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Lovers~晴れのち曇り、時々雨~【スピンオフ】
第20話
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女はなぜこうも飽きもせずに話し続けることができるのだろうか。
「…………」
正直、興味もない服や宝石の話など聞いていてうんざりする。
大臣の話と同じくらいつまらないなと感じながらも、イーサンは見合い相手のアメリアの話をテーブルに片肘をついて仕方なさそうに黙って聞いていた。
見合いと言いつつ、相手の親も自分の両親も挨拶を交わした途端にどこかへと行ってしまった。
会話を楽しむようにと、イーサンの家の庭園にあるテーブルにふたりだけ残されてしまったのだ。
ふたりになった後もアメリアは気にすることなく楽しそうに話をしているが、彼女の声が右から左に流れているだけのイーサンは思わず大きな欠伸が出てしまった。
(つまらん……)
手で隠すことなく大きく口を開けた後、ゆっくりと息を吐く。
「あ、あの、イーサン様は普段はどのようなことをなさっているのですか?」
頬を赤く染めながら、アメリアは自分の話をやめて突然問い掛けてきた。
(何って……)
見合い相手の仕事を知らんのか、と再び溜め息が出そうになった。
「……訓練とかだな」
面倒臭そうにぼそりと一言だけ答える。
「まぁっ! 城の聖騎士をされているとお聞きしましたけど、怪我とかなさったりしないのですか? 危なくはないのですか?」
アメリアは大きな目を更に大きくさせて声を上げた。
知っていて聞いてきたのか、とイーサンはなんとも言えない気持ちになる。
「それが仕事だからな」
昨夜、父親からは『アメリアは町で一番の美女なのだぞ』と、目を輝かせながら聞かされていた。
美しく長いさらりとした金髪に、大きなサファイアのような瞳。まるで人形のような可愛らしく美しい女性である。
しかし、町一番の美女だかなんだか知らないが、そろそろ限界だと感じていた。
女性に興味もないが、おしゃべりな人間は好きではない。というよりも苦手であった。
どうも女性はおしゃべりな人間が多いように思える。
思わず嫌そうな顔でアメリアを見てしまう。
「そうですか……。あ、あの、でも、とても危険なお仕事だと思います」
睨んだつもりはないのだが、怒っていなくても怖がられるイーサンの顔に緊張しているのか、アメリアは少しおどおどとしながら答えた。
「危険だろうが、城を守るのが俺たちの役目なんだ。まさか、俺の仕事が気に入らないのか?」
チッと舌打ちをすると、イーサンは今度はじろりとアメリアを睨み付ける。
アメリアの言葉にも態度にも段々苛ついてきていた。
「えっ! ま、まさかっ! とても大変なお仕事をされているんだなと思っただけですっ!」
びくりと体を震わせ、顔を赤くしながらアメリアが慌てる。
その様子にイーサンはふっと口元に笑みを浮かべた。
このまま向こうから断るようなことになればいいと考える。
「まぁ、将来結婚する旦那が早死にでもしたら困るもんな。どうせあんたはうちの家と、俺の子供が欲しいだけなんだろ?」
そして、にやりと笑うとアメリアを挑発する。
嫌いになればいい。軽蔑すればいい。
「なっ!?」
今まで上品な笑顔を向けていたアメリアの顔が羞恥で真っ赤になる。
「……悪いけど、俺はあんたに子種をやるつもりはない」
そう言ってイーサンはがたんと席を立ち、そのまま家の門の方へと歩いて行く。
「イーサン様っ!」
後ろから慌てたようなアメリアの声が聞こえたが、振り返ることなく歩き続ける。
最後に言いたいことは言ってやったが、30分も我慢して黙って話を聞いていた自分を褒めてやりたい。普段の自分なら1分もしないうちに席を立っていただろう。
溜め息を付きながら門の戸を勢いよく開けた。
「っ!」
門を出た瞬間、待ち望んでいた光景を目にして胸が高鳴る。
いつ来るのかと思いながら、つまらない見合い相手の話を聞いていたが、我慢できずに出てきてしまった。
しかし、なんとも言えないタイミングだった。
「イーサンっ!」
目の前にいたのは、執事服のまま驚いた顔で家の前に立っていたセバスチャンの姿だった。
アメリアが町一番の美女だと言うのなら、セバスチャンはワンダーランド一番の美人だろう。
心から衝撃を受けたのはこの人だけなのだ。
女性が嫌いなわけでも男性が好きなわけでもない。ただ、セバスチャンが好きなのだ。
「なんだ、執事が町に用事でもあるのか?」
にやりと、今度は嬉しそうに笑いながらセバスチャンに問い掛ける。
「はっ? う、まぁ、ちょっとな……」
かぁっと顔を赤くしながらセバスチャンが狼狽えている。
答えないと分かっていて、わざと揶揄うように問い掛けたのだ。
思った通りの反応に気持ちが上がっていく。
「へぇ? 今まで一度も町の査察なんてしたことないのにか? わざわざ? なんの用事だ?」
ゆっくりとセバスチャンに近付き、下から覗き込むようにして問い掛ける。
もちろんわざとだ。きっと怒るに違いない。
「べ、別にお前に関係ないだろっ。お前こそ、何をしてるんだっ」
顔を逸らして声を上げているが、セバスチャンは明らかに動揺している。
そんなセバスチャンの態度に、イーサンは楽しくなってきていた。
「ここは俺の実家だ。家に帰って何が悪い?」
逸らされた顔を更に覗き込むようにして問い返す。
さて、どう返す?
「そ、そうなのか。それは知らなかった」
セバスチャンも更に顔を逸らしながら答えているが、棒読みも酷かった。
「ふぅん?」
「み、見るなっ!」
しつこいくらいに顔を覗き込むイーサンに、カッと顔を赤くしながらセバスチャンが怒鳴る。
「ふっ」
先程までの気持ちとは一変して、なんとも言えない程に楽しい。
「イーサン様っ!」
すると、追ってきたと思われるアメリアの声がして顔だけ後ろに向ける。
一気にテンションが落ちた。
「…………」
もちろん返事はしない。
嫌そうな顔でじっとアメリアの顔を眺めた。
「っ!? この人は?」
ぎょっとした顔をしてセバスチャンが問い掛ける。
イーサンは再びにやりとすると、顔を戻してセバスチャンをじっと見た。
「俺の見合い相手だ」
「っ!」
わざわざここまで来たのだ。知っていて当然だろうと思いつつも、セバスチャンを動揺させようとわざと強めに答える。
「あのっ、イーサン様」
再び後ろからアメリアに声を掛けられた。セバスチャンを動揺させるためとはいえ、いい加減ちょっと面倒臭くなってきた。
アメリアのことは無視してそのまま話を続ける。
「なぁ、セバスチャン。本当にどんな用事でここまで来たんだ?」
今度は真剣な顔でじっと見つめてみる。
意地っ張りなセバスチャンのことだ。簡単に認めないのも分かっている。
「だ、だからっ」
「だから?」
「町の様子を……」
「本当に?」
「っ!」
ずいっと顔を近付け問い詰めるようにセバスチャンに問い掛けると、更に顔が赤くなった。
あと一押しだ。
「お、俺は……」
「うん」
なんとかセバスチャンに言わせたくてじっと待つ。
「……だから、お前が……」
「うん」
今度はどんどん困ったような顔になっていくセバスチャンを優しく見下ろす。
「……お、お前、結婚、するのか?」
少しだけ目を潤ませたような、キラキラとしたエメラルドグリーンの瞳でセバスチャンがじっと見上げてきた。
「っ!?」
その表情に思わず抱き締めたくなったのを必死に堪える。
「……どうだろうな? セバスチャンはどう思う?」
腰に手を当てながら表情を変えることなくじっとセバスチャンを見下ろす。
「っ! お、俺はっ、その……お前が、決めたんだったら……いや、しかし……」
ハッとした顔をしたが、セバスチャンは再び顔を逸らしてしまう。
「セバスチャンがするなって言うなら、しない」
やはりセバスチャンに言わせるのは難しい。
これならどうだと言い返してみる。
「なっ! そ、それはっ……」
再び顔を赤らめ、セバスチャンが声を上げながらイーサンを見上げた。
「どうなんだよ?」
「お、俺が、決めることじゃないだろ……」
目を潤ませながらセバスチャンは顔を逸らしてしまう。
どこまで意地っ張りなんだ。
「あんたが決めることだ。俺はまだ、『片想い』のままなのか?」
ぐっとセバスチャンの肩を両手で掴み、自分の方を向かせる。
そして強い口調で問い掛けた。
「…………」
正直、興味もない服や宝石の話など聞いていてうんざりする。
大臣の話と同じくらいつまらないなと感じながらも、イーサンは見合い相手のアメリアの話をテーブルに片肘をついて仕方なさそうに黙って聞いていた。
見合いと言いつつ、相手の親も自分の両親も挨拶を交わした途端にどこかへと行ってしまった。
会話を楽しむようにと、イーサンの家の庭園にあるテーブルにふたりだけ残されてしまったのだ。
ふたりになった後もアメリアは気にすることなく楽しそうに話をしているが、彼女の声が右から左に流れているだけのイーサンは思わず大きな欠伸が出てしまった。
(つまらん……)
手で隠すことなく大きく口を開けた後、ゆっくりと息を吐く。
「あ、あの、イーサン様は普段はどのようなことをなさっているのですか?」
頬を赤く染めながら、アメリアは自分の話をやめて突然問い掛けてきた。
(何って……)
見合い相手の仕事を知らんのか、と再び溜め息が出そうになった。
「……訓練とかだな」
面倒臭そうにぼそりと一言だけ答える。
