。……若い男の人で、風体を見てすぐに『勇者』だって思った。」
そこまで話すと再び深く息を吐く。一気に話したせいで少し疲れたようだった。
自分から話すと言ったものの、昔を思い出して精神的にも疲れたのだ。
イズミを見ると、その表情からは何の感情も読み取ることはできなかった。
自分の話を聞いて何を思っているのか……そんなことを考えた。
「ちょっと何か飲み物買ってくるよ。確か1階に自販機があったはずだから。イズミも何か飲む?」
椅子から立ち上がり、イズミを見る。
「……コーヒー。ホットでな」
相変わらず表情を変えずに一言だけ答える。
「分かった。ちょっと待ってて」
タクヤはそう言うと勢いよく部屋を出て行った。
部屋に残されたイズミは、タクヤが出て行ったのを確認すると漸く息を吐き出す。体の中の空気が全て出てしまったかと思うくらいに深く――。
タクヤの話を聞いている間、イズミも息を詰まらせていたのだ。
黙って聞きながら色々なことを考え、そして思い出していた。
出会った時から、真っ直ぐな瞳で何の迷いもないようなタクヤだったが、タクヤも胸を抉られるような過去を持っていたのだ。
しかし、自分とは逆の立場である。
タクヤはそのことを本当に何とも思っていないのか。
自分の村が襲われ、大事な人達が殺されて。
直接タクヤの村には関係していないとは言っても、遠い昔に理由があったにせよ、自分は取り返しのつかないことをしているのだ。
普通なら忌み嫌われても当然だというのに――。
(……それなのにアイツは俺を好きだと言う。なぜだ……)
イズミにはタクヤの気持ちが理解できないでいた。
こんな自分を好きだと言ってくるタクヤの気持ちが。
心の中で何かモヤモヤとしていたのだが、イズミは首を振り、そのことを打ち消そうとしていた。気付くわけにはいかなかったのだ。
雨の降る音が聞こえてきた。
先程まで月が出ていたのに、まるで空が代わりに泣き出したかのようだった。
0
お気に入りに追加
42
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!
マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。
今後ともよろしくお願いいたします!
トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕!
タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。
男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】
そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】
アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です!
コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】
*****************************
***毎日更新しています。よろしくお願いいたします。***
*****************************
マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。
見てください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名ほわほわ
ファンタジー
VRMMORPGが普及した世界。
念のため申し上げますが戦闘も生産もあります。
戦闘は生々しい表現も含みます。
のんびりする時もあるし、えぐい戦闘もあります。
また一話一話が3000文字ぐらいの日記帳ぐらいの分量であり
一人の冒険者の一日の活動記録を覗く、ぐらいの感覚が
お好みではない場合は読まれないほうがよろしいと思われます。
また、このお話の舞台となっているVRMMOはクリアする事や
無双する事が目的ではなく、冒険し生きていくもう1つの人生が
テーマとなっているVRMMOですので、極端に戦闘続きという
事もございません。
また、転生物やデスゲームなどに変化することもございませんので、そのようなお話がお好みの方は読まれないほうが良いと思われます。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる