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第6話※R18
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「え?」
一瞬何を言われたのか理解できず、首を傾げながら問い返す。
「…………」
しかし、優希の問いに答えることなく、海斗は持っていた鍵で目の前の部屋の鍵を開ける。そして、優希の手を握っていた手に力を入れるとドアを開け、そのまま部屋の中へと入る。
「えっ? ちょ、ちょっと海斗?」
まだ海斗の行動の意味が分からない。何をしようとしているのか。なぜ、わざわざ別の部屋に入るのか。
海斗の意図が分からない優希はただ呆然とそのまま手を引かれ、部屋の中へと入った。そして海斗がドアを閉める。
「っ!?……んんっ……」
次の瞬間、優希はドアに背中を押し付けられ、海斗の唇で口を塞がれていた。
「んっ……ふっ……」
抵抗しようにも、右手は海斗の手で握られ、左肩をもう片方の手で力強く掴まれ、ドアにぐっと押さえ付けられている。
優希は自分の左手で海斗の浴衣を必死に掴んでいた。
口の中を舌で掻き回されるように撫でられている。段々意識がおかしくなってしまいそうだった。その甘い感覚に頭も体も蕩けてしまいそうになる。
「……ん。い、いやっ……」
一瞬、唇が離れかかった時、優希は鼻にかかったような声を発する。
必死に海斗の胸の辺りをぐいっと押す。しかし、力が入らない。
「優希……好きだよ……」
耳元で低く囁く海斗の声に再び体がずくんと痺れる。
そして再び深く口づけされる。
口腔内に侵入してくる舌先。絡まる舌といやらしく響く唾液の音に、脳内が犯されているようだった。
立っていられない程に足と腰に力が入らない。
繋がれた手を更に強く握られ、もう片方の手で腰を支えられる。倒れてしまいそうな程の甘く激しい口づけ――。
「は……ぁ……」
やっと開放された優希は蕩けるような表情で涙を流していた。
濡れた唇を拭うことなく、ぼんやりと海斗を見上げる。そして、完全に力が抜けてしまった体は、ずるずると崩れるようにして床に座り込んでしまった。
「優希」
ぼそりと名前を呼ぶと、海斗は真剣な表情のまま、じっと優希を見下ろす。そして、ふっと笑みを浮かべると、座り込んでいる優希を器用に抱き上げた。
「っ!!」
ぼんやりとしていた優希の頭がハッと正気に戻る。慌てて海斗を見上げる。
「か、海斗っ」
しかし、真っ赤な顔で声を上げる優希を気にすることなく、海斗はそのまま襖の向こうへと進む。
優希の視界に入ってきたのは先程の部屋よりもう少し狭い室内。そして、窓の外に見える綺麗な満月と小さな露天風呂。
「えっ?」
なぜ、部屋の中に露天風呂があるのかと優希は驚きの声を上げる。
しかし次の瞬間、ふわりと体を下ろされる。柔らかい何かの上に仰向けの格好で。
「え?」
もう1つ疑問が生まれた瞬間に、仰向けになっている優希の上から海斗が名前を呼んだ。
「優希」
呼ばれて海斗を見上げると、再びキスをされる。
そして重なる体。浴衣越しに熱を感じる。
優希の上に覆いかぶさるように自分も横になった海斗は、できるだけ体重を掛けないようにしてくれている。
「んっ」
今度は軽いキス。しかし、何度も繰り返される。何かを確かめるかのように何度も唇を当てられる。優しく髪を撫でられ、優希は再び頭の中が真っ白になっていく。
「んっ、やっ……海斗」
必死に意識を保ちながら、手で海斗の頭を押し退けようとするが、全く効かない。
それどころか、海斗の執拗な口づけは唇から首、胸元へと移っていく。
優しく愛撫されている。
「ちょっ、海斗っ。待って!」
何をしようとしているのか理解した優希は必死に海斗を止めようと、手で押し退けるようにぐいぐいと押す。
「ダメ、待たない」
優希の必死の抵抗を全く気にすることなく、海斗は優希の浴衣を脱がし始める。帯を緩めることなく、前を開き、右肩、そして左肩をするりと外に出す。
「ちょっ! ダメだったら!」
更に真っ赤な顔で嫌がる優希を無視して、海斗は顕になった優希の上半身を辿るように口づける。そして、細い腰にそっと右手で触れる。
「優希、可愛い……」
ぼそりとそう言って、硬くなった優希の胸の突起をぺろりと舐める。
「っ!!」