「まぁっ! 城の聖騎士をされているとお聞きしましたけど、怪我とかなさったりしないのですか? 危なくはないのですか?」
アメリアは大きな目を更に大きくさせて声を上げた。
知っていて聞いてきたのか、とイーサンはなんとも言えない気持ちになる。
「それが仕事だからな」
昨夜、父親からは『アメリアは町で一番の美女なのだぞ』と、目を輝かせながら聞かされていた。
美しく長いさらりとした金髪に、大きなサファイアのような瞳。まるで人形のような可愛らしく美しい女性である。
しかし、町一番の美女だかなんだか知らないが、そろそろ限界だと感じていた。
女性に興味もないが、おしゃべりな人間は好きではない。というよりも苦手であった。
どうも女性はおしゃべりな人間が多いように思える。
思わず嫌そうな顔でアメリアを見てしまう。
「そうですか……。あ、あの、でも、とても危険なお仕事だと思います」
睨んだつもりはないのだが、怒っていなくても怖がられるイーサンの顔に緊張しているのか、アメリアは少しおどおどとしながら答えた。
「危険だろうが、城を守るのが俺たちの役目なんだ。まさか、俺の仕事が気に入らないのか?」
チッと舌打ちをすると、イーサンは今度はじろりとアメリアを睨み付ける。
アメリアの言葉にも態度にも段々苛ついてきていた。
「えっ! ま、まさかっ! とても大変なお仕事をされているんだなと思っただけですっ!」
びくりと体を震わせ、顔を赤くしながらアメリアが慌てる。
その様子にイーサンはふっと口元に笑みを浮かべた。
このまま向こうから断るようなことになればいいと考える。
「まぁ、将来結婚する旦那が早死にでもしたら困るもんな。どうせあんたはうちの家と、俺の子供が欲しいだけなんだろ?」
そして、にやりと笑うとアメリアを挑発する。
嫌いになればいい。軽蔑すればいい。
「なっ!?」
今まで上品な笑顔を向けていたアメリアの顔が羞恥で真っ赤になる。
「……悪いけど、俺はあんたに子種をやるつもりはない」
そう言ってイーサンはがたんと席を立ち、そのまま家の門の方へと歩いて行く。
「イーサン様っ!」
後ろから慌てたようなアメリアの声が聞こえたが、振り返ることなく歩き続ける。
最後に言いたいことは言ってやったが、30分も我慢して黙って話を聞いていた自分を褒めてやりたい。普段の自分なら1分もしないうちに席を立っていただろう。
溜め息を付きながら門の戸を勢いよく開けた。
「っ!」
門を出た瞬間、待ち望んでいた光景を目にして胸が高鳴る。
いつ来るのかと思いながら、つまらない見合い相手の話を聞いていたが、我慢できずに出てきてしまった。
しかし、なんとも言えないタイミングだった。
「イーサンっ!」
目の前にいたのは、執事服のまま驚いた顔で家の前に立っていたセバスチャンの姿だった。
アメリアが町一番の美女だと言うのなら、セバスチャンはワンダーランド一番の美人だろう。
心から衝撃を受けたのはこの人だけなのだ。
女性が嫌いなわけでも男性が好きなわけでもない。ただ、セバスチャンが好きなのだ。
「なんだ、執事が町に用事でもあるのか?」
にやりと、今度は嬉しそうに笑いながらセバスチャンに問い掛ける。
「はっ? う、まぁ、ちょっとな……」
かぁっと顔を赤くしながらセバスチャンが狼狽えている。
答えないと分かっていて、わざと揶揄うように問い掛けたのだ。
思った通りの反応に気持ちが上がっていく。
「へぇ? 今まで一度も町の査察なんてしたことないのにか? わざわざ? なんの用事だ?」
ゆっくりとセバスチャンに近付き、下から覗き込むようにして問い掛ける。
もちろんわざとだ。きっと怒るに違いない。
「べ、別にお前に関係ないだろっ。お前こそ、何をしてるんだっ」
顔を逸らして声を上げているが、セバスチャンは明らかに動揺している。
そんなセバスチャンの態度に、イーサンは楽しくなってきていた。
「ここは俺の実家だ。家に帰って何が悪い?」
逸らされた顔を更に覗き込むようにして問い返す。
さて、どう返す?