ぞくりと体が震える。優希は今にも湯気が出そうな程に熱くなった顔を両手で覆う。もう、恥ずかしさで何も考えられない。
しかし、そんな優希に更に追い討ちをかけるかのように、海斗は人差し指で転がすように片方の乳首に触れ、そしてもう片方を軽く噛んだ。
「っ!! 痛っ……」
びくんと優希の体が跳ねる。涙目になりながら指で海斗の髪を絡ませるようにして触る。噛んだ方の乳首を今度は優しく口に含みそして舌先で舐めている。優希は思わず声を上げそうになりながら両手で口を押え必死に堪える。
そして、海斗の手が浴衣の隙間からそっと優希の太腿に触れる。
「っ!?」
慌てて海斗のそれ以上の侵入を防ぐように、優希は海斗の手を掴んだ。
「ダメだってっ!」
真っ赤な顔で必死に海斗の手を掴むが、反対の手で海斗が優希の帯を解き始めた。そして、するりと下着に手を掛け、それを下ろし、優希に掴まれている方の手は、何の効果もないかのように優希の手ごと移動させる。顕になった優希のそこへと――。
☆☆☆
その頃、猫3匹とアリスは大浴場の露天風呂でのんびりと過ごしていた。
時間的にちょうど良かったのか、他の客はいないようだった。貸切状態である。
「気持ちいー」
アリスは湯船に浸かりながら大きく伸びをする。その横ではしえるが顔を赤らめながら俯いていた。
「ん? しえる、どうかした?」
しえるの様子に気が付いたアリスは覗き込むようにしてしえるを見る。
「……僕は、あんまりこういうとこは好きじゃない」
「なんで?」
「……色んな人が、来るし……」
「あぁ、しえるは人見知りするもんね。大丈夫だよ、僕もえりすもゆーきもいるし」
「そうじゃなくてっ」
「え?」
珍しくしえるが声を上げ、アリスはきょとんと大きな目を更に大きくさせた。
しえるは再び俯き、先程よりも赤い顔でぼそりと呟くようにして続けた。
「そ、そうじゃなくて……。だって、色んな人に、アリス……を見られる……から」
「…………」
アリスは驚いたような顔で、真っ赤になって俯くしえるをじっと見つめた。
そして顔を傾けると、俯くしえるの唇にそっと自分の唇を重ねた。
びくんとしえるが驚いて顔を上げた。
そんなしえるを見つめながら、アリスはにっこりと微笑みながらしえるに告げたのだった。
「心配しなくても、僕はしえるだけのものだよ」
「っ!!」
今までになく真っ赤になって固まってしまっているしえるの横で、眉間に皺を寄せながら湯船に浸かって固まっているえりす。
「どうしたの? えりすん。熱いの?」
「違う」
不思議そうにえりすを覗き込むゆーきにぴしゃりと言い返す。
「気持ちいいのに、なんで怒ってるの?」
「気持ちよくなんかない。俺はお風呂嫌い。水嫌い」
「えー、お風呂はお水じゃないよー? 温かくって気持ちいいじゃん」
「もう上がるっ」
「ダメー! オレ、えりすんと一緒にいたいー」
立ち上がろうとしたえりすにギョッとしたゆーきは、止めようと慌ててえりすに抱きついた。バシャンと水飛沫がえりすの顔に掛かる。
「ちょっとっ! ゆーきっ」
「えりすんっ」
赤い顔で声を上げるえりすを気にすることなく、ゆーきはえりすの頬にすりすりと頬擦りする。
「やめろってばっ」
「やだっ! えりすんとくっついてたい」
そう言って、ゆーきはそのままえりすに跨るようにしてぎゅっと抱きつく。そしてえりすの首元に自身の顔を埋める。
「ちょっ、ゆーきっ。ここお風呂だってばっ」
「えりすん……」
「っ!!」
真っ赤になっているえりすの首にそっと唇を当てるゆーき。チュッと軽く音をさせ、首から頬、耳と唇を移動させる。
「やっ……」
「コラッ。そこの2匹。こんなとこで盛らないの」
涙目で更に顔を赤らめていたえりすが声を発した瞬間、アリスが2匹に厳しい表情で言い聞かせてきた。自分のことはすっかり棚に上げて。
☆☆☆
同じ頃、別館の別の部屋で、どこか外国の血を感じさせるような銀髪の青年と、中学生くらいの少年が、同じように浴衣に着替えようとしていたのだった。
「ル、ルイ……。お、俺は自分で着るから」
「ダメですよ。キミの着付けは私がしますから。素直に脱がされなさい」
「い、意味分かんないしっ。だいたい、ルイは着付けとかできるのっ?」
にっこりと微笑む青年に、少年は赤い顔になりながらも必死で反論する。
「大丈夫。なんとかなりますから」
「絶対イヤだっ」
有無を言わさぬ笑顔に少年は必死に抵抗する。彼にとっては無駄な抵抗を――。
一瞬何を言われたのか理解できず、首を傾げながら問い返す。
「…………」
しかし、優希の問いに答えることなく、海斗は持っていた鍵で目の前の部屋の鍵を開ける。そして、優希の手を握っていた手に力を入れるとドアを開け、そのまま部屋の中へと入る。
「えっ? ちょ、ちょっと海斗?」
まだ海斗の行動の意味が分からない。何をしようとしているのか。なぜ、わざわざ別の部屋に入るのか。
海斗の意図が分からない優希はただ呆然とそのまま手を引かれ、部屋の中へと入った。そして海斗がドアを閉める。
「っ!?……んんっ……」
次の瞬間、優希はドアに背中を押し付けられ、海斗の唇で口を塞がれていた。
「んっ……ふっ……」
抵抗しようにも、右手は海斗の手で握られ、左肩をもう片方の手で力強く掴まれ、ドアにぐっと押さえ付けられている。
優希は自分の左手で海斗の浴衣を必死に掴んでいた。
口の中を舌で掻き回されるように撫でられている。段々意識がおかしくなってしまいそうだった。その甘い感覚に頭も体も蕩けてしまいそうになる。
「……ん。い、いやっ……」
一瞬、唇が離れかかった時、優希は鼻にかかったような声を発する。
必死に海斗の胸の辺りをぐいっと押す。しかし、力が入らない。
「優希……好きだよ……」
耳元で低く囁く海斗の声に再び体がずくんと痺れる。
そして再び深く口づけされる。
口腔内に侵入してくる舌先。絡まる舌といやらしく響く唾液の音に、脳内が犯されているようだった。
立っていられない程に足と腰に力が入らない。
繋がれた手を更に強く握られ、もう片方の手で腰を支えられる。倒れてしまいそうな程の甘く激しい口づけ――。
「は……ぁ……」
やっと開放された優希は蕩けるような表情で涙を流していた。
濡れた唇を拭うことなく、ぼんやりと海斗を見上げる。そして、完全に力が抜けてしまった体は、ずるずると崩れるようにして床に座り込んでしまった。
「優希」
ぼそりと名前を呼ぶと、海斗は真剣な表情のまま、じっと優希を見下ろす。そして、ふっと笑みを浮かべると、座り込んでいる優希を器用に抱き上げた。
「っ!!」
ぼんやりとしていた優希の頭がハッと正気に戻る。慌てて海斗を見上げる。
「か、海斗っ」
しかし、真っ赤な顔で声を上げる優希を気にすることなく、海斗はそのまま襖の向こうへと進む。
優希の視界に入ってきたのは先程の部屋よりもう少し狭い室内。そして、窓の外に見える綺麗な満月と小さな露天風呂。
「えっ?」
なぜ、部屋の中に露天風呂があるのかと優希は驚きの声を上げる。
しかし次の瞬間、ふわりと体を下ろされる。柔らかい何かの上に仰向けの格好で。
「え?」
もう1つ疑問が生まれた瞬間に、仰向けになっている優希の上から海斗が名前を呼んだ。
「優希」
呼ばれて海斗を見上げると、再びキスをされる。
そして重なる体。浴衣越しに熱を感じる。
優希の上に覆いかぶさるように自分も横になった海斗は、できるだけ体重を掛けないようにしてくれている。
「んっ」
今度は軽いキス。しかし、何度も繰り返される。何かを確かめるかのように何度も唇を当てられる。優しく髪を撫でられ、優希は再び頭の中が真っ白になっていく。
「んっ、やっ……海斗」
必死に意識を保ちながら、手で海斗の頭を押し退けようとするが、全く効かない。
それどころか、海斗の執拗な口づけは唇から首、胸元へと移っていく。
優しく愛撫されている。
「ちょっ、海斗っ。待って!」
何をしようとしているのか理解した優希は必死に海斗を止めようと、手で押し退けるようにぐいぐいと押す。
「ダメ、待たない」
優希の必死の抵抗を全く気にすることなく、海斗は優希の浴衣を脱がし始める。帯を緩めることなく、前を開き、右肩、そして左肩をするりと外に出す。
「ちょっ! ダメだったら!」
更に真っ赤な顔で嫌がる優希を無視して、海斗は顕になった優希の上半身を辿るように口づける。そして、細い腰にそっと右手で触れる。
「優希、可愛い……」
ぼそりとそう言って、硬くなった優希の胸の突起をぺろりと舐める。
「っ!!」
ぞくりと体が震える。優希は今にも湯気が出そうな程に熱くなった顔を両手で覆う。もう、恥ずかしさで何も考えられない。
しかし、そんな優希に更に追い討ちをかけるかのように、海斗は人差し指で転がすように片方の乳首に触れ、そしてもう片方を軽く噛んだ。