「そ、そうなのか。それは知らなかった」
セバスチャンも更に顔を逸らしながら答えているが、棒読みも酷かった。
「ふぅん?」
「み、見るなっ!」
しつこいくらいに顔を覗き込むイーサンに、カッと顔を赤くしながらセバスチャンが怒鳴る。
「ふっ」
先程までの気持ちとは一変して、なんとも言えない程に楽しい。
「イーサン様っ!」
すると、追ってきたと思われるアメリアの声がして顔だけ後ろに向ける。
一気にテンションが落ちた。
「…………」
もちろん返事はしない。
嫌そうな顔でじっとアメリアの顔を眺めた。
「っ!? この人は?」
ぎょっとした顔をしてセバスチャンが問い掛ける。
イーサンは再びにやりとすると、顔を戻してセバスチャンをじっと見た。
「俺の見合い相手だ」
「っ!」
わざわざここまで来たのだ。知っていて当然だろうと思いつつも、セバスチャンを動揺させようとわざと強めに答える。
「あのっ、イーサン様」
再び後ろからアメリアに声を掛けられた。セバスチャンを動揺させるためとはいえ、いい加減ちょっと面倒臭くなってきた。
アメリアのことは無視してそのまま話を続ける。
「なぁ、セバスチャン。本当にどんな用事でここまで来たんだ?」
今度は真剣な顔でじっと見つめてみる。
意地っ張りなセバスチャンのことだ。簡単に認めないのも分かっている。
「だ、だからっ」
「だから?」
「町の様子を……」
「本当に?」
「っ!」
ずいっと顔を近付け問い詰めるようにセバスチャンに問い掛けると、更に顔が赤くなった。
あと一押しだ。
「お、俺は……」
「うん」
なんとかセバスチャンに言わせたくてじっと待つ。
「……だから、お前が……」
「うん」
今度はどんどん困ったような顔になっていくセバスチャンを優しく見下ろす。
「……お、お前、結婚、するのか?」
少しだけ目を潤ませたような、キラキラとしたエメラルドグリーンの瞳でセバスチャンがじっと見上げてきた。
「っ!?」
その表情に思わず抱き締めたくなったのを必死に堪える。
「……どうだろうな? セバスチャンはどう思う?」
腰に手を当てながら表情を変えることなくじっとセバスチャンを見下ろす。
「っ! お、俺はっ、その……お前が、決めたんだったら……いや、しかし……」
ハッとした顔をしたが、セバスチャンは再び顔を逸らしてしまう。
「セバスチャンがするなって言うなら、しない」
やはりセバスチャンに言わせるのは難しい。
これならどうだと言い返してみる。
「なっ! そ、それはっ……」
再び顔を赤らめ、セバスチャンが声を上げながらイーサンを見上げた。
「どうなんだよ?」
「お、俺が、決めることじゃないだろ……」
目を潤ませながらセバスチャンは顔を逸らしてしまう。
どこまで意地っ張りなんだ。
「あんたが決めることだ。俺はまだ、『片想い』のままなのか?」
ぐっとセバスチャンの肩を両手で掴み、自分の方を向かせる。
そして強い口調で問い掛けた。
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