「っ!! 痛っ……」
びくんと優希の体が跳ねる。涙目になりながら指で海斗の髪を絡ませるようにして触る。噛んだ方の乳首を今度は優しく口に含みそして舌先で舐めている。優希は思わず声を上げそうになりながら両手で口を押え必死に堪える。
そして、海斗の手が浴衣の隙間からそっと優希の太腿に触れる。
「っ!?」
慌てて海斗のそれ以上の侵入を防ぐように、優希は海斗の手を掴んだ。
「ダメだってっ!」
真っ赤な顔で必死に海斗の手を掴むが、反対の手で海斗が優希の帯を解き始めた。そして、するりと下着に手を掛け、それを下ろし、優希に掴まれている方の手は、何の効果もないかのように優希の手ごと移動させる。顕になった優希のそこへと――。
☆☆☆
その頃、猫3匹とアリスは大浴場の露天風呂でのんびりと過ごしていた。
時間的にちょうど良かったのか、他の客はいないようだった。貸切状態である。
「気持ちいー」
アリスは湯船に浸かりながら大きく伸びをする。その横ではしえるが顔を赤らめながら俯いていた。
「ん? しえる、どうかした?」
しえるの様子に気が付いたアリスは覗き込むようにしてしえるを見る。
「……僕は、あんまりこういうとこは好きじゃない」
「なんで?」
「……色んな人が、来るし……」
「あぁ、しえるは人見知りするもんね。大丈夫だよ、僕もえりすもゆーきもいるし」
「そうじゃなくてっ」
「え?」
珍しくしえるが声を上げ、アリスはきょとんと大きな目を更に大きくさせた。
しえるは再び俯き、先程よりも赤い顔でぼそりと呟くようにして続けた。
「そ、そうじゃなくて……。だって、色んな人に、アリス……を見られる……から」
「…………」
アリスは驚いたような顔で、真っ赤になって俯くしえるをじっと見つめた。
そして顔を傾けると、俯くしえるの唇にそっと自分の唇を重ねた。
びくんとしえるが驚いて顔を上げた。
そんなしえるを見つめながら、アリスはにっこりと微笑みながらしえるに告げたのだった。
「心配しなくても、僕はしえるだけのものだよ」
「っ!!」
今までになく真っ赤になって固まってしまっているしえるの横で、眉間に皺を寄せながら湯船に浸かって固まっているえりす。
「どうしたの? えりすん。熱いの?」
「違う」
不思議そうにえりすを覗き込むゆーきにぴしゃりと言い返す。
「気持ちいいのに、なんで怒ってるの?」
「気持ちよくなんかない。俺はお風呂嫌い。水嫌い」
「えー、お風呂はお水じゃないよー? 温かくって気持ちいいじゃん」
「もう上がるっ」
「ダメー! オレ、えりすんと一緒にいたいー」
立ち上がろうとしたえりすにギョッとしたゆーきは、止めようと慌ててえりすに抱きついた。バシャンと水飛沫がえりすの顔に掛かる。
「ちょっとっ! ゆーきっ」
「えりすんっ」
赤い顔で声を上げるえりすを気にすることなく、ゆーきはえりすの頬にすりすりと頬擦りする。
「やめろってばっ」
「やだっ! えりすんとくっついてたい」
そう言って、ゆーきはそのままえりすに跨るようにしてぎゅっと抱きつく。そしてえりすの首元に自身の顔を埋める。
「ちょっ、ゆーきっ。ここお風呂だってばっ」
「えりすん……」
「っ!!」
真っ赤になっているえりすの首にそっと唇を当てるゆーき。チュッと軽く音をさせ、首から頬、耳と唇を移動させる。
「やっ……」
「コラッ。そこの2匹。こんなとこで盛らないの」
涙目で更に顔を赤らめていたえりすが声を発した瞬間、アリスが2匹に厳しい表情で言い聞かせてきた。自分のことはすっかり棚に上げて。
☆☆☆
同じ頃、別館の別の部屋で、どこか外国の血を感じさせるような銀髪の青年と、中学生くらいの少年が、同じように浴衣に着替えようとしていたのだった。
「ル、ルイ……。お、俺は自分で着るから」
「ダメですよ。キミの着付けは私がしますから。素直に脱がされなさい」
「い、意味分かんないしっ。だいたい、ルイは着付けとかできるのっ?」
にっこりと微笑む青年に、少年は赤い顔になりながらも必死で反論する。
「大丈夫。なんとかなりますから」
「絶対イヤだっ」
有無を言わさぬ笑顔に少年は必死に抵抗する。彼にとっては無駄な抵抗を――。
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